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『ジャガーらしいスポーティな走りと操縦安定性を示す高級セダン』 ジャガー XF 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
XFの新車
新車価格: 605〜1188 万円 2015年9月25日発売〜2025年6月販売終了
中古車価格: 105〜541 万円 (36物件) XF 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ジャガー > XF 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年9月26日 04:12 [963659-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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ジャガーのミッドサイズセダンのXEが日本で発表されたのは2015年5月。これに続いてアッパーミドルセダンの2代目XFが発表されたのが2015年9月だから、何とも短期間のモデル投入である。たくさん車種をラインナップするわけではないジャガーとしては、もったいないくらいのタイミングである。
ジャガーXEとXFは基本プラットホーム(アーキテクチャー)を共用しており、実質的に同時並行的に開発が進められていたから、ホイールベースが異なるなど、ボディサイズは違っているが、パワートレーンは一部が共通のものとされるなど、両車の共通点は多い。
同じパワートレーンであれば、ボディが大きくて車両重量の重いXFのほうが不利になるが、室内の居住性などでは有利になる。またインテリア回りの質感なども上級モデルであるXFのほうが優位に立つ。こんな関係になる。
2代目ジャガーXFには、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが、名古屋駅を起点に三重県志摩市までの往復コースを設定したメディアン関係者向けの試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはディーゼルエンジンを搭載したモデルがピュアとプレステージの2台、ガソリン車は最も強力なエンジンを搭載したSだ。
外観デザインは見た目はXEと変わらない印象だ。いずれもジャガー顔のデザインを採用するだけに、ぱっと見てどちらのモデルであるかを見分けるのは難しい。ジャガー・ランドローバー・ジャパンの説明では、ヘッドライトの形状やリヤドアのウインドー、テールランプなど、見分けるポイントを説明してくれたが、それくらいでないと見分けにくいということでもある。
サイズを比較すると、XEの3サイズが4680mm×1850mm×1415mmで、ホイールベースが2835mmであるのに対し、XFは4965mm×1890mm×1455mmで、ホイールベースが2960mmだから、明らかにXFのほうが大きい。2台を並べて見たなら、大きさの違いで見分けることができる。
インテリアについてもXEとXFで共通する部分は多いものの、全体的な質感は明らかにXFのほうが上だと思う。グレードによる仕様差やオプションの装着の有無などもあるので単純ではないのだが、ベースグレード同士で比較するとやはりXFのほうがジャガーらしい質感を備えていて、XEにはやや物足りなさがあるからだ。
質感以上に差が大きいのは室内の居住空間だ。XEに対してボディが大きい分だけ室内も広くなっている。先にXEとのボディサイズの違いを記したが、旧型XFとの比較では全長が10mm短くなって、全高が5mm低くなったが、ホイールベースは50mm延長されていて、これによって後席のニールームやヘッドクリアランスが拡大されている。
XEはパーソナルな使い方をする機会が多いユーザー向けで、XFは後席に乗員を乗せる機会が多い人向けという風に考えても良いだろう。
運転席に乗り込み、スターターボタンを押すと、センターコンソールに設けられた円形のATセレクターが競り上がってきて、同時にエアコン吹き出し口のベントが回転し、さあ運転しようという気分を盛り上げてくれる。
直列4気筒2.0Lの直噴ディーゼルターボは、132kW/430N・mのパワー&トルクを発生する。パワーはともかくトルクに関しては、自然吸気のガソリンエンジンでいえばV型8気筒4.0L級に相当する以上の実力だから、XFのボディに対しても余裕十分といった印象である。特に電子制御8速ATとの組み合わせが秀逸で、デキの良いATによって雨らかな走りが実現されている。
XFのディーゼル車に乗って感じたのは、スタート/ストップ(アイドリングストップ)機構から復帰するときの振動や騒音がやや大きめなことだ。ヨーロッパではエンジンを止めることが大切という考えからか、復帰時の振動・騒音にはあまりこだわらないクルマが多いが、ジャガーもその例に漏れない印象だった。
ガソリン車は最もパワフルな仕様のエンジンを搭載するSに試乗した。搭載エンジンはV型6気筒3.0LのDOHC+スーパーチャージャー仕様で、280kW/450N・mのパワー&トルクを発生する。こちらはXEには搭載されていないエンジンで、本格的なスポーツカー用のエンジンと言っていい。
ディーゼルに比べて吹き上がりがスムーズなのはもちろんのこと、エンジンの吹き上がりに合わせて盛り上がっていくパワーが凄いので、ディーゼルに比べて格段にスポーティな走りが可能である。
XFにはアドバンスド・ドライビング・ダイナミクスやオール・サーフェス・プログレス・コントロール、トルク・ベクタリングなど、さまざまな最新の電子制御技術が盛り込まれている。これによる操縦安定性の高さやハンドリング性能の高さなどはやや大きめの高級セダンとは思えないようなものだ。たとえばFR車ならではのコーナーでの回頭性の高さをトルクベクタリングがさらに高次元に引き上げているのだ。
ジャガーXFでは、インフォテイメントシステムも進化した。スマホ的な操作が可能なタッチスクリーンを採用した大型の液晶パネルを採用するなどして操作性を高めている。個人的にはクルマにタッチパネルは良くないと思うが、それが時代の流れでもある。
ディーゼル車はピュアなら614万円で、プレステージでも697万円なのに対し、ガソリン車のSは1142万円もするから、比較して買うような話にはならないが、ジャガーのスポーツ性を考えたらS、あるいは同じエンジンのチューニング違いとなるRスポーツやポートフォリオなどの存在は見逃せない。
なお、XFには25tピュアや25tプレステージといった直列4気筒2.0Lのターボ仕様エンジンを搭載したモデルも存在する。ガソリン車のピュアはディーゼル車に対して10万円、プレステージは26万円安いから、これも選択肢に入るだろう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった18人
「XF 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年7月3日 23:50 | ||
| 2022年3月27日 03:02 | ||
| 2020年9月3日 17:57 | ||
| 2016年9月26日 04:12 |
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(自動車(本体) > リーフ 2025年モデル)
4
高山正寛 さん
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