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『ステータスにも、性能にも振り切れない中途半端な車』 レクサス LX 2015年モデル supansupanさんのレビュー・評価
LX 2015年モデル
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LXの新車
新車価格: 1100〜1191 万円 2015年9月14日発売〜2021年9月販売終了
中古車価格: 590〜1328 万円 (117物件) LX 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > レクサス > LX 2015年モデル > LX570
2021年6月16日 02:16 [1463407-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 1 |
| 価格 | 2 |
まず最初に。試乗しただけのレビューです。
検討した車はLX570(見積1400万ほど)、BMW X7(1600万)、ランクル200(1100万)でした。
最終的にランクル200にしました。
オプションは基本メーカーオプション、ディーラーオプションなどですが一部特別なカスタムを想定したので見積額は一般的に知られる内容とは異なるかと思います。
【エクステリア】
フロントが見える範囲の180度からは非常に洗練されたデザインです。
一方でリアの方はお粗末です。これは好みの問題で片付けるようなものではなく
デザインのコンセプト、一貫性がどの程度のレベルで保たれているか?という話です。
内装にも通じるのですが国産車は基本的に合理主義の思想で車作りをされているため
「一貫性のあるデザイン」というのが非常に弱いところです。
ビシッと決めたファッションなのに靴だけが汚れていたりする、これと同じです。
リアだけ別の車に見えてしまいます。
【インテリア】
ランクルと比べて非常に洗練された内容でした。
ただ実際の使い勝手という意味ではどうか?購入者では無いので一概には言えませんが
各種機能が本当に効果的なレイアウトをされているかは微妙ですし
やはりランクルの派生形という領域に留まっているとも思います。
この点ではX7のほうが圧倒的な違い、洗練度を感じます。
【エンジン性能】
検討時点での試乗レベルでは評価が難しいですが基本的には良いのだろうと感じます。
5.7Lの迫力はやはりランクル200に勝ると感じますが、同時に並べて比べたわけでは無いので。
【走行性能】
静粛性と安定性でランクル200より優れると感じます。
走破性という意味では「おそらくランクルの上位互換なので強いのだろう」という程度です。
高速走行はしておりません。
【乗り心地】
静粛性、安定性に優れており、その後実際にランクル200を購入した立場から思い返すと
LX570はアンチロールがよく効いているように思います。
シート類にはさほど違いを感じませんでした。
【燃費】
燃費は悪いとしか言いようがありませんがその点を不満に感じる人は選択肢に入れないでしょう。
しかしながら、総評で詳しく書きますが「何のための排気量?」という点で
このレクサスというブランドの意味がわからなくなります。
【価格】
冒頭で述べたように、検討した3車種の中では真ん中の価格ですが
「最も価値のない車」だと感じました。
【総評】
ブランド力、ステータスを重んじる人に向いた車だと思います。
所有欲というかなり個人の主観に寄った領域で決めるのなら気に入った車を買えば良いと思います。
まず、「ランクルの上位互換に過ぎず、ラグジュアリーとは相反するという矛盾」が疑問です。
客観的に見ればランクルの兄弟であることは明白で、トヨタエンブレムでもおかしくない。
そしてランクルはその走破性などから「性能という点で実績や地位を獲得した車」という本物感がある。
それに付加価値を付けて「ラグジュアリー」方向に振った車であるかと思いますが
その出自(性能の強さ)とラグジュアリーは相反しており矛盾を感じます。
実際この点はランクル80あたりから始まったジレンマだと思いますが。
ランクルなら泥だらけでもカッコいいと言えるかも知れませんがLX570では傷一つなくエレガントに乗るべき。
だとすればこの排気量、ランクルと同等かそれ以上の走破性は何なのでしょうか?
この2種だけで考えればそれでも「高い次元で性能とラグジュアリーを調和している」と言えるかも
知れませんが、X7を選択肢に加えると答えは明白。
エクステリア、インテリアの一貫性、高い意匠性などはLX570を遥かに凌ぎます。
これはX7に限らず広く「大型SUV」である程度の価格帯に視野を広げればLX570以上のものを
候補に挙げることは難しくありません。
言い換えるなら、「ランクルのルーツから脱却できていない中途半端な車」となります。
私がランクル200乗りだから?いえいえ、ランクルより豪華さなどがあることは認めます。
迫力もありますし並べばその外観、さらには性能という総合的な点でも「LX570が優れる」と認めます。
しかしながら一千数百万という価格で広く選択肢を設けた時にはどうでしょうか?
私が設けた選択肢だけでなく多数の車が挙げられると思いますが
このクラスになると車種ごとの個性、特長は明確なものが多いと思います。
LX570のような中途半端さはあまりないのではないでしょうか?
そう考えた時に私はX7かランクル200の選択肢に絞られました。
(最終的にランクルにしたのはまだ30代なのでX7は早いかなと思った次第です)
世の中には旧車、クラシックカー、スポーツカーなどに大金を使う人がいて
それぞれに理由がありますがLX570はどんな理由があるでしょうか?
歴史があるわけでもなく走行性能ではランクルと被る。
となるとやはりステータスでしょうか?しかし、同一価格帯なら他の選択肢もあるのでは?
この点が全くよく分かりません。
- レビュー対象車
- 試乗
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| 2018年1月20日 03:55 | ||
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