『スポーツカーのような走りが楽しめるコンパクトハイトカー』 三菱 デリカ D:2 2015年モデル 板ノ橋さんのレビュー・評価

【エクステリア】
奇抜でもなく地味でもなく良い意味で普通。

【インテリア】
運転席側にボックスや、天井にサングラスボックスがあるのが使いやすい。
後部座席は両方にテーブルがある。
収納も十分あるし、室内空間も広いし全く問題なく使いやすい。

【エンジン性能】
【走行性能】
1200ccあるのでパワーは十分ある。
ストロングハイブリッドモデルはAGSによるギア変速があるので、走り出しのエンジンの回転上昇と2速での加速の良さがCVTのだらだらした加速とは違ってスポーツモデルのような走りが楽しめる。
シフトチェンジ時の加速もムラもモーターアシストで小さくなっている。
以前は軽BEVに乗っていたためトルクのなさを強く感じるが、ICE車だけ乗っている人であればここを問題にする人はいないはず。

【乗り心地】
AGSの特性のため、超低速時に不安定なことと、立体駐車場のスロープ走行中にシフトチェンジが入りやすい部分は少し違和感を感じる。
その他は十分安定して走行できる。100Km/hを超えると走行音が大きくなってしまうが、さすがにこのクラスではしょうがない部分。

【燃費】
悪い。大体14〜18Km/l。
ストロングハイブリッドであるものの、走り出し部分で体感できるほどのモーターアシストも入らない。EV走行できるのも60Km/hくらいで惰性走行している時のみ。
他のシステム同様に燃費改善できるハイブリッドシステムだと思うと裏切られる。

【価格】
新車は高い。
私の場合は中古車でCVTモデルより格安に入手できたので良かったが、新車価格は高すぎると思う。

【総評】
走行性能はAGSを理解できた上で購入できるか、に尽きる。
ここさえクリアすれば不満度はほとんどない。逆に納得できずに購入すると感覚のずれで後悔する。
ファミリー世帯などでスポーツモデルは選択できないけど、少しは走りを楽しみたいのであればAGSモデルはあり！
現行車種では三菱側はAGSモデルの供給が止まっているが、不人気モデルのため中古車市場では格安になっている場合も多く、今から中古車で購入するのであれば十分候補に挙げても問題ないと思う。