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『メーカー都合が見える廉価版プジョー2008だが愛しのシトロエン』 シトロエン C4 2022年モデル しろつちのこさんのレビュー・評価
C4 2022年モデル
C4の新車
新車価格: 432〜565 万円 2022年1月22日発売
中古車価格: 207〜445 万円 (73物件) C4 2022年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > シトロエン > C4 2022年モデル > SHINE BlueHDi
よく投稿するカテゴリ
2025年8月2日 01:45 [1890622-5]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
シトロエンが大好きで2代目C3からの買い替えになりますが、先端装備が付いたミドルクラス以下の唯一のシトロエンという選択肢で、プジョーの良く言えばカッコいい、悪く言えばイキリ感のある感じが苦手、ドイツ車の乗り心地になったルノーが苦手となると本当に数少ないフランス車の選択肢です。以前のシトロエンはプジョーの使い古しプラットフォームを好き勝手にいじって元ネタが分からないくらいメーカーの味を出していましたが、ステランティスグループの中での立ち位置が微妙になってそういう事が許されなくなったことがそこら中から感じられます。車格的にはCX-30やヴェゼルと同じBセグメントエクステンションで、208および2008と同じCMPベースで、車のベース部分だけで無く上物部分も極力使い回している感じで、両方置いてあるディーラーで乗り比べると同じベースであることがはっきり分かります。どうしてもベース車両の関係でグラスエリアや視野の狭さは今までのシトロエンでは無い感じですね。2008は価格が高い分内装の仕上げはC4より良く、後席の乗車姿勢が自然ですが少し狭くトランクも少し狭いです。C4はC5までの間を繋ぐ分前後が長く後席やトランクは広いですが、クーペスタイルの影響で後席はかなりスラントしていて少し不自然な乗車ポジションです。後席も完全に自然な姿勢で座りたかったら308や3008買ってねって感じですね。
インテリアはプジョーと差別化されていて高級感は無く好みが分かれますが、メーター以外は普通で、エアコンが物理スイッチ準備だったり、自動運転系がステアリングにスイッチがあったりで使いやすいです。ヘッドアップディスプレイもスピードがデジタル表示なので、位置的に常に視界に入って認識しやすく、高速で自動運転が効いているかも表示されるので、個人的にはすごく使いやすいです。センターモニターも非常に反応が良く、設定もわかりやすく、かつ2024年1月車両ではBluetoothでCarPlay対応できました。ナビ機能はありませんが、スマホのナビタイムと組み合わせると普通のカーナビ、特に国産の純正ナビよりは遥かに使いやすいです(特にホンダと比べると・・・)バックモニターやセンサ系も充実しているので、後方視界は絶望的ですが、補助類でなんとか駐車はストレスを感じないレベルと言えます。シートは革張りなのもあってコシが強く、アンコは厚いもののそこまで柔らかく感じません。割とハンモック系のシートで表面の皮の張りに乗っかってるような印象を受けるシートで、208のアリュールのようなファブリックの方がふんわりしたフランス車っぽいので少し残念です。1年乗ると当たりは付いてきて皮が柔らかくなって割と良くなってきましたが。前後が手動のために細かくポジション出しできないのも残念だし、最近の車みんなそうですが、女性でもポジションが出るようになってる分、男性だと少し座面が短く感じると思います。またサイドシルが剛性のためかEVバッテリーを積むためか、CMPはかなり高いので、乗り込みは前も後ろも段差が有り、高齢の方は少し辛いかと思います。
足回りですが、PHCで確かにプジョーとは違いかなりしなやかな乗り味ですが、ハイドロのようなものを期待するとさすがに無理がある感じです。しかしながらふわふわと軽快に進む感じは間違いなくシトロエンのソレで、ドイツ車的になりつつあるプジョー・ルノーとは差別化できています。むしろPHCが効いているのが走行性で、車高の高いSUVスタイルで柔らかい足回りだとカローラクロスがそうですがロールが大きくなり、中央道などのカーブでは結構怖い思いをします。一方この車は柔らかいのにロールは一定のところで止まり、高速の登り下りしながらのカーブでも怖い思いをすることはなく、ラリー仕込みの足回り技術なんだという印象で、PHCによって柔らかい乗り心地と走行性が両立できていると思います。タイヤはミシュランの195/60R18という細い特殊サイズですが、Bセグベースで軽いので不満は感じません。ドライブフィールもベース車両のプジョー的なのですが、それが良い方向にも作用していて、ブレーキは効きは強いものの今までのシトロエンよりはフィールが自然です。ステアリングはちょうどドイツ車とフランス車の中間的で、かなり軽いのですが、インフォメーションは多過ぎず少な過ぎずとても良いです。腰高ですがワインディングもそれなりに楽しいです。
パワートレインはディーゼルの1.5Lターボですが、8速オートマとの組み合わせは非の付け所が無い出来で、燃費もパワーも大満足です。高速では高いギアで低回転を保つために本当に25から32km/Lを記録します。ディーゼルの特性上ススがたまらないように25から35℃の時だけ動作するアイドリングストップと組み合わせると街中や渋滞の通勤でもなかなか15km/Lは切らない状態が維持できます。ただ暑い時期にエンジンと共にエアコンが切れますが・・・燃料が安いのもあってハイブリッド並みで維持できます。振動は僕は全然気になりませんでした。ただアイドリングストップがかなり早めにエンジンを落としてしまうことがあるのと、ミッションがほぼマニュアルの仕草をするので1速と2速のつなぎが少しぎこちないため、停車・発進付近が少し振動無く動かすのが難しい部分はあるのは確かです。ブレーキフィールを一部では酷評されていますが、オートマの学習が進むとかなり解消するものの、ここはトルクフルなディーゼルが少し悪く作用している感じです。
と色々と文句は付けてきたものの、今後ステランティスグループの中で新興国向けのブランドに選ばれてしまったシトロエンの中で、苦しいながらもシトロエンを表現しようとした跡がそこら中に見られ、それが愛おしく感じる車ではあります。高速道路では自動運転機能も非常に良い出来でロングクルーズは乗り心地と相まって移動中に回復すら感じるレベルなのは、間違いなくシトロエンという感じです。私は最後のシトロエンになるかもと覚悟の上で奮発して買いましたので、終のシトロエンとして大事に乗っていこうと思っています。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった25人(再レビュー後:12人)
2025年8月2日 01:41 [1890622-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
シトロエンが大好きで2代目C3からの買い替えになりますが、先端装備が付いたミドルクラス以下の唯一のシトロエンという選択肢で、プジョーの良く言えばカッコいい、悪く言えばイキリ感のある感じが苦手、ドイツ車の乗り心地になったルノーが苦手となると本当に数少ないフランス車の選択肢です。以前のシトロエンはプジョーの使い古しプラットフォームを好き勝手にいじって元ネタが分からないくらいメーカーの味を出していましたが、ステランティスグループの中での立ち位置が微妙になってそういう事が許されなくなったことがそこら中から感じられます。車格的にはCX-30やヴェゼルと同じBセグメントエクステンションで、208および2008と同じCMPベースで、車のベース部分だけで無く上物部分も極力使い回している感じで、両方置いてあるディーラーで乗り比べると同じベースであることがはっきり分かります。どうしてもベース車両の関係でグラスエリアや視野の狭さは今までのシトロエンでは無い感じですね。2008は価格が高い分内装の仕上げはC4より良く、後席の乗車姿勢が自然ですが少し狭くトランクも少し狭いです。C4はC5までの間を繋ぐ分前後が長く後席やトランクは広いですが、クーペスタイルの影響で後席はかなりスラントしていて少し不自然な乗車ポジションです。後席も完全に自然な姿勢で座りたかったら308や3008買ってねって感じですね。
インテリアはプジョーと差別化されていて高級感は無く好みが分かれますが、メーター以外は普通で、エアコンが物理スイッチ準備だったり、自動運転系がステアリングにスイッチがあったりで使いやすいです。ヘッドアップディスプレイもスピードがデジタル表示なので、位置的に常に視界に入って認識しやすく、高速で自動運転が効いているかも表示されるので、個人的にはすごく使いやすいです。センターモニターも非常に反応が良く、設定もわかりやすく、かつ2024年1月車両ではBluetoothでCarPlay対応できました。ナビ機能はありませんが、スマホのナビタイムと組み合わせると普通のカーナビ、特に国産の純正ナビよりは遥かに使いやすいです(特にホンダと比べると・・・)バックモニターやセンサ系も充実しているので、後方視界は絶望的ですが、補助類でなんとか駐車はストレスを感じないレベルと言えます。シートは革張りなのもあってコシが強く、アンコは厚いもののそこまで柔らかく感じません。割とハンモック系のシートで表面の皮の張りに乗っかってるような印象を受けるシートで、208のアリュールのようなファブリックの方がふんわりしたフランス車っぽいので少し残念です。1年乗ると当たりは付いてきて皮が柔らかくなって割と良くなってきましたが。前後が手動のために細かくポジション出しできないのも残念だし、最近の車みんなそうですが、女性でもポジションが出るようになってる分、男性だと少し座面が短く感じると思います。またサイドシルが剛性のためかEVバッテリーを積むためか、CMPはかなり高いので、乗り込みは前も後ろも段差が有り、高齢の方は少し辛いかと思います。
足回りですが、PHCで確かにプジョーとは違いかなりしなやかな乗り味ですが、ハイドロのようなものを期待するとさすがに無理がある感じです。しかしながらふわふわと軽快に進む感じは間違いなくシトロエンのソレで、ドイツ車的になりつつあるプジョー・ルノーとは差別化できています。むしろPHCが効いているのが走行性で、車高の高いSUVスタイルで柔らかい足回りだとカローラクロスがそうですがロールが大きくなり、中央道などのカーブでは結構怖い思いをします。一方この車は柔らかいのにロールは一定のところで止まり、高速の登り下りしながらのカーブでも怖い思いをすることはなく、ラリー仕込みの足回り技術なんだという印象で、PHCによって柔らかい乗り心地と走行性が両立できていると思います。タイヤはミシュランの195/60R18という細い特殊サイズですが、Bセグベースで軽いので不満は感じません。ドライブフィールもベース車両のプジョー的なのですが、それが良い方向にも作用していて、ブレーキは効きは強いものの今までのシトロエンよりはフィールが自然です。ステアリングはちょうどドイツ車とフランス車の中間的で、かなり軽いのですが、インフォメーションは多過ぎず少な過ぎずとても良いです。腰高ですがワインディングもそれなりに楽しいです。
パワートレインはディーゼルの1.5Lターボですが、8速オートマとの組み合わせは非の付け所が無い出来で、燃費もパワーも大満足です。高速では高いギアで低回転を保つために本当に25〜32km/Lを記録します。ディーゼルの特性上ススがたまらないように25〜35℃の時だけ動作するアイドリングストップと組み合わせると街中や渋滞の通勤でもなかなか15km/Lは切らない状態が維持できます。ただ暑い時期にエンジンと共にエアコンが切れますが・・・燃料が安いのもあってハイブリッド並みで維持できます。振動は僕は全然気になりませんでした。ただアイドリングストップがかなり早めにエンジンを落としてしまうことがあるのと、ミッションがほぼマニュアルの仕草をするので1速と2速のつなぎが少しぎこちないため、停車・発進付近が少し振動無く動かすのが難しい部分はあるのは確かです。ブレーキフィールを一部では酷評されていますが、オートマの学習が進むとかなり解消するものの、ここはトルクフルなディーゼルが少し悪く作用している感じです。
と色々と文句は付けてきたものの、今後ステランティスグループの中で新興国向けのブランドに選ばれてしまったシトロエンの中で、苦しいながらもシトロエンを表現しようとした跡がそこら中に見られ、それが愛おしく感じる車ではあります。高速道路では自動運転機能も非常に良い出来でロングクルーズは乗り心地と相まって移動中に回復すら感じるレベルなのは、間違いなくシトロエンという感じです。私は最後のシトロエンになるかもと覚悟の上で奮発して買いましたので、終のシトロエンとして大事に乗っていこうと思っています。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった0人
2024年10月3日 22:39 [1890622-3]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
シトロエンが大好きで2代目C3からの買い替えになりますが、先端装備が付いたミドルクラス以下の唯一のシトロエンという選択肢で、プジョーの良く言えばカッコいい、悪く言えばイキリ感のある感じが苦手、ドイツ車の乗り心地になったルノーが苦手となると本当に数少ないフランス車の選択肢です。以前のシトロエンはプジョーの使い古しプラットフォームを好き勝手にいじって元ネタが分からないくらいメーカーの味を出していましたが、ステランティスグループの中での立ち位置が微妙になってそういう事が許されなくなったことがそこら中から感じられます。車格的にはCX-30やヴェゼルと同じBセグメントエクステンションで、Cセグではありません。よって後席はまあまあ広いですが、Cセグのような自然な広さでは無く、少し座面が短いなどの少しいびつさを感じる広さです。プジョーと同じディーラーに置いてあったりするので、208および2008と比べると、同じCMPベースだとハッキリ分かります。しかも車のベース部分だけで無く、上物部分も極力使い回しているのが想像に難く無い感じで、グラスエリアや視野の狭さは今までのシトロエンでは無いです。とは言えそこをシトロエンのデザイン力の力技で2008と違うものを作った結果、乗り込み時に不自然な後席、そして後方視界を無視したスラントしたテールになったと思います。この辺りは非常にメーカー都合が強く見えるのですが、それを魅力的なデザインに昇華できている事は本当に苦しい中での仕事であったことが理解できます。フェイスリフトでダイハツタフト顔に変えられる前に急いでほぼ新古の中古車を見つけて買いました。
インテリアは高級感は無く好みが分かれますが、メーター以外は普通で、エアコンが物理スイッチ準備だったり、自動運転系がステアリングにスイッチがあったりで使いやすいです。ヘッドアップディスプレイもスピードがデジタル表示なので、位置的に常に視界に入って認識しやすく、高速で自動運転が効いているかも表示されるので、個人的にはすごく使いやすいです。センターモニターも非常に反応が良く、設定もわかりやすく、かつ2024年1月車両ではBluetoothでCarPlay対応できました。ナビ機能はありませんが、スマホのナビタイムと組み合わせると普通のカーナビ、特に国産の純正ナビよりは遥かに使いやすいです(特にホンダと比べると・・・)バックモニターやセンサ系も充実しているので、後方視界は前述のように絶望的ですが、補助類でなんとか駐車はストレスを感じないレベルと言えます。シートは革張りなのもあって、コシが強く、アンコは厚いもののそこまで柔らかく感じません。当たりがついてくると変化はあるかもですが、座った感じはプジョーのシートにやはり近いです。一方でステアリングの位置調整やシートの調整代は十分で自然なポジションを取れるので疲れません。ただ、ペダルは若干左にオフセットしているのが、オフセットを限界まで直そうとしていた昔のシトロエンと違ってプジョー的です。またサイドシルが剛性のためかEVバッテリーを積むためか、CMPはかなり高いので、乗り込みは前も後ろも段差が有り、高齢の方は少し辛いかと思います。
足回りですが、PHCで確かにプジョーとは違いかなりしなやかな乗り味ですが、ハイドロのようなものを期待するとさすがに無理がある感じです。実際前のC3の方が車格は劣るのに乗り心地は良いと感じることも多いです。しかしながらふわふわと軽快に進む感じは間違いなくシトロエンのソレで、ドイツ車的になりつつあるプジョー・ルノーとは差別化できています。タイヤはミシュランのeプライマシーかクロスクリメート2しかない195/60R18という特殊サイズですが、前述のようにBセグエクステンションなので幅等も不足を感じる場面はほとんどないです。ただスタッドレスは大変苦労が伴うので、たまに雪が降る程度だとクロスクリメート2に変えるかです。18インチのホイールがさすがに大きく重たいので、鋭い突き上げはそれなりに伝えてきて、高速域でもそれが変わらないところは少し昔のシトロエンに劣るかと思います。ただプジョー的なのが悪いばかりでなく、ブレーキは効きは強いもののかなりシトロエン的よりフィールが自然です。ステアリングはちょうどドイツ車とフランス車の中間的で、かなり軽いのですが、インフォメーションは多過ぎず少な過ぎずとても良いです。車庫入れではドイツ車のようにハンドルの切角を掴みやすく、真っ直ぐ停められることが増えました。腰高ですがワインディングもそれなりに楽しいです。
パワートレインはディーゼルの1.5Lターボですが、8速オートマとの組み合わせは非の付け所が無い出来で、燃費もパワーも大満足です。高速では本当に25km/Lを記録し、アイドリングストップと組み合わせると街中や渋滞の通勤でもなかなか15km/Lは切らない状態が維持できています。燃料が安いのもあってハイブリッド並みで維持できます。振動は僕は全然気になりませんでした。ただ、アイドリングストップがかなり早めにエンジンを落としてしまうことがあるのと、ミッションがほぼマニュアルの仕草をするので1速と2速のつなぎが少しぎこちないため、停車・発進付近が少し振動無く動かすのが難しい部分はあるのは確かです。タコメーターが自動車の歴史上最小かもしれないレベルのサブ表示ですが、8速であっという間にシフトアップして2000rpm以上ほとんど回らないので、見ていてもしょうがない感じです。
と色々と文句は付けてきたものの、今後ステランティスグループの中で新興国向けのブランドに選ばれてしまったシトロエンの中で、苦しいながらもシトロエンを表現しようとした跡がそこら中に見られ、それが愛おしく感じる車ではあります。高速道路では自動運転機能も非常に良い出来でロングクルーズは乗り心地と相まって移動中に回復すら感じるレベルなのは、間違いなくシトロエンという感じです。私は最後のシトロエンになるかもと覚悟の上で奮発して買いましたので、終のシトロエンとして大事に乗っていこうと思っています。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった10人
2024年10月3日 17:25 [1890622-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
シトロエンが大好きで2代目C3からの買い替えになりますが、先端装備が付いたミドルクラス以下の唯一のシトロエンという選択肢で、プジョーの良く言えばカッコいい、悪く言えばイキリ感のある感じが苦手、ドイツ車の乗り心地になったルノーが苦手となると本当に数少ないフランス車の選択肢です。以前のシトロエンはプジョーの使い古しプラットフォームを好き勝手にいじって元ネタが分からないくらいメーカーの味を出していましたが、ステランティスグループの中での立ち位置が微妙になってそういう事が許されなくなったことがそこら中から感じられます。車格的にはCX-30やヴェゼルと同じBセグメントエクステンションで、Cセグではありません。よって後席はまあまあ広いですが、Cセグのような自然な広さでは無く、少し座面が短いなどの少しいびつさを感じる広さです。プジョーと同じディーラーに置いてあったりするので、208および2008と比べると、同じCMPベースだとハッキリ分かります。しかも車のベース部分だけで無く、上物部分も極力使い回しているのが想像に難く無い感じで、グラスエリアや視野の狭さは今までのシトロエンでは無いです。とは言えそこをシトロエンのデザイン力の力技で2008と違うものを作った結果、乗り込み時に不自然な後席、そして後方視界を無視したスラントしたテールになったと思います。この辺りは非常にメーカー都合が強く見えるのですが、それを魅力的なデザインに昇華できている事は本当に苦しい中での仕事であったことが理解できます。フェイスリフトでダイハツタフト顔に変えられる前に急いでほぼ新古の中古車を見つけて買いました。
インテリアは高級感は無く好みが分かれますが、メーター以外は普通で、エアコンが物理スイッチ準備だったり、自動運転系がステアリングにスイッチがあったりで使いやすいです。センターモニターも非常に反応が良く、設定もわかりやすく、かつ2024年1月車両ではBluetoothでCarPlay対応できました。ナビ機能はありませんが、スマホのナビタイムと組み合わせると普通のカーナビ、特に国産の純正ナビよりは遥かに使いやすいです(特にホンダと比べると・・・)バックモニターやセンサ系も充実しているので、後方視界は前述のように絶望的ですが、補助類でなんとか駐車はストレスを感じないレベルと言えます。ベッドアップディスプレイもスピードがデジタル表示なので、位置的に常に視界に入って認識しやすく、高速で自動運転が効いているかも表示されるので、個人的にはすごく好きです。シートは革張りなのもあって、コシが強く、アンコは厚いもののそこまで柔らかく感じません。当たりがついてくると変化はあるかもですが、座った感じはプジョーのシートにやはり近いです。一方でステアリングの位置調整やシートの調整代は十分で自然なポジションを取れるので疲れません。ただ、ペダルは若干左にオフセットしているのが、オフセットを限界まで直そうとしていた昔のシトロエンと違ってプジョー的です。またサイドシルが剛性のためかEVバッテリーを積むためか、CMPはかなり高いので、乗り込みは前も後ろも段差が有り、高齢の方は少し辛いかと思います。
足回りですが、PHCで確かにプジョーとは違いかなりしなやかな乗り味ですが、ハイドロのようなものを期待するとさすがに無理がある感じです。実際前のC3の方が車格は劣るのに乗り心地は良いと感じることも多いです。しかしながらふわふわと軽快に進む感じは間違いなくシトロエンのソレで、ドイツ車的になりつつあるプジョー・ルノーとは差別化できています。タイヤはミシュランのeプライマシーかクロスクリメート2しかない195/60R18という特殊サイズですが、前述のようにBセグエクステンションなので幅等も不足を感じる場面はほとんどないです。ただスタッドレスは大変苦労が伴うので、たまに雪が降る程度だとクロスクリメート2に変えるかです。18インチのホイールがさすがに大きく重たいので、鋭い突き上げはそれなりに伝えてきて、高速域でもそれが変わらないところは少し昔のシトロエンに劣るかと思います。ただプジョー的なのが悪いばかりでなく、ブレーキは効きは強いもののかなりシトロエン的よりフィールが自然です。ステアリングはちょうどドイツ車とフランス車の中間的で、かなり軽いのですが、インフォメーションは多過ぎず少な過ぎずとても良いです。車庫入れではドイツ車のようにハンドルの切角を掴みやすく、真っ直ぐ停められることが増えました。腰高ですがワインディングもそれなりに楽しいです。
パワートレインはディーゼルの1.5Lターボですが、8速オートマとの組み合わせは非の付け所が無い出来で、燃費もパワーも大満足です。高速では本当に25km/Lを記録し、アイドリングストップと組み合わせると街中や渋滞の通勤でもなかなか15km/Lは切らない状態が維持できています。燃料が安いのもあってハイブリッド並みで維持できます。振動は僕は全然気になりませんでした。ただ、アイドリングストップがかなり早めにエンジンを落としてしまうことがあるのと、ミッションがほぼマニュアルの仕草をするので1速と2速のつなぎが少しぎこちないため、停車・発進付近が少し振動無く動かすのが難しい部分はあるのは確かです。タコメーターが自動車の歴史上最小かもしれないレベルのサブ表示ですが、8速であっという間にシフトアップして2000rpm以上ほとんど回らないので、見ていてもしょうがない感じです。
と色々と文句は付けてきたものの、今後ステランティスグループの中で新興国向けのブランドに選ばれてしまったシトロエンの中で、苦しいながらもシトロエンを表現しようとした跡がそこら中に見られ、それが愛おしく感じる車ではあります。高速道路では自動運転機能も非常に良い出来でロングクルーズは乗り心地と相まって移動中に回復すら感じるレベルなのは、間違いなくシトロエンという感じです。私は最後のシトロエンになるかもと覚悟の上で奮発して買いましたので、終のシトロエンとして大事に乗っていこうと思っています。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった0人
2024年10月2日 21:51 [1890622-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
シトロエンが大好きで2代目C3からの買い替えになりますが、先端装備が付いたミドルクラス以下の唯一のシトロエンという選択肢で、プジョーの良く言えばカッコいい、悪く言えばイキリ感のある感じが苦手、ドイツ車の乗り心地になったルノーが苦手となると本当に数少ないフランス車の選択肢です。以前のシトロエンはプジョーの使い古しプラットフォームを好き勝手にいじって元ネタが分からないくらいメーカーの味を出していましたが、ステランティスグループの中での立ち位置が微妙になってそういう事が許されなくなったことがそこら中から感じられます。車格的にはCX-30やヴェゼルと同じBセグメントエクステンションで、Cセグではありません。よって後席はまあまあ広いですが、Cセグのような自然な広さでは無く、少し座面が短いなどの少しいびつさを感じる広さです。プジョーと同じディーラーに置いてあったりするので、208および2008と比べるとはっきり分かりますが、同じベースの車だなあとはっきり分かります。それは車のベース部分だけで無く、上物部分も極力使いまわせと言われたのが想像に難く無い感じで、グラスエリアや視野の狭さは今までのシトロエンでは無いです。とは言えそこをシトロエンのデザイン力の力技で2008と違うものを作った結果、乗り込み時に不自然な後席、そして後方視界を無視したスラントしたテールになったと思います。この辺りは非常にメーカー都合が強く見えるのですが、それを魅力的なデザインに昇華できている事は本当に苦しい中での仕事であったことが理解できます。フェイスリフトでダイハツタフト顔に変えられる前に急いでほぼ新古の中古車を見つけて買いました。
インテリアはオーソドックスですが、好みの別れるところでは有るものの、エアコンが物理スイッチ準備だったり、自動運転系がステアリングにスイッチがあったりで使いやすいです。センターモニターも非常に反応が良く、設定もわかりやすく、かつ2024年1月車両ではBluetoothでCarPlay対応できました。ナビ機能はありませんが、スマホのナビタイムと組み合わせると普通のカーナビ、特に国産の純正ナビよりは遥かに使いやすいです(特にホンダと比べると・・・)バックモニターやセンサ系も充実しているので、後方視界は前述のように絶望的ですが、補助類でなんとか駐車はストレスを感じないレベルと言えます。シートは革張りなのもあって、コシが強く、アンコは厚いもののそこまで柔らかく感じません。当たりがついてくると変化はあるかもですが、座った感じはプジョーのシートにやはり近いです。一方でステアリングの位置調整やシートの調整代は十分で自然なポジションを取れるので疲れません。ただ、ペダルは若干左にオフセットしているのが、オフセットを限界まで直そうとしていた昔のシトロエンと違ってプジョー的です。
足回りですが、PHCで確かにプジョーとは違いかなりしなやかな乗り味ですが、ハイドロのようなものを期待するとさすがに無理がある感じです。実際前のC3の方が車格は劣るのに乗り心地は良いと感じることも多いです。しかしながらふわふわと軽快に進む感じは間違いなくシトロエンのソレで、ドイツ車的になりつつあるプジョー・ルノーとは差別化できています。タイヤはミシュランのeプライマシーかクロスクリメート2しかない195/60R18という特殊サイズですが、前述のようにBセグエクステンションなので幅等も不足を感じる場面はほとんどないです。ただスタッドレスは大変苦労が伴うので、たまに雪が降る程度だとクロスクリメート2に変えるかです。18インチのホイールがさすがに大きく重たいので、鋭い突き上げはそれなりに伝えてきて、高速域でもそれが変わらないところは少し昔のシトロエンに劣るかと思います。
パワートレインはディーゼルの1.5Lターボですが、8速オートマとの組み合わせは非の付け所が無い出来で、燃費もパワーも大満足です。高速では本当に25km/Lを記録し、アイドリングストップと組み合わせると街中や渋滞の通勤でもなかなか15km/Lは切らない状態が維持できています。燃料が安いのもあってハイブリッド並みで維持できます。振動は僕は全然気になりませんでした。ただ、アイドリングストップがかなり早めにエンジンを落としてしまうことがあるのと、ミッションがほぼマニュアルの仕草をするので1速と2速のつなぎが少しぎこちないため、停車・発進付近が少し振動無く動かすのが難しい部分はあるのは確かです。タコメーターが自動車の歴史上最小かもしれないレベルのサブ表示ですが、8速であっという間にシフトアップして2000rpm以上ほとんど回らないので、見ていてもしょうがない感じです。
と色々と文句は付けてきたものの、今後ステランティスグループの中で新興国向けのブランドに選ばれてしまったシトロエンの中で、苦しいながらもシトロエンを表現しようとした跡がそこら中に見られ、それが愛おしく感じる車ではあります。高速道路では自動運転機能も非常に良い出来でロングクルーズは乗り心地と相まって移動中に回復すら感じるレベルなのは、間違いなくシトロエンという感じです。私は最後のシトロエンになるかもと覚悟の上で奮発して買いましたので、終のシトロエンとして大事に乗っていこうと思っています。
- 乗車人数
- 5人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- レジャー
- 仕事用
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった3人
「C4 2022年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年8月2日 01:45 | ||
| 2025年5月10日 20:49 | ||
| 2024年4月19日 01:53 | ||
| 2023年9月20日 23:51 | ||
| 2023年6月8日 15:07 | ||
| 2022年9月3日 11:32 | ||
| 2022年8月28日 21:01 | ||
| 2022年7月20日 19:16 | ||
| 2022年3月26日 00:43 | ||
| 2022年3月24日 06:21 |
C4の中古車 (全3モデル/95物件)
-
- 支払総額
- 364.8万円
- 車両価格
- 337.6万円
- 諸費用
- 27.2万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 0.3万km
-
- 支払総額
- 319.8万円
- 車両価格
- 305.5万円
- 諸費用
- 14.3万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 1.3万km
-
C4 シャイン ブルーHDi ディーゼル クローズコントロール ドライブレコーダー3方向 ナビ ディスプレイオーディオ ETC バックカメラ ブラインドスポットミラー スマートキー
- 支払総額
- 72.0万円
- 車両価格
- 63.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 7.9万km
-
- 支払総額
- 147.0万円
- 車両価格
- 128.8万円
- 諸費用
- 18.2万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 4.6万km
自動車(本体)
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