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『FFベースに変わったが軽快な走りはBMWそのもの』 BMW X1 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
X1 2015年モデル
267
X1の新車
新車価格: 397〜653 万円 2015年10月24日発売〜2023年2月販売終了
中古車価格: 99〜430 万円 (426物件) X1 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > X1 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年6月18日 04:11 [938356-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
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BMWのコンパクトSUVであるX1が全面的に新しくなって登場した。初代モデルは3シリーズツーリングをベースにしたFRベースのクルマだったが、今回の2代目モデルはFFベースのクルマに変わるなど、大きな変更を受けている。
X1には、BMWがマツダターンパイク箱根で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはX1 xDrive 20i XラインとxDrive 25i Xラインの2台だ。
新型X1のボディは心持ち大きくなった。全長だけは30mm短くなっているし、全幅と全高も極端に大きくなったわけではないが、全幅は日本ではひとつの限界ともいえる1800mmを踏み越えて1820mmになり、従来は一般的なタワーパーキングにも入庫可能だった全高が1610mmになってタワーパーキングには駐車できなくなるなど、使い勝手に大きく影響を与えるサイズ変更が行われた。
もちろんボディが大きくなることと、エンジンを横置きに搭載するFFベースのクルマになったことで、室内空間が広がって快適性が増し、使い勝手が良くなった面もあるが、快適性や使い勝手、積載性などは、クルマを大きくすることなく実現して欲しいものだ。
インテリア回りのデザインはほかのBMW各車と共通のイメージでまとめられている。インストの中央部分がやや運転席側に向けられたドライバーオリエンテッドのデザインとするとともに、その上部にワイドなカーナビの液晶画面が配置され、コンソールにはダイヤル式のコマンドコントローラーが設置されるなど、見るからにBMWといった感じのクルマである。
搭載エンジンはいずれも直噴ターボ仕様で、18i用の3気筒1.5Lのほか、2.0i用と2.5i用には直列4気筒2.0Lが異なるチューニングで搭載されている。20iに搭載されるエンジンは141kW/280N・mの動力性能を発生する。
X1はSUVのボディである上に20iと25iは4WD(18iだけがFF)なので、車両重量は1660kgとちょっと重いのだが、それでも20iの動力性能があればボディの重さを苦にするようなことはない。旧型モデルのX1に比べたら、車両重量は30kgほど軽くなってエンジンの動力性能がわずかに向上しているのだから、走りに不満を感じるようなことがないのは当然といえば当然である。
25i用のエンジンは動力性能が170kW/350N・mになり、一段と力強い走りを可能とする。馬力に換算すれば231psのパワーと、3.5Lに相当するトルクを持つのだから、ボディに対して十分な余裕のある走りである。日常的な使い方を考えたら、これほどの動力性能は必要ないので、合理的なクルマ選びを考えたら25iではなく20iで十分だと思う。
フットワークは軽快そのものだ。BMWの走りの軽快さはFR駆動と前後均等の重量配分によるところが大きいのだが、FFベースの4WDであるX1をマツダターンパイク箱根で走らせるとBMWらしい軽快さを発揮してくれた。FF系モデルであるため重量配分はフロント側がかなり重いのに、すっきりしたステアリングフィールは旧型X1などFR系のBMW車に近い感覚だった。
足回りはちょっと硬めの引き締まった印象だ。タイヤは20iが225/50R18で、25iが225/45R19だったから、25iのほうがより硬めの印象だった。ランフラットとタイヤであることも含めて全体に硬めの乗り心地である。
装備は全体に充実度が高い。カーナビなどの快適装備や最新の運転支援システムなども装備されているので満足した仕様で乗ることができる。
価格は20i xラインの本体価格が492万円で、試乗車にはオプションが装着されて573万円ほどになっていた。また25i xラインは本体価格が569万円である。旧型モデルのX1が3シリーズのツーリングをベースにしながらも、ざっと100万円くらい安い価格設定になっていたのに比べると、今回のX1はグンと高くなった印象だ。装備の充実化や仕様の向上があるにしても、やや手の届きにくいクルマになったように思う。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった14人
「X1 2015年モデル」の新着レビュー
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| 2021年11月6日 12:12 | ||
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X1の中古車 (全3モデル/684物件)
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