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『デザインだけでも欲しくなるまさに“万能”コンパクトカー』 スズキ イグニス 2016年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価
イグニスの新車
新車価格: 138〜200 万円 2016年2月18日発売〜2024年5月販売終了
中古車価格: 39〜208 万円 (295物件) イグニス 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > イグニス 2016年モデル > HYBRID MZ
プロフィールプロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。リクルートで自動車専門誌(カーセンサー、カーセンサーEDGE)の創刊直後から20年以上に新車試乗とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテ…続きを読む
2016年4月30日 22:54 [926714-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
軽自動車だけでなく登録車の領域でも“攻めの姿勢”を怠らないスズキが2015年の東京モーターショーで市販予定車として発表したイグニスが2016年1月に発表されました。今回は試乗会場となった箱根のほか、一般道や高速道も含め約500kmを走ってみました。
スズキにはスイフトという世界でも高い評価を得ているコンパクトカーがありますが、それよりも小さいセグメントに位置します。何よりも今「流行り」のクロスオーバーモデルを市場に投入したタイムリーとも言える戦略は高く評価できるものです。
全長3700×全幅1600×全高1595mm、ホイールベースは2435mmと実は都市部などにもまだ多く点在するマンションなどの立体駐車場への入庫が出来なかったり、全幅も5ナンバー枠いっぱいに使っていないなど、数字だけ見るとユーザーを選びそうな感じも抱いてしまいますが、実際乗ってみると軽自動車よりは上下左右の空間の余裕があり、何よりも取り回しのしやすさが美点と言えます。
個人的にこれはいい、と感じたのがヒップポイントの高さです。私は1999年頃から乗降性と着座時の視野にこだわるようになりました。理由は病気で腰を傷めたことが大きいのですが地上からのヒップポイントは前席で580mm以上が望ましいと思っています。イグニスの場合は前席が615mmと本当に乗降性が優れています。また後席は680mmを確保することで前席の先の風景も見え、閉塞感を少なくする効果もあります。
フロントシートにはこれだ、という仕掛けはありませんが、昨今のスズキが実践している軽量化技術により、身体をうまくサポートしてくれています。個人的にはもう少し固めでもよかったのではないかと感じました。
後席は5:5の分割可倒機構や165mmのスライド機構も設定されています(MXとMZに設定)。アップライトに着座させることで足元の空間自体はそれほど広くなくてもシートスライドと組み合わせることで見た目以上に快適に座れます。これらは今や軽自動車でも当たり前の機構ですが、元々コンパクトな設計ゆえ、後席を一番後ろまで下げてしまうとラゲージスペースは133Lとかなり狭くなってしまいます。ゆえにこのアレンジをうまく活用して片方を倒し荷室を増やすなどの工夫ができる点が重要なポイントとなります。
ただ唯一納得できなかったのが5人乗りの登録車でありながらリア中央部のヘッドレストレイントが装着されていなかったこと。実際この室内幅では後席に3人が乗る機会は極めて少ないと思います。しかし登録車である以上、万が一3人乗らなければならない際、ヘッドレストレイント無しの真ん中の席には座らせたくはありません。もし私がイグニスを購入したら「4人までしか乗れないよ」と言いたくなるほどです。
走りに関しては直4DOHCのデュアルジェットエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたもの。基本的な構造や作動フィールはソリオなどにも採用されているものです。軽量化ボディにより加速フィールは悪くはありません。ただCVTの食い付きの悪さというか、滑り感がスイフトに比べると多めに感じました。正直「スズキのCVTってこんな感じじゃないよね」と思うほどです。また低速時における再加速などでのギクシャク感や試乗グレードのみに設定のあるパドルシフトを活用した際のエンジンブレーキの効きももう少し欲しい部分です。
乗り心地はタイヤの性質も影響すると思いますが、中低速域では少しだけバタつく印象、一方高速道路ではグッとフィーリングが良くなりフラットライドという言葉を使いたくなるほど安定感が向上します。また静粛性に関しては頑張っており、高速走行時の音の侵入などがかなり抑えこまれている点は快適性に寄与するはずです。
安全装備に関してもDCBS(デュアルカメラブレーキサポート)を設定、このシステムはスバルのEyeSightのようにステレオカメラで物体を認識するもの。サプライヤーは同じですが、制御自体は異なりますので同じ能力は出せませんが、コスパを含めて一気にレベルアップしています。
またメーカーオプションのメモリーナビゲーションですが、今回Appleの「CarPlay」に対応しました。正直まだCarPlayは発展途上ですが、全方位モニターも搭載しているのでiPhoneユーザーで新し物好きならばオススメします。ただ厳しい言い方をするとナビ機能自体は非常に平凡なものなので実車の確認をオススメします。
若干厳しめになってしまいましたが、それでもこのクルマのスタイリングを含めて「オンリーワン」の存在感は魅力的です。燃費に関しても高速道路が約半分とはいえ、20.4km/Lと自分の走りからすれば十分な結果でした。駆動方式は住んでいる場所や好みになりますが、前述したDCBSを含んだセーフティパッケージだけはどのグレードでも装着をオススメします。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった43人
「イグニス 2016年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年3月4日 13:14 | ||
| 2025年2月11日 13:28 | ||
| 2024年4月24日 22:33 | ||
| 2024年3月24日 14:17 | ||
| 2023年10月9日 09:20 | ||
| 2022年10月27日 15:15 | ||
| 2021年12月31日 22:03 | ||
| 2021年10月10日 22:11 | ||
| 2021年6月26日 19:00 | ||
| 2020年12月30日 18:30 |
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- 支払総額
- 114.9万円
- 車両価格
- 107.0万円
- 諸費用
- 7.9万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 0.8万km
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高山正寛 さん
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