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『全天候型リムジンはアウディにしか造れない。』 アウディ A8 2010年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
A8 2010年モデル
19
A8の新車
新車価格: 945〜2262 万円 2010年12月1日発売〜2018年9月販売終了
中古車価格: 87〜322 万円 (33物件) A8 2010年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > アウディ > A8 2010年モデル > L 4.2 FSI quattro
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2012年5月21日 12:32 [507182-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
■リムジンボディの「L」をインプレッション■
メルセデス「Sクラス」、BMW「7シリーズ」をライバルに持つ、アウディのフラッグシップモデル「A8」。1994年にデビューを果たし、2002年には2世代目、そしてモデルチェンジを繰り返すたびに革新的な技術を投入し、今回のモデルで3代目に進化をしてきました。「A8」では5145×1950×1465mm(全長×全幅×全高)というライバルも圧倒するビッグサルーンでありますが、今回の試乗車はさらにロングボディの「A8L」。全長は実に5275mm、ホイールベースも3120mmとまさにリムジンであり、アウディ最大のボディサイズを有しています。
取材には、メーカーの所有する広報車両を借用しインプレッションを敢行しました。
「A8 4.2 FSI」と「A8L 4.2 FSI」には、ダウンサイジングは行われず、4.2L V型8気筒DOHC直噴エンジンを搭載。最高出力372PS/6800rpm、最大トルク45.4kgm/3500rpmを発生させます。ベースモデルの「A8 3.0」にはスーパーチャージャーが組み合わされ、3L V型6気筒DOHC直噴エンジンを搭載。
多くの媒体によるインプレッションでは、ダウンサイジングされた3L V型6気筒DOHC直噴+機械式スーパーチャージャーエンジンの評価は高いです。確かに試乗してみても、この大きなボディを幅広いトルク特性を発生させるスーパーチャージャーのお陰で、グイグイ加速させます。
しかし、ドライバーの意思よりやや唐突に加速するような場面も度々あった事も否定できません。アウディ最高級サルーンとしては、やはり4.2Lエンジンが最適であると感じました。
一方、この「A8L」は、滑らかに走りたいときには、氷の上を滑るように。自然吸気エンジン&クアトロシステムを味わいたい時はアクセル開度を深くする=ドライバーの指示とクルマが実に忠実にリンクをしてくれます。これだけ大きく、上質なクルマでアクセル開度全開では少々大人気ないですが、その際には、“日本の退屈な高級車”とはまるで一線を画した一面を見せます。通常2000prmも回せば事が足りるエンジンは静粛そのものですが、V8エンジン独自のビートが適度にドライバーに届き、速度計の指針は変わらぬ勢いで盤面を上昇し、速度感のまるでないまま、日本領域からドイツ領域へと入っていきます。
通常、足回りの減衰力のセッティングは自動制御されていますが、「コンフォート」、「ダイレクト」からも選択可能。いかなるモードをセッティングしても、ステアリングはスポーツカーのようなクイックな特性を持つものです。高速域では特にそう感じました。まあ、接地感が希薄でダルなステアリングフィールよりも、よほど楽しいものではありますが。
■場違い?峠道に持ち込んでみました。■
話は数年前、筆者のアシスタントが2世代前の「BMW750Li」(E38)で道幅2m程の箱根旧東海道でインプレを敢行したことがありました。5mを有にこえるリムジン+V12 5379ccもある巨大なクルマです。ドリフト族に荒らされたつづら折れをスポーツカー顔負けの速さで駆け上がったのを思い出しました。
さすがにいかなる走りも想定したその設計に感銘を受けたのですが、この「A8L」でも同様のことをやってみました。正直、この大きさは大変気を使いますが、ステアリングをフルロックまで切り込むタイトなコーナーでも、巨大なボンネットは常に路面と平行を保ちます。8速ATの制御も実に緻密でDレンジに放り込んだまま驚くほどクイックな特性を持つステアリングと相まってリムジンボディである事も忘れ、運転を楽しめる辺りはさすがアウディ。
欧州車はたとえ高級サルーンでも運転する喜びが備わっています。この辺りは国産車が見習うところかもしれません。
参考になった9人
「A8 2010年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2013年11月18日 22:04 | ||
| 2012年5月21日 12:32 | ||
| 2011年5月29日 11:01 | ||
| 2011年3月17日 15:05 |
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