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『アクティブなカーライフを楽しむ人に最適』 フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
パサート ヴァリアントの新車
新車価格: 521〜677 万円 2015年7月16日発売
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート ヴァリアント 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年12月23日 15:06 [887289-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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パサートヴァリアントは大容量のラゲッジスペースを持つ使い勝手に優れたミディアムワゴンである。今回のモデルはゴルフから導入されたMQBと呼ぶ新しい開発手法を採用して作られている。それによる進化の幅も大きい。
パサートでは、セダンがほとんど売れないのに対し、ヴァリアントは比較的良く売れている。国産車にこれといったワゴンが少なくなった今、使い勝手の良いワゴンとして評価されているからだ。使い勝手や走行性能を高めた今回のモデルはさらに魅力的になっている。
パサートヴァリアントには、フォルクスワーゲングループジャパンが富津市のゴルフ場をベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗車はTSI-Rラインだ。なおパサート(セダン)については別にレポートしているので参照されたい。
外観デザインはすっきりした印象を強めながらも、基本はフォルクスワーゲンらしいオーソドックスなワゴンデザインを採用する。ボディサイドに入った水平基調の明確なプレスラインが伸び伸びとした印象を与えている。誰からも好感を得られるようなデザインであると言っていい。
インテリアも同様に機能性を追求したフォルクスワーゲンらしいデザインに加え、フォルクスワーゲンのラインナップの中で上級車に位置するパサートヴァリアントらしい質感が付与されている。Rライン専用のアルミパネルはスポーティさも合わせ持つものだ。全体に高級感といった点で満足できる仕様である。
ボディサイズは全幅をわずかに拡大したほか、全長、全高とも少し縮小されている。ほぼ従来のモデル並みのサイズである。それでいながらホイールベースは80mmも延長されていて、これが居住性やラゲッジスペースの拡大に貢献している。全長がほとんど変わらないのにホイールベースが延長されたのは、MQBの成果のひとつでもあるだろう。
逆にボディサイズが1800mmを超えているのにさらに拡大されたのは、日本市場に対する配慮がなされていないことを意味している。私はクルマのボディを大きくすることに基本的に反対である。
ラゲッジスペースは標準状態で47L拡大されて670Lの容量があり、後席の背もたれを倒すと最大で1780Lの容量を持つ。いろいろな荷物を積んで出かけることの多いアクティブなカーライフを楽しむユーザーに最適のモデルだ。
試乗車に搭載されるのは直列4気筒1.4LのTSI(直噴ターボ)仕様エンジンだ。Rラインという名前なので、スポーティな仕様のエンジンを搭載するかと思ったら、内外装の仕様をスポーティなものにしただけで、基本メカニズムは共通である。ただ、タイヤは標準で18インチ、試乗車には19インチのミシュラン・パイロットスーパースポーツという本格的なスポーツタイヤが装着されていた。
Rラインに専用の仕様は外観が専用の前後バンパーやエアロパーツ、18インチアルミホイールなど、インテリアがツートーンのナッパレザーシートや本革巻きマルチファンクションステアリングホイール、アルミデコラティブパネルなどだ。
従来のモデルにも同じ1.4L直噴ターボが搭載されていたが、今回のエンジンは新開発のエンジンで、動力性能は90kWから110kWへと大きく向上している。同様にトルクも200N・mから250N・mへと向上した。組み合わされるトランスミッションは7速DSGで、パドルシフトによる操作も可能だ。
ボディは従来のモデルに比べるとやや軽くなったが、セダンに比べると80kgも重くて1510kgに達する。それでも向上された動力性能を持つ新エンジンはボディに対して余裕十分の実力を持ち、市街地でも高速クルージングでも、何のストレスも感じさせることのない滑らかな走りを実現する。
高速クルージング中には燃費表示も常にJC08モード燃費の20.0km/Lを超える数字が表示されていて、燃費の良さも相当なレベルにあると感じられた。
セダンとヴァリアントで違うのは乗り心地だ。オプションの19インチタイヤはスポーツ性には優れるのだろうが、乗り心地はかなり硬めの印象になる。動力性能は変わらないのだから、19インチタイヤのオプション装着は必要がないと思う。
無理して19インチタイヤを装着すると、乗り心地で悩むだけでなく、後でタイヤを交換するときやスタッドレスタイヤを選ぶときに多額の出費が必要になる。
セダンで指摘した華のなさは、ヴァリアントのRラインになると多少は改善される。それなりに良いクルマに乗っているという印象を与えられるからだ。ただ、Rラインの価格は480万円を超える。これでは何とも高すぎる。ざっと100万円以上安いコンフォートラインを選ぶのがパサートヴァリアントの一般的な選択だと思う。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった11人
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4
高山正寛 さん
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