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シトロエン C5 AIRCROSS SUV 2019年モデル SHINE(2020年7月1日発売)レビュー・評価
C5 AIRCROSS SUVの新車
新車価格: 415 万円 2020年7月1日発売 (新車販売終了)
※ランキング順位と満足度・レビューは2019年モデルの情報です
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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
4.29 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
3.93 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
4.53 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
4.32 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
4.75 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
4.27 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
4.14 | 3.85 | -位 |
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自動車(本体) > シトロエン > C5 AIRCROSS SUV 2019年モデル > SHINE
2021年4月19日 18:48 [1445207-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 4 |
【エクステリア】
個人的にはプレミアムブランド化したDSシリーズより今のシトロエンデザインの方が好きで以前、嫁さんにせがまれて試乗したC3同様、この唯一無二のデザインは本当に素晴らしいです。
こういう奇抜なデザインはともすればデザイナーの自己満足に陥り、ユーザーの支持を得にくいものですが、愛らしい部分が絶妙なバランスで織り込まれていてシトロエンの高いセンスを感じます。
さらに、こんなデザインコンシャスにもかかわらず、最低地上高が190mmも確保されていて「SUV」の名は伊達じゃありません。
【インテリア】
C3ほどのPOPさはありませんが、センスの良さは同様です。
もう少しフランス車らしい遊び心が見られるとさらによかったですね。
シートはガソリン版にレザー設定がありませんがレザーでなくてもこの標準シートで十二分。
C3同様、硬い部分とふんわりな部分の塩梅が素晴らしく、すっかり落ち着いてしまいました。
最近は日本車もシートが大変良くなり、あまりケチをつけられなくなりましたが、出来の良い欧州車に乗るとまだ勉強するところはあるなと思います。
【エンジン性能】
もはや熟成域の1600ccターボエンジンで、設計は古いもののじっくりコツコツ煮詰めて来ただけあってパワーも回転フィールも良好です。
決して小さくないクルマですが、かなりの登り坂も大きく唸ることなく、すんなり加速して行きます。
【走行性能】
ここはアイシン製8ATが物を言います。
C3の6ATは変速ショックが大きく、スムーズさもイマイチなのにこちらは日本製の面目躍如と言いましょうか、とてもスムーズ。
極低速時の所作も穏やかな躾けで非常に扱いやすい印象でした。
また、意外に小回りが利くのも美点で、大きさの割に狭い路地での取り回しも良好でした。
【乗り心地】
まずは何を置いてもPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)と呼ばれる新型ダンパーを採用した足回りに意識を集中して試乗スタートしました。
駐車場からしばらく一方通行の裏路地を低速で走ったのですが、ここですぐに「お!」となりました。
路地裏特有の凸凹をとても上手にいなします。
まろやかです。
(柔らかいという表現ではなく、まろやか・・・伝わりますかね?)
以前、C3エアクロスを試乗したのも同じ道でしたが、もう全く違います。
C3が「ドン」と伝えて来た段差は「ムニュッ」という擬音に変わりました。
ふわふわ好きの私もかなりびっくりなレベルでこれはとても良いです。
では「腰」が全く無いかと言われるとそうではなく、大きく揺れても収束は早く、揺れ続ける不安はありません。
シトロエン伝統の油圧ハイドロサスペンション搭載車に乗ったことがないので、それとどう違うかを語ることは出来ませんが、複雑な構造で常に故障のリスクを背負っていたハイドロに比べ、ダンパーを二重にしただけという比較的シンプルな構造のPHCならもっと安心して乗れそうですからそういう意味でもこのアイデアは素晴らしいと思います。
また、先ほど書いた「意外に小回りが利く」部分に関連するのですが、低速時のハンドル操作が大変軽く設えてあることも扱いやすさの一因になっていて、駐車場などでは大変楽に操作出来ます。
大きなクルマであることを忘れてしまいそうになるほどですが、速度域が上がればそれなりに手ごたえも出て来てこの変化の塩梅も個人的にはとても好きなチューニングでした。
【静粛性】
静粛性もC3とは全く別物。
ネット上の評判通り、大変静かです。
こういうところはもう少し手抜きなのかな?と予想していたので良い意味で裏切られ、一気に購入候補に浮上しました。
ちなみに初期型は何故かマッド&スノータイヤを履いていたそうでロードノイズが結構気になったらしいですが、試乗車は現在標準装着のミシュランプライマシー4を履いていましたからロードノイズという点でも全く問題ありませんでした。
【価格】
ここまで書いてきた高い快適性能に加え、ACCを始めとするADAS系も一通り揃っていてこの価格なら、相当頑張ったのではないでしょうか?
ヘッドライトだけが何故かハロゲンという初期型の謎仕様もこの4月の改良でフルLEDになりましたし、これで訴求力がさらにUPしましたね。
【総評】
日本のクルマ作りも一昔前とは随分変わり、マツダをはじめとしてデザイン面でも頑張っていると思いますが、やはりまだフランス車(シトロエン、ルノー、プジョー)には日本車に無いデザイン文法があります。
そのすべてが日本に合うかと言えばそうではありませんが、しかしこのクルマに乗って「参考になる部分はまだまだあるな」と感じました。
今や日本車のデザイナーは決して日本人だけではないはずなので、欧州拠点のデザイナーが出して来るエクステリアデザイン案などをもっと採用したらよいのでは?と思ってしまいますが、所詮、最終決定は日本人の重役だったりしますので、素晴らしいデザインでも却下されれば埋もれてしまいます。
よってそういう方々の芸術眼をもっと磨かねばいけないのでは?などという社内の力関係にまで、このクルマのせいで思い及んでしまいました。
ま、いずれにせよこういうデザインのフランス車を買えるこの時代とシトロエンのセンスに敬意を払って終わりたいと思います。
長文、失礼いたしました。
- レビュー対象車
- 試乗
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