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『16インチ化により乗り心地、安定性がup!(追記?)』 フォルクスワーゲン up! 2012年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
up!の新車
新車価格: 154〜234 万円 2012年10月1日発売〜2020年9月販売終了
中古車価格: 14〜269 万円 (210物件) up! 2012年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > up! 2012年モデル > orange up!
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2014年6月3日 10:01 [537051-5]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
国産車では見かけない独特のカラーは一見の価値アリ。 |
オレンジのボディカラーとブラックのリアハッチのコントラストが素敵。 |
16インチ化されたことで安定性が顕著に向上。 |
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専用シートにもオレンジのステッチが施される。 |
ダッシュパッドもオレンジ尽くめである。 |
ワインディングでも、楽しめるのはup!の魅力である。 |
国内上陸当初から、フォルクスワーゲン「up!」の長期テストをいくつかの媒体で敢行している筆者ですが、イチバンのお気に入りが、「オレンジ アップ!」 です。
「ホットオレンジメタリック」が650台、「ディープブラックパールエフェクト」が200台、「リフレックスシルバーメタリック」が150台の合計1000台の限定車です。
中でも、全てがオレンジの専用色の「ホットオレンジメタリック」の広報車両を個人的に10日ほど借用し、長距離走行を敢行しました。
■エクステリア&インテリア■
この限定車は、ピアノ風ブラック塗装のドアミラー、大径の16インチ専用デザインのアルミホイール、UVカット機能付きのダークティンテッドガラスを装備しています。
3色のボディカラーの内装は、オレンジ色の専用ダッシュパッドを装備。また、「up!」のロゴを配したレザー3本スポーツステアリングホイール、レザーハンドブレーキグリップにオレンジステッチを施しています。また、専用デザインのシートにオレンジパイピングを設定し、明るさを表現。ドアシルプレートにも、オレンジ色のラインが引かれています。
■インプレッション■
これまでに数千キロは乗ったであろう「up!」ですが、このオレンジのダッシュパネルのインテリアに収まりますと、これまた違うクルマの印象を受けます。
エンジンには手が入っていませんが、3気筒エンジンとは思えない、静粛性、そして振動のなさに毎回驚かされます。
トランスミッションは「up!」の為に開発されたシングルクラッチタイプのトランスミッション「ASG」、「SQ100」型。確かに「D」レンジのままですと、アクセルを踏みっぱなしでは、失速感がありますが、以前も記したとおり、このミッションは、マニュアルモードにし、シーケンシャルMTのように加速して、軽くアクセルを話し、シフトを上げ再度アクセルを踏むという走り方のほうが、スムーズに走ることができます。筆者の周囲にも、長年MTを乗り続けた高齢者ドライバーが「up!」のオーナーですが、この乗り方が、イチバンだよ!と楽しそうに語ってくれました。
直列3気筒DOHC12バルブ999ccは、最高出力75ps(55kW)/6200rpm、最大トルク9.7kg・m(95N・m)/3000〜4300rpmを発生しますが、相変わらず非力を感じるシーンはほぼ皆無です。街中では、グッっと押し出し感のある加速で、シグナルスタートも速く活発に街中を泳ぐことが可能です。
高速道路でも、全長3545mmというコンパクトなボディからは想像もできない程の直進安定性で、ノンストップで300キロほどの距離を走っても、疲労は最小限でした。一見何の変哲もないシート形状ですが、この辺りはさすが欧州車品質。腰痛に見舞われることも皆無でした。
最高出力75psと聞きますと非力に感じますが、このサイズのコンパクトカーとしては、十分速いといえる動力性能を持ち合わせており、その気になれば、国産車のリミッター作動速度以上まで加速できる能力を秘めております。
タイヤは16インチ化されましたが、かえって15インチモデルよりも相性がよく、高速コーナーでも、最低限の舵角で、トレース。どアンダー丸出しの国産ミニバンを尻目にスイスイ駆け抜けてくれました。
ワインディングの急勾配ではさすがに低いギアを多用することになりますが、3気筒エンジンとは思えない抜けのよいサウンドが気持ちよく、ドライバーを思わずその気にさせてしまいます。シングルクラッチタイプのトランスミッション「ASG」を駆使して走れば、非力感を感じることはありません。16インチ化によりステアリングに伝わる接地感も得られ、コーナリングの限界も向上。コーナーでの進入速度は、軽さを武器に、まるでミズスマシのように、タイトベントをクリアしていきます。
ブレーキも国産のコンパクトカーに比べますと、やや踏力を必要としますが、「カックンブレーキ」ではなく、ドライバーに意に忠実な制動が実に好感を持てるものでした。
燃費は相変わらず良好で、街中を普通に流しても13KM/L〜15KM/L。高速道路を大人しく流せば、20KM/Lをコンスタントに記録します。
是非とも、この「up!」にアイドリングストップ機構や回生システムなどを導入して欲しいところです。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった63人(再レビュー後:18人)
2013年9月6日 23:52 [537051-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
ブラックアップは、キュートさに精悍さをプラス。 |
小型車ながら存在感は立派なものである。 |
16インチアルミホイールを装備。乗り心地に影響はない。 |
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ドアミラーはクローム仕上げでブラックのボディを引き締めている。 |
ファブリックシートはボーダー調の専用デザインで、up!ロゴが縫い付けられた。 |
後席も十分なスペースを確保している。 |
登場直後から他媒体にて「up!」の長期テストを担当してきた筆者。
今回、登場から約一年、初の限定車が登場したので、同社の試乗会にてカンタンに試乗してきました。
導入する「up!」初の限定車「black up!」「white up!」は、「up!」の大きな魅力である、シンプルでありながら質感の高いデザインを更に強調したモデルとなっています。
エクステリアには、「black up!」にディープブラックパールエフェクト、「white up!」に専用色となるピュアホワイトのボディカラーを採用しました。足元の専用16インチアルミホイールはホイールキャップをボディカラーとコーディネートしたこだわりのデザインとしている。さらにドアミラー、サイドモールディング、フォグランプベゼルにクロームの装飾を効果的に配した上、リヤハッチ/リヤ左右ガラスにダークティンテッドガラスを採用するなど、エクステリアを洗練させて上質感を高めたことで、これまでにないスタイリッシュでクールなイメージに仕上げています。
インテリアでは、前席正面のダッシュパッドと呼ばれるカラーパネルがボディ同色(「black up!」はブラックパール、「white up!」はピュアホワイト)となり、エクステリアとコーディネートされます。さらに、ファブリックシートはボーダー調の専用デザインで、「up!」ロゴが縫い付けられた凝ったものになっており、この「up!」ロゴは専用レザー3本スポークステアリングホイール、専用ドアシルプレートにも配されるなど、一目で、このクルマが細部にまでこだわった特別な一台であることを感じさせるものです。
エンジンには、変更はありませんが、コンパクトなボディに16インチという大口径ホイールを装備したことで乗り心地の悪化を心配していましたが、小さいながら、さらにどっしり感が増した印象です。また、コーナリング性能も四隅に追いやったタイヤがしっかり捕らえ、安定性が増しました。
この限定車の価格は「white up!」2ドアが189万円(限定200台、「white up!」及び「black up!」4ドアが199万円(それぞれ限定600台/400台)で、合計1,200台の販売となります。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった2人
2013年7月6日 09:45 [537051-3]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
小さいけど存在感満点のup! |
関東近郊の深い山々が連なるワインディングでテスト。 |
フロアに潜り撮影。フロントサスはF-1でもお馴染みのザックス社製。 |
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フロアに潜り撮影。リアサスはインディなどでお馴染みのモンロー社製。 |
ASGトランスミッションはMT感覚。次のコーナーが待ち遠しい。 |
世界文化遺産の富士山とup!。 |
キャンディホワイトの「higi up!」(ハイアップ)では、長距離走行を敢行したが、トルネードレッドの「higi up!」(ハイアップ)では、関東近郊の交通量が皆無に等しいワインディングロードで、攻め込んでみた。取材車はメーカーの広報車を個人的に長期借用したものです。
コースは、ステアリングをフルロックまで切り込むようなタイトベントが連続する山坂道。
1.0LMPIエンジンは、シンプルながらも、各気筒ごとにインジェクターを装備する最新ユニット。3気筒DOHC4バルブは、「up!」(アップ)専用に開発されたもの。このエンジン本体は、70kgと超軽量。エンジンは、奇数気筒の弱点である振動、騒音面を全面に克服し、(一般ではバランサーシャフトを用いる。)バランサーシャフトレスで4気筒ユニットと遜色がない。
「up!」(アップ)のエンジンを始動すると、その静粛性の高さに驚くことだろう。ウォームアップが終わり、回転数が安定すると、エンジンが始動しているのか分からないほどである。しかし、ひとたび、走り出すと一変するのが、このクルマの面白いところで、小排気量&DOHC4バルブと相まって、6700rpmあたりまで、シャープに回り切る。また、3気筒エンジンの常では、エンジンのサウンドを記するものではないが、「up!」(アップ)は、徹底したサウンドチューンがなされ、ラテン系ホットハッチのような抜けの良いサウンドが、キャビンに届き、ドライバーを刺激する要素も持ち合わせている。0-100km/h加速も、手元のクロノグラフでは、10秒少々で到達し、一般的なミニバン、1.8Lクラスのセダンを凌ぐ。そのため、シグナルスタートでは、真っ先に先頭に飛び出す事も容易。たった、75psだが、900kgのボディには、十分過ぎる動力性能である。
ワインディングでは、楽しめるクルマといえる。最大の武器は軽量なボディによる回頭性の良さとロックtoロック2.5回転というクイックなステアリング、そして、極めてロールの抑え込まれたサスペンション、基本「マニュアル」の新開発トランスミッション「ASG」だ。
急勾配の峠道でも、普通にドライブをするのであれば、非力と感じることは皆無。「ASG」を操り、高回転を保てば、抜けの良いサウンドと共に、グイグイ加速していく。また、大人4人乗車テストをしてみたが、小排気量車にある、もどかしさなどなく、同乗者に、体感的な速さを感じるほど。峠道の下りでは、腕さえあれば、向かうところ敵無し。実体験として、フロントにヘビーな3.5Lエンジンを搭載した国産FRスポーツカーが、アンダーステア丸出しの中、「up!」(アップ)は、涼しい顔をして、追撃。さすがに直線では離されるが、コーナーでの進入速度は、軽さを武器に、まるでミズスマシのように、タイトベントをクリアしていき、道を譲らせる事も可能。小さくてもコーナーで敵を仕留めるこの感じは、まるで「MINI」を髣髴とさせるものだった。
トルクコンバーターを搭載したクルマが多い中、「ASG」は、基本マニュアルトランスミッションのため、減速の際のエンジンブレーキも雲泥の差。シーケンシャル式のレバーを−側に倒せば、即座に強力な加減速を手に入れられる。また、ブレーキも900kgの軽量ボディには十分な容量で、多少攻め込んでも根を上げる事は無い。また、このフィーリングが独自で、現代のクルマにしては、踏力を要する。しかし、踏力に比例して、じわーっと制動が立ち上がるため、コントロールがしやすく、通称「カックンブレーキ」とは対極のものだ。クルマ好きなら、このブレーキフィールに感銘を受けるだろう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった8人
2013年7月6日 09:19 [537051-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
東京から京都八坂神社までノンストップで走り抜けた。 |
都内でハイオク満タン。約30L飲み込んだ。 |
高速安定性はバツグンに高く、小さくてもドイツ車である。 |
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京都駅までの平均燃費は高速とはいえ、18キロ以上。 |
都内で満タンだったメーターが京都駅でもまだ半分ある。 |
古都が似合うup! |
フォルクスワーゲン車の中では、最高燃費を誇る「up!」(アップ)。JC08モード燃費は、23.1km/リットルである。では、メーカーの広報車を借用し、筆者自宅前の国道一号線(日本橋起点より52キロpost)をスタートし、東京都多摩地区を経由。東名高速道路「横浜町田インター」からハイウェイに乗り、静岡県御殿場ジャンクションから、新東名に。「三ケ日ジャンクション」から、再度東名高速に合流。愛知県「豊田ジャンクション」から伊勢湾岸道〜新名神、滋賀県「草津ジャンクション」で名神高速。京都府の「京都東インター」でハイウェイを降り、国道一号線に合流。終点である祇園の「八坂神社」まで、約600?を4時間50分で走破した。
古都京都の朝の雰囲気を味わいたく、時にはハイスピードでの巡航も行った。ハイスピードでも、路面に貼り付くような安定性と、どっしりしたステアリングは、全長3.5mのコンパクトカーとは思えない程。この辺りは、国産の小型車では真似のできないところで、さすが速度無制限の「アウトバーン」を持つドイツのクルマであると実感。過給器を持たない999ccエンジンだが、追い越し加速も、十分迅速で、5速のままシフトダウンを行わなくても、スピードメーターの指針を滑らかに持ち上げる。
東海圏から関西圏では、運転スタイルが変わり、ハイウェイ上では特に顕著。国産2Lクラスのミニバンに後方から煽られ、パッシングを受けたが、完全に置き去りとまではいかないが、速度が上がるほど、じりじりと引き離すことが可能。最終的には、ミラーから姿が見えなくなった。小さいながらも堂々と、ハイウェイを疾走することが可能で、「up!」(アップ)の持つ潜在能力の高さを実感できた。
朝の京都に予定時間より早く到着する事が出来た。名神高速「京都東インター」でハイウェイと別れを告げ、通勤時の国道一号線に合流。一定区間では、ハイスピードでの巡航を敢行したが、この時点での平均燃費は21.2km/Lと優れたもの。
目的地「八坂神社」に到着。ここまで5時間弱。相変わらず、ドライバーは笑顔を浮かべる余裕があるほど、疲労度が少なく、大陸的な距離をハイスピードで移動する事を考慮した「up!」(アップ)の総合性能には驚いた。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
2012年10月1日 08:52 [537051-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
「up!」は、フォルクスワーゲンとして最もコンパクトとなる完全新設計のスモールカーです。同社には、日本国内でも好評な売り上げを誇った「Lupo」が、この「up!」とほぼ同サイズで存在し、2001年〜2006年まで販売されました。「Lupo」は、2ドアモデルのみの導入であり、丸目2灯式の可愛らしいエクステリアの代償として、実用性を犠牲にしていた部分もありました。
今回、まったく新しいスモールカーとして登場した「up!」。グレードは、2ドア、4ドアの「move up!」(ムーブアップ!)、そして装備軍の充実化を図った4ドアの「higi up!」(ハイアップ!)をラインナップ。
今回は、港町横浜のみなとみらい地区にある「横浜美術館」にて行われたプレス向け試乗会にて、2ドアの「move up!」(ムーブアップ!)を試乗しました。
試乗車のグレードを選択する事は出来ませんでしたが、最もベースグレードである2ドアの「move up!」(ムーブアップ!)のボディカラーは、「ナイトブルーメタリック」。高級感のある深い艶を放つシックなカラーです。
ユーロコンパクトカーには、目が無い筆者。今でも初代ルノー「トゥインゴ」に新車から17年も乗り続けている事から、ユーロコンパクトカーの特集誌面監修など多々携わってきました。そんな筆者にとって久々のユーロコンパクトカーの登場に、華やかなスポーツカーの試乗以上に心躍るものがあります。
幸い決められた試乗時間の前後に空きがあった事で、約90分の試乗が可能に。また会場は、筆者の地元でもある地域。そのため、一般道、そしてハイウェイに足を伸ばし、十分なインプレッションが可能でした。
●エクステリア●
全長3,545mm×全幅1,650mm×全高1,495mmというスクエアかつ、コンパクトな「up!」。筆者の愛車である初代ルノー「トゥインゴ」の全長3,425mm×全幅1,630mm×全高1,435mmとセグメント的には、同じですが、「up!」のデザインは、革新的であり、直線と曲線との調和が見事。楕円形の大型ヘッドライトに大きなVWエンブレム、水平基調のバンパー造型など見る者にこれまでにないスモールカーであるインパクトを与えます。まあ、“ニンマリ系”というのは、「トゥインゴ」と共通ですが・・・。
●インテリア●
インテリアは、潔いよい程シンプルな空間。しかし、他のフォルクスワーゲン同様、質感は高く、「ダッシュパッド」と呼ばれるカラフルなパネルがダッシュボードに配され、視線移動の少ない上部に空調やオーディオを配しています。そのため、各スイッチ類へのアクセスはすこぶる良好。この感じ、20年前に筆者が所有していた同社「ゴルフ?」を思い出しました。メーターも「up!」専用にデザインされたもので、視認性に長けた大きな速度計を中心に、左右にタコメーターと燃料計を配し、照明は、周囲の明るさで照度を可変させるLEDを光源とする常時点灯式を採用しています。
●タウンインプレッション●
新開発999ccMPIエンジンは、直列3気等DOHCで自然吸気。この「up!」のために開発されたユニットです。アイドリングは至って静かで、不快な振動も皆無です。また、「up!」のために開発されたという新搭載の「ASG」は、マニアルトランスミッションをベースにしたシングルクラッチで、自動変速機能も備えています。
まずは、「D」レンジにセレクトし、街に飛び出すと、スムーズさを保つためか、半クラッチを多用しますが、繋がりは、非常に滑らかです。しかし、同社「DSG」のように切れ目のない動力伝達を可能としたデュアルクラッチではないため、「D」レンジでアクセルを踏みっぱなしですと、次のギアにバトンタッチする際に、一瞬クルマが失速しますが、その際には、軽くアクセルを離してやると、実に小気味の良い走りが楽しめます。この感じは、「トゥインゴ」のクイックシフト5や「スマート」のSOFTOUCHといったフィーリングに良く似ていますが、すぐに慣れるものです。
●ハイウェイインプレッション●
みなとみらいランプから、首都高速に乗り、大黒PAで再び同じルートを戻る試乗コースを選びました。「ASG」のような2ペタルMTは、積極的にマニアルとして走る方が本来のクルマの性能を引き出せるため、ゲートで1速に落としスタート。75psを発生させるこの3気筒エンジンは、とにかく軽快といった印象。弾ける様に加速をし、前後のロジックでシフトアップ。高回転まで回すと、排気量からは想像も付かないほど、勇ましいサウンドがキャビン全体に届きますが、決して不快なものではなく、野太いサウンドは、往年の「ゴルフ?」をまた思い出しました。
全長は、3,545mmと短いボディですが、乗り心地は良好。スモールカーに良くある不快なダンピングなど皆無で、乗ってしまえば、小さなクルマで無理して走っているといった感もなく、どっしりと安定した走りは、さすがドイツ車といえます。
車体重量900kgという軽量なボディに75psの組み合わせは、十分活気のある走りが楽しめ、時速80km/hから大型トラックを追い越す際にも、「ASG」を一段落とし、アクセルを踏めば勇ましいサウンドと共に、スムースに速度が増していきます。試乗時間内では、非力と感じる場面はありませんでした。
また、足回りはしなやかで当たりも柔らかいのですが、大黒PAに下るスラロームをややハイスピードで進入しても、ロール剛性は高く、165/70R14(move up!)という細いタイヤが、スキール音を立てる事もなく、いかなるシーンでも、安心して走れるといった印象でした。
このサイズに世界最高レベルの安全性能、そしてクラス初となるシティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)を全車に標準装備した「up!」。このクルマは、日本のコンパクトカー市場にも大きな影響を与えそうな予感がします。
参考になった34人
「up! 2012年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年10月4日 15:12 | ||
| 2024年5月18日 23:15 | ||
| 2023年9月3日 23:00 | ||
| 2023年7月20日 20:17 | ||
| 2022年1月23日 15:04 | ||
| 2021年11月21日 12:29 | ||
| 2021年1月12日 00:52 | ||
| 2020年10月27日 22:44 | ||
| 2020年9月25日 21:31 | ||
| 2020年5月22日 22:53 |
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