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『伝統のカブリオレは万能選手。』 フォルクスワーゲン ゴルフカブリオレ 2011年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
ゴルフカブリオレの新車
新車価格: 399〜429 万円 2011年10月1日発売〜2014年3月販売終了
中古車価格: 55〜166 万円 (25物件) ゴルフカブリオレ 2011年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ゴルフカブリオレ 2011年モデル > Exclusive
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2012年11月30日 23:58 [551608-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
世界のベンチマーク「ゴルフ」は、本国では、最新の「ゴルフ?」が登場、販売していますが、先代の「ゴルフ?」をベースとした「ゴルフカブリオレ」はこのモデルが、現行型。今回は、個人的にメーカーの広報車両を借用し、取材を敢行しました。
●「ゴルフカブリオレ」の歴史をおさらい●
「ゴルフカブリオレ」の歴史は古く、初代「ゴルフ?」をベースにオープンカーのコーチビルダーとして有名な「カルマン」社が製造し、1980年にデビュー。その後、後継の「ゴルフ?」では、カブリオレが生産されなかった事もあり、1992年まで実に12年間もの長い間生産されました。その後「ゴルフ?」では、再び「ゴルフカブリオレ」が復活。日本国内では、グリーン系のボディカラーが人気で、未だに大切に乗られている方をよく見かけます。スタイリング面では、車両転倒時に乗員を守るごついロールバーが、ややデザインに野暮ったさを感じますが、生産終了から15年経過しても未だに多くのファンが存在します。
●2世代を経て復活した「ゴルフカブリオレ」●
その後、「ゴルフカブリオレ」は、2世代に渡り、カタログから姿を消す事になります。革新的とも言われた「ゴルフ?」、正当進化の「ゴルフ?」型では、「カブリオレ」の設定はありませんでしたが、オープンモデル不在が長かったフォルクスワーゲンは、「ゴルフ?」のシャーシを使い、メタルトップのクーペ・カブリオレモデル「Volkswagen Eos」(イオス)を登場。しかし、「イオス」は、「ゴルフカブリオレ」の後継モデルという扱いではなく、ゴルフ以上、パサート以下という設定でした。直列4気筒 2.0L DOHC ターボエンジンを搭載した「2.0T」とV型6気筒 3.2L DOHCエンジン搭載の「V6の2タイプが導入され、その走りは、完全なスポーツカーレベルといえます。
「ゴルフ?」をベースとした「ゴルフカブリオレ」から10年の沈黙を破り、復活した「ゴルフカブリオレ」。これまでの経緯から、最新の「ゴルフ?」に「カブリオレ」が登場するとは考えにくいため、現行型であるスポーティ&スマートなこのクルマの魅力を検証します。
●エクステリア●
フロントの顔付きは「ゴルフ?」ですが、車高が落とされ、Aピラーの傾斜がかなりきつくなっています。また、225/45R17タイヤに専用アルミホイールの組み合わせが、より一層スポーティな感を与えます。車両後方に周りましても、テールランプやストップランプなどは、LEDを採用。
また、現在ではフォルクスワーゲンの傘下に入った「カルマン」社製のソフトトップは、クローズの際には、美しいクーペボディに、オープンの際には、特別感漂うもので、そのデザインは見事です。ちなみに、このソフトトップは、フルオートで開閉可能であり、シフトレバー後方のレバーを引くと、わずか9.5秒でフルオープンになります。
●インテリア●
コクピットや計器類は「ゴルフ?」そのものであり、最高出力160psを発揮するツインチャージャーエンジンを搭載している割には、速度計のスケールも控えめな240km/h表記となります。(同じエンジンを積むシロッコは280km/hスケールを採用。)
シートは質感の高い本革のバケットタイプを採用。クールレザーと呼ばれるこのシートは、夏の炎天下でも座面の温度上昇を抑える素材を採用。冬場でも、3段階の温度調整が可能な強力なシートヒーターのお陰で、快適であります。
足元のアクセル&ブレーキペタルは同社のスポーツモデルでお馴染みのアルミ調仕上げを採用し、細部に渡り決して派手ではありませんが、特別な演出がなされています。
●インプレッション●
このクルマはやはり、オープンで走るのが最もスタイリッシュ。試乗の8割をソフトトップを格納した状態で行いました。
フォルクスワーゲンではお馴染みの格納式キーを回し、エンジンを始動させますと、少々拍子抜けをしてしまいました。一例として、同社「ゴルフGTI」などは、過激なほどの野太いサウンドがキャビンに響きますが、「ゴルフカブリオレ」の搭載する1.4L TSI ツインチャージャーエンジンは、驚くほど静かです。
街中の幹線道路でフルオープン状態では、注目度も高く、“どんな人が運転しているの?”といった具合で、周囲のドライバーから、覗き込まれます。まあ、メルセデスやBMWのオープンモデルのような周囲に対して“見せ付け”感もなく、道路上でも温かく迎え入れてくれる印象で、そこは、「ゴルフ」であると感じました。
ただ、この1.4L TSI ツインチャージャーエンジンですが、「ゴルフカブリオレ」に限っては、味付けが少々異なり、ややドッカンターボであります。信号が青に変わり普通にアクセルに足を乗せても、思ったほど加速せず、今度はアクセルを踏み込むと、一気にターボパンチが効き、街中に見合わない速度になってしまう。燃費の点では少々不利ですが、「S」モードにセレクトして走るほうが、キビキビと街を泳ぐ事が出来ます。
オープンロードでは、格好だけでないことがすぐにわかります。さすがに、直列4気筒 2.0L DOHC ターボエンジンとV型6気筒 3.2L DOHCエンジン搭載の同社「イオス」のような動力性能は期待できませんが、乾式7段のデュアルクラッチ「DSG」をマニアルモードにして高回転を保てば、街中で感じたトルクの細さなど忘れ、スポーティな印象をドライバーに与えます。
特に3500rpm以上では、実にパンチの効いた軽快な加速を演じ、一気に日本離れした速度域へと到達します。
高速でフルオープン状態でも、法定速度内では、不快な風の巻き込みは見事に抑えられ、普通に助手席と会話が出来るほど。
実用性にも長けているのはさすがに「ゴルフ」。ソフトトップを閉じれば普通に足にも使え、ラゲッジルームも、250リットルの容量を確保。また、50:50の分割可倒式で長モノまで積載可能。
日常と非日常をこの一台で気軽に楽しめる「ゴルフカブリオレ」。わが国でも、このようなクルマを是非とも作って頂きたいものです。
参考になった12人
「ゴルフカブリオレ 2011年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2016年3月19日 23:28 | ||
| 2012年11月30日 23:58 | ||
| 2012年4月7日 15:19 | ||
| 2011年11月24日 01:41 | ||
| 2011年10月12日 18:11 |
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