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『快適性を高めたフラッグシップモデル』 プジョー 508 セダン 2011年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
508 セダン 2011年モデル
24
508 セダンの新車
新車価格: 374〜429 万円 2011年7月1日発売〜2014年12月販売終了
中古車価格: 47〜48 万円 (2物件) 508 セダン 2011年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > プジョー > 508 セダン 2011年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2011年8月31日 02:14 [435974-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
グリルのデザインも高級車らしく |
落ち着きのあるリヤビュー |
大容量のトランクルーム |
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1.6Lの直噴ターボを搭載 |
カーナビはやや低めの位置に配置 |
ゆったりサイズのシート |
プジョーが407と607を統合した新しいフラッグシップモデルとして508を2011年6月に発売した。ボディはセダンのほか、別掲のSWと呼ばれるステーションワゴンがある。
508はグループを構成するシトロエンのC5と姉妹車を構成するようなモデルで、ボディは607並みで407に比べるとひと回りというかふた回りくらい大きくなった。全長が105mm、ホイールベースが90mmも延長されているからだ。
ボディの拡大には長短両面がある。後席の居住空間が拡大されて足元にゆったりした空間が広がったほか、トランク容量も407に比べると108Lもプラスされた515Lになったのが長所。その反面、最小回転半径が5.9mもあるため取り回しはけっこう大変で、狭い駐車場で切り返しが必要になる。
ボディを拡大したにもかかわらず、車両重量は軽くなり、セダンは1520kgに抑えられている。これはボディサイズを考えると相当に軽い数値である。アルミ製のボンネットフードやマグネシウム合金を使ったクロスメンバーの採用と、サスペンション形式をダブルウィッシュボーンからストラットに変更したことなどが軽量化の理由だ。
外観デザインは大柄なボディが堂々たる印象を与えるとともに、407とは明確に異なる方向性が示されている。407は長いフロントノーズや傾斜したAピラーがスタイリッシュな印象を与えていたが、今回508では前のオーバーハングを切り詰めるとともに、リヤのオーバーハングを延長してバランスの取れたパッケージングを採用した。
インテリアの質感はまずまずのレベル。高級感はさほどではないが、ピアノブラックのパネルや操作系を集約したステアリングホイールなどが独特の質感を表現している。
搭載エンジンは直列4気筒1.6Lの直噴ターボのみに絞られた。フラッグシップモデルに搭載されるのが4気筒1.6Lというのにはちょっと驚かされる。ヨーロッパでダウンサイジングが大きな流れになっていることを示している。
プジョー・シトロエングループがBMWと共同開発した1.6Lエンジンは、すでに308系や3008などに搭載されている。115kW/240N・mのパワー&トルクを発生し、アイシン製の電子制御6速ATと組み合わされている。
508の車両重量は3008とほぼ同じなので、このエンジン+ATの走りの元気の良さについてはすでに定評のあるところ。特にわずか1400回転という低回転域から204N・mの最大トルクを発生するので、低速域からスムーズに加速していく。
動力性能の数値はかつてのV型6気筒3.0Lには及ばないし、回すのが楽しいといったタイプのエンジンではないが、ターボのトルク感に加えて6速ATの滑らかな変速フィールを感じさせる。上級車に搭載するのにふさわしい実力を備えたパワートレーンといえる。
乗り心地についてはプジョーらしい猫足を感じさせた。少々路面の悪いところでも快適な乗り心地を感じさせると同時に、コーナーでは足回りがしっかり仕事をして安定感を確保している。前輪がダブルウィッシュボーンからストラットに変わったことも全く不満を感じなかった。
グレードによってタイヤサイズが異なるが、より好感が持てたのは16インチタイヤを履くアリュールのほう。17インチタイヤのグリフだとかなり硬めのイメージになってプジョーの猫足感が薄れるように思う。快適装備の違いもあるので判断が難しいが、個人的にはアリュールをお勧めしたい。
プジョーの最上級車にふさわしく静粛性も高いレベルにあり、これが室内の快適性を高めている。快適性の面で大きく進化したのが今回の508と考えていい。
セダンの燃費は11.0km/Lで、407の2.2に比べて11%、3.0に比べると33%も向上している。この向上幅は大きいが、排気ガス性能も含めて日本のエコカー減税には適合していない。まだ改善の余地は残っている。
価格はけっこう安めだ。セダンのアリュールが374万円で上級グレードのグリフは414万円。このクラスの輸入車ではパサートの価格が際立って安く、324万円/374万円の設定だからプジョー508に比べると40万〜50万円くらい安い。
でもパサートはエンジンが1.4Lで、カーナビがオプション設定であることを考えると、508の価格設定は十分な競争力を持つと思う。デザインやブランドの好き嫌いなども含めて総合的に判断したら良い。
参考になった9人
「508 セダン 2011年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2015年3月8日 22:57 | ||
| 2014年7月21日 14:54 | ||
| 2013年10月13日 22:11 | ||
| 2011年8月31日 02:14 | ||
| 2011年7月12日 22:59 |
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