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『ターボの動力性能としっかりした足回り』 レクサス NX 2014年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
NX 2014年モデル
528
NXの新車
新車価格: 428〜632 万円 2014年7月29日発売〜2021年8月販売終了
中古車価格: 153〜625 万円 (1,103物件) NX 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > レクサス > NX 2014年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年8月30日 03:34 [748899-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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レクサスがSUVモデルの量販を図るべく、RXよりやや小柄なNXを投入した。レクサスはコンパクトなSUVと言っているが、全長4630mmのボディは特にコンパクトというほどではない。全幅に至っては1845mmもあり、国内での使い勝手にも配慮したと言っているが、このサイズでは何をどう配慮したのか全く分からない。むしろ日本市場を無視して作ったと思えるくらいのサイズであり、かなり大きなSUVと考えるほうが自然である。
レクサスNXには軽井沢で開催されたメディア関係者向けの試乗会に出席し、レクサスが用意した広報車両に試乗した。乗ったのはNX200tのバージョンL(AWD)と、200t(2WD)と2台だ。なお、レクサスNX300hについては別項で紹介しているので参照して欲しい。
外観デザインは大きなスピンドルグリルを採用するなどレクサスのアイデンティティーを継承すると同時に、より洗練された仕上げがなされている。エッジの効いたシャープなラインが際立つ感じで存在感のある良いデザインだと思う。
運転席に乗り込むと、そのクォリティの高さがさすがはレクサスと感じさせる。NXはレクサスのSUVとしてはエントリーモデルに当たるのだが、インテリア回りの雰囲気は正にレクサスのものである。
グレードによって設定が異なるが、本革シートを始め、竹や木目あるいはアルミを使った内装パネルなど、厳選された素材に入念な加工を加えたものが採用されている。バージョンLには本革シートが採用されていて、良いクルマに乗っているなと実感できる室内空間だった。
レクサスNX200tに乗って走り出すとすぐに感じたのが引き締まった印象だ。NXはトヨタブランドのハリアーとプラットホームを共用するモデルなので、似たような走りを予想していたら、大きく違っていた。しっかりした感じの落ち着いた乗り味は、ハリアーとは全くの別物だった。
NXとハリアーで生産工場が違い、NXにはレーザースクリュー溶接や構造用接着剤を使うことでボディ剛性を高めている。またサスペンション部品に新たな補強部材を採用するなど、プラットホームは同じでもボディ作りは丸で違うクルマである。車両重量も40kg〜50kgほど重くなっていて、これが走りのしっかり感につながっている。
NX200tに搭載される2.0Lの8AR-FTS型エンジンは直噴仕様に加えてインタークーラー付きターボが装着され、175kW/350N・mのパワー&トルクを発生する。このエンジンにはアイドリングストップ機構も組み込まれていて、12.8km/Lという重量の重いSUVとしてまずまずの燃費性能も獲得している。
レクサスNXには電気式のパーキングブレーキが採用されていて、これをホールド状態にしておくと、エンジンが停止したときにブレーキペダルから足を話していてもアイドリングストップ機構が継続する。これは実用燃費を良くしやすい要素となる。
NX200tはSUVボディのため重量が1700kg台から1800kg台とかなり重い。でも200tの走りは重さを感じさせないものだ。アクセルを踏んだ瞬間こそ一瞬のラグを感じるが、ターボが効きだしてから加速は相当に強力だ。最大トルクに達するのが1650回転と低いので、走り出すとすぐに最大トルクを使って走れるようになる。
高速域まで伸びていく加速感も気持ちの良いもので、ターボが本格的に効く3000回転以上の領域では実にパワフルな走りを示し、ターボエンジンなのに高回転域まで気持ち良さを感じさせるのは良い点だ。このパワーフィールはなかなかのものである。
トランスミッションは6速ATが組み合わされた。実際に走らせてこのATでも特に不満を感じたわけではない。またATの段数を増やしたところで、ギアを細かく刻んで変速操作する人は少ないし、するときでも1段飛ばしや2段飛ばしの変速になるのが普通だから、その意味でも6速あれば良いと思う。
でも、世界のラグジュアリーブランド車が次々に多段化したATを搭載していて、今や7速、8速が当たり前の時代になっている。その時代にあって6速ATというのは、少なくとも記号的には物足りない。しかもトヨタ系のATメーカーであるアイシン製8速ATがボルボに搭載されていることを考えたら、やはり8速ATが欲しいと思う。
NX200tではAWDのバージョンLと2WD(FF)のベースモデルに試乗した。個人的にはSUVを買うのに2WD車を選んでも意味がないと思うが、レクサスNXはアーバンSUVを標榜している。都会でNXに乗るユーザーなら、あえて4WDを選ばずに2WDを選んでも良いともいえる。
レクサスNXは価格が相当に高い。ベースグレードの NX200tの2WD車でも428万円であり、これに安全装備をいっぱいにオプション装着すると40万円を超える予算が必要になり、さらにいくつかのオプションを選択すると車両価格が500万円に近くなる。AWD車なら確実に500万円を超える。
しっかりした走りを持つプレミアムSUVとはいえ、もう少し手頃な価格でないと手を出しにくい。またこの価格帯のプレミアムブランド車で、最近話題の追突軽減ブレーキなどの先進安全装備がことごとにオプション設定といのうもいただけない。
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参考になった33人
「NX 2014年モデル」の新着レビュー
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| 2020年6月21日 16:21 | ||
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4
高山正寛 さん
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