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『非常に完成度が高い』 トヨタ シエンタ 2015年モデル 戦略工学さんのレビュー・評価
シエンタ 2015年モデル
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シエンタの新車
新車価格: 168〜258 万円 2015年7月9日発売〜2022年8月販売終了
中古車価格: 55〜324 万円 (3,061物件) シエンタ 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > トヨタ > シエンタ 2015年モデル > ハイブリッド G (7人乗り)
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2015年11月15日 23:03 [875841-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
元々プリウスを始めとしたハイブリッド車(THS2)の運転フィーリングが好きではなく、マイカーとして敬遠していましたが、大きさが手頃であったこととスライドドアがあったことがきっかけで試乗してみたところ秀逸の出来、思わず購入しました。
【エクステリア】
嫌味のないラテン系とどこかの自動車サイトで拝見しましたが、まさにその通りだと思います。
【インテリア】
高級車ではないですが、必要十分な作り込みにより安っぽさは全く無いです。
【エンジン性能】
発進から加速する時など、非常にスピードの乗りが良いです。できの良いMT車並のダイレクト感があるように感じます。(モーターによる駆動力デリバリーがようやく内燃機関と肩を並べるに至ったように感じる。)
技術的に面白いのが、プリウス3代目あたりから比べても明らかに今回のシエンタのほうが駆動力の出し方がうまくなっているように感じます。カタログスペックには出てこない、インバーターやモーターの進化があるのかもしれません。(アクセルを踏んだ時のモータートルクの付いてくる感じがシエンタのほうが旧来THS2よりもよく感じる。最近のアクア辺りからそういった良い変化を感じます。)
ちなみに、Bモードで走行するとアクセル操作一つで減速G領域もある程度制御できるため、MT車が好きな人などは非常に運転しやすくなります。エンジンブレーキによる車速管理が好きな私は一時、Dモードを止めて、常にBモードで走行しようかと思っていましたが、トヨタ自動車広報部に聞いたところ燃費に悪影響があるとのことですのでDとBを使い分けることにしています。(後述)
【走行性能】
これがシエンタ購入に至ったもう一つの決め手でした、アルファードやボクシー辺りよりも車体ロールの管理が非常に良く出来ている。(ミニバンでありながら、コーナリング時に箱がグラっと倒れる感覚が非常に少ない。或いはコーナリング終了後に逆方向に揺り返しが来る感じが非常に抑えられており運転しやすい。)この特性がなければ私はシエンタを購入しませんでした。気になる方は是非試乗に行かれることをオススメします。
ちなみに、シエンタの車両特性のデメリットの一つとして、ホイールベースが長いため内輪差がけっこう大きくなります。
(感覚論で言うと、左後輪のタイヤがかなり内側を通る。また、駐車場から出る時、一旦まっすぐ出たほうが無難。)
運転に不慣れな方は巻き込み(特に左)に注意されたほうがよろしいかと思います。
また、ブレーキ(回生ブレーキ含む)については、昔のTHS2よりはだいぶ運転しやすくなりましたが、まだ違和感が残ります。違和感が強い場面として
(1)停車直前、フロントサスの沈み反発を抑えるためにブレーキを抜くと、抜き過ぎてしまう事が多い(非HV車より操作が難しい)
(2)下り坂のブレーキで、ブレーキペダルストローク一定操作で車速が増速するような場合、制動力が不足するように感じる場面がある
ただ、こういった挙動も旧プリウス3代目あたりではまだ(私の感覚では)違和感が強かったところ、アクア辺りから良くなってきたな〜、シエンタHVでは「これなら我慢出来る!」というレベルになってきました。プリウス4代目はさらにイイらしいという噂も・・・
【乗り心地】
このクラスでは非常に良いと感じます。ボデーの動きが非常にゆったり(いい意味で)としています。
乗り心地が良い要素として
(1)バネ上制振制御(ピッチング方向の動きをパワートレーンの駆動力制御で相殺する制御がシエンタに入っている)
(2)ホイールベースがこのクラスでは相当長いため、段差に対して動きが穏やかになる
と感じます。
【燃費】
通常時はリッター21km/h程度で推移しているようです。私の自動車の基準ではかなり良い燃費です。
ちなみにBモード走行時燃費が悪くなる件、トヨタ自動車広報部より下記の回答を得ました。
・BモードはアクセルOFF時の減速Gを強くするモードであり、主に下り坂などで走りやすくする用途での使用を想定。
・Bモードで減速Gを増やしている技術的要素は(1)エンジンをフリーラン状態(ニュートラル停止)にしないことによるメカニカルエンジンブレーキ(2)回生モーターの発電量を増加させることによる電気ブレーキ の2種だそうです。
・前者(1)フリーランを止めてしまうと燃費が悪くなる理由は、ブレーキで回生できるであろう運動エネルギーをエンジンで意図的に喪失させるから
・後者(2)回生量UPで燃費が悪くなる理由は、バッテリーが許容する以上に回生してしまう場合がBモードではあるそうで、その場合余った電力はバッテリーに入らず、捨ててしまうことになるそうです。
以上の理由により、常時Bモードで走行すると本来の燃費性能が出ないとのことですので、残念ですがBモードの常時使用を私は諦めました。
【価格】
ガソリン車に比べるとだいぶ高めです。燃費以上の価値(静かだとか、走行フィーリングの良さだとか)を加味できるならハイブリッドを買うべきと思います。私はそもそもハイブリッドの走行フィーリング・動力性能(特にモーター関連)が欲しかったのでCVTは検討しませんでした。
- 乗車人数
- 4人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- ファミリー
- 快適性
- エコ
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2015年10月
- 購入地域
- 愛知県
- 新車価格
- 232万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 15万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
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- 14.5万円
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- 走行距離
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