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『スポーティな走りと充実した安全装備』 ボルボ V40 2013年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
V40の新車
新車価格: 269〜499 万円 2013年2月19日発売〜2020年12月販売終了
中古車価格: 26〜248 万円 (288物件) V40 2013年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ボルボ > V40 2013年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2013年3月31日 14:28 [584711-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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V40はC30、S40、V50の3車種を統合して発売された新しいエントリーモデルだ。ボルボではプレミアム・スポーツコンパクトと位置付けている。また今回のモデルの発売に合わせ、日本での呼び方を従来までのV40(ぶいよんじゅう)から、V40(ブイフォーティー)に変えたという。
V40には木更津市で開催されたメディア関係者向けの試乗会に出席し、ボルボ・カーズ・ジャパンが用意した試乗車に試乗した。
スポーティな外観デザインやスカンジナビアテイストにあふれたインテリア、余裕の動力性能を発生するパワートレーン、ボルボならではの充実した安全装備などを特徴とする。
外観デザインは傾斜を強めたAピラーやクーペ風のルーフラインなどがスポーティさを表現し、けっこうカッコ良く見える。ワイド&ローのプロポーションを基本にスポーティなイメージを作っていて、ボルボらしからぬカッコ良さがある。
かつてのボルボは実用性を全面に出したデザインやパッケージングを採用していたが、最近のボルボデザインはエモーショナルでスポーティな方向を目指すようになった。そんなボルボデザインが新しいV40で表現されている。
インテリアは全体のトーンがスカンジナビアテイストでまとめられ、フリーフローティング・センタースタックを採用することなどはほかのボルボ車と共通。一方で、選択した走行モードに応じて色が変わる液晶メーターなど、新しい要素も盛り込まれている。
安全性に配慮したハイバックシートは座り心地、ホールド性とも不満はなく、後席の乗降性や居住空間もまずまずの広さがある。強いていえばルーフ形状の関係で頭上に多少の圧迫感を感じるが、クリアランス自体は十分にある。
ラゲッジスペースの広さはステーションワゴンというより5ドアハッチバックという感覚で、決して広いとはいえない。
搭載エンジンは直列4気筒1.6Lの直噴ターボ仕様。132kW/240N・mの余裕ある動力性能を発生する。1.6Lの直噴ターボはヨーロッパではいろいろなメーカーのいろいろな車種に搭載されていて、動力性能の数値もさまざまだが、ボルボV40の実力は最高ではないが、を相当に高いレベルにある。
ボルボのラインナップを見ても、S60やV70などの上級モデルにこのエンジンが搭載されているから、比較的コンパクトで軽量なV40のボディに対しては十分な余裕がある。
実際に走らせた印象はとてもスポーティなもので、アクセルを踏み込むと気持ち良く加速が伸びて速度が上がっていく。デュアルクラッチタイプの6速ギアトロニックも滑らかな変速を見せ、低速域でのつながりにも不満を感じるシーンはなかった。
このトランスミッションはシフトレバーを操作して積極的なマニュアル車感覚の走りを楽しむこともできるが、パドルは装備されていない。今どきのクルマとしては、パドルによる操作も可能にして欲しいと思う。
このパワートレーンは、ボルボ車として初めてスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機構)を採用することなどにより、燃費は16.2km/Lを達成した。エコカー減税は75%減税が適用される。
足回りはかなり硬めの印象で、これも走りのスポーティさにつながる要素だ。試乗したのが上級グレードのT4 SEで、17インチタイヤを履いていたことも乗り心地に影響していた思う。ベースグレードのT4には16インチタイヤが装着されるので、乗り心地はもう少し良くなるはずだ。また16インチタイヤなら最小回転半径も5.2m(17インチは5.7m)になって取り回しも容易になる。
ボルボ車の価値の大きな部分を占める安全性に関しては、追突軽減ブレーキのシティセーフティが標準装備されるとともに、カバーされる範囲が拡大され、時速50kmまでの領域で衝突を回避できるようになった。これによって安全性が一段と向上した。
これに加えて、セーフティパッケージというセットオプションが用意され、人間を認識してブレーキをかけるヒューマンセーフティを始め、10種類に及ぶさまざまな最新の安全装備が用意されている。
全車速追従型のアダプティブ・クルーズコントロールや車間距離警告のほか、レーン・キープ・エイド、レーダー方式に変わったBLIS、クロス・トラフィック・アラートなど、ボルボ車として初めて採用された装備も、いろいろと用意されている。
さらに世界初の安全装備である歩行者エアバッグがオプション設定されているのもポイントで、安全のボルボらしい仕様だ。
V40の価格はベースグレードのT4で269万円。このクラスの輸入車としては相当な安さだ。Aクラスの価格を見た上で、明確に割安感が出るような水準に設定したのだろうが、それにしても十分な価格競争力がある。
パワーシートなどが標準となる上級グレードのT4 SEは309万円で、これにいろいろなオプションを装着すると400万円に近くなるので、T4にセーフティパッケージと歩行者エアバッグ、PCC、パークアシスト(リヤ)などを装着し、車両価格で300万円くらいの仕様で買ったら良いと思う。
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