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『優れた足回りを持つ新感覚のSUV』 メルセデス・ベンツ GLAクラス 2014年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
GLAクラス 2014年モデル
186
GLAクラスの新車
新車価格: 358〜549 万円 2014年5月29日発売〜2020年6月販売終了
中古車価格: 98〜350 万円 (198物件) GLAクラス 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > GLAクラス 2014年モデル > GLA250 4MATIC
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年7月31日 01:16 [741693-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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メルセデス・ベンツのGLAクラスはA/Bクラス系の基本プラットホームをベースに、オンロード性能を重視して作られたSUVだ。 メルセデス・ベンツのラインナップの中ではコンパクトなSUVということになるが、ボディの全幅は1800mmを超えていて、日本では堂々たる3ナンバーサイズのクルマである。
GLAクラスにはメルセデス・ベンツ日本が山梨県の富士山麓で開催した試乗会に出席し、用意された広報車両で富士山周辺の一般道やオフロードコースを試乗した。試乗車はGLA2504MATICだった。
GLAクラスはルーフレールの採用などにより、見た目はSUV感覚に仕上げられている。でも、実際には外観デザインはAクラスとほとんど変わらない。グリルの中央に大きなスリーポインテッドスターが配置されるのは、最近のメルセデス・ベンツに共通する点だ。
パッケージングも必ずしもSUV的なものではない。やや高めの最低地上高とルーフーレールによって少し高くなるものの、全高は1500mm程度に抑えられている。また最低地上高の数値にしても極端に低かったA/Bクラスに比べてやや高めであるだけで、150mm(または140mm)という数値は普通のセダンと変わらないものだ。
このパッケージングから考えると、ラフロードならともかく、オフロードを積極的に走るようなクルマではないと考えたほうが良い。逆に適度な全高のおかげで乗降性はセダンなどと変わらない感覚でスムーズに乗り降りができる。
GLA2504MATICに搭載されるエンジンは直列4気筒2.0リッターの直噴ターボ仕様で、動力性能は155kW/350N・mを発生する。4WDモデルなので車両重量はけっこう重くて1500kgを大きく超えているが、それに見合った動力性能である。特に350N・mのトルクが余裕を感じさせ、さまざまなシーンで試乗しても動力性能に不足を感じることはなかった。
7速のデュアルクラッチトランスミッションのDCTの変速フィールも好感の持てるもので、低速域でのギクシャク感を感じさせることなく、スムーズな変速を見せた。S/M/Eのモードの切り替えをすると、それなりにメリハリの効いた走りになる。
それ以上に好ましさを感じたのは足回りだ。SUVの足回りというととかく雑な乗り味を感じさせることが多いものだが、GLAクラスの足回りは乗り心地と操縦安定性の両面からとも満足できる仕上がりになっていた。Aクラスに比べたら高めになっているとはいえ、150mmの最低地上高は決して高すぎるものではなく、これが安定性につながっている。同時に十分なストロークを持つことが、乗り心地の良さにつながっていた。
サスペンションに十分なストロークがあることは、オフロードでの走りにも貢献する。最低地上高があまり高くないのでオフロードをがんがんにというわけにはいかないが、急な傾斜の上り下りやモーグル状態の路面など、電子制御技術と合わせて相当に高い走破性を示した。
通常はFF状態で走り、必要に応じて後輪に駆動力を配分する電子制御式の4WDだが、前輪のスリップ率に応じて前後50:50の均等配分にまで駆動力配分が行われる。オフロードモードを選んで走ると、シフトタイミングやアクセル制御、ABSの効き方などがオフロード向きに変わる。
オフロードモードを選んだときには、コマンドシステムの画面にタイヤの切れ角やクルマの傾きなどを表示するオフロードスクリーンが装備されていて、自分のクルマがどんな状態にあるのかを確認しやすいのも良い点だ。
本当にオフロードを走りたい人には、GLA180オフロードやGLA2504MATICオフロードというグレードも用意されている。
本体価格は459万円で、20万円弱のレーダーセーフティパッケージが必須のオプション装備で、バリューパッケージプラスも装着したいところ。車両価格はざっと500万円になる計算だ。決して安くはないが、メルセデス・ベンツのSUVと考えたら納得できる価格でもある。
温暖な地区の都市部では4WDを必要とする人は少なく、実際にはFFモデルのGLA180が良く売れることになると思う。このモデルは本体価格が344万円で、GLA2504MATICより115万円も安いからだ。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった18人
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