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『地味にイイ車』 日産 NV200バネット バン 商用車 2009年モデル 安くて結構!さんのレビュー・評価
NV200バネット バン 商用車の新車
新車価格: 234〜301 万円 2012年6月8日発売
NV200バネット バン 商用車の中古車
中古車価格: ― 円
自動車(本体) > 日産 > NV200バネット バン 商用車 2009年モデル > DX 4WD (2/5人乗り)
2025年5月19日 05:23 [1938796-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
【生産終了!?】
2025年5月18日の共同通信社のニュースで日産は日産車体湘南工場の閉鎖とそこで生産されているNV200の生産終了も検討していると報じられました。今後は収益性の高い車種に絞って生産していく戦略のようです。
NV200は地味に良い車なので、気になる方は是非レンタカーでご試乗され、気に入ったら生産終了となる前にご注文なさることをオススメ致します。
【操縦性・運動性能】
4WDならではの粘りもあるでしょう。着座位置が高いにも関わらず、フリードよりロール感が少なくて、タイトコーナーが続く首都高速都心環状線でも振り回せました。プロボックスに次いで商用車で最高クラスのハンドリングじゃないでしょうか?
ハンドルの角度もトラックのように寝ているので肩が凝りません。チルトだけでなくテレスコピック調整も付けて欲しいです。
【動力性能】
4WD車は4速ATを継続採用。シフトショックと無縁なトルクコンバーターとエンジンのマッチングが素晴らしく、1600?という控えめな排気量ながら、実に伸びやかで爽快な走りをします。
【燃費】
高低差の少ない高速主体の走行で12.8km/Lでした。渋滞区間があったのと、渋滞を抜けたあとに結構飛ばしたので、フリード・クロスター(ガソリン2WD)より不利な条件ではありますが、19.9km/Lと比べると燃費の差が大き過ぎます(涙)
【取り回し】
良好な前方視界。前席左右のウエストラインが大きく下がっていて車幅感覚も掴みやすい。
リアアンダーミラーの存在も後退し易さに繋がっています。
ボンネット先端の位置がやや分かり辛い点は軽バンに対する弱点ですね。
最小回転半径が2WDより不利な4WDは、ハンドルの切り始めはハンドルがやや重く感じられ小回りが効かないと感じますが、曲がれば曲がるほど後軸左右の回転差が増幅されて小回りしやすくなる感覚があります。結果的に何事もなかったかのように狭路を曲がり切っています。
【積載性・居住性】
商用車を使ったことがある人ならすぐに気づくと思いますが、NV200は外観寸法に比して異常なほどに荷室空間が広いのです。リアタイヤハウスの張り出しが少なくて、床面地上高に至ってはプロボックスの585mmよりも低い520mm(2WD)555mm(4WD)です。
この積載性の高さは3列シートのワゴン車の居住性の高さにも生かされていて、2列目・3列目の間隔をさほど取らなくても良好な姿勢で座らせることが可能になっています。どの座席も見た目より良好な座り心地です。
2列目以降は窓の位置が高くて眺望があまり宜しくないでしょうが、このしっかりした座り心地なら、長時間乗車の疲労度はフリードやシエンタよりNV200の方が少ないのではないかと想像します。
少なくても運転した私は全く疲れませんでしたし、振り回して運転したにも関わらず、助手席にいた妻の苦言もありませんでした。
ちなみに妻のNV200に対する総括は『クラシックなクルマだけど全然不快じゃない。程よい硬さで安定感があり、飛ばしてたけど地面に張り付いてる感じがあって不安感はなかった。』でした。
地面に張り付いているというのは、3つのデフが常時動いていて、かつリアサスがマルチリンクであるこのクルマの特性だと思います。板バネである2WD車を観察すると常時リアがポンポン跳ねてるんですよね。だから多少燃費が悪くなってもNV200は4WD車で乗りたいのです。4WDを選択するとスペアタイヤが無くなってしまうのが玉に瑕ですが。
【装備】
グレードを分けなくてもいいと思えるほど質素な装備です。GXならエアコンはオートにするべき。逆に無塗装樹脂バンパーはDXでしか選べないのは不親切では。装備内容を現代水準に合わせ、アースカラーを中心にボディカラーを更新すれば、まだまだ戦えるクルマであると思います。
【試乗動機】
常用できる最小のキャンピングカーベース車として注目しました。比較検討したのはフリード・クロスター。タウンエースはペダルオフセットが惨すぎて候補から除害しています。
求めた条件は次の通り。
1:エンジン停止して快適に車中泊するためにFFヒーターとルームエアコンを架装すること。
2:運転席・助手席を前傾せずに2列目以降に180cm程度のフルフラットで室内幅を目一杯使える寝室を設定できること。
3:普段は4人ないし5人乗りの乗用車として使えるよう、2列目シートは架装前と同等の座り心地を保つこと。
4:ボディの耐久性、雨漏れ等の不安、運動性能を落としたくないので屋根は固定式。
5:登録区分は問わない。
6:できれば4WD車。
キャンピングカーショーなどで問い合わせた結果、この条件を満たす架装が可能なビルダーを見つけましたが、ルームエアコンの室外機設置場所がスペアタイヤの位置になってしまい、以下の理由でNV200キャンピングカーは断念しました。(フリードも断念)
7:走行中の土砂の巻き上げによる室外機故障の不安。
8:2WD車はスペアタイヤを取り外すことになる。
9:そもそも4WD車を選べない。
キャンピングカーにすることを断念したからといってこのクルマを低く評価するつもりはありません。私の最大限のワガママに僅かに届かなかっただけなのです。常用できる最小のキャンピングカー探し自体も中止しました。つまりNV200が私の理想に最も近かったのです。
日産はNV200の生産終了を検討しているそうですが、むしろ攻めに転じて欲しいですね。
【NV200バネット・マイルーム/マルチベッド】を更に昇華させた【NV200バネット・カプセルホテル】なるものを作って頂きたいと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人(再レビュー後:0人)
2025年2月23日 15:14 [1938796-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
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|---|---|---|
燃費と静粛性なら2WD。グリップ感と乗り心地の良さなら4WD。 |
荷室空間を一切犠牲にしないで4WD化に成功。その代わりスペアタイヤが装着不可に。 |
視界はかなり良好。フロントオーバーハングが長いので取り回しは軽1boxに負ける。 |
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若干圧迫感のある後席空間ですが、座り心地は見た目より良い。ピロー付きも選択可。 |
NV200にもe-powerモデルを用意してほしい。 |
【操縦性・運動性能】
4WDならではの粘りもあるでしょう。着座位置が高いにも関わらず、フリードよりロール感が少なくて、タイトコーナーが続く首都高速都心環状線でも振り回せました。プロボックスに次いで商用車で最高クラスのハンドリングじゃないでしょうか?
ハンドルもトラックのように寝ているので肩が凝りません。チルトだけでなくテレスコピック調整も付けるべきです。
【動力性能】
4WD車は4速ATを継続採用。シフトショックと無縁なトルクコンバーターとエンジンのマッチングが素晴らしく、1600?という控えめな排気量ながら、実に伸びやかで爽快な走りをします。
【燃費】
高低差の少ない高速主体の走行で12.8km/Lでした。渋滞区間があったのと、渋滞を抜けたあとに結構飛ばしたので、フリード・クロスター(ガソリン2WD)より不利な条件ではありますが、19.9km/Lと比べると燃費の差が大き過ぎます(涙)
【取り回し】
良好な前方視界。前席左右のウエストラインが大きく下がっていて車幅感覚も掴みやすい。
リアアンダーミラーの存在も後退し易さに繋がっています。
ボンネット先端の位置がやや分かり辛い点は軽バンに対する弱点ですね。
最小回転半径が2WDより不利な4WDは、ハンドルの切り始めはハンドルがやや重く感じられ小回りが効かないと感じますが、曲がれば曲がるほど後軸左右の回転差が増幅されて小回りしやすくなる感覚があります。結果的に何事もなかったかのように狭路を曲がり切っています。
【積載性・居住性】
商用車を使ったことがある人ならすぐに気づくと思いますが、NV200は外観寸法に比して異常に広大な荷室空間なんです。リアタイヤハウスの張り出しが少なくて、床面地上高に至ってはプロボックスの585mmよりも低い520mm(2WD)555mm(4WD)です。
この積載性の高さは3列シートのワゴン車の居住性の高さにも生かされていて、2列目・3列目の間隔をさほど取らなくても良好な姿勢で座らせることが可能になっています。どの座席も見た目より良好な座り心地です。
2列目以降は窓の位置が高くて眺望があまり宜しくないでしょうが、このしっかりした座り心地なら、長時間乗車の疲労度はフリードやシエンタよりNV200の方が少ないのではないかと想像します。
少なくても運転した私は全く疲れませんでしたし、振り回して運転したにも関わらず、助手席にいた妻の苦言はありませんでした。
ちなみに妻の総括は『クラシックなクルマだけど全然不快じゃない。程よい硬さで安定感があり、飛ばしてたけど地面に張り付いてる感じがあって不安感はなかった。』でした。
地面に張り付いているというのは、3つのデフが常時動いていて、かつリアサスがマルチリンクであるこのクルマの特性だと思います。板バネである2WD車を観察すると常時リアがポンポン跳ねてるんですよね。だから多少燃費が悪くなってもNV200は4WD車で乗りたいのです。4WDを選択するとスペアタイヤが無くなってしまうのが玉に瑕ですが。
【装備】
グレードを分けなくてもいいと思えるほど質素な装備です。GXならエアコンはオートにするべき。逆に無塗装樹脂バンパーはDXでしか選べないのは不親切では。装備内容を現代水準に合わせ、アースカラーを中心にボディカラーを更新すれば、まだまだ戦えるクルマであると思います。
【試乗動機】
常用できる最小のキャンピングカーベース車として注目しました。比較検討したのはフリード・クロスター。タウンエースはペダルオフセットが惨すぎて除害しています。
求めた条件は次の通り。
1:エンジン停止して快適に車中泊するためにFFヒーターとルームエアコンを架装すること。
2:運転席・助手席を前傾せずに2列目以降に180cm程度のフルフラットで室内幅を目一杯使える寝室を設定できること。
3:普段は4人ないし5人乗りの乗用車として使えるよう、2列目シートは架装前と同等の座り心地を保つこと。
4:ボディの耐久性、雨漏れ等の不安、運動性能を落としたくないので屋根は固定式。
5:登録区分は問わない。
6:できれば4WD車。
キャンピングカーショーなどで問い合わせた結果、この条件を満たす架装が可能なビルダーを見つけましたが、ルームエアコンの室外機設置場所がスペアタイヤの位置になってしまい、以下の理由でNV200キャンピングカーは断念しました。
7:走行中の土砂の巻き上げによる室外機故障の不安。
8:2WD車はスペアタイヤを取り外すことになる。
9:そもそも4WD車を選べない。
キャンピングカーにすることを断念したからといってこのクルマを低く評価するつもりはありません。私の最大限のワガママに僅かに届かなかっただけなのです。常用できる最小のキャンピングカー探し自体も中止しました。つまりNV200が私の理想に最も近かったのです。
日産はNV200の減産を検討しているそうですが、むしろ攻めに転じて欲しいですね。
【NV200バネット・マイルーム/マルチベッド】を更に昇華させた【NV200バネット・カプセルホテル】なるものを作って頂きたいと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人
「NV200バネット バン 商用車 2009年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年5月19日 05:23 | ||
| 2025年5月19日 01:17 | ||
| 2022年11月10日 20:15 | ||
| 2022年11月9日 18:05 | ||
| 2021年11月5日 07:43 | ||
| 2021年4月23日 12:21 | ||
| 2019年5月3日 23:23 | ||
| 2017年6月12日 14:26 |
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42〜749万円
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58〜1433万円
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32〜873万円
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27〜614万円
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