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『完成度の高い「普通」のクルマ』 マツダ MAZDA2 2019年モデル ささみ120gさんのレビュー・評価
MAZDA2の新車
新車価格: 154〜262 万円 2019年9月12日発売
中古車価格: 75〜255 万円 (1,004物件) MAZDA2 2019年モデルの中古車を見る

自動車(本体) > マツダ > MAZDA2 2019年モデル > XD SPORT+
よく投稿するカテゴリ
- 自動車(本体)
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2025年3月25日 22:24 [1909899-5]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
MAZDA2 XD SPORT+ 2023年3月モデル
2WD 6AT マシーングレープレミアムメタリック
【エクステリア】
2014年のデミオから10年もの間、基本は同じですが、未だに古臭く見えない秀逸なデザインだと感じます。
Bセグメント車でこの雰囲気は国産車にはまずありません。
Cセグメントの欧州車と比較しても、まだまだ勝てる要素は多いと思います。
巷では「マツダ車は全て同じ顔に見える」とも言われますが、それこそが無駄に目立たせない、自然に街に溶け込む、究極の普通とも言えるでしょう。
フルモデルチェンジの噂もありますが、モデルチェンジ後も抱く感想は大きく変わらないでしょう。
塗装は定番の一つ、マシーングレープレミアムメタリック。
これは鉄の色を再現したものですが、日の当たり方によって表情が変わり、ごく普通な中に上質感を感じます。
【インテリア】
現在では他の国産車もインテリアの安っぽさが薄くなっていますが、それでも他のBセグメント車と比較すると、上質に思います。
少なくとも「安っぽい」と思わせないBセグメント車は貴重。
ただ、車格の影響もあるので仕方ないのですが、収納が非常に少ないのは少し不便な点。
また、基本設計が10年以上前なので、マツダコネクトの画面の小ささ、現在では使うことのないDVDスロット、サイドブレーキが未だに電子式でなくレバー式であったり、360°アラウンドビューモニターの画質の低さやスイッチ位置が不便であったり、時代遅れと呼ばざるを得ない点も。
マツダコネクトのUIデザインも未だにフラットデザイン化されておらず見苦しく、洗練された見た目のCarPlayを常用していますが、その不安定さにも閉口している状態(後述します)。
不満点はその殆どが「基本設計の古さ」に尽きるでしょう。
【エンジン性能】
売上と環境性能とのバランスから、もう国内向けには作らなくなってしまった1.5Lディーゼルエンジン。
これの醍醐味といえば、高速走行です。
1500回転程度から本当に滑らかで、登り坂でも回転数が上がったりギアが落ちたりすることもなく快適。
また30km/hからの加速は凄まじく、高速道路での合流でも不安を覚えることは一切ありません。
カラカラと鳴るエンジン音は人によって好みは分かれるでしょうが、上記を体感すると信頼の証。
個人的には、自慢できるエンジン音です。
ガソリンエンジンと比較してアイドリングストップからの発進にはかなりもたつく印象はありますが、i-Stopをオフにすれば解決します。
ディーゼルエンジンは始動時や低水温時のPM発生が多い事やバッテリーの負担を考えると、この辺りは人によってキャンセラの導入で解決します。
【走行性能】
高速走行は上記の通り快適そのもの。
また、国産車に多いカックンブレーキがこの車に乗り換えてから殆ど起こらず快適です。
ただ他の国産車と比べると、サスペンションが固く路面の凹凸は拾いやすいかも。
Gベクタリングコントロールの影響かシャシー剛性の影響かは知りませんが、カーブが滑らかに曲がれるような気がします。
元々カーブではアクセルを抜く操作はしていましたが、場面ごとに異なる素人の調整よりは上手に機械が制御してくれるので、快適に感じます。
この辺りの調整が本当に上手くまとまっています。
【乗り心地】
ドライビングポジションに関しても、座席高さの調整すらできる上、アクセルペダルがオルガン式であり、マツダこだわりのデザインで運転しやすいです。
また吸音材が多く、外のノイズがあまり聞こえず静かにゆったりと走れる印象。
前ドアの低い開閉音や、窓を開けて初めて気付くディーゼルエンジンのカラカラ音などで、剛性や吸音材の効果に気付きます。
後部座席は車格の影響もあり確かに狭いです。
きちんと座ると頭が天井に付きそうですが、実際は浅く座ることもあり、後部に乗る妻と子供は割と快適なようです。
【燃費】
私の場合は街乗りメインで16-20km/L程度ですが、ディーゼルなのでガソリンと比べるとLあたり20円以上安いのは強いですね。
ちなみに高速道路だと30km/L程度は普通に出てしまいますので、極端に長距離移動向きに思います。
【価格】
新車ではなく、中古で買いました。
1年落ち、走行距離3000km未満のオプションモリモリ車でしたが、車両本体は200万円以下。
新車だと250万円程度。
ガソリンモデルと比較した場合、ディーゼルの燃料費で安くなる差額と本体価格の差額を考慮すると、単純計算で40万円の差がある場合、ディーゼルモデルは40万km程度乗らないと元が取れません。
勿論パワフルさなども理由ですが、この価格であればディーゼルのメリットが強くなると考え購入に至りました。
【総評】
各所でも言われるマツダコネクトのソフトウエア面での完成度の低さは悪い意味で日本的とも言えます。
頻繁に再起動を始めるマツダコネクト、オーディオが出力されない不具合、CarPlayがエラーで開始されなかったりと、9x系Windowsかと思う程度に不安定なソフトウエアは現代では他で出会えません。
Linuxカーネルを使っておいてこの不安定さは、正直信じられないです。
しかしながら、ハードウエア面は本当に上手く調整されているクルマだと思います。
それは基本設計の古さとトレードオフで、幾度ものマイナーチェンジでブラッシュアップされた結果でもあるでしょう。
勿論好みの問題もあるでしょうが、クルーズコントロールの車速調整も自然ですし、HUDの搭載など、乗り味の調整が非常にバランスよく、マツダは本当にドライバーのことを考えていると思います。
エクステリア・インテリアのデザインも完璧に近い。
クルマ全体での完成度は本当に素晴らしいです。
それにも関わらず「低価格なコンパクトカー」というカテゴリでまとめられがちなのは勿体無いと感じます。
そしてBセグメント車でディーゼルという強烈な個性が、今後新車という選択肢からは消えてしまったのは非常に残念です。
この貴重なディーゼル車、10年乗ります。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- 高級感
- スポーティ
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった18人(再レビュー後:3人)
2025年2月24日 00:11 [1909899-4]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
MAZDA2 XD SPORT+ 2023年3月モデル
2WD 6AT マシーングレープレミアムメタリック
【エクステリア】
2014年のデミオから10年もの間、基本は同じですが、未だに古臭く見えない秀逸なデザインだと感じます。
Bセグメント車でこの雰囲気は、国産車にはなかなかありません。
「マツダ車は全て同じ顔に見える」とも言われますが、無駄に目立たせない、自然に街に溶け込む、究極の普通とも言えるでしょう。
フルモデルチェンジの噂もありますが、もしモデルチェンジが起こったとしても抱く感想はおそらく同じだと思います。
塗装は定番の一つ、マシーングレープレミアムメタリック。
これは鉄の色を再現したらしいですが、日の当たり方によって表情が変わり、ごく普通なのにその中に上質感を持たせてくれます。
【インテリア】
現在では他の国産車もインテリアの安っぽさが薄くなっていますが、それでも他のBセグメント車と比較するとまだ上質です。
少なくとも「安っぽい」と思わせないBセグメント車は貴重だと思います。
ただ、車格の影響もあるので仕方ないのですが、収納が非常に少ないのは少し不便な点。
また、基本設計が10年以上前なので、マツダコネクトの画面の小ささ、現在では使うことのないDVDスロット、サイドブレーキが未だに電子式でなくレバー式であったり、360°アラウンドビューモニターのスイッチ位置が不便であったり、時代遅れと呼ばざるを得ない点も。
マツダコネクトのUIデザインも未だにフラットデザイン化されておらず見苦しい為、洗練された見た目(決して使い勝手ではない)のCarPlayを常用していますが、その不安定さにも閉口している状態(後述します)。
不満点はその殆どが「基本設計の古さ」に尽きるでしょう。
【エンジン性能】
もう国内向けには作らなくなってしまったディーゼルエンジン。
これの醍醐味といえば高速走行です。
1500回転前後まで回ってしまうと本当に滑らかで、坂道でも回転数が上がったりギアが落ちたりすることもなく、EVかと思ってしまう程度に快適です。
また30km/hからの加速は凄まじく、高速道路での合流でも不安を覚えることは一切ありません。
ガソリンエンジンと比較してアイドリングストップからの発進にはかなりもたつく印象はありますが、i-Stopをオフにすれば解決する問題でもあります。
ディーゼルエンジンは始動時や冷感時のPM発生が多い事や、アイドリングの回転数の低さ、バッテリーの負担を考えると、キャンセラの導入は人によっては必要かもしれません。
【走行性能】
高速走行は上記の通り快適そのもの。
また、国産車に多いカックンブレーキがこの車に乗り換えてから殆ど起こらず快適です。
ただ他の国産車と比べると、サスペンションが固く路面の凹凸は拾いやすいかも。
Gベクタリングコントロールの影響か、もしくはシャシー剛性の影響かは知りませんが、コーナーが滑らかに曲がれるような気がします。
元々コーナーではアクセルを抜く、などの操作はしていましたが、場面ごとに異なる素人の調整よりは上手に機械が制御してくれるので、快適に感じます。
ブレーキの滑らかさも合わさり、車酔いしにくいです。
この辺りの調整が、本当に上手くまとまっています。
【乗り心地】
ドライビングポジションもシートの前後とリクライニングだけでなく、座席の高さの調整もでき、オルガン式ペダルだったりとマツダこだわりのデザインでかなり疲れにくく感じます。
また吸音材が多いとの事で、確かに外のノイズがあまり聞こえないので、静かにゆったりと走れる印象。
前ドアの開閉音や、窓を開けて初めて気付くディーゼルエンジンのカラカラ音などで、剛性や吸音材の効果には気付きやすいと思います。
後部座席は車格の影響もあり確かに狭いです。
きちんと座ると頭が天井に付きそうですが、実際は浅く座ることもあり、後部に乗る妻と子供は割と快適なようです。
【燃費】
私の場合は20km/L程度ですが、ディーゼルなのでガソリンと比べるとLあたり20円以上安いのは強いですね。
ちなみに高速道路だと35km/L程度は出ますので、極端に長距離移動向きに思います。
【価格】
新車ではなく中古で買っています。
1年落ち、走行距離3000km未満のオプションモリモリ車でしたが、車両本体は200万円を切っていたのですぐに決めました。
おそらく新車だと250万円程度。
ガソリンモデルと比較した場合、ディーゼルの燃料費で安くなる差額と本体価格の差額を考慮すると、単純計算で50万円の差がある場合、ディーゼルモデルは50万km程度乗らないと元が取れません。
勿論パワフルさなども理由ではありますが、中古車の為この価格であればディーゼルのメリットが強くなると考え購入に至りました。
【総評】
デザイン含め、本当に上手く調整されているクルマだと思います。
それは基本設計の古さとトレードオフで、幾度ものマイナーチェンジでブラッシュアップされた結果でもあるでしょう。
勿論好みの問題もあるでしょうが、クルーズコントロールの車速調整も自然ですし、HUDの搭載やオルガンペダルなど、マツダは本当にドライバーのことを考えているのだなと感心します。
ハードウエア面はほぼ完璧とも言えるこのクルマですが、各所でも言われるマツダコネクトのソフトウエア面での完成度の低さは悪い意味で日本的とも言えます。
比較的頻繁に再起動を始めるマツダコネクト、たまにオーディオが出力されない不具合があったり、CarPlayがエラーで開始されなかったりと、9x系Windowsかと思う程度に不安定なソフトウエアは現代では他で出会えません。
Linuxカーネルを使っておいてこの不安定さは、正直信じられないです。
しかしながら、エクステリア・インテリアのデザインは完璧に近く、乗り味のチューニングも完璧で、クルマ全体での完成度は素晴らしいと思います。
Bセグメント車でディーゼルという強烈な個性が、今後新車という選択肢からは消えてしまったのは非常に残念です。
この貴重なディーゼル車、10年は乗るつもりです。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- 高級感
- ファミリー
- 快適性
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった2人
2025年1月7日 00:41 [1909899-3]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
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---|---|---|
MAZDA2 XD SPORT+ 2023年3月モデル
2WD 6AT マシーングレープレミアムメタリック
【エクステリア】
2014年のデミオから10年もの間、基本は同じですが、未だに古臭く見えない秀逸なデザインだと感じます。
Bセグメント車でこの雰囲気は国産車にはなかなか無いです。
「マツダ車は全て同じ顔に見える」とも言われますが、無駄に目立たせない、自然に街に溶け込む、究極の普通とも言えるでしょう。
フルモデルチェンジの噂もあり、マツダ3のモデルチェンジを見る限り確かに新型は更に美しいのですが旧型も決して古びておらず、もしモデルチェンジが起こったとしても抱く感想はおそらく同じでしょう。
塗装はマシーングレープレミアムメタリックですが、これは鉄の色を再現したと聞いています。
これが本当に綺麗で、日の当たり方によって表情が変わり、ごく普通なのにその中に上質感を持たせてくれます。
【インテリア】
現在では他の国産車もインテリアの安っぽさが薄くなっていますが、それでも他のBセグメント車と比較すると上質です。
少なくとも「安っぽい」と思わせないBセグメント車は貴重だと思います。
ただ、車格の影響もあるので仕方ないのですが、収納が非常に少ないのは少し不便な点。
また、基本設計が10年以上前なので、マツダコネクトの画面の小ささ、現在では使うことのないDVDスロット、サイドブレーキが未だに電子式でなくレバー式であったり、360°アラウンドビューモニターのスイッチ位置が不便であったり、時代遅れと呼ばざるを得ない点も。
マツダコネクトのUIデザインも未だにフラットデザイン化されておらず見苦しい為、洗練された見た目(決して使い勝手ではない)のCarPlayを常用していますが、その不安定さにも閉口している状態(後述します)。
不満点はその殆どが「基本設計の古さ」に尽きるでしょう。
【エンジン性能】
もう国内向けには作らなくなってしまったディーゼルエンジン。
これの醍醐味といえば高速走行ですが、回ってしまうと本当に滑らかで、坂道でも減速を感じることがなくEVかと思ってしまう程度に快適です。
私の場合、街乗りでも高速走行でも急発進急減速は殆どしませんので加速力不足を感じたことはありませんが、ガソリンエンジンと比較してアイドリングストップからの発進にはかなりもたつく印象はあります。
【走行性能】
高速走行は上記の通り快適そのもの。
また、国産車に多いカックンブレーキがこの車に乗り換えてから殆ど起こらず快適です。
ただ乗り味はいいものの、他の国産車と比べるとサスペンションが固く路面の凹凸は拾いやすいかも。
Gベクタリングコントロールの影響か、もしくはシャシー剛性の影響かは知りませんが、コーナーが滑らかに曲がれるような気がします。
元々コーナーではアクセルを抜く、などの操作はしていましたが、場面ごとに異なる素人の調整よりは上手に機械が制御してくれるので、快適に感じます。
ブレーキの滑らかさも合わさり、車酔いしにくいです。
この辺りの調整が、本当に上手くまとまっています。
【乗り心地】
ドライビングポジションもシートの前後とリクライニングだけでなく、座席の高さの調整もでき、オルガン式ペダルだったりとマツダこだわりのデザインで疲れにくく感じます。
また吸音材が多いとの事で、確かに外のノイズがあまり聞こえないので、静かにゆったりと走れる印象。
窓を開けて初めてディーゼルエンジンのカラカラ音に気付くことがある程度に、そのあたりは優秀です。
後部座席は車格の影響もあり確かに狭いです。
きちんと座ると頭が天井に付きそうですが、実際は浅く座ることもあり、後部に乗る妻と子供は割と快適なようです。
【燃費】
私の場合は20.0km/L程度ですが、ディーゼルなのでガソリンと比べるとLあたり20円以上安いのは強いですね。
値段だけでガソリンと比較すると、およそ25km/L相当になります。
【価格】
新車ではなく中古で買っています。
1年落ち、走行距離3000km未満のオプションモリモリ車でしたが、車両本体は200万円を切っていたのですぐに決めました。
おそらく新車だと250万円はしたでしょう。
ガソリンモデルと比較した場合、ディーゼルの燃料費で安くなる差額と本体価格の差額を考慮すると、単純計算で50万円の差がある場合、ディーゼルモデルは50万km程度乗らないと元が取れません。
勿論それだけではありませんが、中古車とはいえこの価格であればディーゼルのメリットが強くなると考え購入に至りました。
【総評】
デザイン含め、本当に上手く調整されているクルマだと思います。
それは基本設計の古さとトレードオフで、幾度ものマイナーチェンジでブラッシュアップされた結果でもあるでしょう。
勿論好みの問題もあるでしょうが、クルーズコントロールの車速調整も自然ですし、HUDの搭載やオルガンペダルなど、マツダは本当にドライバーのことを考えているのだなと感心します。
ハードウエア面はほぼ完璧とも言えるこのクルマですが、各所でも言われるマツダコネクトのソフトウエア面での完成度の低さは悪い意味で日本的とも言えます。
5回に1回は勝手に再起動を始めるマツダコネクト、たまにオーディオが出力されなかったり、3回に1回はCarPlayがエラーで開始されなかったりと、9x系Windowsかと思う程度に不安定なソフトウエアは現代では他で出会えません。
Linuxカーネルを使っておいてこの不安定さは、正直信じられないです。
エクステリア・インテリアのデザインは完璧に近く、乗り味のチューニングも完璧で、まるで高級ドイツ車(のBセグメント)に乗っているような安定感があるのに、マツダコネクトの所為でそのクラスにも関わらず何故かSHARPのスマホを使っているような気分になります。
しかしながら、クルマ全体での完成度は素晴らしいと思います。
Bセグメント車でディーゼルという強烈な個性が、今後新車という選択肢からは消えてしまったのは非常に残念です。
この貴重なディーゼル車、10年は乗りたいと思います。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- 高級感
- ファミリー
- 快適性
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった6人
2024年12月5日 11:45 [1909899-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
MAZDA2 XD SPORT+ 2023年3月モデル
2WD 6AT マシーングレープレミアムメタリック
を乗っています。
【エクステリア】
2014年のデミオから10年もの間、基本は同じですが、未だに古臭く見えない秀逸なデザインだと感じます。
Bセグメント車でこの雰囲気は国産車にはなかなか無いです。
「マツダ車は全て同じ顔に見える」とも言われますが、逆に言えば無駄に目立たせない、自然に街に溶け込む、究極の普通とも言えます。
フルモデルチェンジの噂もあり、マツダ3のモデルチェンジを見る限り確かに新型は更に美しいのですが、旧型も決して古びておらず、マツダ2のモデルチェンジが起こったとしても抱く感想はおそらく同じでしょう。
塗装はマシーングレープレミアムメタリックですが、これは鉄の色を再現したと聞いています。
これが本当に綺麗で、日の当たり方によって表情が変わり、「普通」なのに上質な感じを持たせてくれます。
【インテリア】
現在では他の国産車もインテリアの安っぽさが薄くなっていますが、それでも他のBセグメント車と比較すると上質に感じます。
少なくとも「安っぽい」と思わせないBセグメント車は貴重です。
ただ、車格の影響もあるので仕方ないのですが、収納が非常に少ないのは少し不便な点。
せめて標準でオーバーヘッドコンソールに小物入れは欲しかったかも。
基本設計が10年以上前なので、マツダコネクトの画面の小ささ、現在では使うことのないDVDスロット、サイドブレーキが未だにワイヤー式であったり、360°アラウンドビューモニターのスイッチ位置が不便であったり、時代遅れと呼ばざるを得ない点も。
また、マツダコネクトのUIデザインも未だにフラットデザイン化されておらず見苦しい為、洗練された見た目(決して使い勝手ではない)のCarPlayを常用しています。
が、私のモデルだとCarPlayも有線でしか対応していない為にAftermarket品で対応させたりしていますが、不満点はその殆どが「基本設計の古さ」に尽きるでしょう。
【エンジン性能】
もう国内向けには作らなくなってしまったディーゼルエンジン。
これの醍醐味といえば高速走行ですが、回ってしまうと本当に滑らかで、坂道でも減速を感じることがなくEVかと思ってしまう程度に快適です。
私の場合、街乗りでも高速走行でも急発進急減速は殆どしませんので加速力不足を感じたことはありませんが、アイドリングストップが効いてしまうと停止状態からの発進にもたつく印象はあります。
【走行性能】
高速走行は上記の通り快適そのもの。
また、国産車に多いカックンブレーキがこの車に乗り換えてから殆ど起こらず快適です。
ただ乗り味はいいものの、他の国産車と比べるとサスペンションが固く路面の凹凸は拾いやすいかも。
Gベクタリングコントロールの影響か、もしくはシャシー剛性の影響かは知りませんが、コーナーが滑らかに曲がれるような気がします。
元々コーナーではアクセルを抜く、などの操作はしていましたが、場面ごとに異なる素人の調整よりは上手に機械が制御してくれるので、快適に感じます。
ブレーキの滑らかさも合わさり、車酔いしにくいです。
この辺りの調整が、本当に上手くまとまっています。
【乗り心地】
ドライビングポジションもシートの前後とリクライニングだけでなく、座席の高さの調整もでき、オルガン式ペダルだったりとマツダこだわりのデザインで疲れにくく感じます。
また吸音材が多いとの事で、確かに外のノイズがあまり聞こえないので、静かにゆったりと走れる印象。
後部座席は車格の影響もあり確かに狭いですが、後部に乗る妻と子供は割と快適なようです。
【燃費】
私の場合は20.0km/Lを割るかな?程度ですが、ディーゼルなのでガソリンと比べるとLあたり20円以上安いのは強いですね。
【価格】
新車ではなく中古で買っています。
1年落ち、走行距離3000km未満のオプションモリモリ車でしたが、車両本体は200万円を切っていたのですぐに決めました。
おそらく新車だと250万円はしたと思います。
ガソリンモデルと比較した場合、ディーゼルの燃料費で安くなる差額と本体価格の差額を考えると、単純計算で50万円の差があれば、ディーゼルモデルは50万km乗らないと元が取れません。
勿論それだけではありませんが、中古車とはいえこの価格であれば、ディーゼルのメリットが強くなると考え購入に至りました。
【総評】
デザイン含め、本当に上手く調整されているクルマだと思います。
それは基本設計の古さとトレードオフで、幾度ものマイナーチェンジでブラッシュアップされた結果でもあるでしょう。
勿論好みの問題もあるでしょうが、クルーズコントロールの車速調整も自然ですし、HUDの搭載やオルガンペダルなど、マツダは本当にドライバーのことを考えているのだなと感心します。
そしてBセグメント車でディーゼルという強烈な個性が、今後新車という選択肢からは消えてしまったのは非常に残念です。
この貴重なディーゼル車、10年は乗りたいと思います。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- 高級感
- ファミリー
- 快適性
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった3人
2024年12月1日 22:14 [1909899-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
MAZDA2 XD SPORT+ 2023年3月モデル
を乗っています。
【エクステリア】
2014年のデミオから10年もの間、基本は同じですが、未だに古臭く見えない秀逸なデザインだと感じます。
Bセグメント車でこの雰囲気は国産車にはなかなか無いです。
「マツダ車は全て同じ顔に見える」ともよく言われますが、無駄に目立たせない、自然に街に溶け込む、究極の普通とも言えるでしょう。
塗装はマシーングレープレミアムメタリックですが、これは鉄の色を再現したと聞いています。
これが本当に綺麗で、これも「普通」なのに上質な感じを持たせてくれます。
【インテリア】
現在では他の国産車もインテリアの安っぽさが薄くなっていますが、それでも他のBセグメント車と比較すると上質に感じます。
少なくとも「安っぽい」と思わせないBセグメント車は貴重です。
ただ、車格の影響もあるので仕方ないのですが、収納が非常に少ないのは少し不便な点。
せめて標準でオーバーヘッドコンソールに小物入れは欲しかったかも。
基本設計が10年以上前なので、マツダコネクトの画面の小ささ、現在では使うことのないDVDスロット、サイドブレーキが未だにワイヤー式であったり、360°アラウンドビューモニターのスイッチ位置であったり、時代遅れと呼ばざるを得ない点も。
また、マツダコネクトのUIデザインも未だにフラットデザイン化されておらず見苦しい為、洗練された見た目(決して使い勝手ではない)のCarPlayを常用しています。
が、私のモデルだとCarPlayも有線でしか対応していない為にAftermarket品で対応させたりしていますが、不満点はその殆どが「基本設計の古さ」に尽きるでしょう。
【エンジン性能】
もう国内向けには作らなくなってしまったディーゼルエンジン。
これの醍醐味といえば高速走行ですが、回ってしまうと本当に滑らかで、坂道でも減速を感じることがなくEVかと思ってしまう程度に快適です。
私の場合、街乗りでも高速走行でも急発進急減速は殆どしませんので加速力不足を感じたことはありませんが、停止状態からの発進は多少もたつく印象はあります。
【走行性能】
高速走行は上記の通り快適そのもの。
また、国産車に多いカックンブレーキがこの車に乗り換えてから殆ど起こらず快適ですが、他の国産車と比べるとサスペンションが固く、路面の凹凸は拾いやすいかも。
また、Gベクタリングコントロールの影響かシャシー剛性の影響かは知りませんが、何が違うのかは分からないものの、コーナーが滑らかに曲がれるような気がします。
ブレーキの滑らかさも合わさって、車酔いしにくいと感じます。
この辺りの調整が本当に上手くまとまっていると思います。
【乗り心地】
ドライビングポジションもシートの前後とリクライニングだけでなく、座席の高さの調整もでき、オルガン式ペダルだったりとマツダこだわりのデザインで疲れにくく感じます。
また吸音材が多いとの事で、確かに外のノイズがあまり聞こえないので、静かにゆったりと走れる印象。
後部座席は車格の影響もあり確かに狭いですが、後部に乗る妻と子供は割と快適なようです。
【燃費】
私の場合は20.0km/Lを割るかな?程度ですが、ディーゼルなのでガソリンと比べるとLあたり20円以上安いのは強いですね。
【価格】
新車ではなく中古で買っています。
1年落ち、走行距離3000km未満のオプションモリモリ車でしたが、200万円を切っていたのですぐに決めました。
おそらく新車だと250万円はしたと思います。
ガソリンモデルと比較した場合、ディーゼルの燃料費で安くなる差額と本体価格の差額を考えると、単純計算で50万円の差があれば、ディーゼルモデルは50万km乗らないと元が取れません。
勿論それだけではありませんが、中古車とはいえこの価格であれば、ディーゼルのメリットが強くなると考え購入に至りました。
【総評】
デザイン含め、本当に上手く調整されているクルマだと思います。
それは基本設計の古さとトレードオフで、幾度ものマイナーチェンジでブラッシュアップされた結果でもあるでしょう。
勿論好みの問題もあるでしょうが、クルーズコントロールの車速調整も自然ですし、HUDの搭載やオルガンペダルなど、マツダは本当にドライバーのことを考えているのだなと感心します。
そしてBセグメント車でディーゼルという強烈な個性が、今後新車という選択肢からは消えてしまったのは非常に残念です。
10年は乗りたいと思います。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- 高級感
- ファミリー
- 快適性
- 価格
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった4人
「MAZDA2 2019年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年3月25日 22:24 |
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2025年2月27日 20:38 |
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2025年1月7日 18:50 |
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2024年12月22日 22:23 |
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2024年12月20日 23:35 |
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2024年12月8日 09:15 |
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2024年11月8日 12:30 |
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2024年11月7日 16:26 |
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2024年10月11日 12:58 |
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2024年10月7日 17:21 |
MAZDA2の中古車 (1,013物件)
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MAZDA2 1.5 15S ホワイト コンフォート 全周囲カメラ ナビETC フルセグTV 安全装備
- 支払総額
- 174.0万円
- 車両価格
- 161.5万円
- 諸費用
- 12.5万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 2.5万km
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- 支払総額
- 146.4万円
- 車両価格
- 129.9万円
- 諸費用
- 16.5万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.3万km
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- 支払総額
- 166.9万円
- 車両価格
- 149.9万円
- 諸費用
- 17.0万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 2.7万km