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『クールなデザインと伝統のオフロード性能が融合』 ジープ チェロキー 2014年モデル 森口将之さんのレビュー・評価
チェロキーの新車
新車価格: 415〜522 万円 2014年5月17日発売〜2025年3月販売終了
中古車価格: 85〜672 万円 (81物件) チェロキー 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ジープ > チェロキー 2014年モデル
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2014年5月20日 02:18 [718949-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
写真は最上級グレードのリミテッド |
リミテッドのホイールは18、他グレードは17インチ |
インテリアカラーは合計3タイプを用意 |
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リミテッドはレザーシートが標準装備 |
スライドとリクライニングが可能な後席 |
グランドチェロキー用3.6LがベースのV6エンジン |
チェロキーというと、小柄でスクエアなボディで世界的にヒットしたXJ型を思い出す人もいるでしょう。我が国に初めて正規輸入されたこのXJ型は、アメリカでは2代目となります。ただし同国では次のモデルチェンジでリバティと名を変え、昨年までこの呼び名を使っていました。つまり新型はチェロキーとしてはアメリカでは3代目、日本では4代目となります。
プラットフォームはフィアット・クライスラー・グループのアルファロメオ・ジュリエッタと共通で、チェロキー初の横置きパワートレインとなります。日本仕様は2.4L直列4気筒エンジンを積む前輪駆動のロンジチュード、3.2LのV6を積む4WDのトレイルホークとリミテッドの3タイプ。山梨県富士河口湖町で行われた試乗会では、ロンジチュードとリミテッドで公道の舗装路、トレイルホークでオフロードコースを走りました。
4630×1860×1700mmのサイズを持つボディは、これまでのジープ各車とは一線を画した、大胆なヘッドランプや躍動的なサイドビューが印象的です。それでいて7スロットグリルや台形フェンダーなど、このブランドならではのディテールもしっかり受け継いでいます。伝統と革新を高次元で融合した、魅力的なデザインに思えました。
インテリアは、丸形メーターや太いリムのステアリングなどにジープらしさを継承しつつ、クオリティは大幅に向上しています。カラーコーディネイトもかなり洗練されていて、良い意味でイタリアの影響を感じます。それでいて大きめのサイズで包み込むような前席の着座感は、ジープの良き伝統を受け継いでいました。
後席の座り心地も遜色はなく、明確な高さと角度が与えられているので、長時間楽に過ごせそうでした。150mmもの前後スライドを持つおかげで、身長170cmの僕なら楽に過ごせる広さを備えています。荷室は左側面に装備された、さまざまなアタッチメントを装備できるラックカーゴと呼ばれるバーが便利そうでした。
最初に乗ったリミテッドの車両重量は1880kgに達しますが、エンジンを3000rpmぐらいまで回せば、楽に流れをリードできます。従来の4速から一気に9速になったATが、的確な変速を行ってくれることも大きいようです。静かさやスムーズさは数ある6気筒SUVの中でも最上級。それでいて高回転ではクォーンという快音を奏でてくれます。
ロンジチュードは、2WDゆえウエイトが1730kgに抑えられることもあって、一般的なペースで走る限り力不足はなく、4気筒特有の音も気になりませんでした。吸気バルブを油圧で開閉するという、フィアット自慢のマルチエア機構を組み込んだ2.4Lエンジンと9速ATのコンビが、額面以上の実力を発揮してくれることが分かりました。
強靭なボディとストロークをたっぷり確保したサスペンションの組み合わせは、ジープらしい懐の深さにあふれており、しっとりしたフィーリングを味わわせてくれます。その分、舗装路での身のこなしは鷹揚ですが、サスペンションの接地性が高いので、ペースを上げても信頼できるグリップを保ってくれます。
リミテッドではそこに、電子制御4WDならではの安定感が加わります。オート、スノー、スポーツ、サンド/マッドの4モードをダイヤルで選択できる4WDシステムは、オートからスポーツに切り替えると、コーナー出口でアクセルを踏み込んだ際に後輪への駆動力を増やし、旋回力を高めていくという、後輪駆動車のようなマナーが味わえます。
悪路走破性を強化したトレイルホークで試したオフロード性能は、素晴らしいものでした。雨で泥沼と化したコースを難なく走破しただけでなく、操る喜びをさえもたらしてくれたのです。ヒルディセントコントロールに加え、同様の機能を登り坂でも発揮できるヒルアセントコントロールも装備していますが、慣れればこれらのデバイスなしで走れました。自然吸気エンジンの扱いやすさも、ありがたい存在でした。
フィアットとの提携効果もあってスタイリッシュに生まれ変わった新型チェロキーですが、オフロード性能についてはジープを名乗るにふさわしい実力の持ち主でした。デザインに惚れて買う人のためのロンジチュード、悪路走破性に惹かれる人のためのトレイルホーク、プレミアム性を重視する人のためのリミテッドと、分かりやすいグレード構成にも好感を持ちました。
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参考になった20人
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4
高山正寛 さん
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