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『マスタング回帰といえるモデル』 フォード マスタング 2006年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
マスタング 2006年モデル
29
マスタングの新車
新車価格: 430〜555 万円 2006年6月1日発売〜2015年5月販売終了
中古車価格: 117〜796 万円 (35物件) マスタング 2006年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォード > マスタング 2006年モデル > V8 GT Coupe Premium
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2012年3月31日 15:49 [493822-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
往年のマッスルカーを髣髴とさせるエクステリア。 |
クラシカルな雰囲気を持つヒップライン。 |
最近では珍しい円形の灯火類を採用。 |
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V8 5Lエンジンはアルミ製のストラットタワーバーが採用される。 |
トルクの波に身を任せ流すのは贅沢。 |
バックライトのイルミネーションは、なんと125色から選択できる。 |
正直、数年前までは、アメリカ車って華がなくなってしまったなあ・・・。
アメリカ車に対する、イメージが自分の中で希薄になったきたこの数年・・・。しかし、今は違います。いや最も気になる存在が、アメリカ車かもしれません。アメリカから痰を発し、世界中を巻き込んだ例の問題がひと段落した今、アメリカ車がとても元気なのです。まるで、60年代のアメリカンドリーム復活といったらオーバーですが、どのクルマ達もとても魅力的で、“アメ車以外何者でもない”アメ車濃度が高まってきています。まさに、アメ車回帰!!
今回試乗したFORDを代表するスポーツカー「マスタング」もその一台です。試乗車は、トップレンジの「 マスタングV8 GTクーペ プレミアム」。どうです?2011モデルのこのクルマ、60年代のあのマッスル感が写真からも伝わると思います。試乗車両は、メーカーが用意してくれた広報車両で取材しました。
全長4,785 x 1,880 x 1,415 (mm)、車体重量1,680kg、ホイールベース2,720mm。ディメンションからお分かり頂けるようにロングノーズ、ショートデッキという古典的なスポーツカースタイルを継承しています。リアの灯火類はライバルがLEDを多く採用している中、こちらは、全て電球式です。(前)245/45R19(後)245/45R19と巨大なタイヤもボディに見合った選択となっています。
V6・V8共にエンジンが一新され、今回の試乗車が搭載するV8エンジンは、4.6L SOHCから5.0L DOHCになり、なんと418ps(旧エンジンは319ps)へと、大幅なパワーアップを果たしています。
エンジンを始動させると、以前にも増して、アメ車特有の“ドロドロ”というV8サウンドが聞こえ、やはりアメリカ車のスポーツカーはこうでなくては、と実感しました。まるでOHVのような感を受けましたが、なんとDOHC化によって7000rpmという高回転域まで回るというから驚きです。
ゴツい造りの6ATのシフトレバーをアメ車の流儀?にしたがって“D”レンジにシフトし、重めのアクセルを踏む。DOHC4バルブ吸排気独立可変バルブタイミング機構(Ti-VCT)が採用され、大幅に進化した心臓とはいえ、マッスルと荒削り感はさらにそれらしいものに。もちろん、これも往年のアメリカンマッスルを意識した演出であるとはいえ、「ドドドドオ・・・」という“アメリカ車専売特許”のサウンドと共に、シートバックに頭蓋骨が叩きつけられるます。アクセルに足を乗せているだけで、トルクの波に押され、アイドリング+1500rpm程度も回せば十分事が足りてしまいます。
ストロークの深いアクセルを踏みつけるのは、前方の安全を十分に確認する必要がありそうです。前方が開いたのを確認し、重めのアクセルを底まで踏み込むと、2段キックダウンが行われ、1500prm辺りでうろうろしていたタコメーターの針が、轟音と共に7000rpmまで回り切ります。一瞬、「コルベットZO6」に試乗したときにイメージが湧き上がってきました。身体はシートバックに押し付けられたまま、強引かつ強烈な加速は、メーターを見る余裕すらありません。巨大なノーズを持ち上げ猛進する様は、やはりかつてのアメリカンマッスル以外、何者でもないものです。
海外の自動車番組で、2011年式、BMW M3 vs フォードマスタングV8 GTという番組を見たことがありますが、0-100キロ加速では、M3を凌ぎ、4秒強を記録。サーキットラップタイムでも、あのM3と同等のタイムをたたき出すスーパーマシンなのです。
電動パワーステアリングを新たに採用しましたが、味付けは、従来の接地感の希薄なものとは違い、実にクイック。急なレーンチェンジを試してもロールやピッチングは最大限に抑えられ、全ての動きが洗練されています。ブレーキはフローティングキャリパー(片押し式)で“特別”なものは採用してはいませんが、制動性能には不満はなく、サーキットでM3を追い回しても、へこたれないタフな設計なのです。
のんびり流せば、たっぷりしたストロークのサスペンションが安楽な乗り心地を提供してくれ、どこまでもゆったり流して行けそうな気分になります。空調は極めて強力で、寒い時はぬくぬくの暖房効果、暑い時には、寒くなるくらい強力にキャビンを冷やしてくれます。この辺りは、大陸的な距離を安楽に移動するというアメリカならではの風土と文化が関係しています。
また、インテリアで印象的だったのが、実にモダンなメーター類。まるで1960年代を彷彿とさせるものです。中央には、4連メーターが装備され、合計6連式。アナログチックな設計もポイントです。バックライトのイルミネーションは、なんと125色!から好きな色が選択できるもの。数字、目盛りそのものが透過するものではなく、盤面全体が発光するタイプでナイトドライヴの演出も抜かりがありません。
アメリカ車、そしてマスタングは、本気だ!ずばり今回の試乗の感想はこの一言に尽きます。
参考になった7人
「マスタング 2006年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2014年11月18日 16:59 | ||
| 2014年9月19日 00:31 | ||
| 2014年6月4日 23:41 | ||
| 2012年3月31日 15:49 |
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