『VEZELハイブリッドXから乗り換え』 ホンダ CR-V 2018年モデル LSmit13さんのレビュー・評価

前回のレビュー以後（納車後1週間）、走行距離500 kmを超え、高速走行も行ったので、再レビューです。

・高速走行：105 km/hまではモーター主体走行で、それ以上はエンジン直結という話ですが、モーター <-> エンジン の切り替わりは、全く感じられません。高速では、ほぼエンジンは動いているので、何も知らない人だと、ずっとエンジン走行してると勘違いするかも知れません。

・衝突軽減ブレーキ（CMBS）：VEZELに乗っていた2年で、計2回（横からの車の飛び出し＆前車の急ブレーキ）、実際にブレーキが作動したことがあり、それ以外では、前車にそこそこの車速で近づいたときの”警告表示”や"警報"のみが、そこそこ頻繁にありました（デフォルト設定）。しかし、CR-Vでは結構なスピードで前車に近づいても、デフォルト設定では警告音が出ません。敏感過ぎてウルさいのもイヤですが、全く反応しないのは、逆に機能してるのか？ と不安になる。。。
なので、警報距離を遠めに設定しました。すると、私の危険と感じる距離で警告表示されるようになりました。私はビビリなんでしょうね。

・渋滞追従機能付ACC（アダプティブクルーズコントロール）：全車速対応、ということですが、具体的には 0-135 km/h となります（2016年式VEZELでは、30-115 km/h）。0 km/hから対応しているので、渋滞時にはかなり重宝します。通常、ACCは、走行中に設定ボタンを押して、その走行時の車速が初期設定となりますが、渋滞追従機能付ACCでは、停止時も設定可能です。停止中に設定すると、初期設定車速は30 km/hとなります。

・LKAS（車線維持支援システム）：取説には、約 60-100 km/hで作動すると記載されていますが、現状では約 60-135 km/h までは作動しているようです。前車VEZELと比べて、車線認識能や、カーブでのハンドル維持も、かなり良くなっています。これは、車種の違いというよりも、ホンダセンシング自体が日々進歩しているのではないかと。ただ、分岐や、かなり消えかかった車線は、やはり認識しないので、過度の依存は禁物です。

総評ですが、私にとっては、この車は、ほぼ完璧な車です。値段は高いですが、満足度はかなり高いです。

【エクステリア】　悪くはないのですが、外観は前車VEZEL（2016年式）の方が好きです。色は、プレミアムクリスタルレッドメタリックにしました（前車VEZELはモルフォブルーでした）。このレッドはとても綺麗で、気に入ってます。

【インテリア】　高級感があり、落ち着いた感じです。夜は、内側ドアのボタン類だけでなく、ドアノブ付近も光っています。マスターピースには、サンルーフも付いています。荷室は広く、後部座席を倒すと、さらに広々とした空間になります。が、三角停止板などのちょっとした小物を隠しておく場所がありません。VEZELのときは、ジャッキ等を収納する荷室下に僅かな収納場所があったのですが、CR-Vハイブリッドには荷室下収納はほぼ皆無です。これは残念なところです。

【エンジン性能】　スポーツハイブリッド i-MMDは、凄く乗り心地がいいです。加速もモーター主体なので、スムーズでパワーもあります。

【走行性能】　VEZELの時は、低速時にエンジン <-> モーターの切り替え時にギクシャク感があってちょっとしたストレスだったのですが、モータ主体のCR-Vハイブリッドでは、そのようなストレスもなく軽快に走ります。SPORTモードにすると、アクセル反応がかなり良くなり、キビキビした走りに変わって楽しいです。
あと、ホンダセンシングの渋滞追従アダプティブクルーズコントロール（ACC）ですが、かなり自然に、停止します。停止時間が短い場合は、これまた自然な感じで加速していきます。

【乗り心地】　本革シートは、高級感はあるのですが、私にはちょっと固いです。シート位置は電動調節なのですが、まだ乗る度に位置を変えながら調製してベストポジションを探しています。足回りですが、VEZELよりは柔らかいですが、程よい硬さですかね。

【燃費】　まだ街乗りを数十キロ走った程度ですが、19-20 km/Lですかね。高速はまだですが、VEZELハイブリッドよりは良さそうに感じます。

【価格】　高い！！　前後カメラ＆センサーや前後ドラレコ、メンテパックなどの諸経費込みで、約510万円でした。前車VEZELの下取り＆値引きで、約320万円になりましたが、それでも高いです。

【総評】　高いですが、高級感があり、走りも良いので、そこそこ満足しています。