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『みんなのGTカー』 スバル インプレッサ スポーツ 2016年モデル 美しい日本の山さんのレビュー・評価
インプレッサ スポーツの新車
新車価格: 192〜295 万円 2016年10月25日発売〜2022年12月販売終了
自動車(本体) > スバル > インプレッサ スポーツ 2016年モデル
2016年11月10日 14:49 [975749-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 4 |
IMPREZA SPORT2.0i-L EyeSight AWDに試乗しました。
私はフィットシャトルHV(以下 F.S.)のユーザーですが、5年前まで第3世代レガシィ(5ナンバーサイズの2.5LNA(以下 旧レガ)のユーザーでした。次期の車として安定した走りと使い勝手の良いワゴン車を探しています。
【エクステリア】
レヴォーグに似ていますが、前から見るとフードに開口が無い分スッキリしており、この方が好みです。
外観では気付きにくいのですが、前モデルに比べて後席窓が若干せりあがっているため運転席から見ると斜め後ろの視界がやや損なわれています。
後席窓後部をせり上げる事がどれだけスタイリッシュなことなのか、それによる安全性の低下はどうなのか?
マツダ車ほど見た目優先のデザインではないものの、航空機メーカーであることが誇りならば機能美に徹したデザインであってほしかったと思います。
【インテリア】
OPのPanasonicナビの画面が大きく、更にナビの上部に視認性の良い大型サブディスプレイで一時停止標識やアイサイト情報なども表示されるので、安心して運転できます。
全体にブラック基調のインテリアで乱反射も押さえられている様で好感が持てます。
F.S.に乗っているせいか、座面が極端に低く感じました。シートリフターはありますが試乗につき調整する時間も無かった為そのまま乗っていましたが、視界も良く運転上の問題はありません。但し筋力の少ない方は事前に確認した方が良いと思います。
ラゲッジについては、ワゴンタイプでは後席をたたんでの使い勝手が重要です。
実測したところ、開口部の地面からの高さは、リアゲートでは約680mm、後席ドア側では座席背面まで約700mmでした。700mmと言えば通常のテーブルの上面高さですから、重い物を載せるには力が要りそうです。座席背面に残る角度は約5度でほぼ平坦と言えます。
ワゴン車で後席ドアからラゲッジにアクセスする事は、大きく重いリアゲートを開閉する必要が無いので、私のチェックポイントの一つになっています。
ラゲッジ床として使用できる後席背面先端までの長さは約1380mm、前席背面までの長さは1600mm超で、対角線では最大1900mmの棒状のものなら積載可能です。
ラゲッジとしての使用を考えると、前席背面との隙間が大きいのが気になります。
リアゲート開放時の高さは地面から約1900mmですので、天井まで2m以上の車庫ならば問題なさそうです。
【エンジン性能】
旧レガ(約1.5トン)と同等かそれ以上の感覚でした。驚いたのはF.S.ではアクセルを吹かし気味でないと速度を維持できない緩やかで長い上り坂でも、この車では自分では意識しないでも速度を維持できてしまうことです。(もちろんクルーズコントロールはOFFです)2L直噴エンジンの特性をBRZとは異なり中低速トルク重視の味付けにしていることが実感できました。このエンジンを次期レヴォーグにも載せてほしいと思います。
【走行性能】
郊外一般道での感触ですが、恐らく旧レガ以上の安定感があります。ハンドルはクイック気味ですので回頭も楽です。
最低地上高は130mmでレヴォーグとほぼ同じですが、前モデルより15mmも低くなっています。従って悪路や豪雪地域での使用には向きません。恐らくそちらの向きにはXVをどうぞという割り切りなのだと思います。
【乗り心地】
非常にどっしりとした乗り味な上、段差でのダンパーの効きが良くピシッと揺れが収まります。車体のきしみなど皆無です。この車で長距離を走りたくなります。
F.S.も悪い車ではないのですが、試乗が終わって再びF.S.を運転した時はF.S.がひどく軽快でゴーカートかと思いました。
【燃費】
瞬間燃費計は平坦路で15km/L辺りを示していましたが、公称燃費から推定して、高速道や郊外で15km/L、市街地で10km/L程度なら良いのではないでしょうか。ちなみにF.S.ではそれぞれ約22km/L、15km/L、旧レガでは約11km/L、7km/Lでした。
【価格】
アイサイト他安全装備満載で前モデルとの価格差はわずかで、このクラス感からすると宜しいのではないでしょうか。但し本革仕様のパワーシート(本革でなくていいのですが)、ナビなどを追加すると300万円超になります。
【総評】
この車はスバルのワゴン車としてはラゲッジがやや高い位置にあり、長さは仮眠等には短すぎることで使い勝手にやや難があるものの、大人5人が乗れ、荷物もセダンよりは大きなものが載せられますし、この形態のおかげでレヴォーグやレガシィよりは取り回し易く、スタイリッシュで価額も低く抑えられています。
今回モデルは歩行者保護用を含め合計8つものエアバッグを標準装備するなど世界最高水準の安全性と、アイサイトによる安全運転支援を手に入れ、更に太いトルクと安定した走りを持ってすれば、一般の方がそれほど踏ん張らずに購入できるグランドツーリングカーになると思います。
帰省を含む家族旅行や、私を含め年配者が高速道路を利用して日本中をゆったりと旅する時、この車の真価が発揮されると想像できます。
ただスペアタイヤの有無を考えると、G4こそGTカーに相応しいのかなと思ってしまいます。
しかし今回拡幅してしまった車体は、街中の駐車場に止めた時に白線とのクリアランスが従来より少なくなったと気付き、気を遣うことになります。前モデルとミラーtoミラーは変わらないと言っても、ミラーはたためますが車体の幅はどうすることもできないのです。またミラーの出っ張りが一般より小さいことは後輪近くの視界がやや劣るとも言えます。従って街中での使用にはあまり向いていないとも言えます。
SGPによる資本の集中で車体価額を抑えることができたとしても、スバルがCセグ以上の車しか作らないとしたら、果たして日本で従来同様の台数がさばけるでしょうか?
さらに米国頼みのスバルは、トランプ大統領が大幅に関税を上げるとしたら、それも危ういのではないかと思ってしまいます。
いろいろ考えると、やはり資金に余力のある今の内に、再び小型車の開発に取り掛かって欲しいと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった41人
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