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フォルクスワーゲン パサート 2015年モデルレビュー・評価
パサート 2015年モデル
67
パサートの新車
新車価格: 329〜553 万円 2015年7月16日発売〜2023年7月販売終了
中古車価格: 130〜381 万円 (51物件) パサート 2015年モデルの中古車を見る

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選択中のモデル:パサート 2015年モデル 絞り込みを解除する
グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
TSI Comfortline | 2015年7月16日 | フルモデルチェンジ | 3人 | |
TSI Eleganceline | 2016年11月22日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
TSI Highline | 2015年7月16日 | フルモデルチェンジ | 5人 | |
TSI R-Line | 2020年5月1日 | マイナーチェンジ | 1人 | |
TSI R-Line | 2015年7月16日 | フルモデルチェンジ | 2人 |
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア![]() ![]() |
4.47 | 4.32 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
4.03 | 3.92 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.13 | 4.11 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.07 | 4.19 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
4.07 | 4.02 | -位 |
燃費![]() ![]() |
4.36 | 3.87 | -位 |
価格![]() ![]() |
4.02 | 3.85 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Comfortline
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2022年12月29日 22:02 [1663223-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
年乗ってのレビューです。中古での購入者向けになるかと思います。
コンフォートラインのディスカバリープロ付きのパッケージでライトはLEDです。
【エクステリア】
購入する前より、より好きになってます。
押し出しが強い車が増え続ける中、飽きがこないシンプルなデザインです。
選んで良かった。
【インテリア】
横1文字に広がるエアコンの吹き出し口と、そこから滑らかにつながる運転席・助手席ドアハンドルが
ワイド感とデザインのまとまりに寄与しています。またアナログ時計も残る前期モデルの方が、
インテリア的に良いと思っています。
また、各種灯火類の光り方・色もセンスがあって落ち着いています。
派手ではないが、チープでもなく、よい塩梅です。
トランクの積載量が多すぎます。どれだけ買い物しても乗らないことはないかと。
【エンジン性能】
エンジン1.4なんですと言いたくなります。税金も安くなるのいうことありません。
【走行性能】
出だしのアクセルワークに慣れれば問題ありません。若干のラグは気になりますが、
後述する燃費とトレードオフだと思えば許容範囲です。
【乗り心地】
直進性が高く、いつまでも高速道路を走っていたくなります。同乗者が許せば九州まで行きたいくらい。
ふわふわせず、それでいてゴツゴツもしていません。日本のタクシーも全てこれに置き換わってほしい。
運転席でしかないので、同乗者の乗り心地は分かりませんが、子供が酔いにくいので、いいのではないかと
思います。
【燃費】
高速では10後半km/Lでます。
街乗りは流石に10切りますね。
【価格】
コンフォートラインではありましたが、試乗車上がりの走行距離2000kmで
220万円でした。
【総評】
6年前はアテンザに傾きかけてました。好みの問題もあるとは思いますが
6年経った現在でも、デザインは陳腐化せず通用していると思います。
愛着もありますかね。。。
インテリアやトランクの積載量、直進性、税金が安いなど、本当によい車です。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI R-Line
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- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2022年7月19日 22:12 [1601624-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 2 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
正面からのスタイルがかっこいい。リヤのスタイルはちょっとかな?
【インテリア】
問題なし。
【エンジン性能】
トルクが凄く、狭い場所での車庫入れは切り返しはブレーキ操作に慎重さを要する。
【走行】
車幅や全長が長いので神経を使うところがある。
ブレーキペダルから足を離すだけでグイグイ加速して行く様な感じがする。
【乗り心地】
やや硬めだか、DCCがあるので問題なし。
【燃費】
市街地走行では燃費はカタログ値よりも大幅に悪い。
【価格】
やや高いかな?
【総評】
ゆったりした気持ちで運転を楽しめます。
参考になった5人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Comfortline
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2021年12月19日 08:02 [1530105-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
【エクステリア】
陰影が美しい「タングステンシルバー」を選択。
華美ではなく、質実剛健さを表現した大人なデザイン。
【インテリア】
他のVW車と共通する部品も多く、VW好きや、その操作に慣れた人ならすんなりと入れる。
ただVWの高級車であれば、ウインドウやミラー調整ボタンにもう少し装飾があってもよい。オーディオは純正ノーマルでも高音・低音を調整して良音になる。
【エンジン性能】
1.4TSIでも法定速度では十分。末永く乗りたいので、VW車のウイークポイントと言われるトランスミッションをいたわって、アクセルの急発進には気を使っている。
【走行性能】
国産の17インチエコタイヤだが、高速道路の安定性・安心感はさすがドイツ車と感じる。
【乗り心地】
タイヤサイズで変わるところだが、17インチで快適。
他の試乗レヴュー動画などではタイヤからのノイズや風切り音がよく話題になるが、これ以上の静粛性を求めるなら、逆に運転が怖くなる。
やはり自分がハンドル握るなら、適度なエンジン音・環境音は必要だと感じる。
【燃費】
昨今、高値が状況が続く中、公称より当然若干落ちる。しかしレギュラー・ディーゼル車には得られない価値があると感じるので、多少はそこは目をつぶる。
【価格】
セダンの不人気もあり、中古車が狙い目。今は安全装備も含めるとバーゲンセール。
【総評】
おもわず目を引く質実剛健なデザイン、ハンズフリー通話やオートクルーズコントロール、自動ブレーキシステム等の安全装備、ドイツ車のドアの分厚さ(ドアの閉め音の心地よさ)等から感じる安心感、高速道路も安定して走れる性能。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル
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2021年2月23日 11:30 [1424360-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
【エクステリア】自分が思っているより周りの評価が高いです。
【インテリア】文句なし。一つ贅沢言えばステアリングヒーター欲しいくらい。
【エンジン性能】性能ではないですが音はします。
【走行性能】不満は一切なし
【乗り心地】スタッドレスはインチダウンしてますがこれくらいでも十分
【燃費】平均20キロやはりガソリンより良いしランニングコストよし
【価格】装備を考えてドイツ御三家や国産のLよりはお得感ある。
【総評】不人気車種でマイナーの車種ですが作りはVWの高級車です。
参考になった10人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Eleganceline
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2019年7月27日 23:24 [1246168-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
角張ったデザインで、オーソドックスなセダンという感じです。ショートノーズでビッグキャビン。死角が少ない点も素晴らしいと思います。
【インテリア】
185cmの自分が運転ポジションを取り、その後席も余裕があります。このサイズのセダンとしては最大級の広さでしょう。しかもトランクも広大です!
シートも大ぶりで長距離も疲れにくいです。
インパネからダッシュボード周りのシンプルかつ高級感の漂うデザインも気に入っています。
【エンジン性能】
実用域のトルクが太く使いやすいです。7速GSDと相まって小気味の良い走りを可能としています。ただし高回転域は苦手で、エンジンブレーキも全然効きません。
【走行性能】
基本に忠実な、いかにもフォルクスワーゲンらしい真面目なセッティングです。発進時・ブレーキ時も常時フラット感を保ちます。
【乗り心地】
タイヤも55偏平なので、まずまず良好です。
重厚感と軽快感を両立し、とても静かです。
【燃費】
おとなしく乗ると街中12キロ、高速20キロを記録します。とても優秀だと思います。
東京・盛岡往復1100キロを無給油で走りました。
【価格】
車格や丁寧な造り込み、高級感ある外観からするとコストパフォーマンスは良いと言えます。
【総評】
地味ながら良いクルマです。前車がディーゼルでしたので、乗り換えた時はハイブリッド車かと思う程の静けさでした。
唯一の不満は全く使い物にならないナビゲーションくらいでしょうか。
もっと評価されても良い素晴らしいクルマだと感じています。
参考になった11人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Highline
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2018年3月11日 11:17 [1111350-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
フルモデルチェンジの外観に惚れ購入
2016年当時、今では普通になっているレーダークルーズや
衝突防止装置など安全装備がフル装備で備わっているのも魅力の一つでした。
【インテリア】
インテリアは少し地味ですが高級感はあります。
ナビはダメかな(グーグルマップと比較して)
今後スマホ連動が標準になればよいかと思います。
【エンジン性能】
エンジン性能は、皆さん2000回転以下では使えないと書いてますが
急発信、急加速しないような運転では問題ありません。
アイドリングストップは介入しすぎるので、普段街中ではオフにしてます。
ウインカー連動で切れればいいのですが。
高速は、かなり伸びます。1.4lですが以前の2.4lより早いです。
ちなみに数十年ぶりのターボですが
最近のターボ車は暖機運転が必要がないとのことに驚き
(もちろんすぐには回しませんが)
【走行性能】
とにかく車重が軽い(クラウンに比べ約200kg軽い)ので扱いやすいです。
ブレーキもよく効きます。
長く乗るうえでのタイヤやブレーキへの負荷が低いことが保証されます。
大きいですが見切りもよく小回りが利きます。高速でもかなり安定しています。
DSGは昔マニュアルに載っていた人であればかなり懐かしいフィーリングに
感じると思います。私は好きです。
【乗り心地】
国産に比べて少し硬いですが
気になりません。
家族曰く、後部座席は広くかなり快適だそうです。
【燃費】
通勤(片道10km渋滞あり) 12km/l 高速 18km/l
エコ運転で20km/lでました。
【価格】
ベンチマークに、クラウン、アウディA3,、ベンツCLA、プリウスと比べましたが
安全装備を含めるとコスパは1番
オイル交換も15000km毎に交換ということ関心しました。
【総評】
11年ぶりの買い替えでかなりテクノロジーの進化を感じました。
せっかくの新車で今後10年乗るのであれば
最新のテクノロジー搭載のものを買いたかったので満足です。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI R-Line
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2016年5月9日 07:11 [929111-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
《エクステリア》
顔→横の直線基調が幅広く車体を低く演出
サイド→こちらも触ったら切れちゃうじゃないとい思わせる鋭い出っ張りから出来る陰が車のシャープさを演出
リア→派手なテールではなく捻りのない感もありますが、Rラインに設定されているなんちゃってデュアルマフラーがボリューム感とスポーティー感を演出。一番きにいっています。
《インテリア》
室内は、スイッチ類すべてLED,視認性がいいです。
ドア内側のラインがヘッドライトと連動して点灯。優しい優雅な空間を演出しています。
メーター類も見やすく、メーターインフォメーション画面には、速度をデジタル表示に変えられ◎。
リアシートのアームレストは、ドリンクホルダーのみと以前乗っていた車から比べますと見劣りしますが、前車に乗っていた時は、殆ど使ってないので問題無し。
《エンジン性能》
アイドリングストップ。ギアをDにしたままでも自動的にパーキングブレーキが作動。アクセルオンでスムーズに発信します。
1.4Lエンジンは、非力かと思いきや車体の軽量化も有、問題無し。軽く踏んでストレス無くトップスピードに到達します。
《走行性能》
ブレーキの利きは、非常にいいです。流石アウトバーンで育ったメーカーです。但しハンドルのキレは今ひとつで、意外と小回りは、厳しい感じがしました。
ACCの機能は、素晴らしい。ミリ波レーダー+カメラ探知は、一般道でも車線を感知しハンドルを自動で調整してくれます。
ナビには、オービス通知の機能有。
《乗り心地》
シートは、硬すぎず柔らか過ぎずやっぱりドイツ車のシートは、良いです。腰痛持ちの私には最高。又クローズBOX内は冷気が、入るため飲み物を冷やすのに役立ちます。
全席のセンターアームレストは、高さ・前後の調整が出来るので自分のドライビングポジションに合わせる事が可能です。
前車エアサスを乗り継いできた為、若干硬いイメージですが、17インチならばそれも感じないと思います。遮音性は、抜群です。
《燃費》
街中14〜15km
《価格》
安くは、ありませんが、同等の安全性能、燃費等を考えると他にライバルはいない価格帯かと思います。
《総括》
1.安全性
2.居住性
3.燃費
4.多機能性
5.遮音性
等、個人的には、大型サルーンに乗っており
主に夫婦2人で乗る方
若い時みたいにスポーツカーに乗りたいけど車の乗り降り、快適性が損なわれるのはちょっと!という方には、おすすめの車かと思います。
参考になった25人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル
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2016年1月20日 10:16 [886667-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
いまパサートセダン以上にかっこいいと思える車は日本車、外車含めてありませんでした。
端正なデザインはとても気に入っています。
トレンドラインなので、シャークフィンアンテナはついていません。トヨタクラウンと並べてとめていますが、ルーフラインだけでも勝ってます。
インテリアは不満はありません。
木目とか合皮とかが嫌いなので、アルミパネル?の無機質な感じが気に入ってます。ごく一部ですが、ピアノブラックの部分が不満といえば不満です。
乗りあじは、まあまあです。クラウンと比べて不満は感じません。一点、出だしのトルクなさ加減は気になります。改善されるといいですね。
燃費は街乗りで15kmくらいでてます。全く不満はありません。
AppleCarPlayは使えます。iphoneつなぐとすぐナビ画面になるし他の操作も含めてストレスなく反応も速いです。ナビはマップアプリなので地図が味気ないですが、実用上はこれで十分です。これからどう発展していくかも楽しみです。
僕にとってのベストグレードは、「ナビなしコンフォートライン」だったのですが、在庫どころか「見たことがない」との事でトレンドラインにしました。
正直いうと、経年劣化という面でフォルクスワーゲンはトヨタ日産に及ばないと思っているので、こういうデザインの国産車が出てくる事を願っています。
最近は韓国車の方がかっこよく見えます。
以下、1ヶ月乗った再レビューです
乗り心地と走行性能について星ひとつ落としました
ミドルクラスセダンとしてふつうです
クラウンと比べると静粛性やしなやかさは劣ります
もちろん満足はしています
参考になった20人(再レビュー後:17人)
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2015年12月23日 15:09 [887291-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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パサートはフォルクスワーゲンの力作ともいえるアッパーミドルセダンである。ゴルフに次いでMQBと呼ぶ開発手法を採用した第二弾のモデルで、いろいろな意味で進化を見せている。
本来なら、メルセデス・ベンツがAクラスやBクラスなどによってコンパクトカーの市場で勢いを得ているのに対し、反攻ののろしを上げるのがパサートであるはずだった。残念ながらフォルクスワーゲンは、2015年にディーゼル問題でミソを付けてしまったため、メルセデス・ベンツに対する反攻どころか、パサートの本命であるディーゼル車の投入も当面は見送らざるを得ない状態になっている。当然ながら売れ行きも低迷している状態だ。
そんなパサートにはフォルクスワーゲングループジャパンが富津市のゴルフ場をベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗車はTSIハイラインだ。なおパサートヴァリアントについては別にレポートしているので参照されたい。
外観デザインはすっきりした印象を強めながらも、基本はフォルクスワーゲンらしいオーソドックスなセダンデザインとされている。ボディサイドに入った水平基調の明確なプレスラインが伸び伸びとした印象を与えている。インテリアも同様に機能性を追求したフォルクスワーゲンらしいデザインに加え、上級車のパサートらしい質感が付与されている。
ボディサイズは全幅を少し拡大し、全高を少し低くしたものの、全長は変わらず全体的にもほぼ同じサイズである。それでいながらホイールベースは80mmも延長されていて、これが居住性などに貢献する。全長を変えずにホイールベースを延長するのは、MQBの成果のひとつともいえるだろう。逆にボディサイズが1800mmを超えているのにさらに拡大されたのは、日本市場に対する配慮がなされていないことを意味している。
試乗車に搭載されるのは直列4気筒1.4LのTSI(直噴ターボ)仕様エンジンだ。従来のモデルにも同じ1.4L直噴ターボが搭載されていたが、今回のエンジンは新開発のエンジンで、動力性能は90kWから110kWへと大きく向上している。同様にトルクも200N・mから250N・mへと向上した。組み合わされるトランスミッションは7速DSGで、パドルシフトによる操作も可能だ。
新エンジンの動力性能は少し軽くなったボディに対して余裕十分の実力を持ち、市街地でも高速クルージングでも、何のストレスも感じさせることのない滑らかな走りを実現する。今回は高速でも一定以上の距離を走らせたが、乗り心地や静粛性のレベルも高く、満足度の高い走りが得られた。コンフォートラインを選べばタイヤサイズが17インチになるので、さらに乗り心地が良くなると思う。
高速クルージング中には燃費表示も常にJC08モード燃費の20.0km/Lを超える数字が表示されていて、燃費の良さも相当なレベルにあると感じられた。
装備や仕様も充実していて、安全装備もミリ波レーダー方式の自動ブレーキを採用するなど、最新の仕様が用意されている。快適装備も充実したものが用意されて414万円の価格は、絶対的には安くないが、納得できる水準にあるといえるだろう。
パサートは、乗っていてとても良いクルマであると感じられる一方で、華が感じられなかったのもまたひとつの特徴である。内外装の質感向上が図られているとはいえ、パサートを買いたい!! と強く感じさせるものに欠けている。このままでは、今回のパサートも“乗るといいクルマなんだけどねぇ”というだけで終わってしまうのではないか。
ディーゼル問題で“派手ではないがまじめな自動車メーカー”というフォルクスワーゲンの企業イメージ大きく毀損してしまった今、なおさらにパサートの売れ行きに不安を感じる。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Comfortline
2015年12月14日 23:43 [884734-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 2 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
コンフォートラインのセダンを半日お借りして試乗した感想です。ゴルフ6が以前のマイカーでした。日本車なら内装にかけるコストを運転支援システムにまわし、結果的に価格と内装の質感が釣り合わない、そんな感想を持ちました。B7時代のパサートと比べて価格も内装も見劣りするということではないので、あくまでも同価格帯の日本車と比較した観点です。
【エクステリア】
心躍るような外観です。直線が主体で、かつ、セクシーさも感じる素晴らしいデザイン。お尻は見劣りするのですが、ワーゲンだと思えば押しが強いテールは似合わない。これで良いと思いました。格納すると上を向くドアミラーも格好いい。駐車場に停めていると、通りすがりの家族が振り返りながらパサートを見ていました。知名度の低い車なので、「あれが排ガス問題で話題のワーゲンだよ」ということではなく、単純にデザインに惹かれていたのではと想像します。
【インテリア】
Cセグメントのゴルフと代わり映えしません。同じコンフォートラインで比べて約70万円の価格差は内装には使われていないようです。細かく見れば、簡易的なパワーシートの採用だとか機能面の差はあるのですが、ゴルフと同じクラスの車だと諦めるべき質感です。ゴルフを大きくして薄めたような、そんな印象でした。
センターコンソールの質感は、まさしくプラスチック。純正ナビとLEDヘッドランプのセットオプションを付けて400万円近い車とは思えません。コンフォートラインの場合、ドアの取っ手の内側もプラスチック。触ると手と心が冷えます。他に残念だった点をあげると、シートの角の処理、ドアを開けたときに見えるダッシュボードのわき腹、そのダッシュボードはメーターの上を軽く叩くと、ぶるぶると振動します。内装の各部を軽く押すと、隙間が出来るような組み付けはドイツ製らしくない。
内装ではないですが、ドア・ヒンジが小さくなって頼りなさげな印象。従来と同様に鍛造品なのですが細くなった。見えにくいところにコストをかけているところがドイツ車らしかったのになぁ。
ハイラインの展示車も見ましたが、日本車のような合成皮革の内張りはなく、縫い目も作り物。
【エンジン性能】
必要充分なのですが、7速DSGとの相性は良くないと感じました。プログラムの書き換えで改善されるのかもですが、今のままでは未完成だと思います。具体的には、回転数が落ちている状態からの加速の鈍さ。たとえば、前を走る車が左折のために減速した後に、前が空いたので再加速するようなケース。あまりにもじれったい。そして、上り坂での低速からの加速。エンジン音だけが響き、速度はあがらない。これらの場合は、アクセルを踏む前にパドルでシフトダウンするなどのドライバーの小技が必要なのかもですね。
おそらく、最大トルクが2000回転弱から発生し、それ以下の回転数では極端にトルクが小さいのだと思います。その状態では、直噴ターボではない普通の1.4リッターのエンジンの実力なのではないでしょうか。
一方で、回転数を5千回転くらいに上げれば、後ろのほうから、小さいながらも気持ちのよい排気音を聞く事ができます。上品で良い音です。
【走行性能】
前方の道路が空いたので、加速しながら車線変更をしてみました。軽いロールとフロントが僅かに浮く感触を予想していたのですが、感覚的には完全な水平を保ち、予想外の乗り味でした。まるで、路面から1センチ浮き上がって走っているような、不思議な感触です。実に品が良い。
しかし、カーブでは、ゴルフで感じられるような路面に吸い付く感触はありませんでした。ちゃんと曲がるけど、四輪ではなく前輪だけで曲がっていくような。少々、楽しさに欠ける乗り味です。
【乗り心地】
良いです。坂道のスピード警告用の横線を乗り越えるのが苦になりません。警告の意味がないかも。(笑)
【総評】
内装ではなく運転支援システムに価値を見出すなら買いなんでしょうね。でも、まだ未完成なのではないかなぁ。横をバイクが走り過ぎていく際に、ドアミラーの警告等が点灯しませんでしたし、街中でのインテリジェント・クルコンは、突然に前車が車線変更した際など、ちょっと怖いケースもありました。前方が赤信号の時でした。全車速対応と言っても、あくまでも高速道路用なんですよね。運転支援機能は、信頼できないなら使えないと個人的には考えます。不安を感じながら頼る?運転支援ではなく、万一の保険と考えればよいのか。そして、DSG。低トルクの低回転域での対応策を組み込んで欲しい。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Highline
2015年9月17日 11:10 [858909-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
ゴルフよりも高級車っぽくワイド&ローなエクステリアがカッコイイです。
ドアハンドルに重なるサイドのプレスラインが質の高さを感じさせます。
【インテリア】
VW定番の質感が高く機能的なインテリアは好感が持てます。
【エンジン性能】
1.4Lのダウンサイジングターボは想像以上にパワフルです。
自分の車が1.2Lのダウンサイジングターボなのでその感覚でアクセルを踏み込んだら背中を蹴飛ばすようなトルクが発生してちょっとビックリしました。高速での合流や追い越し等の場面では素晴らしい性能を発揮しそうです。
【走行性能】
街中での試乗でしたので、直進安定性とかはよく分かりませんでしたが、静粛性が高く、足回りもしっかりしていた印象です。
斜め後ろの死角に車がある際に、サイドミラーの内側のランプでそれを知らせてくれるので、車線変更時に目視の必要が無いくらいです。
この装備は自分の車にも欲しいと思いました。
【乗り心地】
試乗中に渋滞になり、ストップ&ゴーを繰り返す場面でDSGのギクシャク感がありました。
ACCを使えばギクシャク感は無いかもしれませんが、同乗した営業さんがACCの設定方法が分からず試す事が出来ませんでした。
車幅が1830mmありますが、それを感じさせない取り回し易さがありました。
【燃費】
試乗なので評価できませんでした。
【価格】
下位グレードでも安全装備が標準で付いていて価格的にも攻めていると思います。
【総評】
先代と比較すると洗練されたエクステリアと先進安全装備が売りでしょうか。
性能と装備と価格のバランスが良く大変良い買い物になると思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI R-Line
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2015年7月28日 03:16 [845440-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
直線を基調としたマスクはRラインではさらに際立つ。 |
全長4785×全幅1830×全高1470mmの堂々たるボディサイズ。 |
ヒップラインもスタイリッシュでクリーンな印象。 |
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試乗車には19インチホイールが装備されていた。 |
水平基調のインテリア。シートにはRの刺繍が入る。 |
大きなノーズがヒラリと向きを変えてくれる。 |
前回のレビューでは、パサート ヴァリアントハイラインを記しましたが、今回はパサートの中では最上級グレードとなる「パサートRライン」をメーカー主催の試乗会にて、高速道路を中心に試乗を敢行してきました。
フォルクスワーゲンの次世代プラットフォーム「MQB」についての説明は今回割愛し、実車そのものについて述べたいと思います。
初対面の「パサートRライン」は、水平ラインを特徴としたフロントグリルがプレミアム感を演出しており、「Rライン」ではフロント・リアバンパー、サイドスカートなど専用品で纏い、よりスポーティ感を醸し出しています。価格は460万9800円。この存在感には、もっと高いクルマに見えることでしょう。
インテリアは、水平基調のデザインにアルミニウムデコラティブパネル、ドアシルプレートが装飾され、硬派な印象。「Rライン専用」では他に、小径のレザー3本ステアリング、Rのステッチ入り専用スポーツシートなど多岐に渡ります。メーターデザインは全車共通で独VDO社製。260km/hまで刻まれています。
スタート/ストップボタンを押しエンジンを始動させると、想像していたより、威勢のよいサウンドがキャビンに届きます。
走り出しはいたって滑らか。街中でもトルクフルで、アクセルに軽く足を乗せているだけで十分な加速が得られます。先代でも「1.4リッターでここまで走るのか、」と驚いたものですが、28psの出力向上は顕著で、どこから踏んでも、俊敏に速度を上げてくれます。
直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボエンジンに7速DSGを組み合わせ、最高出力150PS/5000-6000rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpmを発生するエンジンは、高速道路に乗っても十分速く、アクセルを踏み込むと、なかなかの快音と共に、力強く加速していき、気がつけば日本離れした速度域まで極めてフラットな姿勢を保ちながら、誘います。
先代の122psでは、ここぞ!という時に思ったような加速が得られずアクセルを底まで踏みつけるようなシーンもありましたが、新型パサートにはそのようなことは皆無でした。
また、低負荷時などには、頻繁に2気筒運転に切り替わりますが、一体いつ切り替わったのかわからないほどで、計器類の中に表示されるインジケーターをみて始めて現在の燃焼状態を確認するほど滑らかです。アクセルを踏み、4気筒運転に回復した際ももたつきなどもなく、スムーズ。このあたりは、大きく進化していると感じました。
今まで地味な存在のパサートでしたが、この8代目からは違います。押しの強いフロントマスク、エッジの効いたボディライン、先進の安全装備・・・・。そして、JC08モード燃費は全車20.4km/Lという経済性。
ミディアムセダンをご検討している方、国産ハイブリッドも素晴らしいですが、元祖ダウンサイジング化に成功した同車も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Highline
2015年7月25日 20:53 [844804-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 3 |
試乗という事にはなりますがディーラーさんから丸一週間お借りし500?ほど走行した感想です。
【エクステリア】
とにかくカッコいい。ギラッとはしているけど下品ではない。これだけでも買う価値はあると思います。離れて斜めからの眺めが前も後ろも良い。つい見いってしまう美しさです。
【インテリア】
乗りだし400万越える値段の割には普通すぎるかなとは思います。フォルクスワーゲンブランドだから機能性重視なんだなと思えば納得はいきます。シートを最大まで下げてもアイポイントが高いのは個人的には大きなマイナスでした。ただ後から少しだけ乗らせてもらったコンフォートラインは下げるのは手動ですがもうあと2?ほど下がったのであれなら良いかなと思います。見きりが良く非常に運転がしやすい。何もストレスなく違和感もなしにすぐ乗れてしまうのは何気にすごい。
【エンジン性能】
極低速だとまだDSGのギクシャクは若干ありますね。流れに乗れば非常にスムーズで静かで快適。TSIエンジンはやはり素晴らしい。上り坂ではゴルフより重い上1.4Lなので余裕綽々とはいきませんがストレスは皆無です。
【走行性能】
走り味はゴルフ的な感じですが重さがあるぶん重厚で紛れもなく高級車な感じです。足は固くもなく柔らかくもなく絶妙。どの場面でも不満は感じないと思います。ハンドルはゴルフよりも重めで個人的には好み。
【乗り心地】
これで不満を感じるようでは車には乗れないと思うくらい快適。うちの先代Cクラスより乗り心地は間違いなく良いです。ほとんどの衝撃はボディの下で収まってる感じ。静粛性と乗り心地は400万以下ではおそらく最高。
【燃費】
試乗期間ではリッター17?あたりをいったりきたり。20?を越えることもしばしばあったので良いほうかと思います。
【価格】
安全面を考えればすごく安いとは思いますが実質買う人はコンフォートライン以上のグレードでLEDにナビは付けるとしてトータル450万あたりにはなると思います。ここまでくると3シリーズやCクラスにも手が届きますのでどこに価値をみるかでかわりますね。トレンドラインでも満足できるのであればお買得だと思います。
【総評】
素晴らしく良くできた車でフォルクスワーゲンが本気で力を入れて作ったのが伝わります。乗り心地が良く静粛性も非常に高いのですが他のプレミアDセグと比べれば楽しさでいえばあと一歩なのかなとは思います。ただそれぐらいしか欠点が見つけられないほど完璧に近い車だとは思います。来年出ると噂されるディーゼル仕様が出れば購入を検討しようと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Highline
2015年7月22日 18:55 [843928-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
スッキリきれいで、
八方美人なエクステリア。
クセの無さが特徴。
【インテリア】
これまたクセの無い、
嫌われない内装。
【エンジン性能】
本当に1.4か⁉︎と疑ってしまう。
3リッターV6と互角以上だ。
【走行性能】
なかなか素晴らしい。
ステアリングも軽すぎず、
運転しやすい。
【乗り心地】
足回りもなかなか優秀で、
軽快な走りと相まって、
長距離移動も楽々でしょう。
【燃費】
リッター20kmだって。
走りもなかなか良いし、
ダウンサイジングターボを選ばない理由が
こうなると見つけにくい。
【価格】
納得感の高い価格設定。
【総評】
時代は変わったんだな、
と思わずにいられない。
ディーゼルとダウンサイジングターボが
これからは主流だ。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった7人
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > パサート 2015年モデル > TSI Highline
2015年7月21日 01:39 [843525-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 2 |
パサートセダン・ハイラインを、市街地、山道、高速(山岳地帯)を計100km程度、試乗しました。
高速道路(100+α)での燃費は、ほぼACCを使い、登坂車線で少し頑張ったのを含めて、17.7km/Lでした。おそらく高速だけならこの燃費以上になると思います。
【エクステリア】好き嫌いはあると思いますが、クリーンでスッキリしていると思います。
【インテリア】同程度の金額の国産車よりおしゃれな感じですが、建て付け等の精度がよいか?と言われれば、国産車と同程度で、見せ方を工夫しているぐらいです。シート等は180cm程度の中肉中背体型でちょうど良い感じです(少なくとも身長が150cm台の女性では大きく感じる)。後席も前席を180cmで合わせて、後席に180cmが乗っても狭く感じないため、必要十分だろうと思います。
ハンドルやペダルの位置関係も、ゴルフではハンドルが左に寄っていますが、パサートはほぼ正中にあるため、体をよじった感じにならなくて良いです。ただ、右足は若干窮屈です。
トランクは容量が大きいですが、意外に開口部があまり大きくないため、大きなもの(折りたたみ自転車等)を積む際には気を使いますので、使用スタイルに応じて要確認です!
【エンジン性能】エンジンに何を求めるかですが、必要な出力を必要な程度出すという点ではよいと思います。エンジン音とか排気音とかの官能性はありませんが、実用十分なパワープラントです。登坂車線のある高速道路(4%登り勾配)でも、追い抜きをかけて120程度までなら、変なうなり音を出さずに加速できます(国産車は平坦路巡航は静かでも加速時に音が大きめになる車も多い)。なお、2気筒と4気筒の切り替えは表示を見なければ、ほとんど分かりません(気にしなければまず気付かないと思う)。
【ミッション】DSGは発進時も含めてスムーズで、通常のトルコンATと遜色ないところまで来ています。ただ、アイドリングストップに関しては、ブレーキホールドをしていると、発進しようと思ってアクセルを踏んだ際に、エンジン始動と同時にブレーキホールド解除となり、唐突にトンという感じで発進するため、スムーズさに欠けます(ブレーキホールドをしていないと、フットブレーキを緩めるとエンジン始動、その後アクセルを踏んで発進という感じで違和感はほぼありませんので、0.1〜0.3秒程度のタイミングの問題)。
【走行性能】サスペンションの伸び側が固めのため、走行時に段差や橋のつなぎ目や、高速道路でもうねりで揺さぶられます。本国でどの程度の速度での巡航をターゲットとした味付けなのか分かりませんが、エンジン性能から考えると140km/h程度でないかと想像すると、もう少し伸び側をスムーズ(柔らかめ)にしてもよいのではと思います。
カーブに関しては山道や高速のインターから料金所までの下りカーブなどでは、基本的に弱アンダーでどちらかというと鷹揚な印象で、目くじら立てて走らせるのを目標としていない、実用車として穏やかで良いハンドリングです。また、高速道路でも穏和な性格です。ただ、こういったハンドリングであれば、少なくとも日本の法定速度100+αで考えた場合、もう少しスムーズな味付けもできると思います。
【乗り心地】車内音は、100を超えても急激に車内音が増えないものの、それまでの音は国産同価格セダンと比べても大きめ。路面がざらついた高速道路では、フロアコンソールやドア内張あたりからミシミシキシキシと盛大な音が発生(ざらついた路面の間、ずっと)。ランフラットタイヤが悪い影響をしている可能性や、車の個体差の可能性があるものの、このあたりは要注意!
走行性能にも関係するが、この程度の走安性であれば、市街地ではもう少しスムーズな乗り味でも良いように思います。
【装備】レーンキープアシスト、ACCは、高速ではほぼ十分だろうと思います。基本的に手を添えて運転しますが、細かい進路修正は機械に任せて、人間は監視業務的な役割をするという感じで、かなり省力運転ができます。
トラフィックアシストについては、進路修正はあまり体感しにくいですが、全車速追従については、機械の特性を掴めば自動でストップすることを任せることができます。自動でストップした後に、クリープで進み始める車(日産の全車種、スバルの低価格車?)も多いですが、プログラミングの方向性としては、ストップしたらストップしたままを保持してくれない意味が理解できませんので、パサートのようにストップを保持してくれるのは便利ですし、止まった後は人間の指示がない限り止まり続けるという安全の方向に振った姿勢として良いと思います。
【総評】全体として、高速道路の長距離を疲れにくく走れる実用車の位置づけで、峠などを目くじらを立てて走る車ではないと思います。
峠を早いペースで走る時に気持ちの良い車はそれ以外の時には疲れやすいため、何を求めるかによると思います。
ただ、走安性に関して言えば、この程度の走安性であれば、同程度の疲れにくさを持った国産車もいくつかあり、ハイラインの車体本体価格で言えば、国産の同価格帯でもそれなりのセダンがあり、パサートのコストパフォーマンスが良いとは言えないです。
メーカーによって色々なこだわりがありますので、もろてを挙げてパサート(ハイライン)はすばらしいと言いにくいですが、走安性のこだわりではなく、欲しい装備とかに興味があれば買いなのかと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
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- 年式
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- 走行距離
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- 支払総額
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- 車両価格
- 145.0万円
- 諸費用
- 18.0万円
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パサート TSIエレガンス 純正ナビ ETC2.0 リアカメラ 歩行者検知エマージェンシーブレーキ レーンチェンジアシスト 後方支援機 追従機能 LEDライト 認定中古車ン
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