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『ファミリー向けコンパクトではコスパNo.1。ゆるい外観もご愛敬』 ホンダ フィット 2020年モデル 汽車ポッポーさんのレビュー・評価
フィットの新車
新車価格: 177〜292 万円 2020年2月14日発売
中古車価格: 82〜305 万円 (2,826物件) フィット 2020年モデルの中古車を見る
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よく投稿するカテゴリ
2021年7月28日 23:23 [1348426-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 5 |
納車から1年で7000km弱を走行してのレビューです。夫婦と幼児の3人家族で、「安さ」「広さ」「乗り心地」を重視してコンパクトカーを比較したところ、新型フィットに行き着きました。デザインの受けが芳しくなく、あまり売れていないことで話題になってしまいましたが、そこは腐ってもフィット。2021年でデビューから20年を迎えるだけあって、クルマとしての完成度の高さはさすがのひと言です。
【エクステリア】
正直カッコ悪いですが、意外と気に入りました。家族で乗っていると、なにかほのぼのとした雰囲気になります。そもそも5ナンバーサイズのクルマにデザインを求めても限界がありますし、あまりカッコいいデザインだと、「このグリルの形をもう少しこう」とか、「このプレスラインが」とか、いろいろと難癖が出てくるものなので、こういう「こだわりようがないデザイン」も悪くないかと。もちろん、もう少しキリッとしていればなおよし。フィットには和製ポロのような存在になってほしいと思っているので、もう少し精悍な方向に寄せてみてもよかったかなと思います。あの大きすぎるヘッドライトさえ細くなれば、MCでいかようにも軌道修正できそうなのですが…。
【インテリア】
フィットの一番いいところが、車内空間の広さ、心地よさだと思います。外観はパッとしませんが、中身は非常に優秀です。極細Aピラーと水平基調でシンプルなインパネ、座り心地のいいシートの組み合わせは、ちょっとした北欧テイストの部屋のようなイメージで、リラックスした気持ちで運転ができます。視認性も抜群によく、交差点の右左折や歩道を横切るときも、死角がほとんどなく歩行者がよく見えます。荷室の積載性は、現行の天井高155cm以下のコンパクトカーでNO.1でしょう。開口部が100〜110cm、最長部が116cmもあり、コンビのごく標準的なA型ベビーカー(折り畳み時の高さは102cm)が、横にした状態ですっぽりと収まります。インパネ周りも先進的でおしゃれ。ただし、ナビの位置は、最近のトレンドに合わせてもう少し上にしてもよかったでしょう。
【エンジン性能】
なめらかですが、もうちょっとパワーがほしかったです。ひとりで乗る分には軽快で不足はありませんが、家族3人が乗ると、上り坂や長距離移動でパワー不足を感じます。家族3〜4人の移動手段としてとにかくお得にクルマを持ちたい人には、コスパの高さで1.3Lガソリンを強く推しますが、お子さんが大きなご家庭で長距離をよく走るのなら、e:HEVを選んでもいいでしょう。
【走行性能】
ほぼ予想通りです。先代よりサスの動きがよりしなやになっており、ロールやピッチもすぐに収束します。また、ガソリン車は、鼻先が軽くてスイスイとよく曲がり、ライントレース性もなかなか。2本スポークのハンドルも非常に操作がしやすくて気に入りました。ただし、先代のようなスポーティな味付けではないので、乗り慣れるまでややダルさを感じる人もいるかもしれません。
【乗り心地】
ホンダ車=カタいというイメージをいい意味で裏切るやわらかい乗り心地です。シートが大きくて体圧分散性にすぐれているので、長時間運転していても腰や肩がラクです。さすがにノートには劣りますが、5ナンバーコンパクトしてはトップレベルの乗り心地でしょう。ただし、乗り心地については、視認性や開放感も考慮すべきだと考えているので、フィットの方がはっきりと下、というほどの差はないと思います。新型アクアやヤリスと比べると、乗り心地は圧倒的にフィットのほうがいいです。
【安全装備】
安全装備も高く評価できます。全車速対応のACCは本当にぴったりと前車を追いかけるので安心感があります。ACCを搭載したクルマでは、アクセラXDやシャトルHVも所有していましたが、フィットのACCのほうが格段に高精度です。また、オートブレーキホールドは、一度使うとなくては不便さを感じるほど便利この上なし。なお、パーキングセンサーはやや過敏に反応するので、普段はオフにして乗っています。誤発進防止機能については、サービスキャンペーン適用後に適度な反応に修正された気がします。
【燃費】
7,000km弱走って生涯燃費は14.7km/Lで、もう一息と言ったところ。もう少し走るかと思っていたので、この程度の燃費性能であることが初めから分かっていたら、1回の給油で2倍近く走るe:HEVを選んでいたかもしれません。
【価格】
安いです。強調しますが、ガソリン車はかなりの高コスパです。いまどきこの価格では、ヤリスのガソリン車はもちろん、マツダ2ガソリン車の同等装備のグレードも買えません。ホンダセンシングが全グレード標準装備で、あまりオプションで迷わなくて済むのも、ホンダ車ならではの良さだと思います。
【総評】
外観は地味になってしまったフィットですが、国産コンパクトカーを代表する車種として、第一線を行く商品力は健在です。自宅の駐車場が機械式の少人数ファミリーにとって、この広い室内空間とたっぷり積める荷室は貴重であり、視認性や安全性能が進化したこともあり、より扱いやすくなりました。特にガソリン車については、現在の日本のコンパクトは最もコスパがいいので、強くおすすめしたいです。
- 比較製品
- 日産 > ノート e-POWER
- トヨタ > ヤリス 2020年モデル
- トヨタ > アクア 2021年モデル
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年7月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 171万円
- 本体値引き額
- 25万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった110人(再レビュー後:33人)
2021年1月3日 00:30 [1348426-4]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
購入後約5か月で4,000km程度乗ってのレビューです。だいたい半径50km圏内での移動がメインで、ひとりでちょっと出かけたり、家族で買い物やレジャーへ出かけたりと、何かと重宝しています。発売後まもなく、ヤリスにじわじわと水を空けられ、新型ノートe-Powerに一気に話題をさらわれるなど、歴代のフィットとしては珍しく地味な発進となりましたが、実際に数か月乗ってみて感じることは「腐ってもフィット」。日本のコンパクトカーの歴史をリードしてきた車種だけに、ユーザーの使い勝手によく配慮したバランスのいいクルマに仕上がっています。
【エクステリア】
全体的に見れば、バランスは悪くありません。こういうシンプルでやわらかいフォルムのクルマもアリだとは思います。しかし、迫がなさすぎて、ブーンやマーチなど、5ナンバーコンパクトでもちょっと下のクラスのクルマに見えてしまいます。フロントフェイスだけはもうちょっとシャープにして、せめてシャトルくらいにしてほしかった。ちょっとここは奇をてらいすぎたと思います。たとえ他社と似通っても直球勝負にでるべきだったと思います。
【インテリア】
冒頭で、「腐ってもフィット」と言い切れた一番の根拠がパッケージングです。4mを切る全長でこの室内の広さと開放感、さらに積載性はお見事。これだけでも買う価値はあるでしょう。ホンダのお家芸である「センタータンクレイアウト」を用いているのでそもそも空間が広く、極細のAピラーや後席窓のウエストラインの低さなどが、より広さを演出してくます。もちろん、視界も抜群で、横断歩道のある交差点を右左折するときなど、急に横断歩道に入ってきた自転車などもしっかりと確認することができ、落ち着いた気持ちで運転ができます。
ダッシュボードのデザインが安っぽいと感じる人もいるようですが、個人的にはおしゃれで先進的だと思います。メーター周りのマルチインフォメーションディスプレイに表示される情報は詳細ですが、直感的に判別できるように整理されており、この辺りのレイアウトは、新型ノートより上だと感じます。ただし、ナビの位置は、最近のトレンドに合わせてもう少し上にしてもよかったでしょう。
そのほか、荷室の広さもうれしいポイント。新型ノートは荷室を狭くしてしまったので、車高155cm以下の国産のコンパクトカーでA型ベビーカーを無理なく積める車種はフィットとアクアのみに限られなりました。開口部が100〜110cm、内部の最長部が116cmもあり、荷室のステップの高さ低いので、荷物の上げ下ろしが非常にラクです。我が家はコンビのごく標準的なA型ベビーカー(折り畳み時の高さは102cm)を使っていますが、横にした状態ですっぽりと収まります。
【安全装備】
安全性も高く評価できます。全車速対応のACCは本当にぴったりと前車を追いかけ、ステアリングもビシッとセンターに合わせてくるので、頼もしいです。ACCを搭載したクルマでは、アクセラXDやシャトルHVに乗りましたが、フィットのほうが格段に精度がいいです。また、オートブレーキホールドは、一度使うとなくてはならなくなるほど便利。ただし、パーキングセンサーについては、もう一歩かと。左右の障害物検知と誤発進防止機能が過敏で、機械式駐車場に停めるときなど、中心に入れていってもピッピと鳴りっぱなしで。あまり有用でない気がします。
【エンジン性能】
静粛で快適、さらになめらかですが、もうちょっとパワーが欲しかったです。ひとりで乗る分には軽快で不足はありませんが、家族3人が乗ると、上り坂や長距離移動でパワー不足や疲れを感じます。経済性重視なら1.3Lガソリン、より長距離を走ることが多い人ならe:HEVを選ぶといいでしょ。ただし、個人的には、たまにパワー不足を感じても、そもそもスポーティに走るクルマではないので、家族3人程度の移動手段としてとにかくクルマが欲しい人には、コスパの高さで1.3Lガソリンを強く推します。
【走行性能】
ほぼ予想通りです。先代よりサスの動きがよりしなやになっており、ロールやピッチもすぐ収束します。また、ガソリン車は、鼻先が軽くてスイスイとよく曲がり、ライントレース性もなかなかです。2本スポークのハンドルも非常に操作がしやすく、走行感ではハンドリンが気に入っています。ただし、スポーティ路線ではありません。あくまでジェントルな走りを志向する人に合っていると思います。
【乗り心地】
ホンダ車=カタいという印象を一気に覆すようなやわらかい乗り心地ですシートが非常にやわらかく、適度な反発感もあるため、長時間運転していても快適です。乗り心地に関しては、上位車種のシャトルとそん色ない印象です。
【燃費】
4,000kmくらい走って生涯燃費は14.8km/Lで、まあまあです。もう少し走ってくれたらなおいいです。
【価格】
安いです。協調しますが、ガソリン車はかなりの高コスパです。いまどきこの価格では、ヤリスのガソリン車はもちろん、マツダ2ガソリン車の同等装備のグレードも買えません。
【総評】
細部まで見ていくと、国産コンパクトカーを代表する車種として第一線を走り続けられる強い商品力を感じます。そして4,00km乗ってみて、非常に扱いやすく、細部までよく作り込まれていて品質のよさに納得できました。コンパクトカーは、いまや軽自動車とならぶ日本の大衆車と言えるほど普及しており、ブランドイメージも高まってきました。しかし基本に立ち返り、庶民向けのクルマだからこそメーカーは価格を抑えて、品質のいい製品を大量に供給してほしいと思います。もちろん、あと10年もすればガソリン車の新車販売は禁止されるはずなので、中古で売却するときの価額は期待薄でしょう。しかし、10年後を見据えてもまだまだガソリン車を買うメリットは大きいはずです。事実上、現在の日本のコンパクトカーでは最もコスパがいいと思いますので、強くおすすめしたいです。
- 比較製品
- 日産 > ノート e-POWER
- トヨタ > ヤリス 2020年モデル
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年7月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 171万円
- 本体値引き額
- 20万円
- オプション値引き額
- 5万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった39人
2020年9月17日 22:34 [1348426-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
1,000km走行したので、気が付いたことなどをレポートします。4代目フィットは期待値が高かったこともあり、厳しい評価を受けることのほうが多いようですが、いやいやどうして、さすがに王道コンパクトカーの最新車種だけあって、乗るたびに「いや、これいいんじゃないの?」と思えるものがあります。
【エクステリア】
購入時はあまり外観を見ないようにしていたのですが、いざ所有してみると、これはこれで別に悪くない気がしてきました。むしろ、このシンプルなフォルムがしっくりとくるようになり、プレスラインの多いカタいデザインのクルマはあまり好きになれなくなってきました。ただ、フロントフェイスだけもう少し落ち着いた感じにすれば、よく売れた先代フォルクスワーゲンポロのような、現代のコンパクトカーとして普遍性のあるデザインになるのではないかと思います。また、最近思うことが、本当にこれが柴犬なのか?ということです。よくよく見てみると、どの角度から見ても柴犬のような雰囲気は感じません。柴犬は愛嬌はありますがもっと目が細くてキリっとした顔つきをしています。そもそも柴犬にこじつけてアピールしたことがイメージダウンを招いていないかと思いました。
【インテリア】
今回、フィットの商品性の高さを改めて思い知らされたのがここです。まず、国産のコンパクトカーで、ベビー型で主流のAB型(高さ100cm前後)を積める広さの荷台を備えているは、フィット、アクア、ノートに限られます。我が家はコンビのごく標準的なベビーカー(折り畳み時の高さは102cm)を使っていますが、以前ノートに積んだ時は押し込む必要があり、カーシェアでよく乗っていたアクアではギリギリでした。これに対して、フィットだとベビーカーを載せてもまだまだ余裕あり。荷室寸法は、開口部が100〜110cm、内部の最長部が116cmもあるので、ほとんどのAB型ベビーカーが積めそうです。しかも荷室の高さが低いので、荷物の上げ下ろしがラクラク。これは、センタータンクレイアウトの特許を持つホンダ車でないとできない芸当です。また、4mを切る全長で、この室内の広さと開放感の高さはまず得られません。当初は、極細Aピラーについてそれほど魅力は感じなかったのですが、実際に乗り込んでみると、前方も側方も死角が少なく気持ちがいいです。また、全体的にシンプルな内装も好印象。シートは本当にソファのようなやわらかさがあり、体をホールドせずに包み込んでくれるような独特な感覚です。さらにもうひとつ、マルチインフォメーションディスプレイが多機能で、この価格からは想像もできない高級感と先進感があります。
【安全装備】
このクルマで特筆すべきポイントだと思います。全車速対応のACCは本当にぴったり前車を追いかけていくし、ステアリングのアシストも頼もしいです。また、オートブレーキホールドがこんなに便利だとは知りませんでした。この価格でこれだけの安全装備が付いているのは、驚きです。ただ、ちょっと警告音が多すぎる気も。左右の障害物検知と誤発進防止機能が過敏で、機械式駐車場に停めるときなど、中心に入れていってもピッピと鳴りっぱなし。また、駐車場のパレットを障害物と認識してしまうので、アクセルをちょこっと踏んで乗り上げようとするとたまに「ガー」という音が響き、ちょっと恥ずかしくなります。全体的にセンサーの性能と制御が強すぎるので、これをユーザーごとにちょうどいい塩梅に調整できるようなキャリブレーション機能があればいいなと思いました。
【エンジン性能】
パワーはいたって普通ですが、静粛で快適、なめらかです。最近のハッチバック車の傾向として、車体剛性ばかりが強くなりすぎてパワートレインが釣り合わないというものが多いですが、98馬力のこの1.3L NAエンジンは、ちょうどいいか、もうちょっとパワーがあってもいいか、くらいのところに収まっています。また、静粛性もコンパクトカーとしてはなかなかのもの。これだけ広大なフロントウィンドウながら、エンジンルームからの雑味のあるサウンドをよく取り去っていると思います。コストパフォーマンスを考えれば、むしろeHEVよりガソリンエンジンを積極的に選んでいいのではないかと思います。
【走行性能】
ほぼ期待通りです。車体剛性が先代より少し強くなっており、タイヤやサスのチューニングも悪くない印象で、ロールやピッチもかなり抑えられています。また、鼻先が軽くスイスイとよく曲がり、ライントレース性もかなり高いです。2本スポークのハンドルも非常に取り回しがよく、どちらかというとこのハンドリングが一番気に入りました。ただし、スポーティ路線ではありません。あくまでジェントルな走りを志向する人に合っていると思います。
【乗り心地】
ホンダ車=カタいという印象を一気に覆すようなやわらかい乗り心地です。低床設計でサスストロークは短いはずですが、意外とよく仕事をしており、シートが非常にやわらかいため、長時間運転していても快適です。このあたりはもう、上位車種のシャトルとそん色ない印象です。
【燃費】
1050kmくらい走って生涯燃費は14.7km/Lです。まあまあですね。
【価格】
安いです。e:HEVは新しいハイブリッドシステムなのでどうしても割高な感じがしますがガソリン車はかなりの高コスパだと思います。この驚異的な居住性や積載性、乗り心地のよさを考えれば、かなりお買い得だと思います。
【総評】
細部まで見ていくと、国産コンパクトカーを代表する車種として第一線を走り続けられる強い商品力を感じました。個人的にフィットの一番の美点と思われるのが、パッケージングのよさだと思います。この車体寸法でファミリーでもガンガン使えるクルマは世界的にも希少です。初物のeHEVの陰に隠れて存在感が薄いですが、この1.3Lガソリン車はかなりバランスのいいクルマだと思います。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年7月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 171万円
- 本体値引き額
- 20万円
- オプション値引き額
- 5万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった23人
2020年7月31日 15:58 [1348426-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
ベビーカーが積める手ごろなセカンドカーを探していて、スイフト以外の国産コンパクトカーをすべて試乗した結果、フィットにしかない魅力が多く感じられたため、購入しました。この柴犬顔のフィットが発表されたとき、まさかこの顔つきのクルマに乗ることはないだろうと考えていましたが、いろいろ比較していくと、フィットにしない理由のほうが見当たらなくなっていきました。購入して1日乗ってみての速攻レビューです。
【エクステリア】
好みではありませんが、納車されて眺めてみると、これはこれで別に悪くない気がしてきました。シンプル路線は悪くないです。ただし、シャトルのようにほどよく精悍な顔であれば、今ごろヤリスより売れていたはずです。発表される直前までシャトル顔のうわさが出回っていたのと、ディーラーもその方向になると信じて疑わなかったようで、ちょっとファンの期待を裏切ってしまった感じはします。ただ、目つきを変えるだけでだいぶ印象が違うのではないでしょうか。
【インテリア】
今回、フィットの商品性の高さを改めて思い知らされたのがここです。まず、国産のコンパクトカーで、ベビー型で主流のAB型(高さ100cm前後)を積める広さの荷台を備えているは、フィット、アクア、ノートに限られます。我が家はコンビのごく標準的なベビーカー(折り畳み時の高さは102cm)を使っていますが、以前ノートに積んだ時は押し込む必要があり、カーシェアでよく乗っていたアクアではぴったりでした。これに対して、フィットだとベビーカーを載せてもまだまだ余裕あり。いっぱいに詰め込んだスーパーのレジ袋があと2つは積めそうな感じです。荷室寸法は、開口部が100〜110cm、内部の最長部が116cmもあるので、ほとんどのAB型ベビーカーが積めそうです。しかも荷室の高さが低いので、荷物の上げ下ろしがラクラク。これは、センタータンクレイアウトの特許を持つホンダ車でないとできない芸当です。また、4mを切る全長で、この室内の広さと開放感の高さはまず得られません。当初は、極細Aピラーについてそれほど魅力は感じなかったのですが、実際に乗り込んでみると、前方も側方も視界が少なく安心感がありました。また、全体的にシンプルな内装も好印象。シートは本当にソファのようなやわらかさがあり、体をホールドせずに包み込んでくれるような独特な感覚です。さらにもうひとつ、マルチインフォメーションディスプレイが多機能で、この価格からは想像もできない高級感を漂わせています。
【安全装備】
このクルマで特筆すべきポイントだと思います。全車速対応のACCは本当にぴったり前車を追いかけていくし、ステアリングのアシストも頼もしいです。また、オートブレーキホールドがこんなに便利だとは知りませんでした。この価格でこれだけの安全装備が付いているのは、驚きです。ただ、ちょっと警告音が多すぎる気も。機械式駐車場に停めるときなど、中心に入れていってもピッピと鳴りっぱなしなので、少し慣れが必要だと思いました。
【エンジン性能】
パワーはいたって普通ですが、静粛で快適、なめらかです。最近のハッチバック車の傾向として、車体剛性ばかりが強くなりすぎてパワートレインが釣り合わないというものが多いですが、98馬力のこの1.3L NAエンジンは、ちょうどいいか、もうちょっとパワーがあってもいいか、くらいのところに収まっています。また、静粛性はお見事。国産コンパクトでは静粛性ピカ一と考えられるマツダ2と比べても、よく耳を澄まさないと差が感じられません。これだけ広大なフロントウィンドウながら、エンジンルームからの雑味のあるサウンドをよく取り去っていると思います。コストパフォーマンスを考えれば、むしろe:HEVよりガソリンエンジンを積極的に選んでいいのではないかと思います。
【走行性能】
ほぼ期待通りです。車体剛性が先代より少し強くなっており、タイヤやサスのチューニングも悪くない印象で、ロールやピッチもかなり抑えられています。また、鼻先が軽くスイスイとよく曲がり、ライントレース性もかなり高いです。2本スポークのハンドルも非常に取り回しがよく、どちらかというとこのハンドリングが一番気に入りました。ただし、スポーティ路線ではありません。あくまでジェントルな走りを希望する人向けといえそうです。
【乗り心地】
ホンダ車=カタいという印象を一気に覆すようなやわらかい乗り心地です。低床設計でサスストロークは短いはずですが、意外とよく仕事をしており、シートが非常にやわらかいため、長時間運転していても快適です。
【燃費】
市街地を50kmくらい流して15km/L程度でした。優秀なほうだと思います。
【価格】
安いです。e:HEVはコンパクトカー向けでは初物とも言えるハイブリッドシステムなのでやや割高な感じがしますが、ガソリン車はかなりの高コスパだと思います。この驚異的な居住性や積載性、乗り心地のよさを考えれば、かなりお買い得だと思います。
【総評】
細部まで見ていくと、国産コンパクトカーを代表する車種として第一線を走り続けられる強い商品力を感じました。柴犬顔が発表されたときは思わず笑ってしまいましたが、実際に納車されてみると、意外と違和感がなかったです。家計にやさしい実用車として考えると、なかなかいい選択肢だと思います。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年7月
- 購入地域
- 神奈川県
- 新車価格
- 171万円
- 本体値引き額
- 20万円
- オプション値引き額
- 5万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった15人
「フィット 2020年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年11月10日 19:19 | ||
| 2025年10月27日 11:49 | ||
| 2025年10月4日 17:28 | ||
| 2025年9月29日 09:12 | ||
| 2025年9月7日 15:19 | ||
| 2025年8月31日 21:02 | ||
| 2025年8月29日 23:45 | ||
| 2025年8月19日 08:41 | ||
| 2025年8月6日 17:30 | ||
| 2025年8月5日 12:25 |
フィットの中古車 (全4モデル/6,470物件)
-
- 支払総額
- 62.8万円
- 車両価格
- 45.8万円
- 諸費用
- 17.0万円
- 年式
- 2010年
- 走行距離
- 9.3万km
-
フィットハイブリッド Lパッケージ あんしんパッケージ 横滑り防止装置 Hondaインターナビ バックカメラ ETC LEDヘッドライト クルーズコントロール スマートキー
- 支払総額
- 105.2万円
- 車両価格
- 94.5万円
- 諸費用
- 10.7万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 2.2万km
-
- 支払総額
- 104.7万円
- 車両価格
- 94.9万円
- 諸費用
- 9.8万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 8.1万km
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