『２日前に納車された X1 ディーゼルの第一印象　−（１）』 BMW X1 2015年モデル Otemachi-Salarymanさんのレビュー・評価

先ほどのレビューの（２）です。

その他の機能、オプションについてです。

超初心者で知りませんでしたが、BMWってエレクトロニクス（古い言い方？）の塊なんですね。　iDrive というナビの画面（と思っていたディスプレイ） とダイヤル式のコントローラーで様々な設定を行います。　この iDrive で、ナビや車両の様々な機能を設定します。
パーソナライズという設定もできて、ドライバー毎に様々な設定が変えられます。
私のインテリジェントキーで開錠すると、私のシート位置、サイドミラー位置、エアコン設定、オーディオ設定、iDrive画面設定、ナビ設定、その他諸々が私の設定になります。　カミさんのキーで開錠すると、それら全てがカミさんの設定になります。

また、プログラマブルキーという機能があって、最初はラジオの選局ボタンだと思っていた8個のボタンに iDriveの機能を紐づけてボタン一発で実行することもできます。　たとえば自宅に帰るナビをボタン[1]に紐づけておくと、いちいちiDriveのメニューをたどって操作しなくても [1] のボタンを押せば自宅までのナビを開始します。　カミさんの電話にダイヤルする機能を紐づけておけばそのボタン一発でダイヤルします。　もちろんラジオの選局ボタンのようにFMxxxの選局を設定すれば iDrive のメニューから行くことなく一発で選局です。　ナビの検索条件変更や、トラベルコンピューター（距離、燃費、平均車速、時間諸々を表示）の表示や、iDrive で実行可能なことはなんでも紐づけられます。

オプションについて、

＜アドバンストアクティブセーフティーパッケージ＞：　これは標準の衝突回避・被害軽減機能やレーンデパーチャーウォーニングに加えて、アクティブクルーズコントロール（ACC)やヘッドアップディスプレイを追加するものです。　　
ACCは期待以上に便利です。　一般道でも使えます。　前車の捕捉もじつにうまくて、対向車その他に惑わされることもほとんどありませんし、ストップまでカバーするのでアクセルとブレーキをほとんど使わなくても信号待ちストップから再スタートまで自動です。　3秒以上停止すると捕捉を一時中断するので、前車がスタートした時にアクセルをちょんと踏んでやるとそのまま追従を再開します。
ヘッドアップディスプレイは『あまりいらない』 と思っていましたが、これもあると便利です。　現在速度、ACCの設定＆作動状況、ナビ情報、Bluetooth接続の電話帳からのダイヤル表示、その他がフロントウィンドウに簡潔に表示されます。

＜コンフォートパッケージ＞：　電動リアゲート、スライドリアシートなどですが、他の投稿でも『できる』 『うまくいかない』 と意見の分かれる外から足でセンサーを反応させてリアゲートを開ける機能について書きます。　（リアバンパーの下に足を入れて出すとセンサーが認識してゲートを開ける機能）　　私は一発で認識される場合と２度ほどかかる場合の両方あります。　　当初は興味がなかったのですが、ハッチの開スイッチをさがして押すか、またはリモートキーで開ける方法に比べると、なれればやはり足でセンサーを反応させるのが楽ではあります。

＜ハイラインパッケージ＞：　レザーシートと電動シートです。　当初はクロス希望でしたが、レザーに青のステッチもなかなかいいです。　電動があることで iDrive の設定と連動してキー毎に（というかパーソナル設定毎）サイドミラーと一緒に自動でポジション調整されます。

イノベクションコーティングはまだ何とも言えません。　ウインドフィルムはやっといてよかったです。　ホイールコーティングもまだ効果はわかりません。

概して、満足度は高いですが、やはり乗り心地を何とかしてほしいです。　（外見はしょうがない。　価格もしょうがない。）

６月に発注し、７月日本向けディーゼル製造開始、の X1 ディーゼルが先日納車されましたので第一印象です。

グレード・オプション：　X1 xDrive 18d Msport
　　　　　　　　　　　　　　アドバンストアクティブセーフティーパッケージ、　コンフォートパッケージ、　ハイラインパッケージ
　　　　　　　　　　　　　　（D OP.) イノベクションボディーコーティング、　ホイールコーティング、　ウインドウフィルム

用途：　レジャー（スキー、山、温泉ドライブ）、　カミさんの買物とたまに実家往復（４０分くらい）

ちなみに私は、BMW超初心者です。　っていうか輸入車は初です。

＜エクステリア＞：　特に Msport はあまりかっこよくない。　xLine はまだボディー下部に加飾があったりするが、Msport はのっぺりしていてフロントグリルも黒い穴がぽっかりといった感じがします。　どうしてもスポーツシートが欲しかったんで覚悟の上ですが、それでもやっぱりいただけません。

＜インテリア＞：　これはいいです。　アンソラジットルーフライニング（最初は何のことか分からなかった・・・天井の黒っぽい内装ね）、Msport のステアリング、シンプルで機能的なメーターパネル周辺、黒レザーに青ステッチのシートとなかなかいいです。　夜はオートライトの点灯とともにドア内側にオレンジ(?)の縁どりがうっすらと灯る。　　
どうしても欲しかったスポーツシートも思った通りサイサポート（＝座面が前にのびるやつ）の具合やサイドサポート（こっちは横のこと）もばっちりです。　

＜エンジン性能＞：　これは申し分ないです。　　当初懸念していたディーゼル音もまったくもんだいなく、スタートボタンを押すと 『プルンッ』 であとは静かです。　トルクは十分で、発進加速も上り坂も余裕です。　一般にディーゼルにありがちなスタートのもたつきもほとんど問題ありません。　吹け上がりもディーゼルだからどうのこうのということはまったく感じられません。

＜走行性能＞：　BMWもFFベースじゃあ、という声もあるようですが、一般道でそれを意識できるまたは区別できることはないでしょう。　がっちりしたボディーでコーナーを抜けていく感じは気持ちいいです。　８速ATもスムースかつ速くてディーゼルのトルクとよくマッチしています。　　コンフォートモードの感想ですが、途中で少し試したEco Proモードもそんなにたるい感じはありませんでした。

＜乗り心地＞：　これが問題です。　一言でいって固すぎです。　路面が荒れているとそれをトレースするようにボディが揺すられ、中の乗員も揺すられます。　いや、サスペンションは動いていてステアリング情報も多いんですが、固すぎです。
しばらく距離を乗って当たりが丸くならないかと期待します。　（っていうか自分が慣れるのか？）

＜燃費＞：　まだなんとも言えませんが、初日にエンジンかけたままiDrive設定やらシート位置やらをごちゃごちゃいじって、その後に山方面にでかけて山道を散々走ってきた割には 12km/L を超えています。　幹線道路の巡航では 20km〜30km/L の瞬間燃費をさしていますので、次回（今週末）に高速を使って遠出の際にはかなり期待しています。

＜価格＞：　高いです。　　確かに機能・性能がいいのはわかりますが、比較対象にした CX-5 XD-L フルオプションとくらべても約２００万高は、ちょっといただけません。　（っていいながらいただいちゃってますが・・・すみません）

＜満足度＞：　乗り心地を何とかしてほしい以外はおおむね満足です。　（外見と価格はあきらめます）

　その他の機能とオプションを別途書きます。　（文字数制限あるので）