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『MTではなく“iMT”』 トヨタ カローラ ツーリング 2019年モデル gslhrmさんのレビュー・評価
カローラ ツーリングの新車
新車価格: 235〜341 万円 2019年9月17日発売
中古車価格: 95〜350 万円 (1,256物件) カローラ ツーリング 2019年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > トヨタ > カローラ ツーリング 2019年モデル > W x B (MT)
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2021年12月30日 16:39 [1407843-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 5 |
2020年12月に納車され、約1年で12000キロ程での再レビューです。
【エクステリア・インテリア】
スパークリングブラックパールは、日の当たり方で印象の変わる面白い色です。普段はほぼブラックですが、強い日光下ではキラキラした紫といった感じです。汚れもそれなりに目立ちますし、フロントのハニカム形状のグリル、ミラー下、トランクリッド及びその下のカラードパーツなど、水の流れ方的に洗車時に苦戦する部分はあります。
内装の白レザーは思ったほど汚れません。欲を言えば、海外モデルのようにダッシュボードやドアパネルまで白で統一されたものが理想です。
後席は確かに狭いですが、シートクッションや形状が良く、体はあまりブレません。
【走行性能】
iMTの挙動に最初は悩まされましたが、より滑らかな変速方法や回転数の合わせ方など、多くのことをiMTが教えてくれました。シフトショックやクセのある運転から脱却し、もっとスムースに車を動かしたいという方は、一度iMT車を試されると良いのではないかと思います。しかしながら、ヒルスタートアシストに関する表示はあった方が良いと思いますし、発進時のアシストもドライバー側でオン・オフできたら嬉しいです。
また、1・2速のギア比はもう少し近くても良いのかなあと思います。1速だとエンジンが頑張りすぎだし、2速だとちょっと遅いなあというシーンが非常に多いです。フル加速時のパワーの出方には不満はないのですが、日常的な速度域でゆとりを持って加速できるセッティングの方が、乗り心地が快適で静かなツーリングのキャラクターにも合うように思います。シフトフィールは滑らかで、決してショートではありませんが心地よいです。シフトノブも満足度の高い質感です。また、気温等に関わらず、リバースギアが若干入りにくい印象です。
ステアリングフィールは最高です。センター付近は少しダルですが、重すぎず軽すぎず、とても滑らかです。冬を迎え、純正のブルーアースGTからアイスアシンメトリコプラスに履き替え、若干ふわっとした操作感にはなりましたがそれでも良い感じです。
シートのホールド性も良く、長距離移動は非常に楽です。現状シートヒーターのみですが、ここにシートベンチレーターまでついたらそれはもう素晴らしく快適なのにと思います。夢です。
前者追従のオートクルーズもとても良いです。変速こそマニュアルでかつ30km/h以上という条件ではありますが、オートマ車のそれでありがちな急加速をしないので安心です。
当たり前ではありますが、やはり全体的にハイブリッドとの相性が良い車に感じます。マニュアルの楽しさはもちろんありますが、ドライブトレインと車のキャラクターにミスマッチ感があるのは否めません。
【その他】
ディスプレイオーディオも良いですが、やはりナビを使うために毎度接続するのは面倒でしたし、スマホのバッテリーにもそれなりの負荷がかかっていることを実感しています。HUDにもナビ表示が出ませんし、これから買い直すならナビパッケージも追加すると思います。
ドアハンドルの位置やドア自体の開き方なども相まって乗り降りが若干しづらい印象です。ドアのアームレスト部分にポケットがあればドアも開けやすく、降りる際にもちょうど良い支えになるのではと思います。
後席のシートベルトリマインダーがちょっとバギーです。中央用のシートベルト挿入口を誤って左右の席に乗った方が使用すると、その後正しく装着しても警告音がなってしまうことがあります。エンジン再始動で元に戻ります。
【総評】
前者追従型のオートクルーズをはじめとした運転支援機能が搭載され、5人がそれなりに快適に移動できるMTのステーションワゴンとなると、Mazda 6かカローラツーリングか、この2択と思います。居住性やパワートレインの余裕、内装の仕立てなど、Mazda 6の方が上質な部分は多いですが、シートポジションの低さ(良くも悪くも、Mazda 6はSUVに乗っているような高さを感じます)やステアリングのシャープさなど、カローラツーリングが優位な点もあります。
カローラツーリングは本当に良い車です。快適です。絶対的な速さはないですが、スポーティーな運転を楽しめます。荷物もそれなりに載ります。安全装備も盛り沢山ですし、マニュアルの設定も残してくれています。ただ、この車以外あり得ない、という強烈な個性はありません。カローラにそんなものを求めてはいけないというのは分かっているものの、これが素直な気持ちです。
まだちょっと自分には早かったのかもしれない...と思うところもありつつ、来年3月に別の車に乗り換える運びとなりました。次の車はとても個性的な車ですが、きっとお別れした後、すごく名残惜しくなるのだろうなと今から思います。言い方はすごく悪いですが、地味にとっても良い車です。本当に良い車なんですが... 噂のGRモデルが登場したらまた変わるのかもしれません。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。マニュアル車は少ないと思いますが、迷っている方は是非ご試乗ください。じわじわと良さが分かる、良い車です。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- 仕事用
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年12月
- 購入地域
- 群馬県
- 新車価格
- 245万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 20万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった44人(再レビュー後:24人)
2021年1月9日 00:44 [1407843-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
2020年10月中旬に注文し12月上旬に納車されました、カローラツーリング WxB FF 6MT のレビューとなります。
【エクステリア】
3代目のカルディナを連想させるシャープなデザインです。テールレンズの赤い部分が全て光らず、かつ非LEDであるのは残念ですが、車に近づく度に「お、この角度もいいね」と思えるお気に入りのデザインです。
【インテリア】
助手席、後席ともに若干圧迫感を感じますが、ホワイトのレザテックシート(カタログの写真等での印象より、実物は高級感があります)を選択したこともあり、室内はスッキリと明るいです。リアドアのアームレストにはあるポケットが前席にはなく、ちょっとしたチケットなどを入れられなかったり、ドアの開閉が若干しづらいことは少し残念です。
ステアリングヒーターのスイッチが見づらい位置にあること(ハンドルのACC関連のスイッチが一つ余っているのでそこでも良かったのになあと思ったり)や、右前のエアコン吹き出し口の下部だけソフトパッドではないこと、パーキングブレーキのスイッチがその使用頻度の割に小さかったりと、所々細かながっかりするポイントはありますが、総合的にはとても満足度の高い、奇を衒わないシンプルな内装です。
【エンジン・ミッション】
ターボがグッと効き始める1500回転以上を使って街中を走行する限りでは、特に不満は感じていません。1500回転を下回ると一気にトルクが薄くなり、傾斜のある道などで気を抜いているとヒヤッとすることもありますが、これもMT車の楽しみの一つかもしれません。
少し苦戦させられたのが、iMTの挙動です。オートブリッピングはスポーツモード時のみ機能しますが、クラッチを上げる際にエンジンを1000回転ほどまで自動的に上昇させるアシストは、ノーマルモードでも常に動作し、現時点では解除方法を見つけられていません。加えて、ヒルスタートアシストもアクセルを踏まない限り常に機能し続け、これまでのMT車の感覚でクラッチを上げても全くエンジン音が変わらないし動かない…とクラッチを上げすぎたところでアクセルを入れるとエンスト、というようなことを初めは繰り返していました。更にヒルスタートアシストが有効になっているのかがどこにも表示されず、かつ微妙な傾斜の坂では効いたり効かなかったりといった具合で、果たしていつアシストが有効になっているのかどうか、非常に分かりづらい印象です。
クラッチを上げていくと回転数が下がり、特に坂道発進などではその音の印象でアクセルを踏む加減やタイミングを調整する面白さもあったはずですし、他社の同アシストでは、クラッチのみの操作でも十分な動力が得られれば車が発進したり、またアシストが有効になっているか否かを表示してくれる車種もあるようです。オートブレーキホールドも、半クラッチのみでは発進することができず、常にアクセルを併用した発進が求められます。MTモデルは敢えてG-Xのようなハンドブレーキの方が良かったかなとも思います。
エンジンの回転数が自動的に上げることで運転がしやすくなる方がどれだけいるだろうかという疑問、そしてとにかくエンストをしないような制御を目指すなら、潔く自動で1500〜2000回転まで上げてしまえば良いのでは…と、もはやMTらしさを失うようなことを考えてしまったりもしましたが、現在ではその特徴に慣れましたし、MTではなくiMT(トヨタさんの仰るところのiMTの定義とは異なるような気もしますが)と思って乗れば良いのかもしれません。エンジンと、クラッチと、そして電子制御の機嫌を確かめながら走るのも面白いのですが、完全オフという選択肢も欲しいと願う日々です。
【走行性能】
ステアリングはとても滑らかで軽いですが、軽すぎて不安になるほどではありません。直進安定性も十分ですし、コーナーでも自分の思った通りに曲がってくれます。もう少し滑らかさを犠牲にして路面状況が分かりやすくなれば良いのかも…特にセンターから切り出していった直後…とも思いますが、この車の最大に魅力は自然なハンドリングにあると言えます。
【乗り心地】
レクサスのチームが欲しがった?とも噂されるシートは疲れにくく、レザテックの独特の素材感も相俟って非常に快適です。足回りも、適度なコツコツ感を持ちながら衝撃はスッと一回で収める良いバランスです。
【HUD, DA】
購入後に気がついたのですが、T-Connectナビ以外からのルート案内に関する情報は、ヘッドアップディスプレイには一切表示されません。加えて、AT車ではシフトレンジが表示されるようなので、ぜひMT車もそうしていただきたいものです。更に我儘を言えば、HUD内の回転数ゲージが少し半透明であればより見やすいのに…と思います。
ワイヤレスのCarPlay対応を願っています。ナビの性能自体には全く困っていませんが、毎度繋ぐのは想像以上に不便でした。そして、他車に搭載される9インチのT-Connectナビと比較し、DAのディスプレイは解像度が劣る印象です。
【総評】
MTながら、これまでのMTとは一味違う、少し特殊な車です。こんなのありえない、と言われるMT乗りの方もいらっしゃると思いますし、私自身も可能であればMT関連の支援を全オフできればと強く願います。往々にして、その積載力や後席の空間から、ツーリングは果たしてステーションワゴンと呼ぶに相応しいのか、という声も聞かれますが… 何はともあれ、
・ワゴンらしい低く伸びやかなスタイル
・交換費用が高すぎない程よいタイヤサイズ
・軽すぎず、とても滑らかなハンドリング
・個性的ながら実用的で快適なホワイトレザテックシート
・余裕がありすぎない 1.2Lターボエンジン
・クセはあるものの、ATでは出来ないこともできるMTを搭載
など、ちょっとだけ普通じゃない我がカローラツーリングにはとても愛着が湧きます…
機会や環境のある方は、ぜひカローラツーリングに、WxBグレードに、そしてMTモデルを運転されてみてください。
まだまだ書き足りませんが、新しい「クルマとの会話」を楽しめる、想像以上に奥深い一台です。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- 仕事用
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2020年12月
- 購入地域
- 群馬県
- 新車価格
- 245万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 20万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった20人
「カローラ ツーリング 2019年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年5月9日 22:22 | ||
| 2025年5月6日 15:58 | ||
| 2025年3月15日 13:42 | ||
| 2025年3月14日 10:40 | ||
| 2025年3月1日 00:18 | ||
| 2025年2月23日 10:10 | ||
| 2025年2月11日 17:32 | ||
| 2025年2月9日 02:12 | ||
| 2025年1月3日 22:59 | ||
| 2024年12月21日 16:51 |
カローラツーリングの中古車 (1,257物件)
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カローラツーリング ハイブリッド ダブルバイビー フルセグ メモリーナビ ミュージックプレイヤー接続可 バックカメラ 衝突被害軽減システム ETC LEDヘッドランプ ワンオーナー 記録簿
- 支払総額
- 227.7万円
- 車両価格
- 217.0万円
- 諸費用
- 10.7万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 1.5万km
-
- 支払総額
- 159.9万円
- 車両価格
- 149.9万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 8.9万km
-
- 支払総額
- 264.9万円
- 車両価格
- 251.5万円
- 諸費用
- 13.4万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 2.8万km
-
- 支払総額
- 199.8万円
- 車両価格
- 178.5万円
- 諸費用
- 21.3万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.3万km

