『動と静が融合した究極のスーパーカー』 メルセデスAMG E AMG セダン 2024年モデル 明日のその先さんのレビュー・評価

0-100km/h 3.8秒のまごうことなきスーパーカーです。
まさに「人馬一体」、五感が刺激され、駆って楽しいのがＡＭＧの信条。
完全バランスの「シルキー６」に超高剛性ボディーと矢のような直進安定性。

硬いサスは乗る人を選びますが、私にとっては最高の乗り心地です。
どんなに仕事がキツくてクタクタになっていても、帰宅時、一旦ハンドルを
握れば疲れを忘れてしまいます。

そしてＥＶとの融合・・・
動と静、全く逆の性質の２台のクルマを所有しているようです。

ＥＶだけでも実測値約85km（夏クーラー有、公称値は101km）も走れてしまう
ので、普段は高速も含めてＥＶモードだけで十分に事足りますが、やはりＡＭＧ
ですから、ついついエンジンを始動して楽しんでしまいます。

なので、モードの使い方は普通のPHEVとは異なります。
出発はＥＬモード、住宅地を抜けるとＢモード、高速入口手前からＳモード。
ACCを使う場合にはＣモードにしてクラッシック音楽を楽しんでいます。

伝統のロングノーズ＋ショートデッキに押し出しの利くルックスは往年の名車
「500E」を彷彿とさせます。

よくぞ横幅を１m90cmに留めていただきました。
都会の駐車場では長さではなく横幅のほうが大切で、ギリギリＯＫ。
ただし、機械式駐車場は車重2.43tが災いして、サイズ的に大丈夫でも全滅。
自走式駐車場であれば、たいてい駐車できます・・・とは言え、可能な限り、
高級ホテルのスーパーカー用駐車場に停めるようにしています。

カーナビはとても賢く、使い易くなりました。
スマホナビは不要です。

トランクは、下にバッテリーを積載しているので少し浅いですが、横方向や
縦方向の広さは通常のＥクラスと同じです。
大型と中型の旅行用スーツケースとスポーツバッグ２個を載せることができます。
スーツケースの上に置けていたガーメントバッグは積めませんので後部座席へ。

ブルメスターの音質の良さは過去最高で、特に「４Ｄサウンド」にはハマります。
DVDプレーヤーを持ち込み、閉め切ったガレージの中で迫力の映画鑑賞を楽しめます。

ようやく全席100％ＵＶカット＋断熱ガラスになりましたので、従来必ず行っていた
窓とルーフへのフィルム貼り付け施工は不要となりました。

ＡＭＧを楽しんだ後の「ガソリンの浪費」という罪悪感をＥＶモードで和らげる・・・
かな？