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『軽自動車の枠を超越した質感と走り』 ダイハツ コペン ローブ 2014年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
コペン ローブの新車
新車価格: 198〜225 万円 2014年6月19日発売
中古車価格: 65〜458 万円 (632物件) コペン ローブ 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ダイハツ > コペン ローブ 2014年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2014年7月28日 22:48 [740962-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
ボディパネルはドアを除き樹脂製 |
左右ロールバー間にウインドデフレクターを装備 |
オーディオやナビはスピーカー以外オプション |
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内装色はブラウン系が標準でブラックはオプション |
新型は全車リトラクタブルハードトップ仕様 |
64ps/9.4kgmというスペックはタントなどと共通 |
2012年に初代が生産を終了した後、1年ぶりに復活したコペンのうち、最初に発売されたボディであるコペン・ローブの7速マニュアルモード付きCVT車と5速MT車に、神奈川県小田原市で行われた試乗会で乗りました。
丸みを帯びた先代から一転、現代的なダイナミズムを強調したエクステリアデザインは、従来の造形では販売台数が限られていたことから、「旧型を超えるものを作ろう」という号令のもと、ゼロから考え直したものだそうです。ローブだけでなく、秋に追加予定のXモデルも、そういった経緯で生まれたとのことです。
個人的にはXモデルの斬新なコンセプトに惹かれるものの、ローブも低いノーズと歩行者保護対策を両立したボンネット、リアスポイラー一体トランクリッドなど、樹脂成形のメリットを生かした大胆な造形が施してあり、パネル表面の質感も高く、設計者の熱意が伝わってくるボディでした。
それ以上に感心したのはインテリアです。まずは質感の高さに驚かされます。2L以下の国産スポーツカーではトップではないでしょうか。スポーツカーでありながら、あえてブラウン系のコーディネートをメインに据えたセンスの良さも褒められます。一方でインパネは左右対称とし、細身のセンターコンソールを目立たせることでT字型スタイルを強調するなど、スポーツカーらしさの演出にも抜かりはありません。
コペンの全高は1280mmと、スポーツカーとしてはそれほど背は低くありません。おかげで乗り降りはしやすく、シートはスポーツカーにふさわしいサポート性能を備えつつ、厚みがあって座り心地も良好でした。車体が小柄なこともあり、四隅の視界も文句なしでした。
外寸に制約がある軽自動車ということもあって、シート背後に荷物を置くスペースはないものの、トランクリッドが水平になったことで荷室容量が拡大し、ルーフを格納した際にも小さめの荷物なら載せることができるようになったのは朗報です。
旧型の4気筒ターボから3気筒ターボにスイッチしたエンジンは、最近のダイハツ製ターボの例に漏れず、トルクの立ち上がりがなだらかなので、リラックスしてドライブできました。それ以上に感心したのは音です。3気筒独特のノイズは巧みに抑え込まれ、マフラーからはフォーンという心地良い音が響いてきます。レッドゾーンは7500rpmからですが、7000rpmあたりまで回しても苦しげな音は立てませんでした。
CVTにもスポーツカーらしい演出がありました。Dレンジからレバーを横に倒してSモードに入れると、デュアルクラッチ・トランスミッションのように段を切った加速を演じてくれるのです。減速時や下り坂でのシフトダウンも的確だったので、レバーを前後に動かしてのマニュアルモードに頼ることはさほどありませんでした。
5速MTはインドネシア向け車種アイラと共用で、発表前のプロトタイプでは曖昧なタッチが気になったのですが、市販型では確実な操作感を手に入れており、シフトワークを楽しみたくなる存在になっていました。
オープン状態での風の巻き込みは、サイドウインドーを下げていると気になるものの、窓を上げればリアデフレクターのおかけもあり、100km/hぐらいまで速度を上げても髪の毛が揺らされるだけという、完璧に近い風のコントロールを実現していました。逆にルーフを閉じると、リトラクタブル式ハードトップにありがちな音の反響が気になることもありました。
乗り心地は、低速では大径ホイールや扁平タイヤの硬さを感じることがあるものの、軽自動車としては異例にサスペンションがしっとり動くので、厚みのあるシートのおかげもあって、予想以上に快適です。ステアリングの切れ味もまたしっとりしていて、軽自動車というカテゴリーから懸念される安物感はありません。いたずらに鋭さを追求せず、自然なフィールを目指した点に好感が持てます。
快適な乗り心地をもたらしたサスペンションは、コーナーではしっとり路面に接地し、予想以上の粘り腰を演じてくれます。前輪駆動車ながらフロントに多くの仕事を任せるのではなく、前後がバランスよくグリップを分担するという、後輪駆動車を思わせる特性であり、気持ち良くコーナーをこなしていけました。
新型コペンがここまで完成度の高い走りを手にしているとは思いませんでした。すべての面で質の高さが目立ち、スポーツカーとしてだけでなく、プレミアムなパーソナルコンパクトカーとしても認めたくなる内容でした。それを考えれば200万円を大きく下回る価格はバーゲンプライスと言えます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった15人
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| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年3月2日 03:49 | ||
| 2025年1月6日 17:03 | ||
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| 2020年5月13日 18:39 | ||
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4
高山正寛 さん
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