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『売れてる理由を実感する、未来感満載のクルマ』 日産 セレナ e-POWER 2018年モデル badiceさんのレビュー・評価
セレナ e-POWER 2018年モデル
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セレナ e-POWERの新車
新車価格: 296〜419 万円 2018年3月1日発売〜2022年11月販売終了
自動車(本体) > 日産 > セレナ e-POWER 2018年モデル > ハイウェイスター V
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2019年2月4日 23:58 [1198044-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
契約から一年経ち8000キロ走行したのでレビューします。
【エクステリア】
スッキリと洗練されたフロント、リアの造形は満足感を高めてくれる。特筆すべきはこのクラスで唯一ツートンカラーも選べること。黒&白のツートンモデルは欧州車にも通じる先進的なデザインセンスを感じる。
【インテリア】
非常に上品にまとまっている。グレージュのツートン内装は明るく、随所のブルーのアクセントも洒落ている。
ステアリングと足元スペースには不満が残る。ステアリングスイッチによるナビ等の操作内容が限定的だし、革巻きにもう少しヌメ感が欲しかった。また、運転席の足元空間が小さくウォークスルーはしづらい。
【快適・便利装備】
シートは座り心地と機能の両面で出来がよい。座り心地はまさに「宙に浮いた」感じで疲れが少ない。ゼログラビティとはよく言ったものだ。
シート機能面では、セカンドシートが秀逸。前後のロングスライドに加えて左右に動かせる機能がある。これにより、前席の親がセカンドシートの二人の小さな子どものお世話をする際、キャプテンシートを中央に寄せ、前方にスライドすることで利便性が向上する。また、シートベルト肩部がシートの背もたれに取り付けられており、3列目へのアクセスをベルトが邪魔しない。セカンドシートを中央もしくは片側に寄せることで3列目へのアクセスがさらに向上する。
その3列目のシートは、厚みたっぷりでUSBやテーブルまで備えられている。すべての乗員の快適度を高めようとする配慮が感じられる。
純正ナビが意外と使える。ブルーレイ対応であるため、家で録画したコンテンツを大容量のディスクで車内に持ち込める利点は大きい。
目的地の検索は日産コネクトのオペレーター任せがいい。有料サービスではあるが運転中でもナビをほとんど操作せず、対話によるあいまい検索ができるのは本当に安全で楽。
バックドアの使い勝手については、デュアルバックドアが便利なためフルオープンは使わなくなる。狭い場所で開閉できるだけでなく、非常に軽い力で開閉できるのがよい。ステップワゴンの左右非対称のバックドアは、左側からのアクセスが可能な場合のみ使用できるため駐車スペースによっては使用できない。ノア兄弟は、重い上に広大な開閉スペースを要するフルオープンバックドアのみを搭載するため使い勝手の面では論外。
また、信号待ちでのブレーキの踏み込みから解放させてくれるオートブレーキホールドや、障害物の検知時や車庫入れをナビ画面で支援してくれるアラウンドビューモニターは、このクルマで最も便利で不可欠な装備だと思う。
一方、その他の代表的なギミックとして、ハンズフリースライドドアやインテリジェントパーキングアシスト、スマートルームミラー等があるがまだ十分に活用できていない。
【安全性能】
物陰から飛び出してきた歩行者を検知して停止できる被害軽減ブレーキの試験結果をJNCAPが公開している。この結果でセレナは満点を獲得している。渋滞する対抗車線の車列の間から歩行者が飛び出しヒャッとする場面を経験するとこの性能は必須。
ちなみに同試験でまったく止まれていないステップワゴンはお話にならない。メーカーの安全に対する姿勢が疑われる。最新の高額なクルマを買うのに最も重要な予防安全性能でこの結果はあり得ない。
【走行性能】
アクセルひとつで走り出しから停止まで制御できるe-POWERドライブがこのクルマの一番の特徴。この機能のせいでクルマの運転がそれほど好きでなかった私でも病み付きになった。未来感溢れるモーター音と共に力強く走り出したかと思えば、アクセルを離せばスーと止まっていく。まさにゴーカートのような操作感に最初は足の疲れも感じたものの、すぐに慣れて今ではとても楽しく飽きもこない。遮音性にも優れ、エンジンが回っていない時の車内は異次元の静粛性とさえ感じる。
走りは腰高感のためかフワフワしたものを感じるが同乗者がクルマ酔いしたことはない。ステアリング操作は軽く、切り返しは容易。市街地中心に家族を乗せて走る上では一切不満はない。
プロパイロットは、長距離の運転疲労を減らしてくれる。ただし、中央分離帯の線種によっては捕捉できなくなったり、急なカーブで曲がりきれるのか不安になる時もあるので気は抜けない。これについてはまだまだ色んな状況でクセを掴んでいく必要がある。
【燃費】
運転者によって大きく左右される。ディスプレイのパワーメーターの指示位置がECO領域を維持するように運転すると燃費が向上するようだ。市街地走行の場合、燃費計はリッター20キロ前後になることもある。しかしながら、これをまったく無視して運転すると10キロちょい位になる。運転の仕方で燃費が大きく変わることも、このクルマを楽しませてくれる要素になっている。
エアコンを強めにすると燃費は落ち込む。対策としてこの冬は前後席にシートヒーターを付けて10キロ台後半の燃費を目指す。
燃費についてはステップワゴンと比較されることも多いが、燃料タンクの容量がステップに比べて3リッター多い。これは満タン時にステップより50キロほど長距離を走れることを意味しており、燃費改善に寄与している。
【マイナスポイント】
低床でないため高齢者や小さな子どもの乗り降りは支障がある。
また、時々ブーンと唸りだす1.3リッターエンジンの品のない音と振動には改善を求めたい。ただ、これと引き換えに2リッターエンジンのノア兄弟やステップに比べて年間5000円の税制上の恩恵があると思うと許容できる。
【総評】
あらゆる点で今までにない未来感を味あわせ楽しませてくれる。ノア兄弟やステップワゴンと比較されることも多いが別次元のクルマと言えよう。安全面でも維持費の面でも家族のための最高の選択。高額だが買って良かったとつくづく思う。
- 乗車人数
- 4人
- 使用目的
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- 価格
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2018年3月
- 購入地域
- 大阪府
- 新車価格
- 340万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった35人
「セレナ e-POWER 2018年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2023年9月19日 20:51 | ||
| 2023年8月22日 10:41 | ||
| 2023年7月13日 20:43 | ||
| 2023年6月3日 01:04 | ||
| 2023年5月20日 14:33 | ||
| 2023年5月7日 23:33 | ||
| 2022年11月20日 10:35 | ||
| 2022年6月15日 06:22 | ||
| 2022年4月5日 12:59 | ||
| 2022年3月16日 06:41 |
セレナe-POWERの中古車 (全2モデル/2,987物件)
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- 支払総額
- 226.3万円
- 車両価格
- 209.9万円
- 諸費用
- 16.4万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 7.6万km
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- 支払総額
- 131.0万円
- 車両価格
- 115.0万円
- 諸費用
- 16.0万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 9.1万km
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- 支払総額
- 245.3万円
- 車両価格
- 234.9万円
- 諸費用
- 10.4万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 7.5万km
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- 支払総額
- 170.3万円
- 車両価格
- 165.6万円
- 諸費用
- 4.7万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 14.4万km
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