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『N-VAN 6MT 本当に楽しいのか!試乗しました。』 ホンダ N-VAN 商用車 2018年モデル cistさんのレビュー・評価
N-VAN 商用車の新車
新車価格: 139〜209 万円 2018年7月13日発売
N-VAN 商用車の中古車
中古車価格: ― 円
自動車(本体) > ホンダ > N-VAN 商用車 2018年モデル > G・Honda SENSING 4WD (MT)
2020年2月2日 09:15 [1157141-5]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
雑誌やyoutubeで、「N-VANの6MT、楽し〜!」って言ってますよね。
確かめたくて、試乗車を検索すると、53?離れたディーラーがヒット。
試乗してきました。
4WD 6MTは、ベースグレードのGとSTYLE FUNがありましたが、Gを選択。
はたしてMTは楽しいのか!?
【エクステリア】
コンセプトで考えれば、評価する対象ではないですよね。
可もなく不可もなく。
外観で選ぶ車ではない、と思いますので。
【インテリア】
ほぼワンアクションで、助手席までがフラットになるのは素晴らしい。
左側のドアを開けると、ピラーレスの大開口が広がります。
3×6のベニヤや畳、脚立がサイドから入れられます。
ダッシュボード周りも工夫がたくさん。
働くユーザーさんの徹底したリサーチの上に開発したきめの細かさ。
商用車としては、とてもハイレベルな機能満載の内装です。
【エンジン性能】
目的によりますね。
結論から言いますと、「気持ちよさ」をバッサリ切り捨てた「働く」ためのエンジンに仕上げてあります。
高回転域は、思い切ってスコープから外したセッティング。
潔い、と言えますが、「楽しさ」や「ワクワク」を期待する人種にとっては、かなりがっかりではあります。
レッドゾーンは7,000rpmですが、4,000rpmより上を回しても、加速感や伸びなどは全く感じられません。
ついつい「VTECがついていれば!」と考えてしまいますが、1ton近い車体に5ps程度上乗せしても、パワーに関して劇的な変化があるとは思えません。
しかし、4,000rpmまでは、トルク感、レスポンスもいい感じ。
「働く車」に徹したつくりになっていることを感じます。
印象としては、決して高速道路は乗りたくないエンジン特性です。
「NAでDOHC、6MTのホンダ!」と聞けば、「高回転の気持ちよさ」を期待してしまいますが、この車種としての要件を分析し尽くした結果と言えます。
商用車に気持ち良さを残すような中途半端さは、ひとかけらもありません。
営業の方のお話によれば、450kgの荷物を積んで、高速を全開走行してもビクともしないエンジンと駆動系になっているそうです。
(デフはFIT用を使っているとのこと)
また、それなりの荷物、100〜200kgを積載した状態だと、とてもパワフルに感じるのだそうです。
空荷で全開にすると、中低速に振ったパワーがあっという間に吹け切ってしまって、このエンジンの良いところがまるで感じられないのだそうです。
なるほど、とは思いましたが、荷物を積んでその特性を体感したとしても、「気持ち良い」とか「楽しい」というものではないと思います。
【走行性能】
「楽しいのか?」の命題からすると、「楽しくない…。」と言わざるを得ません。
S660の6MTを流用。他の方が書いているように、これは使えるMTユニットがこれしかなかったからです。
ターボとNAのトルク差があるので、とんでもなく減速比を高くしています。
なので、街中でも猛烈に忙しいシフトチェンジとなります。
何しろ、上を回しても力が出ないので、早めのシフトアップが要求されることも、その一因です。
ぶん回して気持ちいい!なんていう車ではないのです。
中速領域までを利用して、こまめなシフトアップをすると、何の不満もないよく仕上がった商用車である、というイメージです。
【乗り心地】
乗り味はどうか?
とても軽自動車とは思えない秀逸な仕上がりです。
ダイハツのミラのような、ピョコピョコ跳ねるような軽自動車っぽい挙動は一切ありません。
ロールや前後の挙動など、とってもよくしつけられた、何の違和感もない、ホンダらしい「普通の車感」があります。
ドライバーのシートは、クッションも分厚くランバーサポートもついていて、まったく不満はないです。
商用車カテゴリーとしてはもとより、車としてしっかりできているものです。
助手席は、リクライニングはありますが、前後のスライドはありません。
身長174cmの自分が座ると、膝の余裕はげんこつ1個分程度。
クッションも薄く、二人で長距離の旅行、というのも正直つらそうです。
リヤシートも、商用車の域を出ません。
「快適性を求めるのはお門違い」という車です。
「そういう方は、N-BOXかハスラーをどうぞ。」ということです。
【価格】
高価な印象です。
G NA 4WD 6MT で最低限のオプションを付けて、乗り出し価格は180万円を超えます。
よほどアドバンテージがない限り、スズキのエブリーを選んでしまいそうです。
【総評】
日本車初のDOHC搭載車、「T360」の姿をN-VANに重ねてしまうのですが、「火の玉軽トラ」のようなエキセントリックな車では全くありません。
ある程度有名な方がこの6MT車を乗って、「面白い〜!」という動画をyoutubeにアップしていますが、はっきり言って「どこが?」っていう印象でした。
ある意味健全な、しっかりとした軽商用車です。
ホンダは、コンセプトを貫き通し、立派な商用車に仕立て上げたと言えます。
そこにホンダの本気を感じました。
「爽快な軽商用車」という中途半端な要件はきっぱりと排除し、これを使って働く人たちの利便性をN-BOXのプラットフォームを利用して突き詰めた結果がN-VANだと思います。
商用車としては、アクティなんかと比較すると、凄い飛躍を遂げた車だとは思います。
自分のニーズをしっかりと見極めてこの車に接することをお勧めします。
1st Car としては、お勧めは出来ないです。
結論としては、私のような人種を満足させるには、N-BOXのNA車/ターボ車にMTをラインアップしていただくことなのだと思います。
N-VANでは、「気持ちよくて楽しい車」という要件を満足することはできない、と思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった167人(再レビュー後:79人)
2018年9月10日 21:36 [1157141-4]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
雑誌やyoutubeで、「N-VANの6MT、楽し〜!」って言ってますよね。
確かめたくて、試乗車を検索すると、53?離れたディーラーがヒット。
試乗してきました。
4WD 6MTは、ベースグレードのGとSTYLE FUNがありましたが、Gを選択。
はたしてMTは楽しいのか!?
【エクステリア】
コンセプトで考えれば、評価する対象ではないですよね。
可もなく不可もなく。
外観で選ぶ車ではない、と思いますので。
【インテリア】
ほぼワンアクションで、助手席までがフラットになるのは素晴らしい。
左側のドアを開けると、ピラーレスの大開口が広がります。
3×6のベニヤや畳、脚立がサイドから入れられます。
ダッシュボード周りも工夫がたくさん。
働くユーザーさんの徹底したリサーチの上に開発したきめの細かさ。
商用車としては、とてもハイレベルな機能満載の内装です。
【エンジン性能】
目的によりますね。
結論から言いますと、「気持ちよさ」をバッサリ切り捨てた「働く」ためのエンジンに仕上げてあります。
高回転域は、思い切ってスコープから外したセッティング。
潔い、と言えますが、「楽しさ」や「ワクワク」を期待する人種にとっては、かなりがっかりではあります。
レッドゾーンは7,000rpmですが、4,000rpmより上を回しても、加速感や伸びなどは全く感じられません。
ついつい「VTECがついていれば!」と考えてしまいますが、1ton近い車体に5ps程度上乗せしても、パワー的に劇的な変化があるとは思えません。
しかし、4,000rpmまでは、トルク感、レスポンスもいい感じ。
「働く車」に徹したつくりになっていることを感じます。
印象としては、決して高速道路は乗りたくないエンジン特性です。
「NAでDOHC、6MTのホンダ!」と聞けば、「高回転の気持ちよさ」を期待してしまいますが、この車種としての要件を分析し尽くした結果と言えます。
商用車に気持ち良さを残すような中途半端さは、ひとかけらもありません。
営業の方のお話によれば、450kgの荷物を積んで、高速を全開走行してもビクともしないエンジンと駆動系になっているそうです。
(デフはFIT用を使っているとのこと)
また、それなりの荷物、100〜200kgを積載した状態だと、とてもパワフルに感じるのだそうです。
空荷で全開にすると、中低速に振ったパワーがあっという間に吹け切ってしまって、このエンジンの良いところがまるで感じられないのだそうです。
なるほど、とは思いましたが、荷物を積んでその特性を体感したとしても、「気持ち良い」とか「楽しい」というものではないと思います。
【走行性能】
「楽しいのか?」の命題からすると、「楽しくない…。」と言わざるを得ません。
S660の6MTを流用。他の方が書いているように、これは使えるMTユニットがこれしかなかったからです。
ターボとNAのトルク差があるので、とんでもなく減速比を高くしています。
なので、街中でも猛烈に忙しいシフトチェンジとなります。
何しろ、上を回しても力が出ないので、早めのシフトアップが要求されることも、その一因です。
ぶん回して気持ちいい!なんていう車ではないのです。
中速領域までを利用して、こまめなシフトアップをすると、何の不満もないよく仕上がった商用車である、というイメージです。
【乗り心地】
乗り味はどうか?
とても軽自動車とは思えない秀逸な仕上がりです。
ダイハツのミラのような、ピョコピョコ跳ねるような軽自動車っぽい挙動は一切ありません。
ロールや前後の挙動など、とってもよくしつけられた、何の違和感もない、ホンダらしい「普通の車感」があります。
ドライバーのシートは、クッションも分厚くランバーサポートもついていて、まったく不満はないです。
商用車カテゴリーとしてはもとより、車としてしっかりできているものです。
助手席は、リクライニングはありますが、前後のスライドはありません。
身長174cmの自分が座ると、膝の余裕はげんこつ1個分程度。
クッションも薄く、二人で長距離の旅行、というのも正直つらそうです。
リヤシートも、商用車の域を出ません。
「快適性を求めるのはお門違い」という車です。
「そういう方は、N-BOXかハスラーをどうぞ。」ということです。
【価格】
高価な印象です。
G NA 4WD 6MT で最低限のオプションを付けて、乗り出し価格は180万円を超えます。
よほどアドバンテージがない限り、スズキのエブリーを選んでしまいそうです。
【総評】
日本車初のDOHC搭載車、「T360」の姿をN-VANに重ねてしまうのですが、「火の玉軽トラ」のようなエキセントリックな車では全くありません。
ある程度有名な方がこの6MT車を乗って、「面白い〜!」という動画をyoutubeにアップしていますが、はっきり言って「どこが?」っていう印象でした。
ある意味健全な、しっかりとした軽商用車です。
ホンダは、コンセプトを貫き通し、立派な商用車に仕立て上げたと言えます。
そこにホンダの本気を感じました。
「爽快な軽商用車」という中途半端な要件はきっぱりと排除し、これを使って働く人たちの利便性をN-BOXのプラットフォームを利用して突き詰めた結果がN-VANだと思います。
商用車としては、アクティなんかと比較すると、凄い飛躍を遂げた車だとは思います。
自分のニーズをしっかりと見極めてこの車に接することをお勧めします。
1st Car としては、お勧めは出来ないです。
結論としては、私のような人種を満足させるには、N-BOXのNA車/ターボ車にMTをラインアップしていただくことなのだと思います。
N-VANでは、「気持ちよくて楽しい車」という要件を満足することはできない、と思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった72人
2018年9月9日 19:53 [1157141-3]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
雑誌やyoutubeで、「N-BANの6MT、楽し〜!」って言ってますよね。
確かめたくて、試乗車を検索すると、53?離れたディーラーがヒット。
試乗してきました。
4WD 6MTは、ベースグレードのGとSTYLE FUNがありましたが、Gを選択。
はたしてMTは楽しいのか!?
【エクステリア】
コンセプトで考えれば、評価する対象ではないですよね。
可もなく不可もなく。
外観で選ぶ車ではない、と思いますので。
【インテリア】
ほぼワンアクションで、助手席までがフラットになるのは素晴らしい。
左側のドアを開けると、ピラーレスの大開口が広がります。
3×6のベニヤや畳、脚立がサイドから入れられます。
ダッシュボード周りも工夫がたくさん。
働くユーザーさんの徹底したリサーチの上に開発したきめの細かさ。
商用車としては、とてもハイレベルな機能満載の内装です。
【エンジン性能】
目的によりますね。
結論から言いますと、「気持ちよさ」をバッサリ切り捨てた「働く」ためのエンジンに仕上げてあります。
高回転域は、思い切ってスコープから外したセッティング。
潔い、と言えますが、「楽しさ」や「ワクワク」を期待する人種にとっては、かなりがっかりではあります。
レッドゾーンは7,000rpmですが、4,000rpmより上を回しても、加速感や伸びなどは全く感じられません。
ついつい「VTECがついていれば!」と考えてしまいますが、1ton近い車体に5ps程度上乗せしても、パワー的に劇的な変化があるとは思えません。
しかし、4,000rpmまでは、トルク感、レスポンスもいい感じ。
「働く車」に徹したつくりになっていることを感じます。
印象としては、決して高速道路は乗りたくないエンジン特性です。
「NAでDOHC、6MTのホンダ!」と聞けば、「高回転の気持ちよさ」を期待してしまいますが、この車種としての要件を分析し尽くした結果と言えます。
商用車に気持ち良さを残すような中途半端さは、ひとかけらもありません。
営業の方のお話によれば、450kgの荷物を積んで、高速を全開走行してもビクともしないエンジンと駆動系になっているそうです。
(デフはFIT用を使っているとのこと)
また、それなりの荷物、100〜200kgを積載した状態だと、とてもパワフルに感じるのだそうです。
空荷で全開にすると、中低速にに振ったパワーがあっという間に吹け切ってしまって、このエンジンの良いところがまるで感じられないのだそうです。
なるほど、とは思いましたが、荷物を積んでその特性を体感したとしても、「気持ち良い」とか「楽しい」というものではないと思います。
【走行性能】
「楽しいのか?」の命題からすると、「楽しくない…。」と言わざるを得ません。
S660の6MTを流用。他の方が書いているように、これは使えるMTユニットがこれしかなかったからです。
ターボとNAのトルク差があるので、とんでもなく減速比を高くしています。
なので、街中でも猛烈に忙しいシフトチェンジとなります。
何しろ、上を回しても力が出ないので、早めのシフトアップが要求されることも、その一因です。
ぶん回して気持ちいい!なんていう車ではないのです。
中速領域までを利用して、こまめなシフトアップをすると、何の不満もないよく仕上がった商用車である、というイメージです。
【乗り心地】
乗り味はどうか?
とても軽自動車とは思えない秀逸な仕上がりです。
ダイハツのミラのような、ピョコピョコ跳ねるような軽自動車っぽい挙動は一切ありません。
ロールや前後の挙動など、とってもよくしつけられた、何の違和感もない、ホンダらしい「普通の車感」があります。
ドライバーのシートは、クッションも分厚くランバーサポートもついていて、まったく不満はないです。
商用車カテゴリーとしてはもとより、車としてしっかりできているものです。
助手席は、リクライニングはありますが、前後のスライドはありません。
身長174cmの自分が座ると、膝の余裕はげんこつ1個分程度。
クッションも薄く、二人で長距離の旅行、というのも正直つらそうです。
リヤシートも、商用車の域を出ません。
「快適性を求めるのはお門違い」という車です。
「そういう方は、N-BOXかハスラーをどうぞ。」ということです。
【価格】
高価な印象です。
G NA 4WD 6MT で最低限のオプションを付けて、乗り出し価格は180万円を超えます。
よほどアドバンテージがない限り、スズキのエブリーを選んでしまいそうです。
【総評】
日本車初のDOHC搭載車、「T360」の姿をV-VANに重ねてしまうのですが、「火の玉軽トラ」のようなエキセントリックな車では全くありません。
ある程度有名な方がこの6MT車を乗って、「面白い〜!」という動画をyoutubeにアップしていますが、はっきり言って「どこが?」っていう印象でした。
ある意味健全な、しっかりとした軽商用車です。
ホンダは、コンセプトを貫き通し、立派な商用車に仕立て上げたと言えます。
そこにホンダの本気を感じました。
「爽快な軽商用車」という中途半端な要件はきっぱりと排除し、これを使って働く人たちの利便性をN-BOXのプラットフォームを利用して突き詰めた結果がN-VANだと思います。
商用車としては、アクティなんかと比較すると、凄い飛躍を遂げた車だとは思います。
自分のニーズをしっかりと見極めてこの車に接することをお勧めします。
1st Car としては、お勧めは出来ないです。
結論としては、私のような人種を満足させるには、N-BOXのNA車/ターボ車にMTをラインアップしていただくことなのだと思います。
N-VANでは、「気持ちよくて楽しい車」という要件を満足することはできない、と思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった10人
2018年9月9日 16:05 [1157141-2]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 2 |
雑誌やyoutubeで、「N-BANの6MT、楽し〜!」って言ってますよね。
確かめたくて、試乗車を検索すると、53?離れたディーラーがヒット。
試乗してきました。
4WD 6MTは、ベースグレードのGとSTYLE FUNがありましたが、Gを選択。
はたしてMTは楽しいのか!?
【エクステリア】
コンセプトで考えれば、評価する対象ではないですよね。
可もなく不可もなく。
外観で選ぶ車ではない、と思いますので。
【インテリア】
ほぼワンアクションで、助手席までがフラットになるのは素晴らしい。
左側のドアを開けると、ピラーレスの大開口が広がります。
3×6のベニヤや畳、脚立がサイドから入れられます。
ダッシュボード周りも工夫がたくさん。
働くユーザーさんの徹底したリサーチの上に開発したきめの細かさ。
商用車としては、とてもハイレベルな機能満載の内装です。
【エンジン性能】
目的によりますね。
結論から言いますと、「気持ちよさ」をバッサリ切り捨てた「働く」ためのエンジンに仕上げてあります。
高回転域は、思い切ってスコープから外したセッティング。
潔い、と言えますが、「楽しさ」や「ワクワク」を期待する人種にとっては、かなりがっかりではあります。
レッドゾーンは7,000rpmですが、4,000rpmより上を回しても、加速感や伸びなどは全く感じられません。
ついつい「VTECがついていれば!」と考えてしまいますが、1ton近い車体に5ps程度上乗せしても、パワー的に劇的な変化があるとは思えません。
しかし、4,000rpmまでは、トルク感、レスポンスもいい感じ。
「働く車」に徹したつくりになっていることを感じます。
印象としては、決して高速道路は乗りたくないエンジン特性です。
「NAでDOHC、6MTのホンダ!」と聞けば、「高回転の気持ちよさ」を期待してしまいますが、この車種としての要件を分析し尽くした結果と言えます。
商用車に気落ち良さを残すような中途半端さは、ひとかけらもありません。
営業の方のお話によれば、450kgの荷物を積んで、高速を全開走行してもビクともしないエンジンと駆動系になっているそうです。
(デフはFIT用を使っているとのこと)
また、それなりの荷物、100〜200kgを積載した状態だと、とてもパワフルに感じるのだそうです。
空荷で全開にすると、中低速にに振ったパワーがあっという間に吹け切ってしまって、このエンジンの良いところがまるで感じられないのだそうです。
なるほど、とは思いましたが、荷物を積んでその特性を体感したとしても、「気持ち良い」とか「楽しい」というものではないと思います。
【走行性能】
「楽しいのか?」の命題からすると、「楽しくない…。」と言わざるを得ません。
S660の6MTを流用。他の方が書いているように、これは使えるMTユニットがこれしかなかったからです。
ターボとNAのトルク差があるので、とんでもなく減速比を高くしています。
なので、街中でも猛烈に忙しいシフトチェンジとなります。
何しろ、上を回しても力が出ないので、早めのシフトアップが要求されることも、その一因です。
ぶん回して気持ちいい!なんていう車ではないのです。
中速領域までを利用して、こまめなシフトアップをすると、何の不満もないよく仕上がった商用車である、というイメージです。
【乗り心地】
乗り味はどうか?
とても軽自動車とは思えない秀逸な仕上がりです。
ダイハツのミラのような、ピョコピョコ跳ねるような軽自動車っぽい挙動は一切ありません。
ロールや前後の挙動など、とってもよくしつけられた、何の違和感もない、ホンダらしい「普通の車感」があります。
ドライバーのシートは、クッションも分厚くランバーサポートもついていて、まったく不満はないです。
商用車カテゴリーとしてはもとより、車としてしっかりできているものです。
助手席は、リクライニングはありますが、前後のスライドはありません。
身長174cmの自分が座ると、膝の余裕はげんこつ1個分程度。
クッションも薄く、二人で長距離の旅行、というのも正直つらそうです。
リヤシートも、商用車の域を出ません。
「快適性を求めるのはお門違い」という車です。
「そういう方は、N-BOXかハスラーをどうぞ。」ということです。
【価格】
高価な印象です。
G NA 4WD 6MT で最低限のオプションを付けて、乗り出し価格は180万円を超えます。
よほどアドバンテージがない限り、スズキのエブリーを選んでしまいそうです。
【総評】
日本車初のDOHC搭載車、「T360」の姿をV-VANに重ねてしまうのですが、「火の玉軽トラ」のようなエキセントリックな車では全くありません。
ある程度有名な方がこの6MT車を乗って、「面白い〜!」という動画をyoutubeにアップしていますが、はっきり言って「どこが?」っていう印象でした。
ある意味健全な、しっかりとした軽商用車です。
ホンダは、コンセプトを貫き通し、立派な商用車に仕立て上げたと言えます。
そこにホンダの本気を感じました。
「爽快な軽商用車」という中途半端な要件はきっぱりと排除し、これを使って働く人たちの利便性をN-BOXのプラットフォームを利用して突き詰めた結果がN-VANだと思います。
商用車としては、アクティなんかと比較すると、凄い飛躍を遂げた車だとは思います。
自分のニーズをしっかりと見極めてこの車に接することをお勧めします。
1st Car としては、お勧めは出来ないです。
結論としては、私のような人種を満足させるには、N-BOXのNA車/ターボ車にMTをラインアップしていただくことなのだと思います。
N-VANでは、「気持ちよくて楽しい車」という要件を満足することはできない、と思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人
2018年9月9日 15:58 [1157141-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
雑誌やyoutubeで、「N-BANの6MT、楽し〜!」って言ってますよね。
確かめたくて、試乗車を検索すると、53?離れたディーラーがヒット。
試乗してきました。
4WD 6MTは、ベースグレードのGとSTYLE FUNがありましたが、Gを選択。
はたしてMTは楽しいのか!?
【エクステリア】
コンセプトで考えれば、評価する対象ではないですよね。
可もなく不可もなく。
外観で選ぶ車ではない、と思いますので。
【インテリア】
ほぼワンアクションで、助手席までがフラットになるのは素晴らしい。
左側のドアを開けると、ピラーレスの大開口が広がります。
3×6のベニヤや畳、脚立がサイドから入れられます。
ダッシュボード周りも工夫がたくさん。
働くユーザーさんの徹底したリサーチの上に開発したきめの細かさ。
商用車としては、とてもハイレベルな機能満載の内装です。
【エンジン性能】
目的によりますね。
結論から言いますと、「気持ちよさ」をバッサリ切り捨てた「働く」ためのエンジンに仕上げてあります。
高回転域は、思い切ってスコープから外したセッティング。
潔い、と言えますが、「楽しさ」や「ワクワク」を期待する人種にとっては、かなりがっかりではあります。
レッドゾーンは7,000rpmですが、4,000rpmより上を回しても、加速感や伸びなどは全く感じられません。
ついつい「VTECがついていれば!」と考えてしまいますが、1ton近い車体に5ps程度上乗せしても、パワー的に劇的な変化があるとは思えません。
しかし、4,000rpmまでは、トルク感、レスポンスもいい感じ。
「働く車」に徹したつくりになっていることを感じます。
印象としては、決して高速道路は乗りたくないエンジン特性です。
「NAでDOHC、6MTのホンダ!」と聞けば、「高回転の気持ちよさ」を期待してしまいますが、この車種としての要件を分析し尽くした結果と言えます。
商用車に気落ち良さを残すような中途半端さは、ひとかけらもありません。
営業の方のお話によれば、450kgの荷物を積んで、高速を全開走行してもビクともしないエンジンと駆動系になっているそうです。
(デフはFIT用を使っているとのこと)
また、それなりの荷物、100〜200kgを積載した状態だと、とてもパワフルに感じるのだそうです。
空荷で全開にすると、中低速にに振ったパワーがあっという間に吹け切ってしまって、このエンジンの良いところがまるで感じられないのだそうです。
なるほど、とは思いましたが、荷物を積んでその特性を体感したとしても、「気持ち良い」とか「楽しい」というものではないと思います。
【走行性能】
「楽しいのか?」の命題からすると、「楽しくない…。」と言わざるを得ません。
S660の6MTを流用。他の方が書いているように、これは使えるMTユニットがこれしかなかったからです。
ターボとNAのトルク差があるので、とんでもなく減速比を高くしています。
なので、街中でも猛烈に忙しいシフトチェンジとなります。
何しろ、上を回しても力が出ないので、早めのシフトアップが要求されることも、その一因です。
ぶん回して気持ちいい!なんていう車ではないのです。
中速領域までを利用して、こまめなシフトアップをすると、何の不満もないよく仕上がった商用車である、というイメージです。
【乗り心地】
乗り味はどうか?
とても軽自動車とは思えない秀逸な仕上がりです。
ダイハツのミラのような、ピョコピョコ跳ねるような軽自動車っぽい挙動は一切ありません。
ロールや前後の挙動など、とってもよくしつけられた、何の違和感もない、ホンダらしい「普通の車感」があります。
ドライバーのシートは、クッションも分厚くランバーサポートもついていて、まったく不満はないです。
商用車カテゴリーとしてはもとより、車としてしっかりできているものです。
助手席は、リクライニングはありますが、前後のスライドはありません。
身長174cmの自分が座ると、膝の余裕はげんこつ1個分程度。
クッションも薄く、二人で長距離の旅行、というのも正直つらそうです。
リヤシートも、商用車の域を出ません。
「快適性を求めるのはお門違い」という車です。
「そういう方は、N-BOXかハスラーをどうぞ。」ということです。
【価格】
高価な印象です。
G NA 4WD 6MT で最低限のオプションを付けて、乗り出し価格は180万円を超えます。
よほどアドバンテージがない限り、スズキのエブリーを選んでしまいそうです。
【総評】
日本車初のDOHC搭載車、「T360」の姿をV-VANに重ねてしまうのですが、「火の玉軽トラ」のようなエキセントリックな車では全くありません。
ある程度有名な方がこの6MT車を乗って、「面白い〜!」という動画をyoutubeにアップしていますが、はっきり言って「どこが?」っていう印象でした。
ある意味健全な、しっかりとした軽商用車です。
ホンダは、コンセプトを貫き通し、立派な商用車に仕立て上げたと言えます。
そこにホンダの本気を感じました。
「爽快な軽商用車」という中途半端な要件はきっぱりと排除し、これを使って働く人たちの利便性をN-BOXのプラットフォームを利用して突き詰めた結果がN-VANだと思います。
商用車としては、アクティなんかと比較すると、凄い飛躍を遂げた車だとは思います。
自分のニーズをしっかりと見極めてこの車に接することをお勧めします。
1st Car としては、お勧めは出来ないです。
結論としては、私のような人種を満足させるには、N-BOXのNA車/ターボ車にMTをラインアップしていただくことなのだと思います。
N-VANでは、「気持ちよくて楽しい車」という要件を満足することはできない、と思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
「N-VAN 商用車 2018年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年9月15日 15:04 | ||
| 2025年5月8日 21:27 | ||
| 2025年4月17日 22:56 | ||
| 2025年3月8日 14:35 | ||
| 2025年2月28日 22:01 | ||
| 2024年6月8日 21:54 | ||
| 2024年5月29日 18:36 | ||
| 2024年4月14日 07:27 | ||
| 2024年3月13日 21:55 | ||
| 2024年1月10日 03:01 |
N-VANの中古車 (1,881物件)
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- 支払総額
- 89.9万円
- 車両価格
- 82.9万円
- 諸費用
- 7.0万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 3.9万km
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N−VAN +スタイルファンターボ 軽キャンピングカー ポップアップ シエル 家具 ベッドマット 電子レンジ テーブル
- 支払総額
- 460.0万円
- 車両価格
- 446.0万円
- 諸費用
- 14.0万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 334km
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N−VAN ファン パワーステアリング パワーウィンドウ エアバッグ オートエアコン キーレス スマートキー 6速マニュアル プッシュスタート TRC USB端子
- 支払総額
- 128.0万円
- 車両価格
- 126.1万円
- 諸費用
- 1.9万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 1.4万km
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- 支払総額
- 122.7万円
- 車両価格
- 117.0万円
- 諸費用
- 5.7万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 3.1万km
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- 支払総額
- 160.1万円
- 車両価格
- 156.1万円
- 諸費用
- 4.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 2.3万km
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