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『超ボリ過ぎの屋根付き原付スクーター』 スズキ アルトワークス 2015年モデル 黒い稲光さんのレビュー・評価
アルトワークスの新車
新車価格: 150〜168 万円 2015年12月24日発売〜2021年12月販売終了
中古車価格: 63〜279 万円 (466物件) アルトワークス 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > アルトワークス 2015年モデル > ベースグレード (MT)
2016年8月10日 18:31 [914086-3]
| 満足度 | 1 |
|---|
| エクステリア | 1 |
|---|---|
| インテリア | 1 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 1 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 1 |
【エクステリア】
いかにもアルト使いまわしのオバチャン車といった風情。
【インテリア】
・何もついていない。
・ ドライバーの使い心地等が全く考慮されていない。例えばドリンクホルダーの位置等。
・運転時、バックミラーが邪魔で、前がよく見えない。
当方、中肉中背だが、レカロシートが高位置に固定されているために、ちょうど目の高さにバックミラーがくる。そのため、前方視界が 遮られてしまう。シート高調整装置は必須。
・乗り込んで真っ先に気づくのが、アルトワークス前身、ターボRSのAGS用シフトノブを取った後の、ぽっかり空いた空間。缶コーヒー、 ティッシュペーパーボックス、CD等、いずれも収容できない。全く使い道がない。
スズキは一体何を考えているのか?使い道が無い穴は塞ぐべき。
以上、やっつけ仕事が目につく。真面目に作られた車とは到底思えない。
【エンジン性能】
・ワークス前身ターボRSのエンジンを少々弄ったとのことだが、違いは全く感じられない。
・遮音板が無いせいか、低速時でも騒音が酷い。社内での音楽はあきらめたほうが良い。
【走行性能】
「軽の割には加速感がある。」という程度。では、どの程度の加速感かというと、自家用原付スクーター(スズキアドレスV125)と同じ か、あるいは少し劣る程度。馬力重量比はどちらも10kg/ps前後であることを考慮するとうなづける。
街中で低中速域(制限速度以内)での加速感を楽しむにはちょうど良いクルマ。もっと安上がりに楽しもうと思えば、原付スクーター(スズキアドレス)なら、約1/10ほどの価格でワークス以上の加速感を楽しめる。但し、雨の日はカッパが要るが。
【乗り心地】
・騒音、ゴツゴツ感、運転姿勢等を考えると、乗用車というより軽貨物車の乗り心地。快適さを求めてはいけないクルマである。運転 姿勢はスポーツカーというより、軽貨物車といった感じ。
・走行中、左足が宙ぶらりんのまま、置き場がどこにも無い。最低限、フットレストは付けるべき。
・みなさん、よくやると思うのだが、長時間走行後に仮眠(休み)をとるため、レバーの一発でシートを水平に倒すことができなくなっ た。ワークス前身ターボRSではできたのだが。レカロではシート横のダイヤルを永遠に回し続けるしかないのだろうか?
【燃費】
試乗車は12、3キロを示していた。
【価格】
1、ワークス前身アルトターボRS、ワークスAGS車等との比較
・今時、新車価格150万円の車で、シートリフター(座席高調整装置)、シートヒーター等がついていないクルマなんて、聞いたことが ない。
・ワークスAGS車に付いている簡易ブレーキ、アイドリングストップ装置等が省かれている。にもかかわらず、AGS車と同価格。殆ど 買い手のないAGS車を買わせるための露骨な価格誘導だろうか?、良心的でない。
2、レカロシートについて
・以前、ホンダCB1300に乗っていたことがある。ワークスの場合、加速感が得られるのは時速80キロくらいまで。しかし、CB1300で は高速道路を時速100キロ(スピード違反?)で巡行中でも、アクセルグリップを、不用意にほんの1,2センチ開くだけでも、シートか ら体が放り出されそうになる。
一方、CBに比べると、ワークス、アドレス等は自転車のようなもの。レカロを付ける必然性等、全く無いと思うのだが?
まるで、ママチャリ(9,800円)の買い物籠(鉄製)をチタン製に替え、10万円の値札を付けるようなもの。単に利幅を大きくするための 走行性能に関係無いものの押し付け(抱き合わせ販売)は自動車メーカーとして恥ずかしいことではないか?
・窮屈にしか感じなかったレカロだが、レカロ信奉者もいると思う。しかし、良い悪いは別として、高価なレカロである。シート取り付け 位置の高さを問題にする人は多い。せっかくの高額なレカロが台無しである。
ならば、最低限、シートリフターくらいは付けるべき。
一方スズキは、ワークス販売開始以来、数か月経つが、「シート高に不満があるなら、調節レールを買うなりして、自費で付け替え ろ。」との態度。
未だに何の改善も見られない。売りっぱなしである。
・レカロよりコスパの高いシートは他にもある。個人差もある。レカロに限らず、好みのシートを好みの高さに運転手席だけ付ければ すむこと。レカロ後付けでも、そのほうがずっと安上がり。
助手席のレカロは完全に無駄である。一方、スズキには利幅が大きくなるから好都合だろうが。
・スズキは客をなめているのではないか?
「買い手はどうせマニアックな中年男性、趣味のためなら金に糸目は付けない。取れるところから取ってやれ。」とでも思っているの では? 足元をみているのでは?
・購入済みの人には悪いが、所詮はペラペラの商用VAN、アルトの使いまわしである。安全装備、快適装備はほぼゼロの車、他の 車を参考にして積算すれば、120万円前後で売っても十分な利益が出るはず。
どうひいき目に見ても超ボリ過ぎである。
【満足度】
試乗時、スズキのディーラーに、「ワークス、売れますか?」と訊いてみたところ、「試乗希望は結構あるのだが、購入にまで結びつく例はほぼ皆無。価格、特に高額なレカロとの抱き合わせがネックになっている。ワークスAGS車に至ってはは全く売れない。」とのこと。
以前、ワークス前身ターボRS(AGS車)に試乗したことはあるが、乗用車としては論外。日本でAMT車(スズキの言うAGS車)が売れた試は無い。
スズキは売りたいクルマではなく、欲しいクルマを作るべき。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった81人(再レビュー後:54人)
2016年3月31日 13:29 [914086-2]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 1 |
【エクステリア】
良くも悪くも典型的な軽の顔である。
【インテリア】
「ワァー、何もついてないですねー。」と、つい口を滑らせたところ、スズキの女性スタッフの返事は、「とてもシンプルなところがいいのです。」とのこと。
「物は言いようである。」と、感心すると同時に、仕事熱心な態度に好感を持った。
【エンジン性能】
低回転からよく回る。
【走行性能】
騒音は酷いが、あっという間に加速する。車体の軽さが利いている。
【乗り心地】
爽快である。
ここは好みが別れるところだが、レカロシートが非常に窮屈、かつ、取り付け位置もかなり高く感じる。
当方、中肉中背だが、レカロシートがホールド感、フィット感を通り越し、かなりの圧迫感を感じる。要するに、くつろげないのである。クネクネ道の高速走行等にはよいかもしれないが、普段使いの通勤、ドライブ、買い物等には向かないと思う。
運転姿勢はというと、引っ越しで借りた、レンタルトラックのような感じ。視線は前向きというより、どちらかといえば、下向きである。ペダルは前下方に軽く押し出すというより、強く踏み下ろすという感じ。
シート高は固定されており、高さ調整は不可能。シートを前方にずらしたり、背もたれの角度を変えてみるが、どうしても気に入った運転姿勢がとれない。また、左足の置き場がどこにも無い。運転中、ずっと、宙ぶらりんのままである。
ほんの20分間ほどの試乗だったが、疲れてしまった。セカンドカーにはいいが、普段使いのメインカーには不向きな気がする。
その後10分ほどして、コンパクトカー(マツダ、デミオ)の試乗をしてみた。
非常に快適な座り心地。アルトワークス試乗後の疲れがいっぺんに取れてしまった。まだシート位置の微調整もしていないのに。おそらく、シート高が適正なためである。
30分間ほど試乗したが、全く疲れない。長距離運転も楽なはず。適正なシート高の大切さを初めて知った次第である。
【燃費】
試乗だったため、わからない。
【価格】
意見の別れるところである。
車格、装備品(特に、レカロ)、価格設定のバランスが非常に悪く感じられる。
積載性、居住性を犠牲にしてまで、軽量化、走行性能、経済性を優先して作られたクルマがアルトだと思う。しかし、アルトワークスは逆行している。
普段使いを重視しているため、無駄に重く(AGSのターボRSからMTに変わったため、10キログラム程、軽くなるはず)、無駄に高額なクルマになっていると感じる。一方、レース等に出られる方々にとっては、妥当な価格と思われるかもしれない。
【総評】
レカロ装着はオプションでもよかったのでは?
このレビューでも、レカロ取り付け位置の高さを問題にしている人は多い。
当初、「シート取り付け位置が高いのは、単なる設計ミスだろう。」とばかり思っていた。しかし、そればかりではないようである。
「横衝突時の安全性を確保するためには、スズキとしては、シートを高い位置に装着せざるを得なかった。」というのが真相のようである。
将来、予想されるかもしれないクレームを回避するため、高位置に付けざるをえなかったのであろう。
レビューでも、「購入後、自腹で、市販のシート取り付け金具(レール等)を買い、適正な高さにシートを装着しなおす。」という意見も多い。言い方は悪いが、スズキは購入客にツケをまわしていると言っても過言ではない。
この事実は、ある意味、自動車製造メーカーとしてのスズキの良心が問われているのでは?
繰り返すが、レカロはオプションにするべきではなかったか。あるいは、何らかの事情で、レカロと抱き合わせで売りたいのであれば、、現行レカロを再設計し、改良版のレカロを載せるべきでは。
そうした場合、一時的に利幅は小さくなるかもしれない。しかし、長い目で見た場合、スズキは消費者の信頼をえられるのではないだろうか?
乗って楽しいクルマである。しかし、レカロとの抱き合わせ販売が購入を躊躇するところである。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった13人
2016年3月16日 18:35 [914086-1]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 1 |
【エクステリア】
軽です。こんなもの。
【インテリア】
同じく、軽です、こんなもの。
【エンジン性能】
アルトターボRSのエンジンの改良版とのことだが、差は全感じられなかった
【走行性能】
週末、他社のコンパクトカー(デミオ ディーゼル)とも乗り比べてみた結果である。
乗った感じは乗用車というより、車輪が四つ、屋根が付いたバイクという感じである。走行性能は自家用原付スクーター(アドレスV125cc)に酷似している。
信号待ち交差点では、両車ともアクセルを少し開くだけで、スルスルスルッと、前に飛び出してしまう。馬力で引っ張るというよりも、軽量化がよく効いているという感じ。そういえば、ワークス、アドレスの両車とも、馬力あたり荷重が10 kg/PS前後である。
上り坂ではエンジンをビュンビュうならせ、路面の小さい凹凸もしっかり拾いながら、力強く駈け登っていく。爽快である。ここも、両車とも同じ。
しかし、パワーがあるのは時速80キロくらいまで。それ以降は騒音がひどい。この点も両車とも同じである。
街中で低中速域の加速を楽しむには丁度よい車だと思う。
一方、コンパクトカー(デミオ)の場合、信号待ち交差点では出足はもたつく。ワークス、アドレスにはついていけない。上り坂でも走り始めはもたつく。しかし、エンジン回転数が1500くらいまで上がったとたん、いきなり体がシートにグッと押しつけられる。いわゆるドッカンターボである。
デミオの場合、エンジン音、振動が殆ど無いため(いずれもワークス、アドレス等に比べてであるが)、加速感はあまり感じられない。しかし、メーターを見てみると、あっという間に時速100キロを超えている。回転数はまだ2000以下である。怖くなって慌ててペダルから足を離す。
ここらあたりが軽とコンパクトカーの大きな差である。ワークスとデミオ、価格差は30万円以下である。面白さ、コスパのどちらをとるか?
【価格】
車格、装備の割に、法外に高額なクルマである。
ワークスは基本的にはターボRSのMT版と考えてもよいのでは?両車とも同一エンジン、同一車体であり、ざっと見たところ、大きな違いはミッションだけである。
ミッションをAGSからMTに変えるには、AGS特有の油圧制御系(油圧変速装置、クラッチ等)を取り去るだけでよい。そうした場合、アルトF、アルトVANの例からもわかるように、重量がAGS車より、約10キロ減となるはず。部品数も抑えられるため、当然のことながら、価格も安くなるはず。しかし、反対に、ーボRSより、20万円以上も高くなっている。
同じワークスのAGS車とも比較した場合でも、AGS車標準装備の自動衝突予防装置、アイドリングストップ装置等がMT車では省かれている。にもかかわらず、同一価格である。
スズキは価格が上がった理由として、「高価なレカロシートを付けたから。」と言う。しかし、実際、レカロに座ってみたところ、かなり窮屈(当方、中肉中背、170センチ 70キロ)。かといって、フィット感、ホールド感は特に感じなかった。
レカロに初めて座ったせいか、ゴツゴツ感だけが印象に残る。
そもそも、走りに直接関係のないシート等は、メーカーが客に押しつけるものではない。レカロよりコスパの高いシートは他にもある。客がどうしてもシートを変えたければ、購入後、気に入ったシートを、運転手席だけ、好みの高さに取り付ればすむこと。
【総評】
乗って楽しいクルマである。欲しいと思う。しかし、車格、装備品、価格等のバランスが非常に悪く感じられる。
無駄に重く(ターボRSに比べ、10キロは軽くなるはず)、無駄に高いクルマだと思う。主犯はレカロである。レカロさえ付けなければ、120万円代の前半で売ってもスズキにとっては十分に利益の出る車では?
例えは悪いが、コンビニ100円おにぎりの具を、明太からキャビアに詰め替え、1万円の値札を付けるようなもの。
一方、峠道の高速走行等が好きな方にとっては、このレカロが素晴らしいものに映り、150万円が妥当な価格にみえるのかもしれない。要は、レカロの評価次第である。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった14人
「アルトワークス 2015年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年10月25日 21:24 | ||
| 2025年3月23日 12:39 | ||
| 2023年10月13日 20:15 | ||
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| 2021年12月3日 23:21 | ||
| 2021年10月23日 14:55 | ||
| 2021年10月11日 01:15 | ||
| 2021年7月26日 23:15 |
アルトワークスの中古車 (全4モデル/600物件)
-
- 支払総額
- 153.6万円
- 車両価格
- 144.9万円
- 諸費用
- 8.7万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 4.8万km
-
- 支払総額
- 174.5万円
- 車両価格
- 171.1万円
- 諸費用
- 3.4万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 8.5万km
-
- 支払総額
- 248.0万円
- 車両価格
- 244.5万円
- 諸費用
- 3.5万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 1.6万km
-
- 支払総額
- 115.8万円
- 車両価格
- 106.5万円
- 諸費用
- 9.3万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 11.1万km
-
- 支払総額
- 158.0万円
- 車両価格
- 150.0万円
- 諸費用
- 8.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 4.2万km
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