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『コンパクトカーと価格は同等だがバランス悪し』 ダイハツ ムーヴ 2014年モデル microchipatmelさんのレビュー・評価
ムーヴ 2014年モデル
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ムーヴの新車
新車価格: 111〜150 万円 2014年12月12日発売〜2023年6月販売終了
中古車価格: 17〜221 万円 (2,025物件) ムーヴ 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ダイハツ > ムーヴ 2014年モデル > Xターボ SAIII
よく投稿するカテゴリ
2020年12月28日 14:14 [1401338-2]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 2 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 1 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 2 |
自家用車として新車から1年半使用しております。モデル末期ですが、ご検討の参考となれば幸いです。
ダイハツムーヴX SA3ターボ
【エクステリア】
外観は中性的で乗り手を選ばず良いと思います。逆に言えば意匠性は無く、事務用品的です。従来モデルからの改良点として、ドア外装鋼板の薄板化が実施されたとのことですが、軽量化の代償としてベコベコです。ドアを締めると「バゴン!」と一斗缶を叩いたような音が響き、質感も何もありません。普通はこうならないように補強を裏に入れるのですが、その数百グラムすら削ったということでしょう。もちろんサイドインパクトビームは入っていますので、側面衝突への安全性は問題ありません。
【インテリア】
10年前の設計とはいえ、定番モデルですから内装の利便性は徹底されています。細かいところですが、運転席側のカップホルダーは大きすぎてペットボトルが転倒することがあります。牛乳パック直飲みを想定しているのでしょうか?
【エンジン性能】
円熟の3代目KF-DETエンジンですから、パワーもトルクも必要十分にあります。高速道路でもエンジンとトランスミッションは問題ありません。100km/h走行中のエンジン回転数は3000rpmを下回り、静粛性も非常に高い水準です。短距離走行のシビアコンディションですので、エンジンオイル交換周期は2500km毎となります。頻繁に交換せねばなりませんが、排気量の割に高性能な高圧縮ターボエンジンなので仕方ありません。
【走行性能】
ドライブトレーンの高い性能・完成度と比較して、全く釣り合わないシャシー性能です。サスペンションが柔らかすぎてタイヤの接地感が伝わってきません。常にフワフワとしており、ハンドリングもあやふやです。高速道路では80km/hを超えると直進安定性が低下し、ハンドルを強く保持しないと直進状態を維持できません。プロフェッショナルレビューに於いてボディ剛性が高いというコメントがありますが、全く逆で剛性感は非常に低いと私は感じます。
【乗り心地】
柔らかすぎるサスペンションにより、240kPa指定の高圧タイヤにも関わらず乗り心地は良好です。前輪にはスタビライザーも入っているので、横揺れは許容範囲に抑えられています。
【燃費】
平均20km/Lですので、JC08モード燃費から見ても妥当です。ドライブトレーンの問題点として指摘すべき項目かもしれませんが、本車のアイドリングストップ制御は最悪です。赤信号で自然に減速し、ゆっくりとブレーキを調整しながら前車との距離を詰める途中でエンジンが止まり、間隔調整のために再始動が必要となります。右折の指示器を出しているのにエンジンが止まり、右折チャンスに素早く反応出来ません。エンジンの再始動制御自体は良好ですが、停止条件の設定が安全運転の観点から不適切と考えます。上記のいずれの問題もマツダデミオのiストップでは問題ありません。JC08モード燃費が終了した今、このような制御ロジックは即刻やめるべきだと思います。
【安全性】
今どき常識のサイドエアバッグは最上位モデルだけにオプション装備です。国内各社を見ても安全性への意識は最低レベルと言えます。スマートアシストは運転の邪魔ばかりして来ます。指示器を出しながら車線を跨ぐと車線逸脱警報、信号待ちで側道からの合流車を入れてあげると前車発進警報、急カーブで衝突警報と誤報しかありません。誤報は安全運転の妨げになるので、警報用のスピーカーは切ったほうが良さそうです。競合他社と比較して評判の悪いスマートアシストですが、無いよりはマシだと考えておりました。しかし結果は無いほうがマシでした。
【価格】
最上位で137万円は安く見えますが、サイドエアバッグ等を装備したデミオが160万円です。肝心のエアバッグを抜いて、運転の妨げになるスマートアシストだけ付いている見掛け倒しです。家族の希望で軽を選びましたが、自動車の基本的な性能を考えると割高と言わざるを得ません。個人的な嗜好で言えば、多少ぶつけたり擦っても登録車に乗るべきだと考えます。
【総評】
同時に使用している2014年モデルのマツダデミオと比較すると、加速力は遜色なく非常に良好です。一方で自動車としての内外装の質感、ドアの開閉時の感触(デミオはドムッと高級車風、ドア自体も安っぽい感触は皆無)、走行中の安定性、ハンドリング、ボディの剛性感、安全装備など、ドライブトレーン以外のすべてが負けています。この両者は装備を揃えると15万円差程度ですから、軽自動車は失うものがあまりに多すぎます。次期型がN-WGNなどに対抗できる装備で登場すれば、さらなる価格上昇は必定でしょうから、なおさらコンパクトカーとの競合が激しくなりそうです。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年8月
- 購入地域
- 和歌山県
- 新車価格
- 137万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった13人(再レビュー後:10人)
2020年12月22日 18:30 [1401338-1]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 2 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 1 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 2 |
自家用車として新車から1年半使用しております。モデル末期ですが,ご検討の参考となれば幸いです。
ダイハツムーヴX SA3ターボ
【エクステリア】
外観は中性的で乗り手を選ばず良いと思います。逆に言えば意匠性は無く,事務用品的です。従来モデルからの改良点として,ドア外装鋼板の薄板化が実施されたとのことですが,軽量化の代償としてベコベコです。ドアを締めると「バゴン!」と一斗缶を叩いたような音が響き,質感も何もありません。普通はこうならないように補強を裏に入れるのですが,その数百グラムすら削ったということでしょう。もちろんサイドインパクトビームは入っていますので,側面衝突への安全性は問題ありません。
【インテリア】
10年前の設計とはいえ,定番モデルですから内装の利便性は徹底されています。細かいところですが,運転席側のカップホルダーは大きすぎてペットボトルが転倒することがあります。牛乳パック直飲みを想定しているのでしょうか?
【エンジン性能】
円熟の3代目EF-DETエンジンですから,パワーもトルクも必要十分にあります。高速道路でもエンジンとトランスミッションは問題ありません。100km/h走行中のエンジン回転数は3000rpmを下回り,静粛性も非常に高い水準です。短距離走行のシビアコンディションですので,エンジンオイル交換周期は2500km毎となります。頻繁に交換せねばなりませんが,排気量の割に高性能な高圧縮ターボエンジンなので仕方ありません。
【走行性能】
ドライブトレーンの高い性能・完成度と比較して,全く釣り合わないシャシー性能です。サスペンションが柔らかすぎてタイヤの接地感が伝わってきません。常にフワフワとしており,ハンドリングもあやふやです。高速道路では80km/hを超えると直進安定性が低下し,ハンドルを強く保持しないと直進状態を維持できません。プロフェッショナルレビューに於いてボディ剛性が高いというコメントがありますが,全く逆で剛性感は非常に低いと私は感じます。
【乗り心地】
柔らかすぎるサスペンションにより,240kPa指定の高圧タイヤにも関わらず乗り心地は良好です。前輪にはスタビライザーも入っているので,横揺れは許容範囲に抑えられています。
【燃費】
平均20km/Lですので,JC08燃費から見ても妥当です。ドライブトレーンの問題点として指摘すべき項目かもしれませんが,本車のアイドリングストップ制御は最悪です。赤信号で自然に減速し,ゆっくりとブレーキを調整しながら前車との距離を詰める途中でエンジンが止まり,間隔調整のために再始動が必要となります。右折の指示器を出しているのにエンジンが止まり,右折チャンスに素早く反応出来ません。エンジンの再始動制御自体は良好ですが,停止条件の設定が安全運転の観点から不適切と考えます。上記のいずれの問題もマツダデミオのiストップでは問題ありません。JC08燃費が終了した今,このような異常な制御ロジックは即刻やめるべきだと思います。
【安全性】
今どき常識のサイドエアバッグは最上位モデルだけにオプション装備です。国内各社を見ても安全性への意識は最低レベルと言えます。スマートアシストは運転の邪魔ばかりして来ます。指示器を出しながら車線を跨ぐと車線逸脱警報,信号待ちで側道からの合流車を入れてあげると前車発進警報,急カーブで衝突警報と誤報しかありません。誤報は安全運転の妨げになるので,警報用のスピーカーは切ったほうが良さそうです。競合他社と比較して評判の悪いスマートアシストですが,無いよりはマシだと考えておりました。結果は無いほうがマシでした。
【価格】
最上位で135万円は安く見えますが,サイドエアバッグ等を装備したデミオが160万円です。肝心のエアバッグを抜いて,運転の妨げになるスマートアシストだけ付いている見掛け倒しです。家族の希望で軽を選びましたが,自動車の基本的な性能を考えると割高と言わざるを得ません。個人的な嗜好で言えば,多少ぶつけたり擦っても登録車に乗るべきだと考えます。
【総評】
同時に使用している2014年モデルのマツダデミオと比較すると,加速力は遜色なく非常に良好です。一方で自動車としての内外装の質感,ドアの開閉時の感触(デミオはドムッと高級車風,ドア自体も安っぽい感触は皆無),走行中の安定性,ハンドリング,ボディの剛性感,安全装備など,ドライブトレーン以外のすべてが負けています。この両者は装備を揃えると15万円差程度ですから,軽自動車は失うものがあまりに多すぎます。国内専売モデルはまともにお金を掛けられないという現実を見ました。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年8月
- 購入地域
- 和歌山県
- 新車価格
- 137万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった3人
「ムーヴ 2014年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年4月20日 10:48 | ||
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| 2024年4月6日 09:59 | ||
| 2023年7月27日 15:13 | ||
| 2023年6月10日 11:00 | ||
| 2022年7月18日 15:48 | ||
| 2022年5月22日 10:55 | ||
| 2022年2月3日 11:16 | ||
| 2021年12月2日 23:40 | ||
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- 車両価格
- 18.0万円
- 諸費用
- 5.0万円
- 年式
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- 走行距離
- 15.4万km
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