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『クルマは優等生!なれど…?』 トヨタ ヤリスクロス 2020年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価
ヤリスクロスの新車
新車価格: 179〜335 万円 2020年8月31日発売
中古車価格: 147〜399 万円 (4,537物件) ヤリスクロス 2020年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > トヨタ > ヤリスクロス 2020年モデル > HYBRID X
2022年2月7日 21:50 [1548720-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
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|---|---|---|
フロント |
リヤ |
運転席まわり |
今回、ヤリスクロスに乗る機会を得たのでレビューします。下道で20kmほどでしたが、様々なシチュエーションがあったので、それなりには分かったような気がします。
タイムズカーシェアでお借りしました。走行距離15000kmのハイブリッド車でした。ベージュが意外に似合ってました。
【エクステリア】
…イマイチだ。顔つきは、リヤはヴェゼルみたいでいいのだが、フロントが何となくボケッとしている。フロントはもう少し頑張っても良かったと思う。
【インテリア】
…安っぽい。まず、何故室内から塗装面(ボディ)が見える場所があるのか。せめてもうちょっと隠せ。
コックピットまわりだが、やはりベースのヤリスが5ナンバーなのに対して3ナンバーになっているだけあり、左右の余裕は感じた。同時に車幅の大きさもある程度感じた。
それ以外はほぼ変わらない。ステアリングとヤリスのものを流用している。シートはヘッドレスト一体型の為、ヘッドがレストしない。エアコンはハイブリッド車では全グレードでオートのものがつく。これは○。
気になる後席空間だが、ヤリスに比べたら全然いい。ただ、このクルマでもヤリス同様に閉塞感があるのだ。シートも背もたれが割と立っており、ここで長時間は厳しいかもしれない。これが無理なら格上のカローラクロスかハリアーでも買えって(幻聴)?
【エンジン性能】
ここまで大分悪く言っているが、動力性能はスゴいことになってる。ハイブリッド嫌いの僕が唸ったぐらいだから。
まず、エンジンがスゴい。新開発のM15Aは、ダウンサイジングして3気筒でありながら、同排気量で旧型の4気筒:1NZとは比べものにならないパワー感がある。トルク感については同じぐらいか。振動や音については、低回転では1NZより遥かに静かなのだが、ある程度回るとやはり3気筒のネガな部分が顔を出す。それでも日産のに比べたら全然気にならないレベルだと思う。
もう1つの要であるハイブリッド機構もスゴい進化だ。乗って5mで分かるぐらいにモーターのパワー・トルクが上がっており、制御もその滑らかさが以前とはまるで別物。とにかくカバー領域が広く、アクセルの踏み方次第で40km/hオーバーまでモーターでイケた。この進化はスゴい。
【走行性能】
これには○なところも△なところもあるので、項目別に挙げたいと思う。
・ボディ剛性の大幅向上:○
やはりTNGAプラットフォームの剛性は、今までの国産車とは次元が違う。いつ乗っても驚くこのボディ剛性の高さには、トヨタの本気を見た。
・柔らかいサスペンション:△
重心の高いSUVボディで、サスは柔らかくてストロークも多い。それゆえ、動きは船のよう。しかし、一昔前の酔うような動きはしない。しっとりしている。ただ、カーブなどではフロントのロールが大きく、ロールアンダーになる。
一方、リヤはバッテリーを搭載していることが効いて安定感がある。ただ、ガソリン車ではバッテリーがないので多少変わってくると思う。
・高扁平のタイヤ(205/65R16):△
いかんせんたわむ。走行性能の面で言うなら、今回乗ったXはスチールホイールということもあり、フットワークが重く感じる。そこでアルミホイールが欲しくなるが、乗り心地も求めたいなら17インチのZにはせず、同サイズでアルミホイール装着のGがいいと思うが、実際に乗り比べて感じてもらうのがベストだろう。
・CVT制御:○+△
CVTはステップ制御的なものがつき、ATに近いフィーリングを得られるようになったという。確かに、今までのようにひたすら回転だけ上がっていくラバーバンドフィールのようなものはあまり感じなかった。ただ、時に「ン?」となる場面もあった。
【乗り心地】
…極端だ。道のいいところでは本当にいいし、悪いところだと結構酷い。
道のいいところでは、まるで水澄しの如くクルマが路面をいなす。その順序はこうだ。
?高扁平タイヤで凹凸などの入力を受け、この時点である程度和らげる。
?柔らかいサスは入力を更に減衰する。
?高剛性なボディは残りの入力をある程度まではダイレクトに伝えるが、適度に逃がし(力の分散)もする。
?乗員に伝わる時には、伝わる入力は少なく快適な乗り心地をもたらす。
反対に道の荒れたところでは、このバランスが崩れる。
?高扁平タイヤはエラくたわむ。減衰作用自体はあるのだが、今度は入力が大きいだけに減衰しても「残る」。
?柔らかいサスは荒れた道ではその性能が生かされず、入力が「残る」。ここで道の良し悪しによって生まれる性能差が大きく出る。
?ボディが高剛性ゆえに入力をダイレクトに伝えてしまう。それに対して逃がしても「残る」ことになってしまう。
?ゴツゴツした乗り心地になってしまう。
【燃費】
正確に数値を見た訳ではないが、体感でもこりゃガソリン減らないなと分かる。これなら原油価格の高騰にもへっちゃらだ。
【価格】
…これはピンキリ。オプション次第でどうにでもなるので、これをしっかり吟味する必要がある。僕ならGを何も付けずに買って、ETC、ドラレコのような装備品はオートバックスに頼むかな。
【総評】
昨今のSUVブームに上手く乗っかり、売れているヤリスクロス。まさしく優等生だ。クルマはとてもいいし、おサイフにも優しい。
ただ、なんかな…。コレッという個性がどうも見つからないのだ。例えば、同じSUVでもランクルは、あの存在感なり誰にでも分かる個性というのがある。対してこのクルマは全てが優等生過ぎて、そういった面白みがないのだ。これは僕の個人的な意見だが、例えば駐車場などで見かけても「オッ!」となる何かが欲しかったなと思う。
優等生なクルマは素晴らしい。現にとても売れている。だが、優等生過ぎるクルマは逆にコワい。何年かして似たようなクルマが出た時、アピールする個性に欠けるがゆえにユーザーに飽きられて売れなくなったクルマなんてのは過去にもある。このクルマがそうなってしまわないか心配だ。もっとも今はそんなに長く乗らずに乗り換える人が多いみたいだから、それはそれでどうかと思うんだけどね…。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった15人
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ヤリスクロスの中古車 (4,539物件)
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ヤリスクロス 1.5 ハイブリッド Z E-Four 4WD ワンオーナー ディスプイレイオーディオ LE
- 支払総額
- 276.5万円
- 車両価格
- 264.8万円
- 諸費用
- 11.7万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 2.7万km
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