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『まさに「軽さは正義」、この走りがこの価格で手に入る喜び』 スズキ アルト ターボRS 2015年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価
アルト ターボRSの新車
新車価格: 129〜140 万円 2015年3月11日発売〜2018年12月販売終了
中古車価格: 30〜280 万円 (187物件) アルト ターボRS 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > アルト ターボRS 2015年モデル > ターボRS
プロフィールプロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。リクルートで自動車専門誌(カーセンサー、カーセンサーEDGE)の創刊直後から20年以上に新車試乗とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテ…続きを読む
2016年8月31日 22:48 [957114-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
発売は2015年3月11日で、これまでも数回試乗してきたスズキ アルトのターボRSに改めて市街地から高速道路まで含め、約600kmを試乗しました。
新型アルトはプラットフォームやデザインまですべてを刷新した意欲作です。プラットフォームは軽量化はもちろん剛性を大幅に向上、デザインもこれまではやや“カワイイ系”だったものから脱却、男女を問わず選べる“ユニセックス”的なものとなっています。
さて、これまでもスズキはベース車をチューンして数多くのモデルをリリースしてきましたが、この後発表された“アルトワークス”との比較は後日に譲るとして、このモデル自体はベース車の素性の良さを生かしながら、色々な意味でバリュー(価値)が極めて高い一台に仕上がっています。
何よりも驚くのはその車重です。試乗車はFFでしたがわずか670kg!4WDモデルでも720kgしかありません。これ自体はベース車が達成した実力ではありますが、ターボRSの場合、スポット溶接の増し打ちなどボディ剛性をさらに高めることでハードな走りにも耐えられる能力を身につけています。
エンジン自体も専用チューニングされており、後述する5速AGSとの組み合わせにより、とにかくフットワークが軽い印象です。
発売当初からやや厳しい評価だった5速AGSですが、正直に言えばこれは「慣れの問題」です。素早く奥までアクセルを踏み込んだ際は確かにひと呼吸遅れたような動作はしますが、シフトアップする直前に少しアクセルを緩めてコントロールするだけでその辺は解消されますし、逆に言えばドライバーはこの位はできないといけません。
このクセさえつかんでしまえば、元々がマニュアルベースのトランスミッションなのでダイレクト感はCVTの比ではありません。標準装備されるパドルシフトをうまく使うことでワインディングに限らず街中でも高速道路でも十分スムーズに走ることができます。
また足回りも単に固めたというよりは思った以上にしなやかで乗り心地も優秀です。一番好印象だったのは高速走行時の路面からの入力をいなしながら、それでいて優れた直進安定性を実現しています。正直、このクルマのハンドリングには驚かされる部分が多いです。
一方で5速AGSによる80km/h時のエンジン回転数は約2500回転、100km/h時は3000回転を少し超えます。どのギアもつながりは非常に良いのですが、5速を燃費向上のためのオーバードライブギアと考えた場合、もう少し回転数を落とせるギア比にしてもらえると燃費や静粛性にも効いてくるのではないかと思いました。まあ、この部分はスズキ側も十分テストして導き出したものですから我々がどうこう言う話でもないのですが、技術者には伝えてさせていただきました。
室内も車高および室内高はアルトの場合、ハイト系ワゴンより劣るのは当たり前です。しかしホイールベースの拡大などもあり、後席の足元には十分な余裕があります。フロントシートにはしっかりお金をかけて作ってありますが、逆にリアシートは分割可倒機構がなく、シート全体の厚みもやや少なく、後席で長時間のドライブはきついかもしれません。ただ、そもそもアルトというクルマの性格を考えるとあくまでも主役はドライバーとせいぜい助手席までですから、割り切りも納得できるレベルです。
そしてこのクルマが何よりも魅力的なのではズバリ、その価格です。基準をどこに置くかにもよりますが、試乗車のFFモデルで129万3840円。その内容を考えたら「バーゲンプライス」と言ってもいい位です。
一例ですが、スズキのクルマはディスチャージヘッドランプをメーカーオプションとして設定しているケースが多いです。大体その価格は6万円強、これもターボRSでは標準装備されています。さらに専用タイヤやアルミホイール、内外装の専用意匠など。いくらベース車が低価格とはいえ、昨今の軽自動車の高価格化からみれば、よくこの価格で実現できたな、と関心します。
先進安全装備はハスラーのような最新型ではなく、これまで使われてきた「レーダーブレーキサポート(追突障害軽減ブレーキ)になりますが、誤発進抑制機能なども装着されているのでなんとか及第点には届いています。ただこれは早く最新型にアップデートしてほしいところです。
最後にクルマの性格もありますが、同社お得意の「エネチャージ」は搭載されていません。これは少し残念ですが、600km走った後の燃費は満タン法でピッタリ(偶然ですが)20.0km/Lと走りを楽しんだ後としては十分満足のできるものでした。
4WD車になると装備の追加もあり価格は高くなりますが、FF車ならば群を抜くハイバリュー。某家具メーカーではありませんが「お値段以上!」、趣味性の強いクルマでありながら、実用性もしっかり仕上げた魅力的な一台としてオススメします。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった120人
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| 2019年9月4日 15:26 | ||
| 2019年7月25日 11:40 | ||
| 2018年12月23日 14:03 |
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高山正寛 さん
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