| Kakaku |
『脱資本主義デザイン』 ホンダ N-BOX JOY 2024年モデル 仙川かほるさんのレビュー・評価
N-BOX JOYの新車
新車価格: 198〜282 万円 2024年9月27日発売
中古車価格: 134〜472 万円 (910物件) N-BOX JOY 2024年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ホンダ > N-BOX JOY 2024年モデル > ターボ 2トーン
よく投稿するカテゴリ
2025年9月23日 20:27 [1986865-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
この度新車注文をし納期は半年待ちでした。その間車体価格がコスト高により値上がりしたようで、モデルチェンジしたデリカミニもさることながら軽自動車も300万の時代になり、あと10年もしたら400万の軽が出てきそうな勢いと、軽自動車=貧困という前時代的な偏見を吹っ飛ばすような物価高に慄きます。これから購入を検討される方の参考になれば幸いです。
【エクステリア】
アウトドア要素を詰め込んだ他社スーパーハイトワゴンと似ていますが、実車を前にするとアウトドア要素はそこまで感じず、商用車をお洒落にカスタマイズしたような雰囲気があります。ブラック塗装の鉄ホイール、メッキリング、四角いヘッドライトカバーに丸いライト、野暮ったいバンパーなど、全体から漂う80年代の香り。もしくは平成初期の二輪ホンダ、例えばビジネスバイクであるスーパーカブのストリート仕様リトルカブやPS250、ZOOMERなどからはホンダデザインの真髄が垣間見れるのですが、JOYもレトロさと現代さを兼ね合わせた都市型デザインという点で共通しているように思います。
世界的なサブカル全般の80s、90sリバイバルムーブメントに合わせたかのようなタイムリー&タイムレスなデザインにデザイナーの文化的成熟を感じます。
【インテリア】
運転中に関して外観は自分で見ることができない他者のためにあるようなものですが、車内空間は所有者だけのものです。
この車の醍醐味であるチェック柄のシート。それはまるで仕立ての良い英国製のコートやブルゾンの裏地のように、自分にしかわからない隠れた粋。そしてこのチェック柄の部分の素材が極めて洋服の布地に近い触感でありながら、撥水性を兼ね備えた工業製品という点、しかもただの撥水素材というだけではなく、織り糸は汚れが目立たないカラーチャートを選定するなど、洋服好きやファッショニスタは反応せざるを得ないこだわり仕様。水平基調の運転席周り、フラッとテラスなどリラックスできるパーソナルな空間演出に現代社会の喧騒から距離を取れます。
【エンジン性能】
ターボ車ですが不足は感じません。踏んだら加速はしますが、必要以上に二酸化炭素を排出したり騒音を撒き散らすような運転や挙動をドライバーに求めない穏やかなキャラクターだと思います。
【走行性能】
普段どんな車に乗っているかで印象は変わると思いますが、同クラスの軽自動車やコンパクトカーとの比較ではカーブでの車体の安定感とハンドリングのしやすさは運転が上達したと錯覚するくらい優れていると感じます。
【乗り心地】
平坦な道の近、中距離メインでの使用には何の不足も感じません。長距離や山道、高速を多用するのであればターボ車であってもそれなりに疲れると思いますが、軽自動車の中では限りなく人間に寄り添ってくれます。
しかし、この車の唯一気になる点はブレーキペダルの位置です。ハンドルの中央の位置、つまりドライバーの身体の中心にブレーキペダルがあることでブレーキが踏みづらいです。中心寄りなために、教習所で習う踵を基軸にしたアクセル、ブレーキワークでは右足が内股気味になり、下半身の姿勢が不自然です。この設計が咄嗟の事態に安全上どうなのか疑問が残ります。足裏全体でペダル操作する方や、慣れれば気になるほどではないと思いますが、他社から乗り換える場合や体格の大きい方、股下の長い方は確認した方が良いと思います。
【燃費】
FFターボ、econモードで冷房作動、それなりにアクセルワークを丁寧にした街中で16から17km/Lです。1トン以上の車重でこの燃費であれば充分です。4WD車の場合タンク容量が27Lから25Lになるので航続距離は更に短くなります。個人的には瞬間的な燃費が落ちてもいいのでタンク容量30Lはあったほうが長期的には効率が良いと感じます。
【価格】
中身を見れば決して高くはない、むしろ安いと思える作りこみですが、あれやこれやとオプションをつけるとコンパクトカー並になり、軽自動車に従来のネガティブなイメージを持たれている場合には理解できない価格になると思います。
【総評】
私は小さい車や軽自動車の制限のある空間をいかに効率的に使うかといった設計思想が好きなので軽自動車にマイナスなイメージはありません。各社それぞれ主張があって楽しい市場だと思います。このNBOX JOYに関してはNBOXだから選ぶのではなく、JOYだからNBOXを選んだ、というくらい個性があり好き嫌いが分かれると思いますが、ハマる方にはドンピシャなパッケージングだと思います。
余談ですが昨今のホンダ車のhonda e、フリードなどのシンプル&クリーンな近未来デザインは好感がもてます。
これまでの車社会の取って貼り付けたようなメッキギラギラの加飾で他者を威圧するようなデザインが公道での競争原理となり市場を加熱させ、メーカーも他社に負けじと強面にすることでかろうじて己のプライドを遵守するような、勝利至上主義的な情けない価値観をデザインに反映するのではなく、競争から脱却し平等を求める社会を体現したかのようなデザインだと思うためです。この先の社会が争いを元に発展するのではなく、どの豊かさをどんな風に求めるかと言った時代の転換期にふさわしい象徴的なデザイン路線と勝手に解釈し末尾とさせていただきます。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2025年2月
- 購入地域
- 福島県
- 新車価格
- 212万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった25人(再レビュー後:24人)
2025年9月23日 19:40 [1986865-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
この度新車注文をし納期は半年待ちでした。その間車体価格がコスト高により値上がりしたようで、モデルチェンジしたデリカミニもさることながら軽自動車も300万の時代になり、あと10年もしたら400万の軽が出てきそうな勢いと、軽自動車=貧困という前時代的な偏見を吹っ飛ばすような物価高に慄きます。これから購入検討をされる方の参考になれば幸いです。
【エクステリア】
アウトドア要素を詰め込んだ他社スーパーハイトワゴンと似ていますが、実車を前にするとアウトドア要素はそこまで感じず、商用車をお洒落にカスタマイズしたような雰囲気があります。ブラック塗装の鉄ホイール、メッキリング、四角いヘッドライトカバーに丸いライト、野暮ったいバンパーなど、全体から漂う80年代の香り。もしくは平成初期の二輪ホンダ、例えばビジネスバイクであるスーパーカブのストリート仕様リトルカブやPS250、ZOOMERなどからはホンダデザインの真髄が垣間見れるのですが、JOYもレトロさと現代さを兼ね合わせた都市型デザインという点で共通しているように思います。
世界的なサブカル全般の80s、90sリバイバルムーブメントに合わせたかのようなタイムリー&タイムレスなデザインにデザイナーの文化的成熟を感じます。
【インテリア】
運転中に関して外観は自分で見ることができない他者のためにあるようなものですが、車内空間は所有者だけのものです。
この車の醍醐味であるチェック柄のシート。それはまるで仕立ての良い英国製のコートやブルゾンの裏地のように、自分にしかわからない隠れた粋。そしてこのチェック柄の部分の素材が極めて洋服の布地に近い触感でありながら、撥水性を兼ね備えた工業製品という点、しかもただの撥水素材というだけではなく、織り糸は汚れが目立たないカラーチャートを選定するなど、洋服好きやファッショニスタは反応せざるを得ないこだわり仕様。水平基調の運転席周り、フラッとテラスなどリラックスできるパーソナルな空間演出に現代社会の喧騒から距離を取れます。
【エンジン性能】
ターボ車ですが不足は感じません。踏んだら加速はしますが、必要以上に二酸化炭素を排出したり騒音を撒き散らすような運転や挙動をドライバーに求めない穏やかなキャラクターだと思います。
【走行性能】
普段どんな車に乗っているかで印象は変わると思いますが、同クラスの軽自動車やコンパクトカーとの比較ではカーブでの車体の安定感とハンドリングのしやすさは運転が上達したと錯覚するくらい優れていると感じます。
【乗り心地】
平坦な道の近、中距離メインでの使用には何の不足も感じません。長距離や山道、高速を多用するのであればターボ車であってもそれなりに疲れると思いますが、軽自動車の中では限りなく人間に寄り添ってくれます。
しかし、この車の唯一気になる点はブレーキペダルの位置です。ハンドルの中央の位置、つまりドライバーの身体の中心にブレーキペダルがあることでブレーキが踏みづらいです。中心寄りなために、教習所で習う踵を基軸にしたアクセル、ブレーキワークでは右足が内股気味になり、下半身の姿勢が不自然です。この設計が咄嗟の事態に安全上どうなのか疑問が残ります。足裏全体でペダル操作する方や、慣れれば気になるほどではないと思いますが、他社から乗り換える場合や体格の大きい方、股下の長い方は確認した方が良いと思います。
【燃費】
FFターボ、econモードで冷房作動、それなりにアクセルワークを丁寧にした街中で16から17km/Lです。1トン以上の車重でこの燃費であれば充分です。4WD車の場合タンク容量が27Lから25Lになるので航続距離は更に短くなります。個人的には瞬間的な燃費が落ちてもいいのでタンク容量30Lはあったほうが長期的には効率が良いと感じます。
【価格】
中身を見れば決して高くはない、むしろ安いと思える作りこみですが、あれやこれやとオプションをつけるとコンパクトカー並になり、軽自動車に従来のネガティブなイメージを持たれている場合には理解できない価格になると思います。
【総評】
私は小さい車や軽自動車の制限のある空間をいかに効率的に使うかといった設計思想が好きなので軽自動車にマイナスなイメージはありません。各社それぞれ主張があって楽しい市場だと思います。このNBOX JOYに関してはNBOXだから選ぶのではなく、JOYだからNBOXを選んだ、というくらい個性があり好き嫌いが分かれると思いますが、ハマる方にはドンピシャなパッケージングだと思います。
余談ですが昨今のホンダ車のhonda e、フリードなどのシンプル&クリーンな近未来デザインは好感がもてます。
これまでの車社会の取って貼り付けたようなメッキギラギラの加飾で他者を威圧するようなデザインが公道での競争原理となり市場を加熱させ、メーカーも他社に負けじと強面にすることでかろうじて己のプライドを遵守するような、勝利至上主義的な情けない価値観をデザインに反映するのではなく、競争から脱却し平等を求める社会を体現したかのようなデザインだと思うためです。この先の社会が争いを元に発展するのではなく、どの豊かさをどんな風に求めるかと言った時代の転換期にふさわしい象徴的なデザイン路線と勝手に解釈し末尾とさせていただきます。
- レビュー対象車
- 新車
参考になった1人
「N-BOX JOY 2024年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2026年1月11日 22:53 | ||
| 2026年1月10日 08:24 | ||
| 2025年9月29日 10:45 | ||
| 2025年9月23日 20:27 | ||
| 2025年8月16日 16:16 | ||
| 2025年6月30日 22:21 | ||
| 2025年6月21日 15:52 | ||
| 2024年12月18日 01:35 | ||
| 2024年10月27日 14:40 |
N-BOX JOYの中古車 (910物件)
-
N-BOX ジョイ 660 ターボ 2トーン 両側電動スライドドア 衝突軽減ブレーキ
- 支払総額
- 179.5万円
- 車両価格
- 167.5万円
- 諸費用
- 12.0万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 2.8万km
-
N-BOX ジョイ 660 ターボ 2トーン Honda認定中古車 修復歴なし Honda販売店
- 支払総額
- 221.1万円
- 車両価格
- 212.8万円
- 諸費用
- 8.3万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 0.5万km
-
N-BOX ジョイ 660 2トーン H SENSING 2ト-ン 新車保証 試乗車 ワ
- 支払総額
- 211.6万円
- 車両価格
- 202.4万円
- 諸費用
- 9.2万円
- 年式
- 2026年
- 走行距離
- 0.2万km
自動車(本体)
(最近1年以内の投票)
(自動車(本体))
- ユーザー満足度ランキング
- カテゴリ別の「ユーザ満足度」が高い製品のランキング
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス





