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『ガソリン車の15Xは隠れたお勧め車』 ホンダ フィットシャトル 2011年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
フィットシャトルの新車
新車価格: 161〜233 万円 2011年6月1日発売〜2015年3月販売終了
中古車価格: 18〜179 万円 (201物件) フィットシャトル 2011年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ホンダ > フィットシャトル 2011年モデル > 15X
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2011年8月31日 21:27 [436158-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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フィットのステーションワゴン版として2011年5月に登場したフィットシャトルは、その名前が示すようにセンタータンクレイアウトを採用した基本プラットホームからインパネデザインまで、フィットとの共通点が多い。
これまでフィット系のプラットホームを使ったワゴンとしてエアウェイブがあって、今回のモデルは実質的にはそのフルモデルチェンジ版だが、改めてフィットシャトルの名前で登場した。フィットとフィットシャトルの間には共通点と同時に相違点もいろいろあるので、この名前が良いのかどうかやや微妙な部分がある。
外観デザインはノーズ部分を伸ばしたほか、リヤのオーバーハングを延長してラゲッジスペースを作ったので、密度感の高い煮詰まった感じのフィットに対して伸び伸びしたデザインになった。ノーズ部分はアメリカ向けフィットのものを流用した。三角に屹立するCピラーのデザインは印象的だが、違和感も感じさせる。
インテリアは基本造形はフィットのものを流用しており、随所に加飾を施すなどして高級感を表現したという。ただ、フィットの間にあまり大きな違いは感じない。
フィットシャトルは初期受注で80%以上をハイブリッド(別掲)が占める極端な売れ方になったとのこと。エコカーが注目される時代背景を考えたら、あるいはハイブリッド車はエコカー減税によって購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税になることを考えたら、ハイブリッド車に売れ行きが集中するのは当然だが、ハイブリッド車の陰に隠れたガソリン車にも捨てがたい魅力がある。その点を中心に紹介しておきたい。
1.5Lエンジンの走りはハイブリッドに比べると力強さを感じさせる。エンジンそのものに排気量の余裕があってトルク感のある走りを実現するので、ごく普通のクルマらしい自然で素直な走りになるのが良い。
タイヤサイズは同じだが、15XにはダンロップのSPスポーツ2030が装着され、ハイブリッドにはミシュランのエナジーセイバーが装着されていた。この違いが乗り心地にも微妙に影響しているようなところがあり、より快適な印象を受けたのは15Xのほうだった。
ただ、フィットシャトルはそもそも走りの質感が高いレベルにある。フィットに対してフィットハイブリッドが上質な走りを感じさせたが、フィットシャトルはさらに走りの質感が向上し、同じフィットという名前のクルマとは思えないくらいになっている。これはガソリン車だけでなく、ハイブリッド車でもそうなのだ。その上で、ガソリン車はさらに快適な走りを実現している。
もうひとつガソリン車が優位に立つのはラゲッジスペースだ。ハイブリッド車は床下に電池が搭載されているためアンダーボックスの容量が小さい。ガソリン車はこれが格段に大きくなる上に、ダブルヒンジ構造のリバーシブルフロアボードが設定されている。この優れモノのボードによって多彩な使い勝手を実現できるのが良い。
ハイブリッド車にも共通する話だが、カーナビにも触れておこう。ホンダのインターナビは今回のフィットシャトルから、全車(15CとHYBRID-Cではインターナビを選択できない)にリンクアップフリーが適用される。常時接続の通信機器が装備され、その接続料が無料なのだ。
これによって最新の渋滞情報がリアルタイムで手に入るなど利便性が高い。オプション装着すると30万円近い価格になるので判断が難しいが、予算の手当てが可能なら、オプション装着も含めてナビ付きを選ぶのが正解だ。
15Xはハイブリッドに対して20万円安い価格が設定されている。前述の税金の負担の違いなどによって実質的な価格差は縮小するが、割安なフィットシャトルとして15Xを選択する気味は十分にある。
ハイブリッド車はFFだけなので、4WDが必要な人はガソリン車を選ぶしかないのだが、FF車には全車に標準装備される横滑り防止装置(VSA)が、4WD車には設定されていない。今回のフィットシャトルでは後席中央にも3点式シートベルト&ヘッドレストレイントを標準装備するなど、安全装備の充実化に力が入っているのに、滑りやすい雪道を走る機会の多い4WD車に横滑り防止装置の設定がないのは惜しい。遠くない時期に標準装備されるだろうが、早期実現に期待しておきたい。
参考になった28人
「フィットシャトル 2011年モデル」の新着レビュー
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4
高山正寛 さん
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