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『64馬力規制という壁』 マツダ フレア 2017年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価

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『64馬力規制という壁』 ヒラミーさん のレビュー・評価

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ヒラミーさん

  • レビュー投稿数:47件
  • 累計支持数:1281人
  • ファン数:5人
満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能3
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格4
64馬力規制という壁

先日初めて軽自動車に乗りました。エンブレムがマツダなだけで、元はワゴンRなのですが、今回はこちらでレビューさせていただきます。

タイムズカーレンタルさんにお世話になりました。走行30000kmで全然元気な個体でした。

【エクステリア】
外見はいかにもハコという感じだが、意外にシュッとしている。フロントのデザインはややゴチャゴチャした感じがあるが、リヤは逆にシンプルにまとまっていて好印象。

【インテリア】
インテリアは必要最低限といったところ。しかし、エクステリア同様まとまりが良い。そして良い点が2つ。
まず、インパネシフト。これのおかげでフロントシートの左右ウォークスルーが可能になっている。
もう1つは車内に散りばめられた収納スペース。ペットボトルなどがストンと入る。
いずれもスズキが限られた室内空間を巧みに使ってユーティリティーを追求した賜物といえる。

【エンジン性能】
これは軽だから多少はと思うが、性能云々以前に業界は64馬力の規制値を何とかして欲しいものだ。
それはともかく、直3の0.66Lエンジンは振動もすりゃセル音は安っぽい。アクセルベタ踏みじゃないと前に進まない。山道なんて地獄の3丁目状態。そしてエンジン音はガーガー音のパレード。
しかし、ハイブリッドの制御はよく出来ている。「ハイブリッド制御入ってますよー。」とモロに訴えかけるトヨタのシステムとは違い、ドライバーに分からないように静かに制御を介入させてくる。上手い。僕もメーターの表示を見てようやく気づいたほどだった。

【走行性能】
先述の通り、アクセルベタ踏みじゃないと前進しないフレアくんだが、この原因ははっきりしている。小さい車格のくせ、クルマが重いからだ。
しかし、その重さは安全性という別の形でしっかりペイバックされていた。ボディ剛性がしっかりしているのだ。そこらのヨタヨタボディのリッターカーよりこちらの方が明らかに良い。安心できる。
しかし、それ以外については少し首をかしげざるを得なかった。まず、この車高からくる重心の高さ。頭の上に重心がある感覚で、まっすぐでもふらつく。カーブでは道路外に飛ばされまいとハンドルを握りしめるので精一杯だった。
そして、全方位におけるクルマの動きの大きさは過去イチ。ロール量といいピッチング量といい、全てがモロに体にクル。
コーナリングはひたすらアンダー。FF車はアンダーが強いが、13インチのエコタイヤということもあってか、いつグリップの限界を超えてサヨナラするか分からないのには生きた心地がしなかった。

【乗り心地】
今までのクルマは、走行性能と乗り心地では別項目として扱っていたが、今回はそうはいかない。ベースはしっとりしているのだが、ひとたび走り出せば勝手に走行性能と二人三脚を始めるのだ。片方がコケたらもう片方も然り。ここに軽自動車の限界を見た気がした。

【燃費】
まあまあといったところ。悪くはないが、カタログのあの数値はどうやって出したのだろう。心境はこうだ。「JC08はウソつき。」

【価格】
正直少し高い気がする。あと20万円ぐらい安ければ選択肢としてアリかもしれない。

【総評】
今回初めて軽自動車に乗ったが、軽自動車というものは哀れなものだと思った。小さな車格、64馬力という限られたパワーの中で結果を出さなければならない。それを成し遂げるスズキやダイハツは偉大だ。
しかし、乗り出し50万ポッキリで約40年前産声を上げた軽自動車は、今や価格は3倍。物価変動こそあるものの、リッターカーのヤリスなどより高い存在に変わってしまったのだ。
リッター以上のクルマが高いパフォーマンスを提示してくる中、未だ64馬力という数値に縛られ、価格ばかりが上がる軽自動車にもはや勝ち目はないと言わざるを得ない。
これから先、軽自動車が格上に勝負を挑むなら、やはり64馬力規制を一刻も早く撤廃すべきだろう。これはメーカーの問題ではない。業界が改善すべき問題だ。メーカーは限られた中で結果を出している。少なくともスズキはこのワゴンR(フレア)でそれを提示してくれた。この先、この軽自動車の世界がどうなるのか目が離せない。

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