『コーナーセンサー働かず訂正版』 ダイハツ タントカスタム 2019年モデル オジサンエンジニアさんのレビュー・評価

購入後1年で6000Km走りました。短距離走行時の燃費が12Km/ｌと悪い以外は満足しています。今回はパノラマパーキングPP使用時のトラブルについて報告します。大きな駐車場では問題なく使えましたが、PPは便利であるが面倒ですので、この1年間ほとんど使っていませんでした。最近自宅の車庫に白線を引きましたので、久しぶりに使ってみましたら、思わぬトラブルを経験しました。車庫の入り口両側にブロック塀がありますが、自動パノラマ斜め後退時に1部車体の左後部が塀と交差してしまいました。問題は後部が塀にぶつかりそうなのにコーナーセンサが警報を出してくれないのです。センサが2個で取り付け位置がバンパの中心に近いので、（名前はコーナーですが）斜め後ろ側は不検知のようです。センサをもう少しバンパの両端側に取り付けるか、3〜4個に増加しないと危険です。PP使用時は自己責任ですが、これは危ないと思いました。

２泊３日愛知県から1000Kmの日光ドライブ旅行しました。今まではエステマを使ってましたが、今回初めて軽自動車を利用してみました。当然室内は狭いし馬力は劣りますが、予想外に疲れは同等レベルでした。ハイト系にしては低重心車体、ターボによりロールを抑えた気持ち良い走りとフルACCのお陰と思います。前回LCCについて酷評しましたが、自動運転ではなく車線逸脱防止装置と割り切れば使えました。平均85〜105Kmの巡航速度で急な横風による振られをLCCが半減してくれるような安心感がありました。トラックの出入りの激しい環央道ではまだACCは使いにくいですが、空いている道路なら70%はACCが使えました。たぶんカメラと制御ECUの能力不足により、先行車の見失いが多い場合に不安定になると想像しています。さらなる改良に期待します。実燃費は全体平均19.3Km/ｌと満足レベルでした。

良い点　　ターボエンジンは快適。走行性能も良く気持ちよく走る。満足レベル
悪い点　　フルモデルチェンジだが予防安全装置が他社に比べお粗末。夜間の人、自転車が見えないのは時代遅れ。
　　　　　DCVTの効果も実感できない。アクセルを離した時のエンジンブレーキ減速が強すぎる（特に低速時）。高速燃費も17Km/Lと普通。走りはじめにエンジントルクはあるのに、エンジン回転数が高くなりすぎる。ターボエンジンとDCVTのマッチングが不十分か？
表示　；エアコン、カーナビがあるのに、温度、時刻が2重に表示されている。エンジンRPMも2重表示。一方　走行距離、瞬間燃費の両方を見たいが、１つしか表示がなく、平均燃費しか見られない。
瞬間燃費計の替わりに、グリーンランプ表示があり、これはこれで便利であるが、やはり数字表示は必須。ACC走行時、CVTのN走行時にグリーンランプはつかず、常時ブルーランプ、共にエコ運転のはずだが、おかしい。
ACC　先行車の見失いが車間100m以内でも多い。加速追従性能はまあまあ使えるレベル。減速追従は通常はまあまあだが、最終の停止ブレーキがぎこちなく、最後はACCOFFにしてマニュアルでブレーキングしている。
一番ひどいのはLKC制御。レーンの右端から左端まで酔っ払い運転と同じで気持ちが悪くなる。自動制御とは言えない恥ずかしいリコールレベル。これは是非制御プログラムを直して欲しい。