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ホンダ ステップワゴン スパーダ 2015年モデル HYBRID G Honda SENSING(2017年9月29日発売)レビュー・評価
ステップワゴン スパーダ 2015年モデル HYBRID G Honda SENSING
1135
ステップワゴン スパーダの新車
新車価格: 341 万円 2017年9月29日発売 (新車販売終了)
※ランキング順位と満足度・レビューは2015年モデルの情報です
モデルの絞り込みモデルまたはグレードの指定がないレビューを見る場合、それぞれの絞り込みを解除してください。
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| エクステリア |
4.24 | 4.32 | -位 |
| インテリア |
4.25 | 3.92 | -位 |
| エンジン性能 |
4.73 | 4.11 | -位 |
| 走行性能 |
4.68 | 4.19 | -位 |
| 乗り心地 |
4.46 | 4.02 | -位 |
| 燃費 |
3.97 | 3.87 | -位 |
| 価格 |
3.83 | 3.85 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
自動車(本体) > ホンダ > ステップワゴン スパーダ 2015年モデル > HYBRID G Honda SENSING
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2019年3月5日 12:49 [1087941-3]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 3 |
購入から1年以上がたちました。購入当初の不満は、Dモードでの加速時エンジンの騒がしさと、車内空間の低周波音圧迫。それ以外は程々に良く、概ね満足といったところでした。
1年も経つといろいろと見えてくるところもあり、レビューとして残しておこうと思います。Mサイズミニバンはトヨタ・日産の競合がありますが、クルマ好きであれば、試乗すると乗り味の点でステップワゴン1択でしょう。その上でガソリンかi-MMDか、という悩みになるかと。
【トライブトレイン】
街乗りでは常時Sモードで走行しています。速く走らなくともSモード固定。それが上質な走りを提供してくれています。
Dモードの場合、加速時の騒がしさがせっかくのモーター加速の上質さを削いでいました。端的に言えば、運転していて「遅いエンジン」のクルマ。モーター加速なので語弊はありますが、ひどいラバーバンドフィーリング。回転数の上昇に加速がついてこないということです。しかもエンジン音は色気無し。
ところが、常時Sモードにするとエンジン回転が抑えられていい加速フィーリングになります。バッテリーが満充電近くをキープしやすく、加速時にはエンジンとバッテリーの両者からモーターへの電流供給、あるいはエンジンからモーターのみへの電流供給となるため、Dモードで有りがちな「バッテリー充電しながらモーターへの供給も頑張る」場合よりもエンジン回転数が抑えられます。言葉だとわかりにくいですが、所有者であればしばらくS固定で乗り回すと解るかと思います。
S固定にしておくと、流れをリードする程度の加速域(パワーインジケーターで5−6目盛り程度)が向いていて、騒がしくならずに心地よいモーター加速が得られます。流れに乗る程度でもDモードより上質です。
Sモードはアクセル反応がDよりクイックです。でも多少クイックなだけでドライバビリティは十分に担保されます。クルマ好きであれば、Sモードにしても何ら問題なくジェントルな運転作法が(慣れのレベルで)すぐに身につくかと。ただし回生が強いゆえ、スムーズな運転のためには回生を弱めてやることが必要で、減速でもアクセル調節することが求められます。そこは自分自身では面白いと思ってやっていますが、イヤな人はイヤかもしれません。またアクセルをスイッチ的オンオフしがちな方は、乱暴加速とギクシャクな運転になることでしょう。
S固定の場合の燃費は市街地でDモードより1km/L減〜同等です。高速や郊外路を淡々を走る場合では、Sモードの回生キャパが小さいのでDモードが適しています。それから、S固定でもパワーインジケーターの1−2目盛り加速程度の巡航状態ではDライクなマネージメントになるようです。
i-MMDの世代が進んで電池容量が増えていけば、いずれDモードでも同様に静かで上質な走りになりそうですね。
高速道路では、100km/h制限の場合で95km/h程度のスピードです。追い越しの時は、やんわりと加速しているのにパワーを絞り出す感じで余裕がありません。燃費も悪いです。前車のディーゼルと比べるのが間違っているかもしれませんが、ステハイは高速道路で気を遣うことが多くて毎度イヤになります。それでも接地感や操作性が良いので、他のミニバンよりマシだと思いますが。
【乗り心地や静粛性など】
他のMクラスミニバンとは一線を画すフラットな乗り味。そして運転感覚の掴みやすさ。これだけでも選ぶ価値はあると思います。乗り心地はパフォーマンスダンパーよりタイヤへの依存が大きいと思います。以下に書いたようにネガティブな点も多いものの、この乗り味は傑出しています。
残念なことの一つ目は箱鳴りです。タイヤが路面を撫でたときの振動がボディに響きます。箱鳴りはフロア遮音材ではどうにもならないです。ザラついた路面のゴーや凹凸通過の音のうるささはそのせいです。雪道では除雪車のタイヤ跡を走ることが多いですが、ひどい箱鳴りが続いて不快になります。ノアボクやセレナのようなゴムに浮かせたようなユルユルにすれば共鳴から外れてマシになるでしょうが、そんなのには乗りたくはないですよね。
全般的な静粛性もそれほど良くはナシです。スタッドレスにするとわかります。
残念なことの二つ目はシート。カラダをどんと預けられない。1時間程度の乗車でもムズムズしてきます。欧州車からステハイに乗り換えた際に「イマドキのクルマならどれも大差ないだろう」と自らに言い聞かせていましたが残念ながら。。。またドライビングポジションも調整幅が狭く、決まらない。特にステアリングテレスコとシート座面がNG。長距離を乗りたくなくなった理由のひとつがこのシート。ただし街乗り用と割り切れば全く問題ないレベルではあります。
【運転補助デバイス】
まだまだ過渡期なんでしょうね。追尾式クルコンは制御が唐突。しかし渋滞時の停止を含む低速追尾はさすがに楽ちんで頼りになります。
レーンキープアシストは信頼性低め。レーンキープのアルゴリズムは、当然車体両側のラインを検知しながら両ライン中央をキープさせるのだと思っていましたが、注意深く運転してみるとそうではなく、外輪側ラインのみから一定の距離を保つように制御されており、内輪側ラインは制御には用いていないことがわかりました。
すると、たとえ真っ直ぐな直線道路であっても、右に左にジグザグに走らされてしまったり、車線幅の狭い対面通行区間の右カーブでは中央に寄りすぎてしまうといった事象が生じます。当初は対面通行区間で使えると有り難い!と期待していたものの、使ってみると中央ポールには激突しないまでも、ポールすぐ横のリブ付ラインを右輪が踏んでしまうことが何度かあり、怖くて使えなくなってしまいました。
【まとめ】
街乗り用としてはベストの選択に近いです。これにして良かったと思います。ただしi-MMDも支援デバイスも過渡期だなあと強く感じます。数世代後にはすごく良いクルマになっている可能性大です。
遠乗りには別のクルマが欲しいところ。現に我が家は増車を検討中です。
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自動車(本体) > ホンダ > ステップワゴン スパーダ 2015年モデル > HYBRID G Honda SENSING
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2018年10月3日 16:10 [1163163-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 2 |
【エクステリア】
特にこれと言ったデザインはありませんし、ちょっと他社の顔つきに似せてしまった感もありますので、個人的に気に入れば良いののではないでしょうか?
(嫁の反応は、ちょっと若者向きの顔付きだね〜とのこと)
【インテリア】
内装は、今どきの車同様にプラスチック一面のちょっ寂しいインテリアです。
天井が白っぽいので、小さな子供がいる家庭だと、ミルクやら、お茶やら飛び散った跡が残ります(実証済)
Aftermarketリヤモニターを付ける方も多いともいますが、全く色合いが合いませのでご注意ください(純正ははその点合っていますね)
特に私のようなT社からの乗り換えだと、普通にあった装備が無いのが慣れるまで気になります(よく指摘されている、助手席・リヤ席のウィンドウオート開閉機能・スライドドアーの一旦停止・オートライト・りやドアポチガー等々・・・)
この辺りは、再マイナーチェンジ時に追加して欲しいですね)
【エンジン性能】
これは、好き嫌いの好みがでますね!特にHONDAエンジンフィーリングを楽しんでいた方には、i-mmd制御はちょっと?な感じがするのではないでしょうか?
意図せず動き出すエンジン、アイドリングが殆どない停止、Sモードの唐突過ぎる加速(日常使用する機会はほぼ有りませんね)
けれども、通常使用するには、動力性能に全く不満はありませんが・・・
個人的には、1.8Lマイルドターボチャージャーのエンジンに乗ってみたいです!
【走行性能】
2000ccプラスモーターなので、必要十分だと思います。
よくカーブの走行時にふらつき感が少ないとメディアは書いてありますが、そもそも車高が1.9mもある車体が、オンザレール感覚で曲がれるはずもありません・・・安全運転第一です。
峠の下りの走行で、やはりエンジンブレーキがあまり聞かず、フットブレーキにオーバーヒート気配が見受けられます。
この辺は、ドライバーが気を付けなければならない所だと思いました。
【乗り心地】
やはり、固いですね!
路面のつぎはぎ、凹凸を乗り越えるときの収束性は良くありません。こちらはT社・N社に軍配があがりますね。
【燃費】
わたしの運転の仕方が悪いのですが、街乗り15km、高速道路を含む長距離で18.5kmと、カタログ値の15%落ち・・・と思ったほど良くはありませんでした。
(これでもかなり燃費走行に徹しております)
参考に、前車H21年式ライバルミニバンVですが、リッター11.4km(生涯燃費)長距離は17近く走ってくれました!!
ちなみに東京25キロ圏内在住です・・・
【価格】
これは高いの一言です
【総評】
総じて辛口評価となってしまいましたが、実際自分で現金を支払って、半年間毎日運転して来た率直な感想です。
今後のHONDA社の発展を期待して辛口コメントを書きました。
F1もそうですが、ライバルに少し遅れを取っているので、是非NO.1目指して頑張ってほしいですね♪
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自動車(本体) > ホンダ > ステップワゴン スパーダ 2015年モデル > HYBRID G Honda SENSING
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2018年6月8日 19:15 [1133769-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 2 |
三菱、日産、トヨタと乗り継ぎ、今回初めてのホンダ車購入です。
奥さんが主に運転する車なので、安全装置性能を最優先に選びました。
「クルマでいこう!」 での岡崎五郎さんの評価も参考にしました。
いちばん興味のあったACC機能と車線逸脱防止機能についてご報告します。
結論から言うと
?ACC機能はしっかり働きます。
?車線逸脱防止機能もちゃんと働きます。
藤島知子さんが「クルマでいこう!」 のフリードの回かな、で指摘していたようにホンダセンシングは設定操作が少しわかりづらいです。
その高機能ゆえ、ナビのように直感的にという訳には行きませんので、解説サイトなどでの事前勉強が私には必要でした。
ですが、いったん使いこなせるようになれば、これほど快適な機能はありません。
?ACC機能に関してですが、ノンハイブリッドは30キロ以下でオフになりますが、ハイブリッドは0キロでも使えます。
高速だけでなく市街地走行でも機能し、前車が停まると、自動でゆるやかに減速しながら止まります。
最スタートはセットボタンを押すかアクセルを少し踏めば設定速度、あるいは前の車に追いつくまで自動で加速します。
前車が車線を変えたりしてロストすると、次の車にロックオンし追従します。はじめて経験すると思わず「オー!」となります。
車間距離は4段階から選べます。
?車線逸脱防止機能に関してですが、これは65キロ以下では使えませんのでほぼ高速道路がメインの使用場所です。
作動中にハンドルに手を触れていないと警告表示が現れ、ぶるぶる震えて怒られます。
カーブでもきれいにセンターラインの中央をトレースしてくれるので、長距離の高速運転には大変便利です。
ハンドルが勝手に動く感覚はたいへん斬新で、ナイトライダーの世界です。
設定操作のポイントは、2つだけ。
・エンジンをかけたらハンドル右側のメインスイッチ、次いでその下の車線を意味するハの字マークスイッチを入れ、任意の速度でセットボタンを押す。
・メーター左上のハの字車線マーク表示で、??それぞれの機能が作動しているかどうかを確認しながら走る。
(超簡単にいうと、ハの字車線マークが点線から白い実線になると車線逸脱防止機能オンの意味、追従機能がオンになると、同じハの字車線マーク中央に車の絵が現れます。)
現在国交省は認めていませんが、将来、赤信号で自動停止、青で自動発進できれば、自動運転の時代がまた1歩近づきます。
現状でも道路標識を読めるくらいだから、信号も簡単に識別できるでしょう。
不満なポイントは、後側に誤発進センサーが付いていないこと。
自動車庫入れ機能がイマイチ拍子抜けなこと。
3列目シートが薄くて狭くておとなの3人乗りだと拷問状態になること。
出来れば付けてほしい機能として、車線変更時に死角に車がいたら警告してくれるドアミラーセンサー。
あとこれは販売店の問題ですが、ナビ関係は最高のをフルで付けて下さいと言ったのに、ドラレコとETCがナビ連動してなかったこと。詳細を言わないこちらもアバウトだけど、せめて確認してほしかった。
良かったポイントは、わくわくゲート、高速走行でエンジン直結に切り替わるパワートレーン、運転席からの視認性・落ち着いた雰囲気の機器レイアウト、見やすい10インチナビ、しっかりしたフットレスト、電磁パーキングスイッチ(アクセルで自動解除される際、若干ノッキングのようになるけど機能自体は便利)、全体のデザインの完成度が高いこと、自動照明(オンにしておけば日中走行で目の淵が白く光ってかっこいい、そのままエンジンを切って大丈夫)、低重心、前重心の安定性(バッテリーが1列目の足元にあるのでカーブでも安定走行)、後部トランク部分の床ぽっかり空間(余計なバッテリーとかがここにないので、3列目シートをさほど前に出さなくてもトランクを縦に積んだりできる)、3列目シートの床下収納(女性でも片手で床下にダイブインできるし、左側だけ畳めば後ろから乗車でき子供たちが大喜び)
【総評】
プリウスを購入した際は「アトムの時代に間に合いました」でしたが、スパーダの感動はどういうキャッチコピーで表現したらいいのでしょう。皆さんおっしゃるように、値段は高いけどそれだけの価値はある、そう感じた1台でした。
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自動車(本体) > ホンダ > ステップワゴン スパーダ 2015年モデル > HYBRID G Honda SENSING
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2018年4月14日 20:38 [1120239-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 5 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 2 |
【エクステリア】嫌いではないですが、正直RKの方が好みでした。MCによりスクエアなマスクに戻り、前車8年半乗ってきたこともあり買い替えを決意しました。
【インテリア】メーターはスッキリしました。これも、個人的にアナログメーターが好きなのですが、T社はちょっと・・なのでこれは妥協です。それとシート厚が薄くなりファブリックの質も落ちたなぁと感じてます。特に3列目は明らかに補助席扱いとなり、不満一杯です。
【エンジン性能】これに関しては、好みでしょうが、パドルシフトを頻用していた事もありフィーリングはガソリンモデルの方が好印象でしたが・・主に乗る嫁さんの意見に押され、HVとなりました。
ただパワーは圧巻です。気がつけばスピード出てます。
まだ慣らし中なので、踏み込んだ事はありませんが、十分余力を感じます。
【乗り心地】随分大人のクルマになった感があります。荒れた舗装路などは顕著にRKからの進化を感じます。
特に後席は家族の評判も上々です。ただこのファブリック滑りやすいです。
【燃費】約400キロ走行、半分は納車からecon入れ忘れていました。ですが、街乗り・通勤のみの使用で19.4l/km!?天気が良くエアコン未使用でしたが、驚きです。(RKの倍走るー!)
【価格】正直高いですよね。値引きも渋い。ただ国産車は総じてこの傾向にあるので、仕方ないと思ってます。
【安全性能】ホンダセンシングあっぱれです。ACCは慣れると郊外でも威力を発揮しそうです。
まだ不安で常にブレーキに足を置いてます。
LEAKSは、一般道では使えませんね。よく見失って点線表示になります。高速だと安心して使えると思います。
【総評】RK5のデキが非常によかったので、買い替えは悩みましたが(子供たちの成長と共に歩んだ8年半という思い入れもあり・・)下取り額で頑張ってもらい、また増税も控えていることを考えると、良い時期と判断しました。
多くの進化が感じ取れる一方で残念な点もチラホラありますが、買い替えはよかったと思います。
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自動車(本体) > ホンダ > ステップワゴン スパーダ 2015年モデル > HYBRID G Honda SENSING
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2018年1月31日 23:20 [1100833-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
2017年9月に“待望”とも言えるハイブリッドモデルを搭載したホンダ・ステップワゴン。その出来は予想通りでありながら予想以上の仕上がりでした。
ステップワゴンは初代が1996年5月に発売され、現在のモデルは5代目になります。ホンダの国内における中核モデルであり、現在のミニバンブームを火付け役の1台でもあるわけですが、ここ数年はかつてのような勢いにやや陰りが見えてきました。
理由としては過去、ステップワゴンに乗っていたファミリーのうち、子供が成長することで親と一緒に乗る機会が減ってしまったこともありますが、やはりハイブリッド車の台頭が大きな理由のひとつです。
現在のミドルクラスミニバンの約45%がハイブリッド、そのほとんどがライバルであるトヨタ・ノア/ヴォクシー/エスクヮイアで構成されています。
現在のステップワゴンは登場時に1.5Lのダウンサイジングターボのみの設定でしたが、やはり市場の要望はハイブリッド車です。遅れながらもやっとステップワゴンにも設定されたわけです。
搭載するパワートレーンはすでにアコード/オデッセイなどにも採用されている2モーターによる「SPORT HYBRID i-MMD」です。2Lのガソリンエンジンの主な役目は発電ですが、「e-POWER」を搭載する日産ノートのようなモーター駆動ではなく、クルージング時などはガソリンエンジンで走るシーンもあります。
方式はともかく、このシステムは実燃費が高いのが魅力です。過去アコードに乗った際も約500km走行して20.0km/Lという好結果でした。前述したようにEV領域を積極的に使うことができるので実燃費にも期待できます。
実際走らせてみると、1820kgとそれなりに重量のあるボディですが、発進加速はスムーズです。アクセルコントロールによってモーター走行の領域をうまく使いエコドライブが可能なのはもちろん、坂道ではエンジンとの協調制御でグイグイと力強く加速します。また電池が十分に充電されていれば専用のスイッチを押すことでEVモードでの走行も可能です。今回はそれほど多くの距離は走れませんでしたが高速道路も全体の50%、山道も積極的に加速した状態で18.4km/Lという結果でした。ただしこれは2名乗車での結果、多人数になれば当然実燃費は下がります。それでもモーター自体のトルクもあり、全体としてのドライバビリティは高いレベルにあります。
前述したようにシステムとしては既存のものですので目新しさはありませんが、元々オデッセイに搭載されているシステムをステップワゴンに組み込んだところ、全長が100mmもオーバーしてしまったそうです。そのためにパッケージにあった専用骨格を新設計するなどマイナーチェンジの追加モデルのレベルではないほどお金がかかっています。
ステップワゴンのようなミニバンの場合、室内空間は重要な要素です。ハイブリッドシステム、特にIPU(インテリジェントパワーユニット)を床下に組み込んでも室内高はガソリン車とほぼ同等の数値をキープしていますし、ステップワゴンの売りのひとつである3列目シートの床下格納も犠牲にしていません。
その内装も新たに設定したEPB(電子制御パーキングブレーキ)などを配置した専用の大型コンソール、さらにA4サイズの書類が入るブリーフケースも置けるトレイ形状のスペースなど実用度も向上しています。実際よく見るとこのスペース、内張の部分に柔らかい素材を使うことで革製バッグなどが傷つきにくくしたり、ヘッドレストレインとの固さも従来より柔らかめにすることで快適性を向上させるなどきめ細かい配慮がされています。
先進安全装備も同社の「ホンダセンシング」が全グレード標準装備されます。特にハイブリッドモデルにはACC(アダプティブクルーズコントロール)の渋滞時追従機能が付くのですが実際使ってみると加減速のフィーリングも悪くありません。非常に便利な機能ゆえにこれに関してはガソリンターボ車にも機能追加を強く希望します。
静粛性、乗り心地も従来のガソリンターボ車よりレベルを向上させており、燃費性能も期待できるステップワゴンハイブリッドですが、やはり気になるのがその価格でしょう。ハイブリッドは3グレードありますが、装備と価格のバランスを考えると真ん中の「SPADA ハイブリッドG ホンダセンシング(335万160円)」がベストバランスです。
ライバルのトヨタ・ヴォクシーのハイブリッドZSが326万9160円ですが、トヨタのこのクラスのミニバンの先進安全装備はACCが無いことなども含め、正直ステップワゴンには負けています。装備もステップワゴンの方が価格差以上に充実しておりこの点ではライバルよりアドバンテージがあります。
ただそれでも価格は高めと感じたり、それほど距離は乗らないのであれば同等装備で約50万円安いガソリンターボも候補に入れておくのも選択肢としては“有り”です。つまりハイブリッドの登場でガソリンターボ車の立ち位置もはっきりしたことで双方が魅力的なモデルとなったことを感じました。
- レビュー対象車
- 試乗
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ステップワゴンスパーダの中古車 (全4モデル/3,962物件)
-
- 支払総額
- 447.8万円
- 車両価格
- 438.0万円
- 諸費用
- 9.8万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 3km
-
- 支払総額
- 430.2万円
- 車両価格
- 420.4万円
- 諸費用
- 9.8万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 12km
-
- 支払総額
- 430.2万円
- 車両価格
- 420.4万円
- 諸費用
- 9.8万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 10km
-
- 支払総額
- 439.8万円
- 車両価格
- 429.8万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 6km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
20〜671万円
-
24〜720万円
-
25〜566万円
-
19〜595万円
-
17〜581万円
-
16〜499万円
-
116〜516万円



















