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『コンパクトなボディに直6 3.0リッターを積む魅力』 BMW M2 クーペ 2016年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
M2 クーペ 2016年モデル
31
M2 クーペの新車
新車価格: 768〜1285 万円 2016年1月12日発売〜2021年7月販売終了
中古車価格: 329〜1143 万円 (71物件) M2 クーペ 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > M2 クーペ 2016年モデル > ベースグレード
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2017年5月31日 23:55 [1033293-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
専用の「M」パーツで武装したエクステリアは迫力満点だ |
全長は4475mmとコンパクトだが、マッスル感のあるボディが魅力 |
空力特性を高めるディフューザーと、デュアルエキゾーストテールパイプが特徴 |
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鍛造の19インチホイールに前後とも対抗キャリパーが備わる |
直列6気筒DOHC 3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジン |
刺激的で趣のある走りはマニアには堪らないものがある |
対面したBMW「M2 クーペ」は、全長4475mmとコンパクトサイズながら、ただならぬオーラーを振りまいているクルマでした。今回もメーカーの広報車両をお借りして試乗を敢行しました。
「2シリーズ」をベースにしながらも、エクステリアデザインの”塊感”は相当威圧的で、ダブルバーのMキドニーグリルに、大型エアインテークを備えたフロントエプロン、大きく張り出したフェンダーやリアバンパーから左右2本ずつに分けられた4本出しのエキゾーストパイプなど「M」モデルらしい専用パーツで武装しており、迫力満点。
さらに車両の細部まで観察すると、軽量化された19インチのダブルスポーク鍛造ホイールに、フロント245/35 R19、リア265/35 R19のぶっといタイヤを装着。数年前のBMWはブレーキそのものの主張を控えていましたが、ブルーメタリックの耐熱塗装に「M」の刻印が施されたフロント4ピストン、リア2ピストンの対向キャリパー、耐久性に優れた鍛造ドリルドタイプのディスクローターはフロント380mm、リア370mmと大口径を採用。徹底して走りを追求したコンパクトクーペであることがわかります。
重いドアを開き、コクピットに収まると、雰囲気はスポーティながら、エクステリアほどスパルタンではなく、上質感が高いものです。ブラックの「ダコタレザー」の質感も極めて高く、サーキットなどスポーツ走行でも対応するホールド性は高評価でした。カーボンファイバートリムや細部に配されたステッチがさりげなくスポーティな印象を与えてくれます。
最近のクルマは、キーを回してエンジンを掛けるというロジックが減少し、スタート/ストップボタンが多くを占めています。クルマに試乗するのが筆者の仕事ですが、車種が変わる度にスタート/ストップボタンを探してしまいます。その点、BMWは視線移動の少ないメータークラスターの横に設置されているのは、嬉しい限りです。
エンジンを始動させますと、威勢のよい野太いサウンドが周囲に響き「やはりそうきたか」と・・・。
直列6気筒DOHC 3.0リッターMツインパワー・ターボ・エンジンは最高出力370PS/6500rpm、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400rpm-5560rpmという刺激的なパワーを絞り出しますが、オーバーブースト機能により5.0リッターエンジンに匹敵する500Nm(51.0kgm)という最大トルクを一時的に引き出します。
走り出してみますと、アクセルワークにダイレクトの呼応し、ターボエンジンであることをドライバーに感じさせない自然なレスポンス。そのため、街中では、硬めのダンピングを除けば、軽くアクセルに足を乗せているだけで市街地を泳ぐことができます。
中速域からは、ターボエンジンならではのトルクの盛り上がりを見せ、BMW伝統の直列6気筒エンジンのシャープな吹け上がりは、7000prmから始まるレッドゾーンを軽々飛び越え、8000rpm付近まで一気に吹けきってしまう。また、直列6気筒エンジンのサウンドチューニングが絶品で、「ファーン」という刺激的なサウンドに魅了されてしまうほどでした。
1560キロの車体重量に370PSですから、パワーはあり余っていますが、トランクション性能は非常に高く、コーナーでの立ち上がりで背中から、押し出される感じは、「M2」のバランスのよさを実感できます。
フロントに3.0リッターエンジンを搭載していることから、タイトコーナーではややフロントの重さが気になりますが、ロールやピッチングは最小限に押さえ込まれ、山坂道では、正確でシャープなハンドリングと相まって痛快に走ることができます。DSCをOFFにするといとも簡単にパワースライド状態になりますが、コントロール性もバツグンでした。
このサイズで800万円ですから、エンスージャスト向けとしか言えませんが、BMWが掲げる“駆けぬける歓び”を最も骨の髄まで味わえるクルマは、この「M2」ではないのであろうか?とBMWオーナーの筆者も感じました。
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