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『総合力が高いコンパクトカーだけど、気になる欠点』 日産 ノート e-POWER 2020年モデル Elijah Smithさんのレビュー・評価
ノート e-POWERの新車
新車価格: 232〜288 万円 2020年12月23日発売
自動車(本体) > 日産 > ノート e-POWER 2020年モデル > X
2021年3月22日 22:50 [1419797-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
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|
|---|---|---|
【エクステリア】
デザインは、先代の「ノート」よりグリルが大きくなったため、前から見た印象は以前より大きく感じます。
標準装備のフルホイールカバーは洗礼されたデザインとなっており、よくあるフルホイールキャップで感じる”残念感”はありません。
アルミホイールは本革シートなどとセットオプションで価格が非常に高くなるため、標準装備のフルホイールカバーがおすすめです。
質感は、先代の「ノート」と比較すると向上しています。
ピラーは基本的に無塗装ですが、「スーパーブラック」のみボディカラーと同色となるため艶感があり、他のボディカラーよりも質感高い印象になります。
上記の点からボディカラーは「スーパーブラック」がおすすめです。
他車と比較すると「フィット」より僅かに劣る印象ですが、そこまで大きな差はありません。
決定的に違のは各ドアの開閉音です。
非常にチープで、感覚的には一部軽自動車以下の質感です。
この”ドアの開閉音が安っぽい点”がエクステリアで最大の欠点といえるでしょう。
【インテリア】
デザインは、センターディスプレイと一体化したメーター、ブリッジ型のセンターコンソールが最大の特徴です。
一体化したと言っても、センターディスプレイとメーターの間には段差があります。
センターコンソールのアームレスト部は合皮となっており、電制シフト及びシフトベースはピアノブラック調となっているため、質感高くなっています。
センターコンソールだけでなく、センターディスプレイとメーターも艶感があるため上質で、ドアアームレストも合皮となっているため質感高い印象です。
運転席まわりの質感は国産コンパクトカートップクラスといっても過言ではないでしょう。
一方、シート表皮や後席のドアトリムなどの質感は低い印象です。
また、本革巻ステアリングもセットオプションでしか設定できないため、価格が高くなっていることがネックです。
その他、電制シフトの操作方法が非常に独特で、特にガソリン車のシフトノブしか使ってこなかった人には使い勝手が悪い印象があります。
また、中央のフロアトンネルが他社コンパクトカーより大きいことも気になります。
後席の背もたれをリクライニングできる様になっていますが非常に僅かで、リクライニングするには荷室側のレバーを押す必要があるため、操作性が悪い点も気になります。
【エンジン性能】
e-POWERは加速性能がスゴイ!という先代「ノート」で受けた印象があったため、走行してみて真っ先に感じたのは「先代ほどの加速性能がないな」という印象です。
もちろん、ベタ踏みした際のフル加速が優れていることは間違いありませんが、圧倒的な燃費性能となった「ヤリス」に対抗するために、軽くアクセルを踏み込んだ際の加速性能を落としているものかと思われます。
その他、加速性能は「e-POWER Drive」のSPORTよりもNORMALの方が優れています。
ワンペダル操作で停止まで行えなくなったこともあり、従来以上にNORMALの使用率が上がるものかと予想されます。
【乗り心地】
乗り心地は、最悪だった先代「ノート」とは全く異なり、非常に優れています。
「ヤリス」や「フィット」も非常に優れており、特に「フィット」は1クラス上の乗り心地となっていますが、新型「ノート」も近いレベルだと感じました。
また、「キックス」にも採用されている先進の制御システムにより、エンジン音が聞こえる時間が少なく、静粛性も非常に高くなっています。
そのため、乗り心地や静粛性も国産コンパクトカートップクラスといえます。
【燃費】
実燃費は「フィット」と同レベルの23.0〜25.0km/L程度になると思われます。
【安全性能】
「ヤリス」や「フィット」より「プロパイロット」がカーブの大きさに応じた減速を支援する点、緊急停止支援システムが搭載している点で優れています。
また、「インテリジェント BSI」が搭載されているため車線変更時の安全性能が高いといえます。
その他、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「インテリジェント FCW」などが先進的です
自動ブレーキや車線維持支援機能の性能で「ヤリス」より劣るものの、多くの先進安全装備が搭載されていることは間違いありません。
【価格】
人気グレード「X」の見積額は、以下のとおりです。
「X」:約280万円
※NissanConnectナビゲーションシステムとプロパイロット、LEDヘッドランプ、本革巻ステアリングとステアリングヒーターのセットオプションを設定
「ヤリス」や「フィット」の最上位グレードより10万円程度、「フィット」の中間グレード「ホーム」より25万円程度高い印象です
普通に見積もりをお願いすると300万円を超す価格を提示されることになるでしょう。
【総評】
同クラス他車と比較して、車内の広さと運転席まわりの質感、加速性能、乗り心地と静粛性、そして先進安全装備が豊富に搭載されている点で優れています。
特に加速性能と先進安全装備は間違いなく国産コンパクトカートップクラスで、この点は当分変わらないでしょう。
燃費性能も優れているため、維持費が安い点も魅力的です。
つまり、総合力が高いコンパクトカーといえるでしょう。
一方、欠点は価格の高さと随所に見えるツメの甘さにあるでしょう。
最大の要因はセットオプション設定でこれにより価格が相当吊り上げられています。
さらにガソリン車の設定がないため、低コストでコンパクトカーを購入したい方には向いてないといえるでしょう。
また、各ドアの開閉音や後席の質感など、”明らかに分かるところ”で手を抜いている点も気になります。
コストを下げることは重要ですが、もう少しうまくやってほしかったところです。
上記の点が改良されれば、間違いなく最もおすすめのコンパクトカーとなるでしょう。
※安全性能の詳細、内外装の写真、その他項目の詳細は以下のサイトを参考にしました。
https://bluesky-sheep.com/nissan-note-testdrive-2021
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった44人(再レビュー後:22人)
2021年2月8日 22:51 [1419797-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
【エクステリア】
デザインは、先代の「ノート」よりグリルが大きくなったため、前から見た印象は以前より大きく感じます。
標準装備のフルホイールカバーは洗礼されたデザインとなっており、よくあるフルホイールキャップで感じる”残念感”はありません。
アルミホイールは本革シートなどとセットオプションで価格が非常に高くなるため、標準装備のフルホイールカバーがおすすめです。
質感は、先代の「ノート」と比較すると向上しています。
ピラーは基本的に無塗装ですが、「スーパーブラック」のみボディカラーと同色となるため艶感があり、他のボディカラーよりも質感高い印象になります。
上記の点からボディカラーは「スーパーブラック」がおすすめです。
他車と比較すると「フィット」より僅かに劣る印象ですが、そこまで大きな差はありません。
決定的に違のは各ドアの開閉音です。
非常にチープで、感覚的には一部軽自動車以下の質感です。
この”ドアの開閉音が安っぽい点”がエクステリアで最大の欠点といえるでしょう。
【インテリア】
デザインは、センターディスプレイと一体化したメーター、ブリッジ型のセンターコンソールが最大の特徴です。
一体化したと言っても、センターディスプレイとメーターの間には段差があります。
センターコンソールのアームレスト部は合皮となっており、電制シフト及びシフトベースはピアノブラック調となっているため、質感高くなっています。
センターコンソールだけでなく、センターディスプレイとメーターも艶感があるため上質で、ドアアームレストも合皮となっているため質感高い印象です。
運転席まわりの質感は国産コンパクトカートップクラスといっても過言ではないでしょう。
一方、シート表皮や後席のドアトリムなどの質感は低い印象です。
また、本革巻ステアリングもセットオプションでしか設定できないため、価格が高くなっていることがネックです。
その他、電制シフトの操作方法が非常に独特で、特にガソリン車のシフトノブしか使ってこなかった人には使い勝手が悪い印象があります。
また、中央のフロアトンネルが他社コンパクトカーより大きいことも気になります。
後席の背もたれをリクライニングできる様になっていますが非常に僅かで、リクライニングするには荷室側のレバーを押す必要があるため、操作性が悪い点も気になります。
【エンジン性能】
e-POWERは加速性能がスゴイ!という先代「ノート」で受けた印象があったため、走行してみて真っ先に感じたのは「先代ほどの加速性能がないな」という印象です。
もちろん、ベタ踏みした際のフル加速が優れていることは間違いありませんが、圧倒的な燃費性能となった「ヤリス」に対抗するために、軽くアクセルを踏み込んだ際の加速性能を落としているものかと思われます。
その他、加速性能は「e-POWER Drive」のSPORTよりもNORMALの方が優れています。
ワンペダル操作で停止まで行えなくなったこともあり、従来以上にNORMALの使用率が上がるものかと予想されます。
【乗り心地】
乗り心地は、最悪だった先代「ノート」とは全く異なり、非常に優れています。
「ヤリス」や「フィット」も非常に優れており、特に「フィット」は1クラス上の乗り心地となっていますが、新型「ノート」も近いレベルだと感じました。
また、「キックス」にも採用されている先進の制御システムにより、エンジン音が聞こえる時間が少なく、静粛性も非常に高くなっています。
そのため、乗り心地や静粛性も国産コンパクトカートップクラスといえます。
【燃費】
実燃費は「フィット」と同レベルの23.0〜25.0km/L程度になると思われます。
【安全性能】
「ヤリス」や「フィット」より「プロパイロット」がカーブの大きさに応じた減速を支援する点、緊急停止支援システムが搭載している点で優れています。
また、「インテリジェント BSI」が搭載されているため車線変更時の安全性能が高いといえます。
その他、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「インテリジェント FCW」などが先進的です
自動ブレーキや車線維持支援機能の性能で「ヤリス」より劣るものの、多くの先進安全装備が搭載されていることは間違いありません。
【価格】
人気グレード「X」の見積額は、以下のとおりです。
「X」:約280万円
※NissanConnectナビゲーションシステムとプロパイロット、LEDヘッドランプ、本革巻ステアリングとステアリングヒーターのセットオプションを設定
「ヤリス」や「フィット」の最上位グレードより10万円程度、「フィット」の中間グレード「ホーム」より25万円程度高い印象です
普通に見積もりをお願いすると300万円を超す価格を提示されることになるでしょう。
【総評】
同クラス他車と比較して、車内の広さと運転席まわりの質感、加速性能、乗り心地と静粛性、そして先進安全装備が豊富に搭載されている点で優れています。
特に加速性能と先進安全装備は間違いなく国産コンパクトカートップクラスで、この点は当分変わらないでしょう。
燃費性能も優れているため、維持費が安い点も魅力的です。
つまり、総合力が高いコンパクトカーといえるでしょう。
一方、欠点は価格の高さと随所に見えるツメの甘さにあるでしょう。
最大の要因はセットオプション設定でこれにより価格が相当吊り上げられています。
さらにガソリン車の設定がないため、低コストでコンパクトカーを購入したい方には向いてないといえるでしょう。
また、各ドアの開閉音や後席の質感など、”明らかに分かるところ”で手を抜いている点も気になります。
コストを下げることは重要ですが、もう少しうまくやってほしかったところです。
上記の点が改良されれば、間違いなく最もおすすめのコンパクトカーとなるでしょう。
※安全性能の詳細、内外装の写真、その他項目の詳細は以下のサイトを参考にしました。
https://bluesky-sheep.com/nissan-note-testdrive-2021
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった22人
「ノート e-POWER 2020年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年11月15日 18:33 | ||
| 2025年10月26日 00:25 | ||
| 2025年10月11日 21:00 | ||
| 2025年8月31日 15:32 | ||
| 2025年8月4日 18:37 | ||
| 2025年7月27日 20:02 | ||
| 2025年7月14日 20:19 | ||
| 2025年7月5日 01:35 | ||
| 2025年6月30日 14:27 | ||
| 2025年6月19日 07:22 |
ノートe-POWERの中古車 (全2モデル/3,914物件)
-
- 支払総額
- 149.8万円
- 車両価格
- 139.8万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 6.4万km
-
ノート X 1.2 X 弊社社有車 純正オプションナビ 地デジ ETC LEDヘッドライト ハイビームアシスト
- 支払総額
- 228.0万円
- 車両価格
- 219.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.5万km
-
ノート X 1.2 X 弊社社有車 純正コネクトナビ ETC2.0 アラウンドビューモニター
- 支払総額
- 239.0万円
- 車両価格
- 230.0万円
- 諸費用
- 9.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.5万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
12〜305万円
-
17〜499万円
-
15〜418万円
-
15〜171万円
-
15〜445万円
-
29〜313万円
-
116〜3918万円
-
117〜349万円











