メルセデス・ベンツ Aクラス セダン 2019年モデル A 180 Style（2021年1月1日発売）レビュー・評価

指名したわけではないですが、乗ってみたかったこれを代車として借りることができました。

【エクステリア】
ベンツの中ではかわいい。ずんぐりしてる。

【インテリア】
CLAと同じ、キラキラ液晶とアンビエントライトのインテリア。毎回触るエンジンオンオフのボタンがプラ素材なので、すごく安っぽく感じる。

【エンジン性能】
・1300ccのエンジン、高速も余裕だがアクセルはちゃんと踏んでないと速度が落ちてしまう
・40キロ以上からはターボが効くのか、スピード感を感じられる加速が得られる。それまではなかなか速度が伸びない
・ディーゼルか？というくらいガラガラジリジリ音がする。ベンツはガソリンエンジンでもディーゼルっぽい音がするが、この車も例外ではない。

【走行性能】
・ブレーキはCLAほどカクカクしない。
・ハンドル感触もCLAほど硬くて重くなく、ほどよく軽さが残されてる。操舵性も良い。コンパクトな車体なので、一体感を感じられる。

【乗り心地】
・履いてるタイヤがコンチネンタルだったので、普段乗ってるコンチネンタル履いたCクラスの乗り味に近いと思った。タイヤって重要なんですね。
・ただ、代車返却してCクラスに戻ると、やっぱりCクラスの方が上質な乗り味だと思った。乗り比べると上には上がいる感じだが、Aクラスセダンは乗り心地の良い車だと思います。

【燃費】
高速中心で23km/Lを示した。マツダ車よりは燃費良く、トヨタより悪いくらい？

【価格】
500万スタートはさすがに高い。400万くらいからだろう。でもこのサイズ感のセダンはカローラとBMW2シリーズグランクーペ、アウディA3セダンしか競合がないので、カローラか、プレミアムセダンの2択。カローラにはない価値は十分にあるので、高くても買いか？

【総評】
CLAクラスは良い車だけど欲しくはならなかったが、この車は欲しくなった。サイズ感が魅力で、乗り心地も満足した。後部座席も十分な広さ。
気になったのはスタートダッシュ時の、1速→2速のシフトアップ時にトルクが伴わず、肩透かしを喰らう挙動。ギクシャクするってこういうことなのかな？速度が伴わず、あれってなる。Nで空ぶかししてる感。毎度これではストレスたまる。

【迷走ベンツ】
Aクラスでも今のベンツの特徴である液晶、アンビエントライト、ハイ！メルセデスの3点セットを完備。EQシリーズになると液晶はさらに立派に。未来感あるけど、世界最古の自動車メーカーを名乗るならそんなところは追わず、テスラとか中華EV、日産あたりに任せておけばいい。ドイツ車ならアウディとか。
ベンツに期待するのは、堅牢すぎるボディと高い安全性、実用性、あと壊れないこと。液晶がブラックアウトする故障が新型ベンツではチラホラあるみたいだが片腹痛い。無駄なものつけてる暇あったら品質磨いてくれ。レクサスよりも壊れない車にしてくれ。