フィアット フィアット 500e 2022年モデルレビュー・評価

【エクステリア】FIAT らしい。小さくはありません。
【インテリア】シフトレバーがなく、ボタンスイッチなのは面白い。
【モーター性能】車体が軽いので、踏むとガンガン行きそうです。
【走行性能】スムーズ。
【乗り心地】前席の乗り心地は良好。後部座席は頭がつかえます。身長168cm
【燃費】25%バッテリー残量で走行距離44kmと出てました。満充電では176kmという事か。
【価格】これで本体価格450万円は、払えないですね。プランがサブスクしかないのも残念。
【総評】
値段を考えると残念ながら購入する気にはなりませんでした。

ジャーナリストの方々が高く評価していたので試乗しましたが、フツーのチンクエチェントです。車格なりのEVで特別感はありません。

顔の表情(ヘッドライト)はとても可愛いですね。内装も高級感や先進感はありませんが、細かいところにちょっとした仕掛けがあっておもしろいです。ただし最初だけですが。

シングルクラッチのギクシャク感がEVになって解消されているのは良い点。あとバッテリーの配置で重心が下がり、車格の割に落ち着いた走りになったのは好感が持てます。

ただ、この車に450万円は高すぎる。従来のチンクエの枠を越えるような仕上がりではないので、これならホンダeの方がいいと思いますが。

現状はリース販売のみだそうですが、これも条件的にはイマイチ。解約できるのは6ヶ月ごとで解約時に結構な違約金があったり、リセール保証をうたっていながらパーセンテージの提示がない、など。

任意保険やメンテナンスが含まれているのでサブスク的に見えるけど、売る側も初めてでリスクを負いたくない感がありますね。当然リースなので5年満了したら選択肢は返却のみ。その間の支払い総額は500万円オーバーです。

資産として手元に残らないサブスク利用なら、支払い総額は本体価格より安くないとメリットがないと思うんですが。5年で200とか250万円くらいなら検討の余地ありかな。試乗した印象はそんなところでした。