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『高剛性ボディによるしっかりした走りが長所』 スマート スマート フォーフォー 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
スマート フォーフォーの新車
新車価格: 213〜345 万円 2016年1月発売〜2024年10月販売終了
中古車価格: 29〜237 万円 (206物件) スマート フォーフォー 2016年モデルの中古車を見る
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年8月19日 04:20 [953657-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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スマートのフォーフォーが復活した。2代目スマートの時代に三菱コルトとプラットホームを共用するモデルとして設定された時期があったが、自然消滅のような形で絶版になっていた。今回の3代目スマートで復活したフォーフォーは、三菱に代わってルノーをバートナーとして開発された。3代目スマートのフォーツーはスマートだけのモデルだが、フォーフォーはルノーのトゥインゴと姉妹車の関係になる。
日本では、2015年の東京モーターショーでトゥインゴが先に公開されたが、発売はスマート・フォーフォーのほうが先になった。少なくとも外観デザインについては、フォーフォーとトゥインゴで明確な差別化が図られている。
スマート・フォーフォーには、日本自動車輸入組合が大磯プリンスホテルの駐車場をベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、メルセデス・ベンツ日本が出展した広報車両に試乗した。試乗グレードはベースグレードとなるパッションだ。
外観デザインについては、フロント回りなどが先に発売されたフォーツーと共通で、フォーツーをストレッチしたのがフォーフォーというイメージである。
初代モデル以来、コンパクトなクルマの安全性という観点から採用されているトリディオンセーフティセルはフォーフォーでもフォーツーでも採用されていて、クルマの写真の白い部分がそれに相当するセーフティセルの部分はスチール製で、ブルーの部分は樹脂パネルである。
ブラックを基調にしたインテリア(グレードによってオレンジ内装もあり)は、ほとんどの部分が丸や楕円形をモチーフにしてデザインされている。初代モデルは相当にポップな感覚でデザインされていたが、今回の3代目モデルもそれを継承しながらも、比較的低価格のコンパクトカーらしくシンプルでチープな印象のほうが強い。もう少し質感が欲しいと思う。
フォーフォーという名前の通り、4ドアで4人乗りのモデルで、リヤドアは直角に近いくらいまで大きく開くので後席への乗り降りもまずまずといった感じ。特に乗降性に優れているわけではないが、逆に悪いわけでもない。
ただ、後席の居住空間はあまり広くない。足元空間にあまり余裕がないのはともかく、ヘッドクリアランスが小さめなのでやや圧迫感を感じる。日本のハイト系軽自動車などが大きな頭上空間を確保しているのとは違うクルマ作りだ。またリヤドアのウインドーは上下に開閉する方式ではなく、前側に付いたヒンジを使って外側に数cm程度開くだけ。空気を抜くことはできるが、風を入れることはできず、開放感に欠ける仕様である。フォーフォーではあるものの、後席にはあまり人を乗せないクルマということだろう。
搭載エンジンは直列3気筒1000ccの自然吸気DOHCで、6速のデュアルクラッチと組み合わされる。52kW/91N・mの実力は1005kg(試乗車はオプションの装着で1010kg)という車両重量に対してまずまず見合ったものだが、取り立てて良く走るというほどではない。最大トルクを発生する回転数は2850回転と比較的低めながら、最近のコンパクトカーにはダウンサイジングターボが搭載されていて、さらに低回転域から太いトルクを発生することを考えると、市街地などでの低速トルクにやや物足りなさも感じる。
また動力性能の数字は最高出力は軽自動車用の自然吸気エンジン並み、最大トルクは軽自動車用のターボ並みだが、日本の軽自動車は車両重量が800kg台と軽いので、走りの良さは軽自動車のほうが上位に来る。
エンジンにはスタート/ストップ(アイドリングストップ)機構が採用されているが、停止からの再始動はけっこうにぎやかで、騒音や振動によって再始動がはっきりと感じられる。このあたりも日本の軽自動車のほうが数段優れている。
逆にフォーフォーが大きな長所とするのはしっかりしたボディだ。前述のトリディオンセーフティセルなどによる高剛性ボディは、小さなクルマながらしっかりした感じの走りにつながり、安心感が得られる。また高剛性ボディは乗り心地の良さにもつながっている。このあたりは日本の軽自動車が遠く及ばない部分である。
エンジンをクルマの後部に搭載されるRR方式を採用することは、軽めのステアリングフィールにつながるが、手応え不足というようなこともない。フォーツーが3.3mという画期的な最小回転半径を実現したのに対し、ホイールベースが延長されたフォーフォーは4.1mとやや大きくなるが、それでもまだ小回りの良く効くクルマである。
またRR方式は横風安定性の悪さにつながる要素だが、これについては実際に確認できるようなシチュエーションはなかった。初代スマートに乗っていたときには、冬場に高速道路を走るのは大変だと思ったが、今のモデルでは改善が進められているはずだし、横風によって挙動が乱れそうなときには横滑り防止装置が働くから、まあ問題ないと考えていいだろう。
スマート・フォーフォーはベースグレードのパッションでも装備は割と充実していて、レインセンサー/ライトセンサー、クルーズコントロール、可変スピードリミッターなどが標準で付く。安全装備は先進緊急ブレーキは装備されないが、衝突警告機能は備えている。
パッションの価格は209万円で、これにパークトロニックのオプションが9万円だ。上級グレードのプライムにはパノラミックルーフや本革シート、パークトロニックが装着されて229万円になる。やや高めの価格設定といえかるが、フォーツーの価格が199万円だったことを考えると、意外に小さい価格差ということもできる。メルセデス・ベンツが作るコンパクトカーとして考えたら、これくらいの金額が妥当なところなのかも知れない。
最後に車両重量が1005kgというのは、日本市場のことを考えずに作られたクルマであることを示している。たったの5kg重いだけで、500kg刻みで変わる自動車重量税の区分がひとつ上になってしまうからだ。5kgのために500kg分を払うのは何とも悔しい。
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- 試乗
参考になった14人
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| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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| 2020年3月5日 01:34 | ||
| 2019年5月3日 01:00 | ||
| 2018年11月25日 00:30 | ||
| 2018年8月23日 10:08 | ||
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