| Kakaku |
『6AGSとHV機構と4駆制御を操る必要のある難しくて楽しい車』 スズキ エスクード 2015年モデル ポリアミドさんのレビュー・評価
エスクードの新車
新車価格: 212〜297 万円 2015年10月15日発売〜2024年5月販売終了
中古車価格: 114〜292 万円 (144物件) エスクード 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > エスクード 2015年モデル > 1.4ターボ
よく投稿するカテゴリ
2025年4月13日 08:49 [1596655-5]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 4 |
過去に1.4ターボのスイフトZC33Sと1.5HVのエスクードYEH1Sに乗っていました。今回は1.4ターボのYEA1Sに乗り換えたので比較レビューです(H1Sは同車種扱いされ別で投稿できなかったので修正前欄にレビューがあります)。
【エクステリア】
無骨ながらも実際のサイズより大きく見えるようなデザイン。
ハイブリッドとターボの違いというとヘッドライト部がH1Sは近代化改修したかのような鋭いデザイン、A1Sは昔ながらのヘッドライトという感じ。どちらも青の差し色が珍しくて良い。
ただしH1SはフルLEDにしたくせにハイビームが非常に狭い範囲のみスポットに照らすので実用性皆無。 A1SはスモールとハイビームがLEDでは無いが、照射範囲が広く実用的。
【インテリア】
質感が高い感じは無いがハンドルの革は実用重視の高強度、シートの作りも良い、ドアポケットに大きな水筒が入る、三眼メーターのようなエアコンの吹き出し口と丸時計のデザインが個性的といったように所々気にいる部分があって良い。
【パワートレイン】
スイフトZC33Sと比べてしまうと低回転巡航からの加速は若干ラグが大きく、車重が250kg重い事とウエストゲートの開閉制御、ギア比の違いが出てきているのかなといった感じがする。
それでも低速から効くターボは一般車としては十二分で、ワイドなギア比にもかかわらずシートに軽く押し付けられるくらいの加速感。
Mレンジのパドルシフトによる操作ではH1Sはミッション保護の為か2速1800回転以下(1速3000回転以下になるように) でないと1速に落とせず、その回転数だとパワーバンドを使えないという実用性のないパワートレインだった。A1Sは2速3000回転以下(1速5000回転以下程度になるように)であれば1速に落とすことができ、エンジン特性も広いパワーバンドを持つダウンサイジングターボなのでパワーバンド内から外れることなく走行できる。
Dレンジ、6ATの変速制御に関しては一般的なレベルだとは思うが、自分としては好きになれない。1速が2000回転回さないうちに2速へシフトアップしてしまう。逆に1速を引っ張ろうとアクセルを多く踏むと回転数が高い為か2速に入った瞬間に3速に変速しようとする。
キックダウンもAMTやCVTより不快。どのように操作しても唐突にトルクが生じてしまうのでMT車やAMT車のように気持ちよく変速はできない。
また、ギアを下げたとしてもすぐに1300-1800回転の燃費の良いギアに戻ろうとするので低ギアを保持できない。
MT車もであれば事前にギアを下げておくということができるがこのトルコンATは変速が必要になってから変速するので全てが後手にまわり、コーナー中に変速するといった不快な動きをしてしまう。自分の乗ってきたAMT車やCVT車はアクセルの動きでギアの保持が可能だったりしたので、トルコンATの制御が不自由に感じてしまう。
特にAMT(6AGS)であるH1Sはアクセル操作のみで変速を完全に支配下に置けたので自由自在に操作できたが、このトルコンATは癖がなく万人向けの「自動変速」なので自分の思い通りにとはいかない。
燃費の良い回転数を使おうとする制御とダウンサイジングターボの宿命としてエンジンブレーキが弱い。ギア比も高いので坂道でどんどん加速する。H1SのAGSであればアクセルの空ぶかしでシフトダウンし、次にアクセルを踏むまでは低ギアを保持する制御になっていたのでDレンジのまま走れたが、ちょっとした坂道を前車に追従するだけでもわざわざパドルを操作しなければならない場面もある。
信号停止でも回転数が1000回転近くならないとシフトダウンしてくれないのでほとんどブレーキのみで減速することになり、スピードの微調整が難しい。
【走行性能】
SUVとは思えないくらい峠道が得意。車高があるのでコーナリングスピードは決して速くはないが、ロールはするものの縮みにくく良く伸びるサスで荷重を掛けていったときの動きは並のコンパクトカーの比ではないぐらいサスの追従が良い。国産のコンパクトSUVよりも上のスピード域を想定して作られている感じ。
ただし高速は意外にも苦手。ハンドリングが山道向きなので低速の峠だと惚れ惚れするようなしっとりと決まるハンドリングだが、高速道路などの直線道路で巡航時などは常にふらつき微修正を強いられる。
四駆制御に関しては主流の電子制御カップリングでオフでもオンでも効果が高い。文字数の関係で長々と書けないがモードごとに色々考えられている制御で楽しい。悪路ではブレーキLSDもかかるので地上高なりの悪路走破性はあると思う。悪路を走るとすぐにクラッチが加熱して警告灯が点くH1Sの6AGSよりは確実に走破性が高い。
【乗り心地】
飛ばせる車なので負荷を掛けない低速走行だと突き上げ感がある。同クラス車比べると硬いとか乗り心地が悪いと言われてしまう部類。使用速度域が高い人向きの車。
といっても一般的な範囲の硬さで、峠で腰砕けにならない丁度良い塩梅。
【燃費】
実燃費だと8-13くらい(H1Sは13-18、ZC33Sも13-18)。街乗りだと悪く、郊外で良いタイプ。
シフトダウンをできるだけさせないように薄くターボを効かせるようにすると燃費が伸びるのでそういった走りをするように心がければ一般道でも15くらいはなるとは思う。
ただし、パワーバンドを多用に使って楽しんで走行すると8以下にガタ落ちしてしまうので車の性格的には燃費は期待せずに走った方が幸せ。
【価格】
中古で購入したが玉数も多くなく、あまり値下がりしていない。オンオフ両方に振ったトルクフルなコンパクトSUVは他に無いので仕方ないことかと。
【総評】
趣味上林道や雪道を走らざるをえないので、地上高が高い車が必須だったので購入しましたが、トルクフルでオンロードでもオフロードでも楽しい車です。
不満点は今のところ6ATの変則制御のみで、AGSと比べると耐久性とのトレードオフなのかなとも思いますが、MTがあってくれれば…とも思ってしまいます。自分の場合は別のMT車との2台持ちなので趣味性はそちらに任せて実用性重視の車として乗る分には満足度は高いです。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- スポーティ
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった175人(再レビュー後:5人)
2024年7月15日 07:48 [1596655-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
ハイブリッドエスクードYAH1Sです。
22/6から23/8まで乗っていました。
【エクステリア】
7年前の車をLED化に伴いリファイン。外観は何となく古臭いが、自分としては逆にそれがモデル末期ながらも通用するように、近代化改装をされたみたいでカッコよく感じる。
ただしLEDの照射範囲がスポットの為、夜では使い物にならないレベルのライト。20年前のハロゲンの方がマシ。
【パワートレイン】
エンジンは1.5リッター100馬力程。モーターも30馬力と決してパワフルなわけではない。
長所は6AGSにあると自分は考えていて、燃費を上げる為のハイブリッド機構というよりは、AMTの構造的な弱点である極低速域でのクラッチの断続的な動きによるクリープの不均一な駆動を軽減する為の機構のように感じる。その為、ハイブリッドである意義はかなり薄い。
パワーが無さすぎる為、通常のATのような走り方ではAMTの荒ばかり目立ってしまうが、AMT車として走るとよくできた制御で、MTのようなレブまで回すスポーツ走行も低回転で走る燃費走行も自由自在に可能。ただし、AMT特有の乗り方とローパワー車の乗り方の両方をしないとまともに走れない為、癖がかなり強い。
普通のAT車やMT車だと思って買うと後悔するような車で、MTの万能感に飽きたけどトルコンやCVTは好きではない、そういった腕に覚えがある人向けの特殊なパワートレイン。
【走行性能】
サスペンションはストロークは長めだが足は硬めで良く決まる足周りとなっている。フロント荷重に掛けにくい車なので慣れるまで少し難しいが、しっかりと荷重を掛けた時の回頭性の良さは素晴らしい。ロール量は多いが良く踏ん張る足で、剛性が高いのも相まってワインディングでは左右に傾きながら四輪全てのタイヤを使いながら走るのが気持ち良い。
四駆はオンロードとオフロード両方で有効な制御を持つ電子制御式カップリング。ワインディングでは回頭性の良さを活かしたFF挙動でターンインし、脱出時は後輪を駆動させ安定性を高めるような制御を行い、オフロードでは直結50:50モードや空転輪にブレーキを行う簡易デフロックを持つ。
【乗り心地】
前席の乗り心地は上々で、シートの柔らかさも相まって10時間以上走っていても疲れない。疲れるほどでも無いが、ステアリングから路面からの振動は多く感じる。(イニシャルトルクが掛かっているのかも)
後部座席でもそこまで乗り心地は悪く無く、荒れたワインディングや未舗装でも無ければロングドライブも苦では無い。
【燃費】
街乗りではモータートルクによるアシストは充分で、高いギアを選択したりEV走行を行うので燃費は上々。郊外や山岳路はMTモードで低回転走行をすればさらに燃費が良い。ただ、ワインディングで楽しんだり、高速やバイパスを飛ばして走ろうとすると燃費は著しく低下する。最高燃費22km/l、平均燃費16km/l 、最低燃費13km/h。ハイブリッドにしてはかなり悪い燃費。
【価格】
元々235万で売り出された車。差額65万はLED化、先進安全装備、トランスミッション&HV機構代だと思っているので妥当。6MT(に準ずるAMT)でオン/オフ両方で性能を発揮する四駆を持つコンパクトなHV車は他に無い。そこに価値を感じるかなりコアな少数派ならばお買い得。
【総評】
スズキのHV車という事でそこまで完成度の高くないだろうと思っていましたが、非常にレベルの高い制御が組み合わさっています。それでいて自分の操作次第で自由に操れるような許容を残しているのがスズキらしい。他社のハイブリッドであればスムーズで誰が走っても変わらないように作ってあり、自分自身が仕事をする事はあまり無いはずです。普通に乗るのであれば他社より快適性・質感・装備に置いて劣っていると言わざるを得ませんが、AMT+モーターのパラレルハイブリッド機構のおかげでMT車の様にレブまで回すスポーツ走行も、低回転やモーターを使った燃費走行も自由自在です。今の時代の車としてそぐわないような荒削りで人間任せのパワートレインがこの車の最大の長所であり、短所となります。
また、ハイブリッド化してもオフロードでもオンロードでも発揮する四駆機構を削る事なく備えている事もポイントです。自分は車を買う条件としてオンロード9割以上走るのでオンロードを楽しく走れる事、登山で使用する為オフロードをある程度走れる性能がある事が条件でした。その条件の元、ライトなオフロードを走る性能があるMT車で探しました。MT車で探したのはラバーフィールのCVTや面白げの無い出来の良いトルコンAT(ついでに変速時のトルク押しも)は好みでは無かったからです。近いものではCX-3ディーゼルや先代ヴェゼルDCTパラレルHVですがどちらも地上高が低く、50:50の直結モードも空転輪にブレーキを掛ける簡易デフロックも無いシティSUVなので不安がありました。エスクードは6MTベースのAMTですし、オフロード性能オンロード性能どちらにおいてもマイナーチェンジ前からの定評があります。唯一の懸念はエンジン+モーターパワーでしたが、コペン乗りだった自分としてはパワーの無いことですら、自分の腕でパワーの差を埋めるという要素がある事に魅力を感じました。実際試乗し、加速こそは遅いもののパワーを振り絞るように回るエンジンと小気味良いトランスミッション、深いストロークでスイフトスポーツを彷彿させる乗り味とハンドリングがすばらしいと感じ、購入に至りました。
この車はAMT+モーター+4WDの複雑な制御を自分自身の手で操るという難しさがあり、とても乗り甲斐のあるものに仕上がっていると思います。
追記:23年8月に手放しました。シフトダウン時にミッション保護の為かレッドゾーン手前にシフトダウンできない(2-1では3000回転、他のギアでは5000回転以下になるようにしないと入らない)制御になっている為、スポーツ走行が難しかしかく、オフ/オン万能ではなかったのが1番の理由です。他にもLEDの照射範囲の狭さや、停止時のモーターによるクリープの不均一さ(ノーショックでの停止の難しさ)が良くなかった点です。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- スポーティ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年4月
- 購入地域
- 愛知県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった5人
2022年7月19日 21:49 [1596655-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
現行のハイブリッドエスクードYAH1Sです。
情報が少ないので参考にしてもらえれば。
【エクステリア】
7年前の車をLED化に伴いリファイン。外観は何となく古臭いが、自分としては逆にそれがモデル末期ながらも通用するように、近代化改装をされたみたいでカッコよく感じる。
ヘッドライト周りもだいぶ形状が変わり、青メッキの横ラインが良く目立っていい感じ。
【パワートレイン】
エンジンは1.5リッター100馬力程。モーターも30馬力と決してパワフルなわけではない。
エスクードハイブリッドの長所は6AGSにあると自分は考えていて、燃費を上げる為のハイブリッド機構というよりは、AMTの構造的な弱点である極低速域でのクラッチの断続的な動きによるクリープの不均一な駆動を軽減する為の機構のように感じる。その為、ハイブリッドである意義はかなり薄く、燃費が多少良いくらいなもの。
パワーが無さすぎる為、通常のATのような走り方ではAMTの荒ばかり目立ってしまうが、AMT車として走るとよくできた制御で、MTのようなレブまで回すスポーツ走行も低回転で走る燃費走行も自由自在に可能。ただし、AMT特有の乗り方とローパワー車の乗り方の両方をしないとまともに走れない為、癖がかなり強い。
普通のAT車やMT車だと思って買うと後悔するような車で、MTの万能感に飽きたけどトルコンやCVTは好きではない、そういった腕に覚えがある人向けの特殊なパワートレイン。
【走行性能】
サスペンションはストロークは長めだが足は硬めで良く決まる足周りとなっている。フロント荷重に掛けにくい車なので慣れるまで少し難しいが、しっかりと荷重を掛けた時の回頭性の良さは素晴らしい。ロール量は多いが良く踏ん張る足で、剛性が高いのも相まってワインディングでは左右に傾きながら四輪全てのタイヤを使いながら走るのが気持ち良い。後輪はトーションビームな所為もあるのか荷質の荷物は良く動くが、予測もしやすく向きを変えやすい。
四駆はオンロードとオフロード両方で有効な制御を持つ電子制御式カップリング。ワインディングでは回頭性の良さを活かしたFF挙動でターンインし、脱出時は後輪を駆動させ安定性を高めるような制御を行い、オフロードでは直結50:50モードや空転輪にブレーキを行う簡易デフロックを持つ。
この車体と四駆制御がパワートレインと組み合わさり、同クラスとは比べ物にならないほどスポーティーでオフローダーなSUVになっている。
【乗り心地】
前席の乗り心地は上々で、シートの柔らかさも相まって12時間程度走っていても疲れない。疲れるほどでも無いが、ステアリングから路面からの振動は多く感じる。逆に言えば路面の状況を正しく伝えてくれるステアリングとも言える。
後部座席でもそこまで乗り心地は悪く無く、荒れたワインディングや未舗装でも無ければロングドライブも苦では無い。
【燃費】
街乗りではモータートルクによるアシストは充分で、高いギアを選択したりEV走行を行うので燃費は上々。郊外や山岳路はMTモードで低回転走行をすればさらに燃費が良い。ただ、ワインディングで楽しんだり、高速やバイパスを飛ばして走ろうとすると燃費は著しく低下する。最高燃費22km/l、平均燃費16km/l 、最低燃費13km/h。
HV化しても燃料タンクは変わらない為、航続可能距離、夢の1000km/lを目指せる車。
【価格】
元々235万で売り出された車。差額65万はLED化、先進安全装備、トランスミッション&HV機構代だと思っているので妥当。6MT(に準ずるAMT)でオン/オフ両方で性能を発揮する四駆を持つコンパクトなHV車は他に無い。そこに価値を感じるかなりコアな少数派ならばお買い得。
【総評】
スズキのHV車という事でそこまで完成度の高くないだろうと思っていましたが、非常にレベルの高い制御が組み合わさっています。それでいて自分の操作次第で自由に操れるような許容を残しているのがスズキらしい。他社のハイブリッドであればスムーズで誰が走っても変わらないように作ってあり、自分自身が仕事をする事はあまり無いはずです。普通に乗るのであれば他社より快適性・質感・装備に置いて劣っていると言わざるを得ませんが、AMT+モーターのパラレルハイブリッド機構のおかげでMT車の様にレブまで回すスポーツ走行も、低回転やモーターを使った燃費走行も自由自在です。今の時代の車としてそぐわないような荒削りで人間任せのパワートレインがこの車の最大の長所であり、短所となります。
また、ハイブリッド化してもオフロードでもオンロードでも発揮する四駆機構を削る事なく備えている事もポイントです。自分は車を買う条件としてオンロード9割以上走るのでオンロードを楽しく走れる事、登山で使用する為オフロードをある程度走れる性能がある事が条件でした。その条件の元、ライトなオフロードを走る性能があるMT車で探しました。MT車で探したのはラバーフィールのCVTや面白げの無い出来の良いトルコンAT(ついでに変速時のトルク押しも)は好みでは無かったからです。近いものではCX-3ディーゼルや先代ヴェゼルDCTパラレルHVですがどちらも地上高が低く、50:50の直結モードも空転輪にブレーキを掛ける簡易デフロックも無いシティSUVなので不安がありました。エスクードは6MTベースのAMTですし、オフロード性能オンロード性能どちらにおいてもマイナーチェンジ前からの定評があります。唯一の懸念はエンジン+モーターパワーでしたが、コペン乗りだった自分としてはパワーの無いことですら、自分の腕でパワーの差を埋めるという要素がある事に魅力を感じました。実際試乗し、加速こそは遅いもののパワーを振り絞るように回るエンジンと小気味良いトランスミッション、車重の割によく効くブレーキ、深いストロークでスイフトスポーツを彷彿させる乗り味とハンドリングがすばらしいと感じ、購入に至りました。
この車はAMT+モーター+4WDの複雑な制御を自分自身の手で操るという難しさがあり、とても乗り甲斐のある素晴らしいものに仕上がっていると思います。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- スポーティ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年4月
- 購入地域
- 愛知県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった137人
2022年7月8日 20:59 [1596655-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
現行のハイブリッドエスクードYAH1Sです。
情報が少ないので少しでも参考にして頂ければと思います。
【エクステリア】
見た目としては7年程前に発売した車な事もあり、リアが特に古臭く感じます。LED化に伴い最近のライトっぽくリファインされています。自分としては逆にそれがモデル末期ながらも通用するように、近代化改装をされたみたいでカッコよく感じます。
ヘッドライト周りもだいぶ形状が変わりました。青メッキの横ラインが良く目立っていい感じです。
純正ホイールはS-CROSSの流用ですし、最近のシティSUVの様で好みでは無いので近々交換予定です。
この車で良く無いところは有彩色の設定無い事です。元々あった鮮やかな青や赤、海外設定ではあるゴールドが日本には入って来ていないので残念です。日本では売れないカラーなので仕方ないとは思いますが。
【インテリア】
インテリアは他の人からしたら安っぽいらしいです。300万の車としては確かに安っぽいのかも知れませんが、元々が235万の車なのでこんなもんだと思います。200万で買ったスイフトスポーツや265万で買ったコペンはもっと安っぽかったです。なので自分は全く気になりません。
むしろシートやセンタークロックは渋くて好きです。
【エンジン性能】
ジムニーシエラのエンジンを横置き無しデュアルインジェクション化した物です。シエラの物と馬力もトルクもそう変わりません。そのエンジンで1300kg越えの車体を駆動するのですからパワーは当然ありません。しかし、33馬力のモーターがやや高回転型のエンジンの低速域を補っており、まるでダウンサイジングターボのような役割をしています。高回転域でも、元々6000回転まで綺麗に回るエンジンなので気持ちがいいです。また、駐車時などの極低速時AMTの弱点であるクラッチの繋ぎの部分をモーターで補っているのでAMT車にしては使いやすいと思います。
一般的なAT車は燃費の為にギアを高く保つ傾向にありますが、この車はモーターによる回生ブレーキを備える為、AT車の弱点であるエンジンブレーキの弱さを補っています。このおかげで6AGSは早めに変速でき、燃費も稼げますし、回生によって減速させる事でAGSはシフトダウンに専念できる(ニュートラル状態でのシフトダウン)為、AMTの弱点である変速ショックを無くし、再加速をスムーズにしています。
プリウスやノートのようなモーター主体のハイブリッド者では無く、エンジン主体のハイブリッド車です。ハイブリッドは燃費の為では無く、AMTというトランスミッションの弱点を軽減する為の機構だと個人的には思います。
【走行性能】
まず6AGSが素晴らしいです。2ペダルなだけでほぼMTなのでCVTのラバーフィールやトルコンATのような変速時のトルク押しがありません。変速ラグはありますが、MTと同じくらいのラグなので全く違和感ありません。極低速時AMTの弱点であるクラッチの断続する動きはハイブリッドシステムで補っているので他のAMT車よりは運転しやすいです。
また、ハイブリッド化しても四駆機構を失っていない為、従来のエスクードと同じ電子制御式カップリングを持つ四駆です。オフロードはもちろんオンロードでも力を発揮する制御なので、AMTも伴ってワインディングでは同クラスより遥かに楽しいです。
唯一のライバルといえば1.4ターボのエスクードかと思われますが、1.4ターボは気軽に速く走るのに向いている印象で、こちらの1.5ハイブリッドは持ちうるすべての機能を引き出して走り切るといった所に楽しさが詰まっていると思います。
【乗り心地】
サスペンションはストロークが長く、しっかり沈み込ませて曲がるタイプの車です。ロール量は多いのですが、足が硬めなのでフワフワはせずガッチリときまります。
車重が1320kgという事もあり、マイナーチェンジ前の1.4ターボと100kgほど違います。それにより乗り心地としては良くなったかと思われます。ゴツゴツとした振動が心地良く、ベストな足回りだと思います。
【燃費】
600km走って初の給油では燃費は14.2km/lでした。高速200:街中150:山道250の割合です。慣らしのために3000回転以下で走っていた為、山道と加速時に燃費走行には不利な条件下でした。ハイブリッドの構造的に走り方次第で化ける可能性があるので鳴らし運転が終わるのが楽しみです。
2022/7/8追記:インジケーター上ですが、140km走って21.9km/lを記録しました。過去給油では満タン法でも誤差はほぼ無かったのでこの数値も実燃費とそう変わらないと思います。乗り方次第でかなり燃費良く走れるようです。この燃費なら47リットルのガソリンタンクの為、夢の航続可能距離1000kmが目指せます。
【価格】
スズキ車の300万越えという事ですが、自分としては高く無いと思います。電子制御の四駆機構を備えたコンパクトSUVにパラレルハイブリッドシステムと6速MTベースのAMTなのですから特徴を詰め込み過ぎてます。全ての人にオススメできるわけで無く、ハマる人にはドンピシャにハマるのでそういった方にはお買い得です。
【総評】
普通に乗るのであればモーターのおかげでそこまで違和感なく乗れるAMT車です。しかしそれではわざわざこの車を選ぶ必要はありません。他社の同クラスの方が質感も装備も快適さも上です。
この車の強みはAMT+モーターのパラレルハイブリッド機構のおかげでMT車の様に、レッドゾーンまで回し切ってスポーティーに走る事も、高めのギアで燃費走行に徹することも自由自在な事です。
また、ハイブリッド化してもオフロードでもオンロードでも発揮する四駆機構を削る事なく備えているところも同クラス他社違うポイントです。
AMT+モーター+4WDの複雑な制御を自分自身の手で操るという難しさがあり、とても乗り甲斐のある素晴らしい車に仕上がっていると思います。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- スポーティ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年4月
- 購入地域
- 愛知県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった13人
2022年7月1日 21:36 [1596655-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
現行のハイブリッドエスクードYAH1Sです。
情報が少ないので少しでも参考にして頂ければと思います。
【エクステリア】
見た目としては7年程前に発売した車な事もあり、リアが特に古臭く感じます。LED化に伴い最近のライトっぽくリファインされています。自分としては逆にそれがモデル末期ながらも通用するように、近代化改装をされたみたいでカッコよく感じます。
ヘッドライト周りもだいぶ形状が変わりました。青メッキの横ラインが良く目立っていい感じです。
純正ホイールはS-CROSSの流用ですし、最近のシティSUVの様で好みでは無いので近々交換予定です。
この車で良く無いところは有彩色の設定無い事です。元々あった鮮やかな青や赤、海外設定ではあるゴールドが日本には入って来ていないので残念です。日本では売れないカラーなので仕方ないとは思いますが。
【インテリア】
インテリアは他の人からしたら安っぽいらしいです。300万の車としては確かに安っぽいのかも知れませんが、元々が235万の車なのでこんなもんだと思います。200万で買ったスイフトスポーツや265万で買ったコペンはもっと安っぽかったです。なので自分は全く気になりません。
むしろシートやセンタークロックは渋くて好きです。
【エンジン性能】
ジムニーシエラのエンジンを横置き無しデュアルインジェクション化した物です。シエラの物と馬力もトルクもそう変わりません。そのエンジンで1300kg越えの車体を駆動するのですからパワーは当然ありません。しかし、33馬力のモーターがやや高回転型のエンジンの低速域を補っており、まるでダウンサイジングターボのような役割をしています。高回転域でも、元々6000回転まで綺麗に回るエンジンなので気持ちがいいです。また、駐車時などの極低速時AMTの弱点であるクラッチの繋ぎの部分をモーターで補っているのでAMT車にしては使いやすいと思います。
一般的なAT車は燃費の為にギアを高く保つ傾向にありますが、この車はモーターによる回生ブレーキを備える為、AT車の弱点であるエンジンブレーキの弱さを補っています。このおかげで6AGSは早めに変速でき、燃費も稼げますし、回生によって減速させる事でAGSはシフトダウンに専念できる(ニュートラル状態でのシフトダウン)為、AMTの弱点である変速ショックを無くし、再加速をスムーズにしています。
プリウスやノートのようなモーター主体のハイブリッド者では無く、エンジン主体のハイブリッド車です。ハイブリッドは燃費の為では無く、AMTというトランスミッションの弱点を軽減する為の機構だと個人的には思います。
【走行性能】
まず6AGSが素晴らしいです。2ペダルなだけでほぼMTなのでCVTのラバーフィールやトルコンATのような変速時のトルク押しがありません。変速ラグはありますが、MTと同じくらいのラグなので全く違和感ありません。極低速時AMTの弱点であるクラッチの断続する動きはハイブリッドシステムで補っているので他のAMT車よりは運転しやすいです。
また、ハイブリッド化しても四駆機構を失っていない為、従来のエスクードと同じ電子制御式カップリングを持つ四駆です。オフロードはもちろんオンロードでも力を発揮する制御なので、AMTも伴ってワインディングでは同クラスより遥かに楽しいです。
唯一のライバルといえば1.4ターボのエスクードかと思われますが、1.4ターボは気軽に速く走るのに向いている印象で、こちらの1.5ハイブリッドは持ちうるすべての機能を引き出して走り切るといった所に楽しさが詰まっていると思います。
【乗り心地】
サスペンションはストロークが長く、しっかり沈み込ませて曲がるタイプの車です。ロール量は多いのですが、足が硬めなのでフワフワはせずガッチリときまります。
車重が1320kgという事もあり、マイナーチェンジ前の1.4ターボと100kgほど違います。それにより乗り心地としては良くなったかと思われます。ゴツゴツとした振動が心地良く、ベストな足回りだと思います。
【燃費】
600km走って初の給油では燃費は14.2km/lでした。高速200:街中150:山道250の割合です。慣らしのために3000回転以下で走っていた為、山道と加速時に燃費走行には不利な条件下でした。ハイブリッドの構造的に走り方次第で化ける可能性があるので鳴らし運転が終わるのが楽しみです。
【価格】
スズキ車の300万越えという事ですが、自分としては高く無いと思います。電子制御の四駆機構を備えたコンパクトSUVにパラレルハイブリッドシステムと6速MTベースのAMTなのですから特徴を詰め込み過ぎてます。全ての人にオススメできるわけで無く、ハマる人にはドンピシャにハマるのでそういった方にはお買い得です。
【総評】
普通に乗るのであればモーターのおかげでそこまで違和感なく乗れるAMT車です。しかしそれではわざわざこの車を選ぶ必要はありません。他社の同クラスの方が質感も装備も快適さも上です。
この車の強みはAMT+モーターのパラレルハイブリッド機構のおかげでMT車の様に、レッドゾーンまで回し切ってスポーティーに走る事も、高めのギアで燃費走行に徹することも自由自在な事です。
また、ハイブリッド化してもオフロードでもオンロードでも発揮する四駆機構を削る事なく備えているところも同クラス他社違うポイントです。
AMT+モーター+4WDの複雑な制御を自分自身の手で操るという難しさがあり、とても乗り甲斐のある素晴らしい車に仕上がっていると思います。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- スポーティ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2022年4月
- 購入地域
- 愛知県
- 新車価格
- 297万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった15人
「エスクード 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年4月13日 08:49 | ||
| 2025年3月30日 19:40 | ||
| 2024年9月10日 07:26 | ||
| 2024年8月16日 20:34 | ||
| 2024年4月15日 11:00 | ||
| 2024年3月18日 23:56 | ||
| 2023年12月26日 23:47 | ||
| 2023年11月24日 16:35 | ||
| 2023年4月25日 10:44 | ||
| 2021年4月21日 21:00 |
エスクードの中古車 (全2モデル/186物件)
-
- 支払総額
- 205.0万円
- 車両価格
- 200.3万円
- 諸費用
- 4.7万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 4.7万km
-
- 支払総額
- 249.8万円
- 車両価格
- 239.3万円
- 諸費用
- 10.5万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.3万km
-
- 支払総額
- 237.0万円
- 車両価格
- 229.7万円
- 諸費用
- 7.3万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 1.1万km
-
- 支払総額
- 292.6万円
- 車両価格
- 287.7万円
- 諸費用
- 4.9万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 4.4万km
-
- 支払総額
- 157.4万円
- 車両価格
- 147.9万円
- 諸費用
- 9.5万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 6.1万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
49〜410万円
-
33〜615万円
-
63〜519万円
-
42〜1028万円
-
29〜388万円
-
64〜478万円
-
51〜195万円
-
49〜117万円
-
63〜338万円
自動車(本体)
(最近1年以内の投票)
新着ピックアップリスト
-
【おすすめリスト】今年のうちにこれで組め的な自作ゲーミングPC案
-
【欲しいものリスト】PCカレン
-
【欲しいものリスト】タフなやつ
-
【欲しいものリスト】はぁじぃめぇとぇのじさぁくぴぃいしぃ
-
【欲しいものリスト】252
(自動車(本体))
- ユーザー満足度ランキング
- カテゴリ別の「ユーザ満足度」が高い製品のランキング
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス














