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『スポーツカーを思わせる安定性に優れた走り』 ジャガー F-PACE 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
F-PACEの新車
新車価格: 639〜1760 万円 2015年11月2日発売〜2025年6月販売終了
中古車価格: 150〜1323 万円 (112物件) F-PACE 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ジャガー > F-PACE 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年9月25日 05:22 [963373-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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ジャガーとして初めてのSUVとなるFペイスが発売された。ジャガーとしては後からSUV市場に参入するだけに並のSUVとは違うクルマ作りがなされている。ジャガーが作ればSUVもこうなるというのがFペイスである。
外観デザインも普通のSUVとはひと味違うものだ。サイドから見たときのガラスの天地が短めに設定されていて、グリーンハウスと呼ばれる部分が小さく作られている。全体としては安定感のあるロアボディによってSUVらしさが表現されているのだが、アッパーボディの部分はスポーツカー的である。
フロントビューはヘッドライトが鋭い目つきを感じさせるもので、ボディサイドには後方に向かって切り上がっていくプレスラインが前方に向けて疾走していく躍動感を表現している。このボディサイドには厚みがあるが、その下部には抑揚のあるデザインが採用されていて、ボディの厚みを感じさせないような処理がなされている。
インテリア回りの質感はジャガーらしいものだが、Fペイスではそれ以上に室内の広さや実用性の高さが特筆される。Fペイスは全長×全幅×全高が4740mm×1945mm×1665mmで、ホイールベースも2875mmとかなり大きなボディを持つこともあって、室内空間は大人5人がゆったり乗れる広さがある。またラゲッジスペースも508Lの大容量である。ジャガーのSUVで実用性を語るのも妙なものだが、実用性能もしっかりしているのがFペイスである。
ボディは全体の80%にアルミが使われていて、大型のSUVモデルながら比較的軽い車両重量を実現している。構造部分の3分の1には再生アルミを採用して環境への配慮も強めている。Fペイスの部品は81%がXFやXEとは異なるもので、基本プラットホームはXFやXE用のものながら、SUVとしての専用設計がなされた部分が多いのだ。
搭載エンジンはガソリンとディーゼルが用意されている。最初に試乗したのはディーゼルで、20dプレステージはディーゼルエンジンを搭載するモデルとして中間グレードに当たる。搭載される直列4気筒2.0LのDOHCで直噴コモンレールディーゼル+インタークーラー付きターボ仕様エンジンは、ジャガーXEなどにも搭載されているもので、132kW/430N・mのパワー&トルクを発生する。
パワーはともかくトルクは4.0L級の自然吸気のガソリンエンジンに相当する実力だから、2tに近いFペイスのボディに対しても十分な余裕がある。コーナーなどの立ち上がりなどでエンジン回転が落ちた状態からの復帰では、ディーゼルらしい吹き上がりの鈍さを感じさせるシーンもあったが、全体としては不満のない走りである。ガソリン車の価格が高いことを考えると、Fペイスがディーゼル車を中心に売れるのは間違いないだろう。
ガソリン車は35t Rスポーツに試乗した。搭載エンジンはV型6気筒3.0LのDOHC+スーパーチャージャー仕様で、250kW/450N・mのパワー&トルクを発生する。ディーゼル車との動力性能の違いははっきりしていて、ガソリン車は豪快な走りが可能である。高速域での加速も強烈な伸びを感じさせるものだ。
ディーゼル車のプレステージは価格が663万円で、35t Rスポーツの価格が849万円だから、簡単に選べるわけではないが、走りの良さを考えたらガソリン車のほうがより魅力的であるように思う。
駆動方式は全車とも電子制御式のAWDで、通常は後輪駆動の状態で走るが、発進時や加速時などには自動的に適切な量の前輪に駆動力を配分する。これによって安定的な、かつダイナミックな走りを実現する。安心してアクセルを踏んで加速できる感覚がある。
Fペイスがジャガーらしいのは、パフォーマンスもさることながら操縦安定性の部分だ。コーナーでのロールを抑えた走りは、SUVとは思えないような感覚である。コーナーで姿勢を変化させることなく安定して駆け抜けていく様子はSUVではなくスポーツカーのものと言ったら良いだろう。ジャガーが作るとSUVもスポーツカーになるのだ。装着されていたタイヤもコンチネンタル最新スポーツタイヤであるスポーツコンタクト5である。
Rスポーツに標準の走行モード切り換え機構でダイナミックを選べば、ステアリングの手応えは相当にしっかりしたものになり、走りはますますスポーツカー的なフィールを強めてくる。Fタイプのコーナリング性能にはトルクベクタリングも貢献している。
XFやXEの基本プラットホーム(アーキテクチャー)を使い、インテリア回りの雰囲気などはXEを連想させるものながら、車名にFタイプのFを使っているのは、こうしたスポーツ性を表すものと言えるだろう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった11人
「F-PACE 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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| 2021年3月2日 18:28 | ||
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| 2018年6月19日 16:07 | ||
| 2018年1月9日 19:46 | ||
| 2017年7月31日 23:59 | ||
| 2017年7月4日 15:48 | ||
| 2017年6月18日 11:41 | ||
| 2017年4月19日 10:50 | ||
| 2016年12月29日 09:40 | ||
| 2016年9月29日 10:16 |
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4
高山正寛 さん
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