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フォルクスワーゲン ID.4 2022年モデル Pro Launch Edition(2022年11月22日発売)レビュー・評価
ID.4の新車
新車価格: 636 万円 2022年11月22日発売 (新車販売終了)
※ランキング順位と満足度・レビューは2022年モデルの情報です

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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
3.84 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
3.70 | 3.92 | -位 |
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3.74 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
3.47 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
3.19 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.89 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
3.19 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
- 1件
- 117件
2023年11月25日 15:31 [1783953-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
【エクステリア】
意外とデカい
【インテリア】
意外と広い
【エンジン性能】
意外とトロい
【走行性能】
意外と硬い
【乗り心地】
意外とスゴい
【燃費】
ガソリン車に例えるならば
リッターあたり40km相当。
日産リーフ超えてるかも。
【価格】
高いと感じる。だが、他社のEVよりも
コスパたかし。
【総評】
空前絶後のEVです。
買って損なし。お得まみれ。
パープルとか、おしゃれな色があれば尚良し。
参考になった8人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
2023年9月9日 19:53 [1757433-1]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
【エクステリア】
多くのEVのフェイスがのっぺりした顔つきである中、ひと目見てフォルクスワーゲンであるとわかるアイデンティティは保たれていて、カッコいいのではないでしょうか。
サイドからリアへのフェンダーラインも美しいと思います。
リアはテールランプが江戸切子のようでこだわりを感じます。
【インテリア】
ライトブラウンとグレイのコンビネーションのシートが上品です。
シフトレバーがハンドルの右奥に小さな回転式で収まっていて、モーターと駆動がリアなので、センターコンソール回りはとてもスッキリしています。
アンビエントライトがいろいろ選べるので、気分によって変えられて面白いです。
後部座席も十分に余裕があり、大きなパノラマサンルーフが室内をとても明るく軽快にしてくれます。
ラゲッジスペースは、必要にして十分な容量で、ゴルフバッグも横に2つ積めます。
【エンジン性能】
発進時のスムーズさ、力強さ、静かさは、明らかに内燃機エンジンのそれとは一線を画します。
登坂もアクセルをさほど踏み込まなくても、簡単に上っていきます。
走行中は、モーター音は静かなのでしょうが、ロードノイズが大きいのか、車内のノイズは内燃機のクルマとあまり変わらないと思いました。
【走行性能】
加速が良く、クルマが重いせいか、速度感が少なく、気がつけばあっという間に速度が上がってしまいます。
直進走行性能が低いと感じました。今アルテオンに乗っているので、それとの対比になるのですが、アルテオンは直進走行中はハンドルを動かすことはほとんどありません。ドライブアシスト起動中はさらにその差が大きく感じます。アルテオンはしっかりと路上の白線を読み取りブレることがないのでほぼハンドルは触っているだけなのですが、ID.4はよくブレるのでハンドルと目が離せません。
【乗り心地】
これはいただけないです。とにかくよく揺れます。舗装したての道路は安定しているのですが、それ以外の道路や、小さな凹凸や継ぎ目まで見逃すことなく室内を揺らします。片道100kmほどのドライブから戻ってきたとき、かなりの疲労感がありました。アルテオンでは感じなかった疲労です。同乗者も、とにかく頭が振れるので首が疲れたと言っていました。
【燃費】
往復200kmほどのドライブですが、平均電費は6.1kmという表示でした。緩やかではありますが坂道も、山間部の蛇行路も、30kmほど高速道路も、少し混雑した信号が多い都市部も、まんべんなく混じったドライブでした。普通レベルではないでしょうか。しかし、やはりガソリン車よりも気を使います。電機がもつかどうか、あとどれくらい走れるのか、充電スポットは空いているかなど、ガソリン車では気にもしなかったことが、特に長距離ドライブはストレスになりそうです。
【価格】
本体価格の何割をバッテリーが占めているのかわかりませんが、やはり今はEVは全般的に割高である印象が強いです。
ライトの「500万円を切る」といった業界内での戦略的な価格設定が果たして妥当な価格なのか、ユーザーはまだEVの価値や価格について判断しにくい時代であると思います。メーカーとして誠実な価格設定を望みます。
【総評】
昨今のガソリン代高騰下、アルテオンからの買い替えを検討し、他メーカーのEV試乗や、一番のネックである充電環境や電費という実情について情報を自分なりにいろいろと集めました。その結果、現在の充電環境と現在のEV販売台数のバランスはベストなのではないかと思いました。あくまでも個人の見解ですが、日本の充電環境が現在よりも良くなるとは考えにくいと思います。設備設置の高額な投資に対して利益が見合わないと言われているので、設置は増えにくいでしょう。設備の老朽化も進むでしょう。高速のSAや道の駅の設備は、思いのほか不潔でクモの巣が張ったままのものもありました。EVの販売が伸びれば充電設備が込み合うことでしょう。65万円の国の購入補助金もいつまで続くかわかりません。まさに今が買いの好機と踏んだわけです。
しかし、今回ID.4を一日試乗させていただいた結果、乗り換えは見送ることにしました。
走行性能、乗り心地、さらにはハーマンカードンの音響など、今乗っているアルテオンの満足度が圧倒的だからです。ただ、ID.4もまだ初期モデルですから、今後さらに進化することでしょう。走行性能と乗り心地、音響でアルテオンを超えるEVの発売に期待しています。すでに2024年米国発売の進化版が発表されたようですし、きっと期待に応えてくれるでしょう。
さて、多くのディーラーでは、試乗と言っても周辺道路5〜10kmほどしか試せないのが実情だと思いますが、本気で購入を考えるのなら、ぜひ1日200kmくらいは試乗すべきだと思いました。ID.4も前に一度近距離試乗させていただいた時はとても気に入り、買い替える気満々でした。ちょっと周辺を走るくらいでは、そのクルマの本質は見極められないです。高い買い物なのです。遠慮なく長距離試乗をお願いしましょう。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
2023年8月1日 14:51 [1743333-1]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 1 |
---|---|
インテリア | 2 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 1 |
乗り心地 | 1 |
燃費 | 3 |
価格 | 1 |
EVに乗り換えるにあたり、本気の試乗でした。
【エクステリア】
可もなく不可もなく、特に刺さるものはなかった。
【インテリア】
よく言えばシンプル。基本的にスマホありきの設計なので、好みの別れるところでしょう。
サブ画面がついている。見やすいけど、某EVも同じような物がもっと廉価でついてるからあまり差別化には今はならない。
リアは広いと思います。
【エンジン性能】
とにかく普通。踏んでも伸びやかな加速はない。
EVの伸びやかな加速は醍醐味と思うので残念。
駆動輪は違うが、トルクもパワーも某EVと全く同じで、加速感もよく似ている。
【走行性能】
ほんとに普通。
ワンペダルができないのは残念。
【乗り心地】
固い。突き上げが結構気になる。各社、バッテリーの重さで良い意味でリアサスが仕事をしている印象の中、リアがはねる。
結構、ビビり音がしたのは残念。
【燃費】
わからない
【価格】
個人的には高いと思う。同価格なら他社の方が装備も充実している。
【総評】
EVに乗り換えるにあたり、同価格帯のテスラ、ボルボ、BMW、スバル、同価格ではないがBYDと短期間で乗りました。それぞれ良さがあり、マイナスポイントもあるが、id4が他車に勝るのはおそらく電費。それ以外は特になかった。
シンプルがよい、余計な機能も加速も普通で良い、という方には向いていると思う。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
2023年2月20日 22:17 [1684539-1]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 1 |
燃費 | 4 |
価格 | 1 |
【エクステリア】前も横も後ろもVWとしては、デザイン優先か?きれいな線がなんとも。
【インテリア】シンプル、従来車と全く違和感無い。未来感は皆無であるが、実用的だ。
【エンジン性能】モーターの出力のプログラムが上品。従来の感覚で乗れるが、BEVとしては、イマイチ物足らないかも
【走行性能】ここも上品と言えばよいが、重すぎるのかモッタリ感というか揺れる感じが好きになれない。
【乗り心地】これが一番ガッカリした点である。突き上げが強く、固い固い。重さにタイヤやサスが付いて来ていない。ドスンという感じが一番いただけない。
【燃費】平均的
【価格】このままなら高すぎる。
【総評】期待して試乗しただけに、何か肩透かしである。初期型は、イマイチなのが多いが、マイナーチェンジで乗り味が全く変わることがある。マイナーチェンジを待ちましょう。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった10人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
よく投稿するカテゴリ
2023年2月8日 21:51 [1680186-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
このクルマを買う上ではよく考えた方がいいです。 |
オーナーレビューYouTube動画もご覧ください。
一切忖度していないリアルなコメントです。
https://youtu.be/EVgJ2H9Atfs
【エクステリア】
未来感がないなどと色々言われていますが、
個人的には好きです。
リアにあるロゴは各カラーで変えて欲しかったですが、
ライト周りなど含めて好みです。
【インテリア】
シンプルです。
欧州モデルにあったヘッドレストが良かったです。
ダッシュボードは狭すぎてほぼ使い物になりません。
運転席前のインフォメーションディスプレイは
好みが分かれる気がします
【エンジン性能】
エンジンがありません笑
かなり厳密にモーターは
ドライブモードで味付けが変えられるんだど感心しました。
スポーツモードはしっかり踏めば、
2トン越えの車両がしっかり捕まってしまうレベルで速度がでます。
こういうところはEV車なんだなと認識させられます。
【走行性能】
操舵の切れ角が大きくものすごく便利です。
エンジンがないEV特性が活かされており、
裏道などでもキビキビ曲がれてしまいます。
コーナーリング性能、直進安定性もしっかりしており、
フォルクスワーゲンっぽいです。
あとワンペダル的走行については、
私としては通常走行のDモードより
エンジンブレーキが効いている感じがして、
減速時にチャージしながら走るBモードで走っています。
フォルクスワーゲンは燃費優先なのか、
転がり重視でエンブレがあんまり効かないイメージが強いです。
にもかかわらず以前出ていたゴルフのEVでは、
アクセル離すたびにガクンとなってしまい不快でしたが、
今回はかなり自然なエンブレ感が
演出されており購入のポイントになりました。
【乗り心地】
段差は多少突き上げがきますが、
車重のせいかしっかりしています。
ただ、EVなため空飛ぶ絨毯感がすごいです。
こればっかりは乗らないと説明できません。
重くて大きい車が、タイヤを転がすと
こう動くだろうなという感覚を持っている人ほど、
最初は違和感があるくらい、
箱が動いているという感覚になります。
【燃費】
電費は1kWhあたり5、6kmくらいですかね。
冬に乗り始めたので、あまりよくない印象ですが、
冬でも満タンで400kmくらいは走ることがわかり良かったです。
ただし、冬の高速道路はダメです。
みるみる航続可能距離が減ります。
スピードを出すのではなく、
ゆったり左車線をACCで追従するようにしています。
【価格】
高いですが、ディーラーの方が頑張ってくれたので、
そこそこだと思います。
補助金と、毎年の自動車税が当分ないのが大きいです。
※条件が特殊なので割引額は秘密です。
【総評】
総じて満足ですが、
それは私がメリデメをかなり吟味&譲歩した上で、
購入したからだと思います。
言い出したらキリがありませんが一例として、
・初期版はナビがなくAppleCarPlayなどが有線で必須、
・運転席での窓開閉ボタンが2つで操作が面倒、
・ヒートポンプがないので電費・充電性能が悪い
・重すぎるため入れない駐車場がある
などなど色々あります。
ただし、EVを手頃かつ最短で手に入れることができたので、
満足度は高いです。
また、
最初の数百台のうちの一つを買えたことは
所有欲をみたしてくれることになり、
まだ2ヶ月程度しか経っていませんが今の所満足です。
あとは充電スポットがどれだけ身近にあるかで
評価が変わると思いますので、
ご自身の周辺環境をご確認の上、
購入のご検討をすることをお勧めします。
色々ハードルは高いですが、
一度乗ってもらえれば良さはわかると思いますので、
試乗をお勧めします!
参考になった8人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2022年12月22日 13:29 [1660550-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
VWが満を放って投入したID.4 |
ティグアン(4515×1840×1675mm)よりひと回り大きい。 |
これまでにない近未来的なデザインを採用。 |
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取材車は前235/50R20、後255/45R20を履いていた。 |
リアシートのレッグスペースは広大。静かで快適な空間だ。 |
ラゲッジルーム容量は通常時543リッターと広大。 |
欧州に遅れること約1年、ついに日本仕様のフォルクスワーゲン『ID.4』に日本の公道で試乗が叶いました。
2015年のパリ協定にもっとも早くコミットした自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(以下VW)が電動化戦略に前のめりなのは周知の事実で、昨年は「加速ストラテジー」を発表して電動化やデジタル関連技術に180億ユーロ(約2.6兆円)を投資することを表明しました。2030年までに生産からリサイクルまでCO2排出量をマイナス40%、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという「Way to zero」を掲げています。
その柱をなすのが、EVを人々により身近なものとするID.シリーズの3/4/5/6/バズ、というラインナップです。中でもID.4はVWのフルEV第1弾。欧州以外にもアメリカや中国で生産される世界戦略車で、日本市場は輸出先としてはもっとも早い導入先のひとつです。
日本仕様は当然、急速充電用にCHAdeMO(チャデモ)と家庭充電用に200Vの給電口を備え、急速充電の速さ目安としては残量警告灯点灯からリチャージして、90kW規格のCHAdeMOなら40分で約80%まで充電可能。しかし何よりVWが強力に整えてきたのは、自社というかグループによる充電ネットワークです。
まず全長4585×全幅1850×全高1640mmの外寸は、VW『ティグアン』に近く欧州Cセグ相当のSUVですが、2770mmというホイールベースはティグアンの2675mmより95mmも長い。でもパッと見にも実車を前にしても、ID.4はティグアンほど大ぶりに見えないところがあります。それもそのはず、ショルダーラインは高いですが空力抵抗はCD値にして0.28と、ID.4の空力は恐ろしく磨き込まれています。
バッテリーモジュールには、冷却水を循環させるフロアプレート状の温度管理システムが組み込まれており、あらゆる状況でバッテリーを約25度の理想的な温度に保とうとします。こればかりは乗り手の使い方や走らせ方次第、個体差も数年後にあるかもしれませんが、いずれ走行中や急速充電時のマネージメントのみならず、日常的にバッテリー寿命をも念頭に温度管理することで兎に角、VWは8年または16万km走行後でも、バッテリー容量が元の70%維持されることを保証しています。
走り出してみました。加速感は、いかにもEVらしい瞬発力より、アクセル踏み込み始めの柔らかさ、その後に続くトルクの安定感と力強さが際立っていた感じです。じつはライトでもプロでも、モーターの定格出力70kWと最大トルク値の310Nmは共通となっており、最高出力を170psと204psのどちらまで引っ張り上げるかプラス、バッテリー容量(=重量)の大小でプロの方が重量が嵩む分、単純な加速感ではライトの方が優るかもしれません。プロの0-100km/h加速は8.5秒と発表されている通り、強烈なものではありませんが、周囲の交通を簡単に置き去りにする加速力は気持ちのいいものです。
登りの合流アプローチみたいな場面でも加速の持続感というか息の長さゆえ、易々と望む速度にのせられます。逆に長い下り坂のようなシーンでも、0.25Gまでは回生システムのみで減速できるため「交通の流れにのる」操り方では滅法、快適です。しかもバンパーtoバンパーでは『ポロ』より優れる有効回転半径10.2mの小回り性ゆえ、街中でもきわめて取り回しやすいのが特徴です。
低重心設計の恩恵で前マクファーソン、後マルチリンクのサスペンションも、固すぎない初期ロールでよく動き、コーナー前半の素直さはいい意味でEVらしくなくスポーティな部分もありました。
リアタイヤがより太い(前235/50R20、後255/45R20)プロは直進安定性を意識したセッティングなのか、コーナー出口でアクセルオンを急ぐと外側へはらもうとする感覚が強く、多かれ少なかれステアリングで押さえ込む必要があります。ドライブモードを「スポーツ」に切り替えても、確かに力強くなりますが劇的にハンドリング特性に大きな差はもたらされず、ステアリングも中立付近の手応えをやや増す程度です。
VW EV世界戦略車である同車。この完成度の高さを是非とも味わって頂きたいものです。EVの時代にもピープルズ・カーの地平に挑むVWの姿が、ID.4で再確認もしくは発見できると思います。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ID.4 2022年モデル > Pro Launch Edition
2022年12月4日 18:48 [1654866-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
一見普通のドアノブだが。 |
シートがカッコよい |
|
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先端尖った肘掛けは使いづらい |
ハンコックの255/45R20 |
ゴルフGTI試乗目的に立ち寄ったところ他の店に出払ってたので、仕方なく店内見てたらブランニューのID4の展示車あり、試乗車とあるとの事で、ゴルフの代車?でチョコっと味見(試乗)させていただきました。
同ジャンルで試乗済みのアリア(FF)とソルテラ(AWD)、ホンダe( RR)との回想比較入り
【エクステリア】
メーカーhpではフロントグリルを無くした電気自動車らしい力強さや新時代を感じさせる造形。また、アスリートのような力強い波状のショルダーライン、筋肉質なアーチ形状のサイドライン、低くダイナミックなルーフラインによって長く伸びやかなボディライン、またフラットなデザインの電子式アウタードアハンドルを採用し、Cd値0.28高いレベルの空力性能を実現することで、EVにとって重要な航続距離だけでなく、無音のEVだからこそ気になる風切り音の減少による静粛性向上で、ロングドライブでも疲れにくい車内空力達成したとか。
[フロント]第一印象は車幅広いなと思い聞いたところ1850ミリあるとの事。CX60まではいかないまでも実寸以上大きく見えるのは、横一文字に繋がってるヘッドライトのせいか。
電動カーお約束のグリルレスのっぺらぼうのようで、バンパー下部はグリル付き
フォグは上級グレードでも無いのでスッキリ醤油顔
[サイド]Cピラーがシルバーでフランス車みたいにオシャレ感あり。
[リア]一文字テールライトの為か何となくヴェゼルに似てる気が.
[ビックリ箇所]ドアノブが一見引き上げ式だが手を突っ込むとウェルカムライトが点灯。で裏にスイッチあり電磁ロック解除で引けば開くタイプ。
全体的にデザインが従来のフォルクステイストとはちょっと違うのは電気カーだから?と質問すると今後のデザイントレンドとして反映されるでしょうと営業談
ちなみにタイヤは255/45R20inchのハンコックです。
サイズは違うけど銘柄はエクストレイルと同じかな。
【インテリア】
1番気にいったのはスェード調のオシャレなセミバケ風電動パワーシートは何とシートヒーターは勿論マッサージ機能付き。(プロ仕様のみ)
あと室内のアンビエントライトが30色からチョイス可能。
内装のデザインはスッキリ、シンプルかつ高級感あり良さげですが、目立たない箇所の質感イマイチなのはトヨタ流。
例えば運転席のパワーウィンドウのスイッチが4個ですが2個に省略。後席はリアと書かれたボタン押し切替えが必要。
またメーターがハンドル内に収まるので、ハンドル調整しても視認性変わらないのが利点だけど、表示内容がシンプル過ぎて何か味気ないというか..
補助的なヘッドアップディスプレイは無く、センターモニターで各種操作します。
トランクはモーターが下にあるのでチョイ床が高目ですが、通常で543リッターと充分あり、センタートンネルはもちろん、感応式パワーテールゲートです。お得意のエンブレムノブで手動でオープンも可能。
【エンジン性能】
何とモーターは後ろで後輪駆動との事。
フロントボンネットの下は補機類と補助バッテリーでギッシリ。
ティグアンのシャーシ流用してるのかとと鎌かけると電気自動車専用のプラットフォームですとの返答。正解!
営業マンは加速良いと強調(どっかで聞いたセリフ)するので、アクセル強めに踏んでも一般道でその片鱗は垣間見る事はできませんでした。加速は車重なり。あくまで穏やか。
モーターパワーは不明
試乗車はバッテリーは77kwと大容量、カタログ値で561kmですが実測も530km走行可能とか。
【走行性能】
1番驚きはスタートから。スマートキー持ち、ドア開けるとスタンバイ、運転席座ると電源オン。あとはモニター横にあるダイヤル式のセレクター回すだけ。
スタートボタンはありません。
しかもアクセルはプレイの記号、ブレーキは一時停止の記号がアルミペダルに刻印されて、電動カーらしい?心憎い演出が…
しかし残念ながらワンペダル機能やパドルなし、回生ブレーキはBモードでしか作動せず、Dでは普通のATと同じです。
ハンドルはフロントにモーターない為か(重量配分は知らないけど)軽く、リア駆動でナチュラルな加速感はARIA(FF)やソルテラ(AWD)とはちょっと違います。
RRはホンダEで体験してるが、車重軽くタイヤが太い分加速のピックアップはホンダの方がスポーツカー感覚でした。
電動専用ならシャーシで低重心も加わって車体サイズの割にはARIAより鈍重感は少なくスポーツ走行向き。
気になったのはフロントノーズスラントし過ぎて、シート高めても左先端は見えず狭い道で車幅は判りづらい。パノラマビューあるようです。
【乗り心地】
車重もあり、フロントシートの出来もよいので乗り心地は車格に見合った感じ。
路面悪いところで、ガシャ音や共振音が一瞬鳴った事があったが、ダンパー等パーツ馴染めば解決するかも。
【燃費】未計測の為ノーコメント
充電はVWが設置進めてる90kwの充電器で80パーセント40分くらいとか。
家庭6kwだと13時間掛かるらしい
【価格】
試乗したプロランチエディションで630万程でパノラマルーフや20inchタイヤ等フル装備でアリアと比較してコスパは悪くないのでは。
ライトランチエディションで500万弱でバッテリーが52kwに、アダプティブヘッドライトや各種運転支援装置、18inchタイヤ等装備は100万分なりに落ちます。
トップグレードは国産ライバルに合わせた価格設定ですね。
ライトの値付けはホンダeが近いけどサイズ、走行距離等考えればお買い得はID4でしょ
【総評】
今年は電動カー元年になり、国内外からSUVで出揃った感あります。
いろいろ問題あるにしろ今後は電動カーがメインストリームになる事は間違いないので、ホンダeを初めにARIA、サクラ、id4等6車試乗してみました。
個人的には1番内外装デザイン個性的かつ近未来的でバランス良いのはARIAですね。次点でID4となりました。
ソルテラは値段に対しツギハギみたいなデザイン、内装の質感不足で予選落ちです。
- レビュー対象車
- 試乗
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ID.4の中古車 (132物件)
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ID.4 プロ ローンチエディション 当社デモカー LED IQLight パワーシート シートヒーター Travel Assist アダプティブクルーズコントロール パワーテールゲート
- 支払総額
- 330.9万円
- 車両価格
- 312.0万円
- 諸費用
- 18.9万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 1.5万km
-
- 支払総額
- 441.3万円
- 車両価格
- 429.0万円
- 諸費用
- 12.3万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.1万km
-
- 支払総額
- 446.1万円
- 車両価格
- 428.0万円
- 諸費用
- 18.1万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.1万km