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『プロパイロットは発展途上だが室内の作りはハイレベル』 日産 セレナ 2016年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
セレナ 2016年モデル
1327
セレナの新車
新車価格: 231〜385 万円 2016年8月24日発売〜2022年11月販売終了
中古車価格: 30〜319 万円 (2,888物件) セレナ 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > 日産 > セレナ 2016年モデル > G
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2016年9月30日 22:59 [964852-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 2 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
ホイール/タイヤは最上級グレード以外は15インチ |
丈が短くなったリアコンビネーションランプ |
低く幅広くなったデジタル式メーターパネル |
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プレミアムインテリアはグラデーション仕立て |
2段階で開くリアゲートは狭い場所などで便利 |
150ps/20.4kgmを発生する2Lエンジン |
プロパイロットと呼ばれる運転支援システムが話題の5代目セレナに、横浜市で行われた試乗会で乗りました。従来どおり、標準車とハイウェイスターの2つのシリーズがあり、発売後1か月の受注状況ではハイウェイスターが約75%を占めますが、ここでは標準車の最上級グレードG 2WDの印象を書きます。
プラットフォームが旧型と共通であることに加え、このクラスのミニバンは5ナンバー枠にこだわることが特徴であり、新型のボディサイズは全長4690mm、全幅1695mm、全高1865mmと、先代とほぼ同じです。ちなみにハイウェイスターは全長、全幅ともに5ナンバー枠をわずかにオーバーします。
スタイリングは、新世代の日産デザインを象徴するVモーションを採用したフロントグリル、フロントドアのあたりで上下に分かれるボディサイドのキャラクターラインなどが、箱っぽさを薄め、動きのある形に見せています。標準車とハイウェイスターの差別化が薄れたようにも感じます。
インテリアはまず、試乗車が装備していたプレミアムインテリアのカラーコーディネートに感心しました。ハイウェイスターにも選べるこの仕立て、シックなブラウンを基調として、シートの背もたれにはグラデーションを施し、トリムはブラックとしてコントラストを強調することで、モダンでクオリティの高い空間を作り出しています。前席は1時間あまりの試乗時間内では、座り心地に不満は覚えませんでした。
床下に足先を入れることでスライドドアが自動的に開く仕組みは、荷物を抱えたときに便利そうですが、残念ながらハイウェイスターにしか設定はありません。2列目は新たにシートベルト内蔵となったことで、3列目への出入りが楽になりました。室内が広くなったことも新型の特徴で、2列目を最後方にセットしても、3列目には身長170cmの自分が座れ、シートのサイズも3列目としては余裕がありました。
荷室へのアクセスは、新たにリアゲートの上半分だけ独立して開閉できるようになったことがトピックです、輸入車のSUVでは以前からあった構造ですが、リアゲートの天地が長いミニバンに装備したことは価値があります。樹脂製なので開閉操作が軽いことも好感を持ちました。
パワートレインは旧型同様、大容量バッテリーとモーターによって加速アシスト、アイドリングストップ、減速時のエネルギー回生を行うマイルドハイブリッド方式を採用した2L直列4気筒エンジンと、CVTの組み合わせです。
速度計横の表示をタコメーターに切り替えて走り始めると、1名乗車では3000rpmぐらいまで回せば流れに乗れるものの、2500rpmあたりから上でエンジン音が大きくなります。多人数乗車時はさらにエンジンを回すことになるので、この面がより気になりそうです。
注目のプロパイロットは、まず操作のしやすさが好印象でした。ステアリングスポーク上のプロパイロットのボタンと、近くのセットのボタンを続けて押すだけで定速走行を始め、車間調節や速度の上下も周辺のボタンで簡単にできます。メーター内の表示も、セットされると車線や車間がグリーンに切り替わるなど、分かりやすいものでした。
ただしプロパイロットを作動させた際の加速はかなりおっとりしており、前車に引き離されることが何度かありました。減速の作動も、もう少し早くしてほしいと感じました。操舵のアシストは、高速道路で車線などをきちんと認識したときのみ働く、慎重なシステムでした。現状ではやはり自動運転技術ではなく、運転支援システムと称するほうが適切な技術です。
乗り心地とフットワークは、バランスが取れていた旧型の延長線上にあります。ホイール/タイヤがハイウェイスターより小径の15インチであることも手伝って、乗り心地はしっとりしていました。しかしコーナーでは腰高感を伝えず、自然に曲がっていくことができました。
プロパイロットはまだ発展途上だったものの、それ以外はまとまりが良く、インテリアデザインなど新しい試みもあって、このクラスのミニバンを求めるユーザーの期待に応える内容でした。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった35人
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4
高山正寛 さん
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