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『使い勝手の良いワゴンボディに大トルクのクリーンディーゼル』 BMW 5シリーズ ツーリング 2010年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
5シリーズ ツーリング 2010年モデル
47
5シリーズ ツーリングの新車
新車価格: 640〜1184 万円 2010年9月1日発売〜2017年6月販売終了
中古車価格: 50〜230 万円 (68物件) 5シリーズ ツーリング 2010年モデルの中古車を見る
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2012年12月29日 11:53 [559657-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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BMW5シリーズのツーリングは2010年9月に発売された後、2010年と2011年に改良を受けている。さらに2012年8月にディーゼルエンジンを搭載した523dブルーパフォーマンスを追加した。
箱根で開催された試乗会に出席し、BMWがメディア関係者向けに用意した広報車両に試乗した。試乗車は523dブルーパフォーマンスツーリングMスポーツだ。別な機会に試乗したガソリン車の印象も含めて報告したい。
現行5シリーズは7シリーズと基本プラットホームを共用するようになっていて、ボディサイズはかなり大きい。全幅が1860mmに達するので、この影響を受ける人も多いだろう。
ホイールベースも2970mmと相当に長いが、駆動方式がFRである上、インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング(前後輪統合制御ステアリングシステム)と呼ぶいわゆる4WSシステムが採用されていて、低速では後輪が逆位相に切れるので小回り性能はむしろ良い。
この4WSは高速走行時にも効果を発揮し、レーンチェンジをするときなどの挙動がとても落ち着いている。低速での逆位相操舵では多少の違和感もあるが、高速での同位相操舵はごく自然で安定した走りを実現する。
ボディの大きさが貢献して室内空間はかなり広い。後席にも十分な居住空間が確保されるほか、ラゲッジスペースの容量も大きい。
BMWのツーリングはバックドアのガラスハッチだけを開けることができるので、小さな荷物の出し入れに便利。また後席も4:2:4の3分割タイプになっているので、乗員と荷物の量に応じて自在な使い勝手を発揮する。
今回試乗したのはディーゼル車だが、過去にガソリン車にも乗っていて、そのイメージも相当良かった。BMWといえば、特に5シリーズではスムーズな直列6気筒エンジンというイメージが強いが、今どきのBMWは一部を除いてV型8気筒か直列4気筒という時代になった。
523iや528iに搭載される直列4気筒のガソリンエンジンもターボ仕様によって低速域から十分なトルクを発生することが走りの魅力につながっている。
523dの搭載エンジンも直列4気筒2.0LのDOHCで、コモンレール方式を採用したインタークーラー付きターボ仕様のクリーンディーゼルだ。メルセデス・ベンツがEクラスやMクラスに採用するディーゼルは尿素水を使っているが、BMWはそれを使うことなくクリーンディーゼルに仕上げている。メンテナンスの負担が多少少なくてすむ。
エンジンがかかった状態のアイドリング音を車外で聞くと、ガソリン車とは違うなという印象を受けるが、いかにもディーゼル車といった感じの騒音ではない。車内に乗っていたらディーゼルであることに気付かないくらいに防音対策がしっかり施されている。
走りはとても気持ち良い。低速域から太いトルクを発生し、最大トルクは4.0Lエンジン並みの380N・mに達しているから、軽くアクセルを踏み込むだけでスムーズに走っていく。
しかもアクセルを踏み込めば、アクセルワークに素直に反応してスムーズに回転が上昇していくので、気持ち良くパワーも伸びていく。区間加速はガソリン車よりも速いくらいのイメージだ。
また今やBMWのほとんど全車に採用されるようになってきた電子制御8速ATのスムーズさは改めて書くまでもないくらいだ。幅広いギア比をカバーする8速ATの効果もあって燃費は16.6km/Lと優れた数値を得ている。
試乗車はMスポーツパッケージが装着されていたので、標準車よりも1インチ大きい18インチタイヤが装着されていた。足回りも専用のスポーツサスペンションとなるので、かなりしっかりした感じの乗り味を示す。
5シリーズのツーリングに限らず、BMWのMスポーツは硬すぎるチューニングが施されていた時代もあったが、最近は乗り心地にも配慮した感じになっていて、路面の悪いところ走っても妙にゴツゴツした感じはない。
Mスポーツパッケージにはスポーツシートなどほかにもいろいろな仕様がセットされているが、価格も高くなるので選ぶかどうかは予算と好みによることになる。
ちなみに車両本体価格はセダンより30万円高い663万円の設定である。
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