メルセデスAMG CLA AMG 2019年モデル CLA 45 S 4MATIC+（2021年2月1日発売）レビュー・評価

ドーンと速くてくいくい曲がってとてもイイ感じです

コンパクトなサイズで駐車場も選ばない
使いやすく未来的なインテリア
前から見るとF1ペースカーにも見えてくる攻撃的なルックス
スーパーカーの1/3の価格で少しスーパーカー気分が味わえるコスパ最強のクルマ
ガタピシの乗り心地が許容できればファミリーカーにもなれます。

パナメリカーナグリルと大きなダクトがカッコ良い	流麗なデザイン

新車で購入し、３か月経過しましたのでレビューします。オプションはフルです。

【エクステリア】
第一印象は、コンパクトで流麗なデザイン。パナメリカーナグリルと赤いキャリパーがカッコ良く、車の性格を表している。もう少しフェンダーを張り出させワイド感を出せば迫力が増した。フロント左側のダクトが塞がっているのは、×。リアは、ディフューザーと一体化されたマフラーのデザインもカッコ良く、〇。
車高が低く、とくにSUVからの乗り換えだったので最初は乗り降りがぎこちなかった。ゲートがあるコインパーキングの発券所や料金所では、手が届きにくく、衝突防止センサが鳴るギリギリに寄せる。仕方ない。スロープでのフロント底面への擦りが心配だったが、今のところは大丈夫。
パノラミックスライディングルーフは、見た目も良く大型で高い開放感が得られる。遮光可能なシェードもあり、〇。
ボディカラーは、最初は無償カラーのデジタルホワイトを第一候補。しかし、販売店にて実車で比較した結果、流麗さを引き立てる白色が綺麗なポーラーホワイトに決定。実車を見られて正解。

【インテリア】
AMGパフォーマンスステアリングとAMGパフォーマンスシートは、〇。
ナッパーレザーとダイナミカのステアリングは、握り易く、手へのフィット感がとても良い。バケットシートは、座り心地はソフトではないが、身体をしっかりホールドして良い。腰痛持ちだが、ランバーサポートを効かせてポジションを調整したことで長時間のドライブでも大丈夫。ベンチレータも付いており夏場は快適。
メータパネルとインフォメーションパネルは、面一でとてもスマート。光の反射で見え難いこともなく、〇。ヘッドアップディスプレイも見易い、制限速度情報など表示内容が選択でき、照射高さも調整可能で、〇。
メディアとの連携は、iphone、iPADとのブルートゥース通信やUSB通信は問題ない、〇。音楽CDをI-O DATAのCDレコミュージックでiphoneやiPADに取り込みブルートゥースで接続。インフォメーションパネルにアルバムジャケット画像、アーティスト、曲名などが表示され、楽しく、〇。

【エンジン性能】
このエンジンにお金を出したと言っても過言ではない。低速ではトルクの細さを感じることがあり、コムフォートモードではアクセルの踏み込みに一瞬もたつく。しかしS＋モードにすると豹変。アクセルを踏み込んだ時のGは、怖いくらい。エンジン始動時は、音が大きく近くに居る人を驚かせることもあり、△。でもヘッドライトの流れる動きはカッコ良いので〇。

【走行性能】
素人には車体の剛性が高く感じられ、カーブを気持ち良く抜けられる。しっかり止まり、ブレーキ性能も高く安心。良く走り、良く曲がり、良く止まる車、〇。
接触防止センサーシステムは、誤反応？による警告音が煩い。また、低速走行時、突然急ブレーキが掛かり焦ったことがあり。安全サイドに働いたと理解するが、おかまを掘られた可能性もあるので、△。システムとしては、まだ熟成の域に未達。

【乗り心地】
コンフォートモードでも路面段差の突き上げでゴツンとくる。踏み切りでは、ガクン、ガクンの連続。衝撃の吸収は早いので、慣れれば乗り心地は決して悪いとは思わないが、客人を乗せる車ではない。後席もおまけ。車の性格上、仕方ない。
エンジン後方の運転席寄りにタービンがあるが、遮熱が完璧で熱は感じず、〇。ロードノイズは大きいが、すぐに慣れたので、△。

【燃費】
信じられないが、市街地で7km/l、遠乗りで10km/l。素晴らしい、〇。

【価格】
フルオプション、フルコートで定価は、約1,100万円。４発最強エンジン搭載と流麗なボディで価格相応。

【その他】
Mercrdes meが便利、〇。車両との通信で、離れていてもiphoneで車両ステータス、走行距離、車両の位置情報など確認できる。

【総評】
AMGのクラフト魂を感じる傑作エンジンを積む車。とにかくコンパクトで取り回しが良い。500馬力超の迫力を求めるには、４発エンジンでは無理。